［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　ジェイド王国とイバラシティを結ぶ転送陣の調子が悪いらしく、ユカラは暫く戻って来れないらしい。
ユカラの実家は向こうにあるから滞在期間が伸びても問題は特にないし、学校の先生という立場なのでユカラの欠席届けを承認してもらうのは簡単だった。
　転送装置の故障なら直すのも私の得意のジャンルではあるのだが、今回のトラブルはジェイド王国と他の世界に繋がる魔法的な道が安定していないという周期に入ったものなので、時が経てばもとに戻る。
無理して転送しようものなら、途中に余計な要素が加わって五体満足で帰れなかったり全然違う場所に飛ばされたりしてしまうのである。
最近はトラックを媒介にして、その衝撃により異世界に飛ばされてしまう事故が多発しているが、あれも転送陣の安全装置の故障が原因だと言われている。
という事で、無理してユカラが戻ってきてスライムになったりハエ男になったりしたら大変なので、素直に転送装置が直ってから戻ってくるのを待つ事にした。
　ユカラが居ない間、特にマグノリアちゃんが私の事を気遣ってくれていて、食事が終わったり部屋にいるときにちょこちょこ話し相手になってくれたりした。
　お陰で特に気分も下がることなく……って、ユカラが少し戻ってこないだけでそんなに見た目から分かるぐらい元気無かったのだろうか。マグノリアちゃんが心配するほどだったかと思うと、色々な方面に申し訳なくなってくる。
　でもそういえば、アズちゃんもなんかソワソワしてたし、ユカラが暫くいないことは結構寂しい事だったのかもしれない。私にもアズちゃんが「自前の転送陣は持ってるから、ユカラくん連れて帰って来ようかな……」って相談してくれてたっけ。
　転送陣で戻ってこれなくても、連絡用の水晶でサクラの家経由で連絡は取れるのだけど、サクラから「ユカラくんが考える時間がほしいから、イバラシティに戻るまで連絡も控えたいって」旨を伝えられたので、なんかこう連絡を取りづらくなってしまっている。

　そんな中でいつも通りに仕事を片付けていると、インテグラセンターの局長から呼び出しが掛かった。特に何かミスをやらかした記憶は無いので、悪い話ではないとは思うけど。
ただ、わざわざ呼び出しがあるというのは、それなりに大きなイベントが起こるという事なので、少し緊張しながら局長室の扉を叩くのだった。

「失礼します、司書の佐藤です」
「おお、待っていたよ。入りたまえ」

ジェイド王国の名前ではウルドなのだが、最近すっかり佐藤深雪の名前が定着してみんなからも佐藤さんと呼ばれる様になった。
まぁ、漢字の名前ばかりの所にどう見ても日本人な私がウルドって名乗ってる方が、社会的に浮いてたからかえって気が楽ではある。
　局長の声が聞こえたので、扉を開けて部屋に入ると美人の事務員さんがソファーの方へと案内してくれた。
局長も机の方ではなくソファーの方に座っていたので、テーブル越しに私も座ってお茶を淹れてもらった。

「実はだね。私の方がすぐに入院と言うわけでは無いのだか、少し厄介な病気にかかっててしまってね。長期療養に入る予定になったんだよ。それで、後任を決めておかないといけなくてね」
「なんと……詳しくはおたずねしませんけど、手術が成功しますように」
「ありがとう。そこでなんだがね、佐藤さんに局長を任せたいと思っているんだが」
「えっ、何ですと？」

　素っ頓狂な声を上げる私に、局長はツボに入ったらしくちょっと吹いた。

「いやいや、突然のとこですまないね。だが、普段の働きぶりを加味しての判断なんだよ。佐藤さんはインテグラセンターに無くてはならない存在だからね」
「えっ、そんな私頑張ってましたっけ？　身に覚えがまったくないのですが」
「いやいや、仕事の処理能力の速さは他に類を見ないよ。みんな逆に佐藤さんに頼り過ぎな部分があるからね、監督者側で今後はその力を発揮してほしい」

　どうやら局長さんは、私が時間を止める力を使って仕事を無理無理終わらせて帰ってるのを知らないらしい。
そんな便利な能力がバレたら、ますます社会の歯車の中に組み込まれて、いつも懐中時計を使わないと帰れない仕事しか来なくなる未来が見えた。

「あー、それってもしかしていつも仕事を定時で帰ってるアレですか。あれはその……いや、なんでもねえです」
「うん。だが安心してくれたまえ。局長になると責任は重いが、仕事の中身は管理全般だから軽くなると言ってもいい。その上給料も高い。いい事ばかりだよ佐藤くん」
「あー……はい。ありがたいお言葉なのですが、少し考えさせてください」
「そうか。急な話だったからね。まだ私もすぐに入院という訳では無いから、引き継ぎの期間もあるし良い答えを待ってるよ」

　局長さんの話を聞いたあと、大使館へと帰宅する私であった。
うーん、昇格自体はありがたいけど局長やるって事はずーっとイバラシティで働く事になるって事だよね。
イバラシティで過ごすことになったら、ユカラが流石にこっちに残るって事は無くない？
あったとしても法律が日本と変わらないから、ユカラが私かアズちゃんを選ぶ選択も強いるようになるじゃんかね。
　なんか私一人で決断するには重すぎる話だった。でもユカラに相談して、俺のことは気にしなくて局長になりなよって言われるのはもっとショックだな。
　まさか私が昇格と結婚を天秤にかけて悩むなんて思ってもみなかった。
真剣にユカラの事と自分の事を考えないといけない時期に来たのだと、思い知る一日となるのだった。

ENo.841 アズ とのやりとり


ENo.893 ラノザ とのやりとり

ItemNo.15 ラベンダーのサシュ を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 増幅40 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

OL をエイドとして招き入れました！

ラノザ(893) から 74 PS 受け取りました。

合成LV を 19 DOWN。（LV75⇒56、+19CP、-19FP）

時空LV を 5 UP！（LV40⇒45、-5CP）
装飾LV を 24 UP！（LV75⇒99、-24CP）

ユカラ(839) により ItemNo.3 藤 から射程3の呪器『大人の最強恋愛漫画4月号』を作製してもらいました！
　⇒ 大人の最強恋愛漫画4月号／呪器：強さ881／［効果1］魅域40 ［効果2］－ ［効果3］自滅19【射程3】

ItemNo.7 ビール瓶 から楽器『マグノリアちゃんラバーストラップ』を作製しました！
　⇒ マグノリアちゃんラバーストラップ／楽器：強さ218／［効果1］閃撃40 ［効果2］－ ［効果3］－

ラノザ(893) の持つ ItemNo.7 立派な羽 から御守『フラッシュライト』を作製しました！

神宮寺みぅ(1016) により ItemNo.1 榧 から重鎧『夏用レトロワンピース』を作製してもらいました！
　⇒ 夏用レトロワンピース／重鎧：強さ245／［効果1］反乱45 ［効果2］－ ［効果3］－

アカイホノオ(1305) とカードを交換しました！

INSOUL （インソウル）


ムスケルクラフト を研究しましたが既に最大深度でした。
ムスケルクラフト を研究しましたが既に最大深度でした。
ムスケルクラフト を研究しましたが既に最大深度でした。
ギャンブリングハウス を研究しました！（深度0⇒1）
ギャンブリングハウス を研究しました！（深度1⇒2）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ユカラ(839) に移動を委ねました。

チナミ区 D-3（隔壁）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
体調が全回復しました！

『リュウジン区 P-15：チェックポイント《渡し舟》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - ユカラ(839) の選択は リュウジン区 P-15：チェックポイント《渡し舟》

MISSION!!
アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》 を選択！
　　 - ユカラ(839) の選択は アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》

［821 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［444 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［481 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［200 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［410 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［328 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［263 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［189 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［111 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［146 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［146 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［299 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［41 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［203 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［89 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［99 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［90 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［76 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［56 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［5 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［21 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［43 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［0 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［11 / 100］ ―― 《黒い渦》不運



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

Cross+Rose越しにどこかの様子を見ているエディアン。




　

　

　











いくつかの映像が映し出される。

　







　

不思議そうにするエディアンを見て、軽くため息をつく白南海。






　






　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。



再び現れる守護者。

　　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！