［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　
　

---

　
　
２７回目
　4/15





　

---

　
　

---

　
　

---

　
　

---

　
　
道具に意思はない。
意思があるように見えたとしても、
それは道具自体のものじゃない。使うものの意思だ。

道具に害意があるように見えてもそれは錯覚だ。
それは、有毒性という性質にすぎない。
　
　

---

　　
　

---

　
　

---

　
　

ジャン＝アトラメンタルは、霊幹の世界アトラメンタルの王子として生まれた。

アトラメンタル家は万物に宿る霊的存在との交信能力に秀でた家系であり、
その分割世界における絶対的な地位を築いていた。

野心から王政を強いたわけではなく、
過去から続く功績の積み重ねにより、初代の王が生まれ、
その後の子孫も代々、この世界の生活基盤となる霊的存在との橋渡し役として、
世界の代表者として君臨し続けたのも、自然な成り行きであった。

アトラメンタル家は優秀な王家として世俗に親しまれ、
王家の力により世界内の生活は安定し、
数ある分割世界の中でも、
暮らしやすく平和で幸福な世界として、名を馳せるようになった。


ジャンもまたその血筋に相応しく、
幼き頃から霊的存在の活性能力に優れた才能を有していて、それは彼の周囲を大層喜ばせた。
未来の王として周囲からの期待を一身に受けて育った彼は、
しかし、残念ながら王としての役割には全く興味がなかった。
むしろ、大好きだった本を読む時間を、
公務や霊的鍛錬に邪魔されることを、煩わしいとすら思っていた。

彼の夢は一貫して、文筆家となり、大衆の心に残る作品を生み出すことであった。
最初こそ子供の語る夢としてにこやかに聞いていた周囲も、
彼がいつまでもその夢を諦めず、
それどころか、日に日に熱量を増して語るようになるにつれて、少しずつその表情は険しくなり。
彼の立場を説明し、諭し、より立派で重要な責務があることを説くようになった。


ジャンは不満だった。
そもそも王政は職業選択の自由を阻む人権侵害だ。
治世は、生まれや血筋ではなく、やりたい者がやるべきだと主張した。

彼の主張を聞く周囲は、本の読み過ぎで彼がひねくれてしまったと嘆くようになり、
彼から本を遠ざけるようになった。

それでもジャンは自身の夢を諦めなかった。
読む本がないのであれば書くしか無い。
彼は日が沈んでから就寝するまでの限られた時間の中で、
自身の思いつく限りの物語を、綴り続けた。

たとえどんなに不自由であろうと。
ペンと紙と、それから、インクさえあれば。

ジャンは無心に書き続けた。
その手がインクに擦れて真っ黒に汚れようとも、構わずに。
書くことだけが、彼を自由な世界へと導いてくれるのだから。
熱が入るあまり、その手が、熱意が、
意図せず何かを生み出していることにも、気づかないほどに。
ただひたすら、書いた。書き綴った。









―――そんなある夜のこと。

「ジャン」

書き疲れて寝ようとしていた彼の耳に、名を呼ぶ声が聞こえた。
誰も居ないはずの自室で。

「わたしよ、ジャン」

声は、机の上から聞こえる。
訝しげに机の上を見ると、
小さな人型の、真っ黒な何かが、そこに立っていた。

「……お前は、なんだ？」

「わたしはインクから生まれた精霊よ。
　あなたの溢れる創作意欲が生み出したものよ」

「……私が………？」

「そうよ、ジャン。
　あなたがわたしを産んだのよ。
　わたしにはまだ名前がないわ。
　だからあなたにつけてほしいのよ、ジャン。
　だって、わたしはあなたから生まれたのだから。
　いつもあなたが書いているお話の登場人物達のように、
　素敵な名前をつけてちょうだいね、ジャン」

「……………」




こうしてある日突然生まれたエカトリーチェは、
まさにインクそのものという性質を有しているようだった。

それは、「ヒトが思い描いた夢を、自分が協力して実現すること」が、至上の喜びだと語った。

インクはヒトが文字や絵図を書き記すために作られたものだ。
しかして、本人には「こうしたい」とか「ああしたい」とかいう欲望がないという。
それは、ヒトの欲望を"代筆"するために存在するのだという。


それからしばらく、エカトリーチェと語り合った。
創作に関する話を真面目に聞いてくれるものは、もう周囲には誰も居なかったので、
ジャンは、話をするのが楽しくて仕方がなかった。
エカトリーチェは、周囲に否定され、
空っぽになっていたジャンの心の器を満たしていった。


エカトリーチェはジャンの作品を褒めそやした。

エカトリーチェは、優しく語った。

彼の作品は素晴らしく、彼が文筆家として大成すべき器であること、

彼が王位継承者という地位に甘んじているのは残念で、

彼は夢を叶えるために、

自らの意思で状況を変える必要があるということ。






その真っ黒なインクで、器が満たされる頃。

ジャンは、ふと気がつくと、手が、汚れていた。
いつものインク汚れではなく、それは紅黒い何か。
握りしめたのもペンではなく、もっと鋭利で。

周りには、書き散らした紙の代わりに、骸が転がっている。
王族達の、親族達の骸が。




エカトリーチェのおかげで、長年の夢、王政廃止の夢が叶ったのだ。

これからは好きなだけ、創作活動に打ち込める。

本も好きなだけ読むことができる。

もはや、なにものにも縛られることはないのだ。






―――――ありがとう、エカトリーチェ












　
　

---

　　
　

---

　　
　

---

　　

アンジニティ追放刑　受刑者リスト


　
　

---

　　
　

---

　
　

---

　
　

ItemNo.23 ジャンクション【凄木＋2】 を破棄しました。
ItemNo.24 ビーフ を破棄しました。

ウチモ(315) から 春の香り を手渡しされました。

ItemNo.23 春の香り を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 耐疫40 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

チャンディー(1321) に ItemNo.15 黒い貝 を送付しました。
チャンディー(1321) に ItemNo.9 角 を送付しました。
ウチモ(315) に ItemNo.16 駄物 を送付しました。
ウチモ(315) に ItemNo.25 上質な布 を送付しました。
ItemNo.19 ホイッスル を ItemNo.9 に持ち替えました。

士円(1230) から 榧 を受け取りました。

付加LV を 15 DOWN。（LV90⇒75、+15CP、-15FP）

制約LV を 9 UP！（LV1⇒10、-9CP）
料理LV を 22 UP！（LV68⇒90、-22CP）

士円(1230) により ItemNo.9 ホイッスル に ItemNo.15 榧 を合成してもらい、ホイッスル を強化しました！（+45）
　⇒ ホイッスル／楽器：強さ208／［効果1］加速30 ［効果2］奪命20 ［効果3］－

ItemNo.29 プロテイン から賄飯『得体のしれないサプリ』をつくりました！
　⇒ 得体のしれないサプリ／賄飯：強さ450／［効果1］強靭21 ［効果2］活力24 ［効果3］鎮痛28

ItemNo.34 謎の肉 から賄飯『なにかの肉を焼いたもの』をつくりました！
　⇒ なにかの肉を焼いたもの／賄飯：強さ200／［効果1］増幅7 ［効果2］攻撃7 ［効果3］強撃7

ItemNo.41 栄養ドリンク+1 から賄飯『怪しい栄養剤』をつくりました！
　⇒ 怪しい栄養剤／賄飯：強さ250／［効果1］活力10 ［効果2］防御14 ［効果3］鎮痛17


坂東(898) とカードを交換しました！

右ストレート （ムスケルクラフト）


スクリーム を研究しました！（深度0⇒1）
レクイエム を研究しました！（深度0⇒1）
テンポラルスウォール を研究しました！（深度0⇒1）

幸星 を習得！
インパクト を習得！
キーンフォーム を習得！
祝福の詩 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

明楽(303) は 冬虫夏草 を入手！
ウチモ(315) は 杏 を入手！
士円(1230) は 杏 を入手！
チャンディー(1321) は 冬虫夏草 を入手！
ウチモ(315) は アンテナ を入手！
明楽(303) は ビーフ を入手！
ウチモ(315) は 桃色の果実 を入手！
ウチモ(315) は ビーフ を入手！
明楽(303) は 何かの歯+1 を入手！
士円(1230) は ビーフ を入手！
ウチモ(315) は 桃色の果実 を入手！
ウチモ(315) は ビーフ を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
士円(1230) のもとに 電波塔 が軽快なステップで近づいてきます。
士円(1230) のもとに ピーチさん がスキップしながら近づいてきます。

チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 明楽(303) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》

MISSION!!
マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》 を選択！
　　 - 明楽(303) の選択は マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》

［821 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［444 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［481 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［200 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［410 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［328 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［263 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［189 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［111 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［146 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［146 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［299 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［41 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［203 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［89 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［99 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［90 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［76 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［56 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［5 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［21 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［43 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［0 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［11 / 100］ ―― 《黒い渦》不運



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

Cross+Rose越しにどこかの様子を見ているエディアン。




　

　

　











いくつかの映像が映し出される。

　







　

不思議そうにするエディアンを見て、軽くため息をつく白南海。






　






　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！