［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［スキル］OK.　

　そろそろバレンタインデーである。
毎年けっこう気合い入れて手作りのチョコを作っていたのだけど、アズちゃんと変に牽制しあうよりマグノリアちゃんもいるしみんなでチョコパしようって事になった。
　確かに必ず友チョコも作るし、女の子同士は配り合いになるのだから一緒にチョコ食べた方が楽しいじゃんって案は同意である。
　という事で今回は何もお菓子を作らないバレンタインになる筈だったのだけど……
　何かユカラにチョコ作って渡すという約束をしてしまったのである。
　どうしてこうなった。

　話はちょっと前に溯る事になる。
　その日はユカラから連絡があって、マグノリアちゃんが調味料を切らせて困ってるから帰りに買ってきてと頼まれた時だった。
　私は大使館に帰るとマグノリアちゃんに約束の調味料を手渡してから、夕飯ができるまで自分の部屋に戻ってちょっとくつろいでいた。

「深雪、帰ってるのか」

　ノックと共にユカラの声。

「うん。マグノリアちゃんにはもう調味料渡しといたよー」

　ドアを開けるほどの用事でも無さそうだし、何より部屋に戻ってメイクも落とさず上着と靴下だけ脱いでベッド寝転がってる状態である。
あまりにもダラしない格好なので、顔を合わせたくない。

「そっちの用事は分かってるよ。深雪に聞きたい事があるんだけど」
「えっ、何？　夕飯後でもいいかな。今ちょっと出るに出られないというか、休んでるし」
「そうか。俺にそんなに会いたくないのか。もういい」

　ユカラが突然そんな事を言うものだから、私はベッドから転げ落ちてしまった。
　
「えっ、何で！？　今ので怒る要素がどこにあんの！？　ちょっと待ってよユカラ」

　私が慌ててドアを開けると、待ってましたとばかりにユカラが私の腕を掴みながら部屋に入ってきた。その顔は怒ってるどころか楽しんでるかのように、ちょっと口角が上がってるし。

「捕まえた」
「あーっ、騙された！？」

　とてもみっともない格好を見られて、改めてこっ恥ずかしい事になってる私をなんかユカラは楽しそうに眺めてる。

「……なんだよお。騙すなんてずっけーぞ、ユカラ」
「ゴメンな。どうしても深雪をいじめたくなった」
「それはどういう日本語なの。訳が分からないよ」
「それは深雪が思わせぶりな事を言うからだ。誰だよ今日会ってた大事な人って」

　私の両方のほっぺたを指でグニグニしながら尋問するユカラ。
　何が思わせぶりなの？　大事な人ぐらい私にだって一人や二人ぐらいいるっしょ？

「ひゃなふから、ひやなひなはほ！」
「何喋ってんのか分かんないな……お仕置き」

　突然耳たぶをカプッとされて、私の力が急に抜けるのを感じる。
なし崩し的にユカラのペースにされてはいけない。私は気力を振り絞ってユカラの背中をバシバシと叩いた。

「ひゃべらせほー！」
「分かったよ。ほら」

　ようやく頬から手を離したユカラに、何で何もしてないのにこんなにイジられなきゃならんのだという怒りもちょっとこみ上げてきた。

「何なの今日はユカラおかしいぞ！　会ってた人はお姉ちゃんだよ。ずっと会えなかったのに何かイバラシティに引っ越してたんだって。偶然会ったから長話になっちゃったの。しょーがないでしょ！」
「確かにそれは大事な人だ。納得した」
「納得してくれるのはいいけど、話すまでに私の事をこねくり回した事については、何か言うこと無いですかねユカラくん？」
「もう少し気持ちいい方が良かった？」
「そういう事を聞いてる訳じゃないよユカラくん」

不条理な責めを受けて何となく納得がいかなかった私だったか、ちょっと落ち着いてさっきまでの事を整理してみるとある事に気づくのだった。

「えっ。もしかして私がユカラの知らない男の人と一緒だったって、思ってたりした？」
「そうだよ。男でも女でも嫌だ」
「あー……えっ。って、ユカラもしかして私の事でジェラってんの？」
「してたんだよ。もう別に何ともない。深雪もいじめたし、スッキリした」
「いやまてこら。スッキリすんな私をいじって」

　私がツッコミを入れようとすると、その手をユカラに取られてしまった。
　顔が、近い……っ！

「お詫びに深雪から誠意を見せてよ」
「は。何で私からユカラに？」
「俺からやったら、俺のご褒美になっちゃうじゃん」
「んんん！？　何か私いま騙されてない？　とりあえずちょっと待って、この流れからエッチな雰囲気とか絶対ムリ」
「どういう流れだよ。まぁいいや。気が済んだから戻る……っと、そうだ」

　何か思い出した様に私にニヤニヤするユカラ。
　なんだろう、嫌な予感がするのだけど。

「深雪ってさ、俺にバレンタインでハート型のチョコ送ってたよね。アレって何か特別な意味ってあったの？」
「ぎゃああああ！　何で今更聞くんだよそんな事！」
「どういう気持ちで作ってたのか教えてよ」
「そんなん本人の前で言えるかぁー！　ユカラのアホー！」

　私がポコポコ叩くと何か嬉しそうな顔してるユカラ。
　しまった、逆効果だった。

「素直になれよ深雪。まあいいや、今度のバレンタインも楽しみにしてる」
「えっ、今度バレンタインはみんなで楽し……って聞けよ！　うわー！」

　喋ってるうちにドアを閉めて立ち去ってゆくユカラだった。
　いや、まぁ……いつも通り作れば良いだけの話なんだけどさ。
　アズちゃんに抜け駆けしてる様になるのはとても困る。
　私は何か言い訳めいた事をアズちゃんに説明しながらユカラにハート型のチョコを渡すハメになるのだった。
　何だこの公開処刑。

ENo.839 ユカラ とのやりとり

アズ(841) から 呉藍 を手渡しされました。

解析LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）

使役LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
百薬LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
合成LV を 5 UP！（LV25⇒30、-5CP）

ユカラ(839) により ItemNo.10 ものすごい石材 から射程2の呪器『大人の最強恋愛漫画2月号』を作製してもらいました！
　⇒ 大人の最強恋愛漫画2月号／呪器：強さ786／［効果1］体力40 ［効果2］－ ［効果3］自滅19【射程2】

アズ(841) により ItemNo.15 すごいお肉+1 から魔香『ラベンダーのサシュ』をつくってもらいました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 2 1 2 = 5 ］大失敗！なんか妙だ！！！！料理の効果1が「自滅」に変化！
　⇒ ラベンダーのサシュ／魔香：強さ113／［効果1］－ ［効果2］－ ［効果3］増幅40

アズ(841) により ItemNo.8 マグノリアちゃんアクリルスタンド に ItemNo.26 呉藍 を付加してもらいました！
　⇒ マグノリアちゃんアクリルスタンド／御守：強さ136／［効果1］活力20 ［効果2］敏捷30 ［効果3］冥加19

ゴウ(598) とカードを交換しました！

シモヨメ森林 （タイトロープ）


ムスケルクラフト を研究しました！（深度0⇒1）
デスブロウ を研究しました！（深度0⇒1）
ムスケルクラフト を研究しました！（深度1⇒2）
フォレストオファリング を研究しました！（深度0⇒1）
ムスケルクラフト を研究しました！（深度2⇒3）
フォレストオファリング を研究しました！（深度1⇒2）
デスブロウ を研究しました！（深度1⇒2）
フォレストオファリング を研究しました！（深度2⇒3）
デスブロウ を研究しました！（深度2⇒3）

トリクラット を習得！
カーラクータ を習得！
アイオリア を習得！
ミスティックパウダー を習得！
フィンタン を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ユカラ(839) は 楠 を入手！
深雪(840) は 丸太 を入手！
アズ(841) は 丸太 を入手！
ユカラ(839) は プロテイン を入手！
アズ(841) は 上質な布 を入手！
深雪(840) は 何かの歯 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
深雪(840) のもとに マッスルボディ がものすごい勢いで駆け寄ってきます。
深雪(840) のもとに インテリマン が恥ずかしそうに近づいてきます。
深雪(840) のもとに マングース が口笛を吹きながらこちらをチラチラと見ています。

ユカラ(839) に移動を委ねました。

リュウジン区 K-16（森林）に移動！（体調20⇒19）
リュウジン区 K-15（森林）に移動！（体調19⇒18）
リュウジン区 L-15（森林）に移動！（体調18⇒17）
リュウジン区 M-15（森林）に移動！（体調17⇒16）
リュウジン区 N-15（森林）に移動！（体調16⇒15）

［842 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［448 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［201 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［400 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［325 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［240 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［174 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［96 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［142 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［131 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［251 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［32 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［110 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［62 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［72 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［55 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［27 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［46 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［23 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




　




　








　






着物の裾を上げ、脚を見せる。

表面がドロドロし、変色している。

　








ふたりの全身をじーっと観察するカグハ。






ふたりの裾を戻すエディアン。

　

　

　






　

　

　

チャットが閉じられる――