［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

－－－－－【Side　イバラシティ】－－－－－

「あの、……笹子さん、何かお悩みですか？」

日中、ルーチンワークである書類の記載している最中、助手である男にそう声を掛けられる。
何となく呆けていたのは事実だが、思い悩んだような顔をしていただろうか。少し考えるが、努めて何でもないように顔を上げ答える。

「あら？どうしたの急に、別に悩みなんてないけど」
「そうですか、でも何となく仕事が上の空ですし、何か思い詰めてるのかなと」
「そんな思い悩んだ顔してたつもりはないのだけれども、元気よ元気」

両手でガッツポーズを作ってみせる。しかし、その動きは何となく緩慢だ。

「それならいいんですが。……でも茅芽所長代理、経理伝票を消えるボールペンで書いちゃうのはちょっとマズイと思いますよ」

そういわれて自らの書類に目を落とし、小さくため息をついて

「……この失敗も消えないかしら」
「消えますよ、書き直せばいいんです。……手伝います」
「……迷惑かけるわね」

そうしてもくもくと二人書類を直していく中、彼女は口を開く。

「……悩み、というほどではないと思うのだけど」
「何です？」
「何というか、何もないのよね、何も」
「何もない」
「そう、何もないのよ」
「何もないが""有る""ということですか……なかなか強かな悩みですね」
「いや、そういう哲学的な話じゃなくて、……もっと……こう生活的な話よ。年明けてから、帰ったらご飯食べて寝るだけの日々が続いてて、どうもね」
「あー、あー、……わかります。わかりますね」
「そこに年始での何もしない日々が癖になっちゃって、この前から休日を虚無に投げ捨ててる気がするのよ」

ため息をつきながら、気だるげにそう告げる。
その声色には後悔と疲労感が滲む。

「勿体ないとは思いつつも、寝正月から始まり、今年は今まで寝て過ごしてるわね」
「長期休みの後にある休日の価値の暴落ですね、でもそれは来週あたりには正常な価値観に戻るんじゃないですか」
「どうかしらね、……何か予定があるでもないし、また虚無に投げうっちゃいそうなのよね」
「それならば、まだ週の頭ですし何か予定を立ててみては」
「そうは言っても、……休日、動けなくない？」
「……わかりたくないですけどわかりますね」
「動けないのよ。驚くほどに」
「……その話、多分ここで止めた方がいいですよ。それこそ驚くほどに悲しい事実に結びつくので」
「……宮仕えって嫌ね」

二人顔を見合わせてため息をつく。
そんな調子で、なんだかどよんとした空気になった会話を変えようと助手が口を開き、

「予定！予定を建てましょう！このまま朽ちていくには惜しい人生のはずです！」

この危機的状況からの軌道修正を試みたことがわかる。
このまま悲しい話をし続けるのは彼女としても不本意であったため、彼の提案事項について腕を組み考えるが、

「予定、うーん、……予定ねぇ」
「なんとかしましょう、大きな買い物とか力仕事とかならお手伝いしますし」
「えっ、あぁ、ありがとう、そうは言っても特に欲しいものも無いし……うーん」
「なんかないですか？持続可能な社会について深く理解したいとか」
「……それはないわね、ってかちょいちょいはさんでくるわね、うーんと」

そう言って付箋がそこそこ貼られている昨年の手帳を取り出し、なにかやり忘れていることはないか確認する

「……あー、山は行ったし……ボードゲームカフェ……うーん……」
「ボードゲームカフェ」
「あぁ、ボードゲームカフェ、行きたいなって思ってたのよ。あの、何時だったかこいこいで私が快勝に快勝を重ねたときにアナログゲーム楽しいなって思って」
「……良いじゃないですか、行きましょうよ是非」
「……酷暑を涼やかに乗り切るためにボードゲームカフェで快勝するって書いてあるわね」

そっか、そんなに前かぁと遠い目をし始めた彼女を

「……いや、酷暑も厳寒も不快指数的には大差ないです！行きましょうカフェ」

現実世界に引き留めるべく助手にそう促される。

「これ、本当にただのメモだから行きたいとは書いてあるけどどこにあるとか全く調べてないのよね」
「まあそれはどうにかしますよ。車もありますし」
「あと、そうだ。これを切り出しにくかったのが私全然そういうゲームに詳しくないからどうも気が引けたのよ」
「まぁ、それはお互いさまというか。……逆にそういうカフェなら、二人ともやったことのないゲームを店員に教えてもらいながらやるのが、フェアだし未知との遭遇になるのでは」
「……一理あるわね。それじゃ……行ってみましょうか？」
「はい、是非。えーと、何時にしましょう」

お互いに手帳をめくりながら候補となる日を挙げていく。
その過程でお互いに虚無と戦っていたことが明らかになり笑いあう。
ほどなくして日付が決まり、手帳の予定に一行が記されることだろう。

－－－－－【Side　ハザマ】－－－－－

恐ろしい想像が脳裏をよぎる。
そして、彼女がここにいるということはその想像が実現する可能性があるということだ。
どうにかしなくては、解決策を思いつかなければならない。
しかし……明らかに無理をさせ続けている彼を、これ以上追い詰めるような尋問は避けるべきだろう。
どこから手を付けるべきか。できることは何時だって思案の先にある。考えろ、茅芽笹子。

ENo.77 偽黒初 とのやりとり

特に何もしませんでした。

倒れた狐面の男女が消え去ると同時に、

小さな光の玉が出て空へと飛び去る。

　




そう言って、その場を去るひょっとこ。

　

　

　

その後、再び狐面が襲ってくることはなかった。

各々が街を愉しんでおり、居酒屋で酒に酔い大騒ぎする狐面までいる。

ただただ、賑やかな街だ。

　

　

突然チャットが開く。








チャットが閉じる。

　

　

　

･････身体の奥から、少し力が湧き出る感覚。


各CP･FPが2増加した！

偽黒初(77) から 1000 PS 受け取りました。
ものすごい石材（1500 PS）を購入しました。

変化LV を 4 DOWN。（LV4⇒0、+4CP、-4FP）
響鳴LV を 6 DOWN。（LV30⇒24、+6CP、-6FP）

命術LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
自然LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
百薬LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
付加LV を 5 UP！（LV25⇒30、-5CP）

兎乃(223) により ItemNo.38 ものすごい石材 から射程3の武器『ものすごい液体（石）』を作製してもらいました！
　⇒ ものすごい液体（石）／武器：強さ436／［効果1］体力40 ［効果2］－ ［効果3］－【射程3】

偽黒初(77) の持つ ItemNo.35 新鮮そうな卵 から料理『激烈オムレツ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 1 1 1 = 3 ］大失敗！なんか妙だ！！！！料理の効果1が「自滅」に変化！
　⇒ 技巧料理！［ 3 1 3 = 7 ］成功！料理の強さが増加！
ItemNo.34 おさかな+1 から料理『おさかなだったもの』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 4 1 5 = 10 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 技巧料理！［ 1 1 1 = 3 ］大失敗！何だこれは！！！！料理の効果1～3が消失！
　⇒ おさかなだったもの／料理：強さ272／［効果1］－ ［効果2］－ ［効果3］－


偽黒初(77) により ItemNo.38 ものすごい液体（石） に ItemNo.43 ものすごい石材 を付加してもらいました！
　⇒ 気づきアトリエ修練！［ 2 2 3 = 7 ］通常付加
　⇒ ものすごい液体（石）／武器：強さ436／［効果1］体力40 ［効果2］体力40 ［効果3］－【射程3】

結(1510) とカードを交換しました！

慈愛の手 （パワフルヒール）


ディープフォレスト を研究しました！（深度0⇒1）
ワイルドインスティンクト を研究しました！（深度0⇒1）
トールハンマー を研究しました！（深度0⇒1）

☆デリュージュ を習得！
☆ルーク を習得！
☆カーラクータ を習得！
☆水天一碧 を習得！
☆リザレクポーション を習得！
☆マッドストーン を習得！
☆初習得ボーナス：各FPが12増加した！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

Dr.笹子(831) は 不思議な布 を入手！
偽黒初(77) は 毛皮 を入手！
Dr.笹子(831) は 小さな灯火 を入手！
偽黒初(77) は 小判 を入手！
偽黒初(77) は 小判 を入手！
Dr.笹子(831) は 小さな灯火 を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 偽黒初(77) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》

MISSION!!
チナミ区 O-16：梅楽園 を選択！
　　 - 偽黒初(77) の選択は チナミ区 O-16：梅楽園

［860 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［443 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［193 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［400 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［320 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［225 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［161 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［91 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［144 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［129 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［221 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［28 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［92 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［58 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［64 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［51 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［23 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［14 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




久しぶりにチャット画面に映るふたり。

　





引きつったような表情。

　







　





　





　

　

　

　




　

　

　

不自然にチャットが閉じられる――

ハザマのなか、咲き乱れる梅の木たち。

梅林にはほんのりと良い香りが漂う。

その景色は美しく見えるが、同時に異様にも映る。

　

園内を進んでいくと、周囲の梅の木がざわめく･･･






木が不自然に捻れ、音を立てる。

ボコッと地面から根が飛び出し、木が"歩き"はじめる･･･