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泰元3年4月10日　http://lisge.com/ib/k/10/r158.html


清は深谷の言葉に、喜びはしなかった。
それでもどこか感じるものはあったのだろう。清には少しの変化が起こった。

まず、身なりを整えるようになった。
バーで受け取った服に袖を通し、サイズの合わないものは袖を折り、ベルトを使い、
どうしても着れないものは、丁寧に礼を伝えてバーに返す。


まだ深谷任せの節はあったが、ちぐはぐの服を着るよりずっといい。
そして、小遣いを渡せば美容院にも行くようになった。


バーのママや、ホステス達とも打ち解けたようだった。
清が彼女らを見下していたのは感じていたが
どこに落しどころをつけたにせよ、良い傾向だと深谷は信じた。
夜遊び癖は抜けないようだったが、わざとそのままにしていた。
それを慰めとして、生きることができるのならそれでいい。

そうして、更に半年が過ぎる。

---

カウンターの上には、空になったグラスが二つ並んでいる。
またかと呆れ半分に、深谷はその隣に腰を下ろした。
清はこの街にすっかり馴染んでいて、ある種の店には、深谷以上に詳しいこともある。
深谷も慣れていたから、呆れる以上の事はない。

---

深谷は急いで土地の神社に話をつけると、引っ越しを決めた。
退魔師は常に人手不足だから、転居先には困らない。

深谷は今に至っても、瀬古神社に戻るつもりはなかった。
だから様々に対策を講じてきたが、富郷も伝手を辿って深谷を探そうとしていたし、
そうなれば、退魔師として仕事を続ける以上、必ずどこかで足がつく。
どう口止めしたって、いずれ居所が漏れることはわかっていた。
だから驚きもなく、粛々と後始末を進める。

これまで無かった、引越しの理由ができた。それだけの話だった。



だが、清の姿を見ると、惜しく思ってしまう自分がいた。

清はバーの人々に、一人前に愚痴を言っている。
深谷に何もかも押し付けられているだとか、引っ越しの用意も全部させられただとか。
ここに置いて行ってもいいのではないかと、そんな世迷言すら頭に浮かんだが
清は文句は言っても、残りたいとは一言も言わなかった。


手際よくカクテルが作られ、出される。清はそれを、勢いよく飲み干した。


…………


若い女性同士が盛り上がっている横で、小さく尋ねられる。
眉間の皺を深めながら、深谷は煙草を咥えた。


煙草を置いて、酒を口に含む。
何かと口に入れて、それを話さない理由にする。
だが、相手も伊達にこんな店を構えていない。根気強く、深谷を見つめたまま待っている。


馬鹿な事を。
そう言いたかったが、見透かされた気がして息が詰まる。
確かに深谷は戻りたいのだ。だが、戻るには時間を空けすぎたし、年を取りすぎた。
そして間が空けば空くほど、その時間が肩にのしかかり、歩みを止めようとする。

---

引っ越しは、問題なく済んだ。
転居に慣れない清はややもたついていたものの、少し経てば、新たな生活にも慣れる。

仕事も生活も、何も変わらなかった。
深谷は退魔師の仕事の傍ら、前と同じように馴染みの店を作って通い、
清はその深谷の世話をして、退魔師の弟子として忙しく働く。



新しい住まいは、前よりは広い部屋にした。
清もいるし、いつまでも布団を並べて眠るわけにもいかない。
清には、自立してもらわねば困るのだ。
深谷がいなくなっても、一人で退魔師として、身を立ててもらう為に。

だが……と、深谷は清が、山のように作っていた形代を眺める。
作りすぎだ。明らかに。


清は首を傾げた。
理解していない。舌打ちを堪えて、深谷は清の前に腰を下ろした。


神力は人の力ではない。神の力だ。
式神の使役術も、神が生き物を眷属とすることの真似事に過ぎない。
神ですら無暗にしないものを、人が軽弾みに使って良いはずがなかった。

使うことはできる。
死霊というものは、基本的に自我が薄い。
神力を以て呼びかければ、ごく短時間支配下に置くことは、難しくもなかった。
だが、人の分を越えた行いは、霊を汚し、魂を乱す。

扱うのなら、もっと丁寧にするべきなのだ。
形代作りから日を選び、気を整え、調伏する際には、現世に留まる為の名を与える。
そこまでしてやっと、正しい形で──害のない形で使役できる。


そういう事ではない。
目に見える危険が表れるものではないのだと、いくら説明しても、清は理解しなかった。
深谷にとって、神力や霊魂については常識であったから、初歩から説明する言葉を知らない。
清のような事をして、結果どうなるか、深谷にもわからないから、尚更難しかった。
退魔師なら、常識的にしない事なのだ。


清は深谷の役になど立たなくてもいいのだ。
道具だと言ってのけたことも、清が楽になるだろうと思っただけで、
本当にそうさせたかったわけではない。

普段口をついて出る言葉と、目的が違う。
生来の無精も手伝って、深谷はそれを、今日も説明はしなかった。

ENo.17 サクマ とのやりとり


ENo.533 冷泉といちか とのやりとり


ENo.620 トバルカイン とのやりとり

ItemNo.31 白身魚のソテー を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 活力7 敏捷7 強靭7 が発揮されます。自身の従者にも発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

朝凪の宝石（800 PS）を購入しました。

時空LV を 5 UP！（LV5⇒10、-5CP）
付加LV を 5 UP！（LV65⇒70、-5CP）

ItemNo.10 不思議な食材 から料理『ケーキのようなもの』をつくりました！
　⇒ ケーキのようなもの／料理：強さ55／［効果1］器用10 ［効果2］敏捷10 ［効果3］耐疫10


ナックラヴィー(502) の持つ ItemNo.33 に ItemNo.25 燐灰石 を付加しようとしましたが、付加材料を見失ってしまいました。
タウラシアス(173) の持つ ItemNo.33 馴染んだ白外套 に ItemNo.34 生命の宝石 を付加しました！

淡雪(449) とカードを交換しました！

炎熱符 （バーニングカード）


セイクリットファイア を研究しました！（深度0⇒1）
グリムリーパー を研究しました！（深度0⇒1）
ディクリースアイズ を研究しました！（深度0⇒1）

アゲンスト を習得！
コールドイミッター を習得！
アースリボルト を習得！
転移門 を習得！
ブルーゲイル を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ナックラヴィー(502) は 珊瑚 を入手！
ナックラヴィー(502) は 珊瑚 を入手！
タウラシアス(173) は 珊瑚 を入手！

次元タクシーに乗り ミナト区 I-12：チェックポイント《図書館》 に転送されました！


現在のパーティから離脱しました！

ミナト区 I-13（草原）に移動！（体調30⇒29）
ミナト区 I-14（草原）に移動！（体調29⇒28）
ミナト区 I-15（草原）に移動！（体調28⇒27）
ミナト区 I-16（草原）に移動！（体調27⇒26）
ミナト区 I-17（草原）に移動！（体調26⇒25）

採集はできませんでした。
　　 - 不浄の滝(158) の選択は ミナト区 I-12：チェックポイント《図書館》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - 不浄の滝(158) の選択は ミナト区 I-12：チェックポイント《図書館》（ベースキャンプ外のため無効）

［861 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［444 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［193 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［397 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［305 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［216 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［156 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［79 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［134 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［128 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［182 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［28 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［48 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［22 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［49 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［0 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




　

　

　

　

　

　




　






　

　

　

　

　

　







　

　

　

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