［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　それは、お茶会が開かれるより前のお話。






「この花が設計図ですかな?」

「そう…あの子が言うには、だけれど。」

「成程成程、この二重螺旋の間に配置された四種の者たちの整列順が、どの組織をどこに配置するかを示していると!
　『私ども』には無い発想で御座いますね！」

「…私達は本来、一つの細胞…あなたの言うところの『組織』を一人分の身体…あなたの言うところの『国家』にまで組み上げるまでにおよそ9ヵ月の月日をかける。
　あなたたちの感覚でこの9ヵ月が早いのか遅いのかは、私にはわかりません。
　けれど、身体の完成まで9ヵ月も待てる時間はもう…。」

「ええ、ええ。刻限は迫りつつあり、それは例えるなら胡椒が鼻をくすぐりくしゃみが出るまでの間ほどまで迫っております！つまり…我々の出番という事ですかな?」

「出来るのかしら?」

「んー!残念ながら!
　お言葉ですが女王陛下、我々、このような暗号にも等しい整列順を読み解いて女王陛下のお望みになられる『身体』をお作りすることは難しく!
　そもそもとして、仮に読み解けたとして、我々の組織した身体に、女王陛下のような『自我』は宿ることが出来ますまい。
　何せ、我々は住民票に登記し管理するのも考えたくなくなるほどの『民』の集まりなのですからして。国家の制度が違うのですな！」

「端的に言うなら」

「ええ、ご期待に沿えず心苦しく存じますが女王陛下。我々では無理…という事です。」



「そう……ならやはり……私がどうにかするしかありません。」



「ふむ。ですが女王陛下。お時間のほうはよろしいのですかな?」

「……以前、ね。自分の意志で『肉』を、生み出そうとした事があります。
　目的は……そうね、帽子屋さん、あなたが私の身体を模した人形を作りだしていた事と似ているかも…しれない。
　あなたほど、うまくは出来なかったのだけれど。」

「ええ、ええ。よく存じておりますとも。
　女王陛下は暇を見つけてはよく、肉を生み出しておりましたな。
　私はてっきり、ご友人の皆様と食事をお取りになられるために生み出していたのかと思っておりましたが。」

「結果として、そういう役には立てたと思います。
　そう…私の意志で、肉……細胞を生み出すことが出来る。それは、実証することが出来たのです。
　けれど、未だ、人の身体一つ分を作り上げることは出来ません。
　なら……今の所、実現性が高いものは一つ。

　細胞を『作る』のではなく、細胞の分裂を『促進させる』。


　…けれど、それをいきなり彼女の身体を作る過程で試す事は出来ません。
　そうなると……まず試すべきは……。」


「まさかとは思いますが女王陛下……ご自身のお身体で試すおつもりでございますか?」

「他に試す当ても無いでしょう。
　栄養分の供給、お願いしますね…。」



「………。
　かしこまりました。それでは女王陛下、横になられて下さいませ。
　義手義足を外されましたら、こちらへ……。」


「ええ……。それでは…『補助』は、よろしくお願います。」















　心を落ち着け、自分自身の欠損した手足の先端、そこで増殖していっている自身の細胞を意識する。
　普通であるなら、自身の体細胞の一つ一つを認識することは出来なかっただろう。
　けれど……帽子屋さんを介し、彼らの見知った世界を知った。原子…電子…あるいは、素粒子や、もっと極小の世界。その小さすぎる一つ一つの存在に宿る、一つの生命…意志を持つモノたちの声を、聞いた。
　刹那の瞬間を、無限大規模のスローモーションで。あるいは、刹那の瞬間に、幾星霜にも及ぶ程の情報処理の圧縮を。

　これが……自分が異能で生み出してしまったモノたちの姿だ。
　この一つ一つの存在に、私達でいうところの『意志』や『人生』があって。

　……もし、これだけたくさんの存在とコミュニケーションが取れたのなら……きっと寂しくないのだろうな…




『女王陛下。現地視察も大変結構でございますが、そろそろ、本題のほうを。』




　帽子屋さんの声で、文字通り我に返る。
　もし声をかけてもらえなかったら…あのまま、大量の意志の中に埋もれ、その中の一つとなっていたかもしれない…。

　意識を、今まさに増え続けている細胞に向ける。
　あとは、いつも『肉』を生み出すときと同じだ。
　ただし、今回は自分がすべてを設計して生み出すのではない。今意識している細胞が増えていく工程を『手助け』する。





　瞬間




　『激痛』の信号が脳に届いたのを知覚する。

　意識を自身の身体に戻す。
　そこには鋭利な刃物で断ち切られでもしたのだろう、切断面から血とも樹液とも呼べない液体を垂れ流す自身の腕と、地面に転がる不定形の肉塊があった。



「…失敗、でございますね。
　差し出がましい真似を、失礼しました女王陛下。
　なにぶん、緊急事態…と、お見受け致しましたもので。」


　おそらく……本来想定していないような増殖をしてしまったのだろう腕を、帽子屋さんが切り落としたのだろうか、帽子屋さんの手には、年代物と思えるような刀剣が握られていた。


「……。いえ、かまいません。やはり、一度や二度ではうまくいかないものなのですね。」


　その躊躇のなさに若干の恐ろしさと、価値観の違いを再確認しつつ、今頃になって火にあぶられ続けるかのような熱さを伴う腕の激痛を、どこか他人事のように知覚しながら、うまくいかなかったことに肩を落とす。


「もう、おやめになりますか？」


「……いえ。これは、まだ始まったばかり。
うまくいくまで、続けましょう。」




　流れ出続け、地面に広がる自身の体液を意に介さず、欠損箇所を新たに生み出す実験は、しばらくの間続けられる事となった。


　やがて、正常な形で数センチほど、本来の肉体を自身の手で『形成』させることが出来た段階で、とうとう、本来の目的である、とある人物の身体の形成に着手する事となったのであった。

ENo.1324 ノブナガ とのやりとり

ItemNo.19 ネジ を破棄しました。
ItemNo.26 毛 を破棄しました。
ItemNo.28 皮 を破棄しました。

レン(270) に ItemNo.34 何かの歯 を手渡ししました。

ItemNo.21 FL EDT FLEUR を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 魔力56 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

レン(270) から 不思議な粉 を受け取りました。

すずめ(586) から ビーフ を受け取りました。

すずめ(586) に ItemNo.11 木瓜 を送付しました。
すずめ(586) に ItemNo.32 爪 を送付しました。

制約LV を 5 DOWN。（LV25⇒20、+5CP、-5FP）
領域LV を 15 DOWN。（LV25⇒10、+15CP、-15FP）

命術LV を 25 UP！（LV0⇒25、-25CP）
料理LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）

セラエ(1043) の持つ ItemNo.29 コベリン から防具『『敦煌写本』』を作製しました！
千尋(1348) の持つ ItemNo.44 生命の宝石 から防具『戦装束『伊舎那』』を作製しました！

クロウ(627) とカードを交換しました！

闇の思い出のやつ （ミゼラブルメモリー）


クリエイト：ワンダーランド を研究しました！（深度0⇒1）
クリエイト：ワンダーランド を研究しました！（深度1⇒2）
クリエイト：ワンダーランド を研究しました！（深度2⇒3）

ボロウライフ を習得！
アイシング を習得！
ヘイルカード を習得！
ディープフリーズ を習得！
エナジーウォール を習得！
スノードロップ を習得！
水の祝福 を習得！
凍縛陣 を習得！
背水 を習得！
サモン：ウンディーネ を習得！
アイシクルランス を習得！
ドレインライフ を習得！
ライフスワール を習得！
クリエイト：ボーダー を習得！
コンフィデンス を習得！
スノーホワイト を習得！
オーバーフロウ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

レン(270) は 柘榴石 を入手！
すずめ(586) は 角閃石 を入手！
ルーシー(854) は 角閃石 を入手！
セラエ(1043) は チャート を入手！
すずめ(586) は 小判 を入手！
セラエ(1043) は ビーフ を入手！
セラエ(1043) は 毒牙 を入手！
セラエ(1043) は 装甲 を入手！
ルーシー(854) は 毛皮 を入手！
セラエ(1043) は ビーフ を入手！

カスミ区 E-5（草原）に移動！（体調25⇒24）
カスミ区 E-6（道路）に移動！（体調24⇒23）
カスミ区 E-7（沼地）に移動！（体調23⇒22）
カスミ区 E-8（沼地）に移動！（体調22⇒21）
カスミ区 E-9（沼地）に移動！（体調21⇒20）

［861 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［443 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［192 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［393 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［295 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［214 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［150 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［72 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［131 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［121 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［151 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［12 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［46 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［3 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　

　

　




　




　



　




　

　

　




　

　

　




　

　

　




　

　

　

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