［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

ふらり、森を歩く。
みんなとは少し離れたところで。
普段よりみんなとの間は広い、とはいっても故意というわけではない。

…考え事をしながら、ゆっくりと歩いている。
先程の戦闘、たしかに自分は"飴細工の騎士"を作り出すように魔術を展開していた。
だが現れたのはそれとは程遠い異常な存在、まるでノイズのように認識できない"何か"

こちらへの敵意はなく、むしろ協力的ではあったのだが、どうにも不気味だ。
そして、試さなくとも『感覚』で分かることが一つ。
今後を騎士を作り出そうとしても現れるのはあの異常存在であると。
そんな気がしてならないのだ。

…今は悪い方向に考えるのはよそう。
味方でいるのならばそれでいいはずだ。
もしかしたら、"もう一人の自分"にも繋がっているのかもしれない。


気が付くとみんなとずいぶん離れてしまっていた。
またはぐれてしまってはいけない、急いで少しだけ距離を詰める。
思えば、みんなと行動するのは随分と慣れてきた。
ここに来た頃と比べれば精神的にも少し余裕ができたかもしれない。
人に怯えること自体も少なくなってきた。
それは普通だったら悪いことではないはずだが…

…忘れてはいけない、自身が"人食いの魔女"であることを。
"人食いの魔女"であることに逃げて、後で酷い目に合うのは自分だけじゃない。
だから、今も行動している。
戦争からの離脱、そして帰還をするために。


一つだけ思い出したことがある、仮面の誰かが言っていた言葉。
――もしも、あの仮面の存在の言う事が本当ならば。
『アダムス』と呼ばれた者を"破壊"すれば、すべてが終わる。
けれど、もしも見つけてしまったら。
"自分の意思"で、選択しなくてはならない。
"自分の意思"で、破壊しなくてはならない。
きっとそれは罪の上乗せを意味するだろう、だからきっと気持ちは半々。
見つけたい、見つけたくない。
…これもまたいずれは向き合わないといけない事だ。

…けれど今ではない、とにかく『アダムス』を探すことがおそらくは最優先。
大丈夫、まだ動ける、限界はまだ遠い。
だからこそ今、頑張らなければならない。
友を傷つけることなく、"平穏"へと戻るために。






――本当に?　それは本心?




一人、思案する。
…何かがおかしい、先ほどの戦いでそう感じたのだ。

あの子の力を借りて顕現した時、大きな力を得られたような気がした。
…同時に寒気がした、自分がまるで"異常な何か"になってしまったような感覚に陥った。
言葉では言い表せないようなそれは恐怖という感情と共に圧し掛かる。
これで何も副作用がなければいいのだが…

それにあの子は自分を見た時に怯えていた。
初めての対面であったはずなのに、まるでどこかで会ったことがあるような怯え方だった。
…自分はどんな風に見えていた?　怪物?　そっくりの自分?
あるいは、"異常な何か"…?

…ぱちんと頬を叩く、今はそれを考えることは必要ではない。
あの子をナレハテになどさせるものか。
たとえ避けられようとも自分はあの子の為に行動する。
悪魔を退け、あの子の空腹を満たし、戦争を乗っ取り、誰一人欠けることなく、『飴宮　彩季』を永遠とさせる。
まずは誰よりも早く『アダムス』を見つけて保護するところからだ。
たとえこの身が滅びようとも進むしかない。

これは"願望"であり"贖罪"だ。


もう止まることはできない。






地に伏すは半身が影のような少年。
その傍らでそれを見下ろす。


身体に流れる血を軽く拭う。
それは戦闘の後であることを意味する、お互いに無傷ではない。


冷たいまなざしを向け、ため息一つ零して転がっている少年を見ている。


いわば本能的な物、こいつは残しておいたらダメだという直感が彼を呼んだのだろうと予想づける。
だが結果は失敗に終わった、だいたいはこんなところだろう。



無言の彼に苛立ちを覚え、一撃、蹴りを入れる。
少年の身体は少しの間転がり、距離が離れる。



笑いながらまた、ゆっくりと彼に近づく。





刹那、首元に水の刃をあてがう。



直後の事だ、少年の身体は地中へと沈み込んだ。


即座に仕留めようと行動に移そうとするが、それよりも早く少年の身体はすっぽりと地面へと消えてしまった。


地中からの響くような声、


苛立つように舌打ちを鳴らす。
残されて一人、辺りを見回した。
もう誰も近くにいない。

襲撃者は撃退した、ここからどうするか。
影響力とやらが低ければ異形の怪物へと変化していくらしい以上、あまり悠長には構えていられない。
短期決戦を望むべきだろう。


情報によれば、そいつさえ始末してしまえばワールドスワップはなかったことになるというらしい。
これはイバラシティ、アンジニティ両名にとって見逃すことはできないだろう。
必然的に人は集まるはずだ。
影響力とやらにも有利に事を進められる可能性が高い。

とにかく狙いは決まった。
『アダムス』さえ始末してしまえばこの戦いはすぐにでも終結するだろう。
イバラシティの事はイバラシティで考える事ができる。


軽く伸びをして向かうは情報集めの放浪。
『アダムス』の痕跡を掴むため、動き始めた。
全ては"支配"の為に。






崖の下でぼんやりとしていた少年は、ふと何かを感じ取った。
それはまるで"もう一人の自分の身"に何かが起こったことを理解するような。
ただなんとなくの予想だが、おそらくは強大な何かと戦いに出向き、敗北した。


ここで待っていろと言ったのか、心配だったのか、あるいは実力不足か。
何にせよ、久しぶりに自分の身体を自分で動かしている。
…とはいってもただ待っているのみ、何も好転はしていない。

…このままでいいのだろうか?
アンジニティに戻るのは嫌だ。
だが、このまま"もう一人の自分"に身を委ね、結果を待つだけも嫌だ。


…ようやくそこから立ち上がった。
足元に咲いている一輪の花は、風もないのにそよがれている。
首に掛けている時計を指でなぞる。
もういつからそれを持っていたのか分からないけど、きっと大切な物。
少しだけ目を閉じ、落ち着いてから歩き出した。
ほんの少しでも勇気を出すために。
…あるいは"訣別"のために。

ENo.73 シェリル とのやりとり


ENo.529 運命の輪の子供 とのやりとり


ENo.1491 透 とのやりとり

レックス(1058) から 柿 を手渡しされました。

レックス(1058) に ItemNo.29 黒砂 を送付しました。

百薬LV を 5 DOWN。（LV30⇒25、+5CP、-5FP）

使役LV を 10 UP！（LV7⇒17、-10CP）
武器LV を 5 UP！（LV3⇒8、-5CP）

瑠璃子(985) により ItemNo.35 柿 から射程3の武器『白紙のレシピ』を作製してもらいました！
　⇒ 白紙のレシピ／武器：強さ381／［効果1］体力30 ［効果2］－ ［効果3］－【射程3】

ItemNo.34 ビーフ から料理『麻婆豆腐』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 3 3 2 = 8 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 麻婆豆腐／料理：強さ54／［効果1］活力6 ［効果2］体力6 ［効果3］防御6

レックス(1058) の持つ ItemNo.36 ビーフ から料理『豆腐ミートグラタン』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 1 2 4 = 7 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
瑠璃子(985) の持つ ItemNo.15 ビーフ から料理『サイコロステーキ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 6 6 4 = 16 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！

キュー(385) とカードを交換しました！

ゴッズディサイド （ゴッズディサイド）


ミリキアレギア を研究しました！（深度0⇒1）
ルミネセンス を研究しました！（深度0⇒1）
ワイルドインスティンクト を研究しました！（深度0⇒1）

魅惑 を習得！
マリス を習得！
祈誓 を習得！
パワーブリンガー を習得！
ラッシュ を習得！
マイアズマ を習得！
アイギス を習得！
救済 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

飢餓の魔女(394) は 火焔茸 を入手！
瑠璃子(985) は ふきのとう を入手！
レックス(1058) は 百日紅 を入手！
堂島(1203) は ふきのとう を入手！
瑠璃子(985) は 装甲 を入手！
瑠璃子(985) は ビーフ を入手！
瑠璃子(985) は 装甲 を入手！
堂島(1203) は ビーフ を入手！
飢餓の魔女(394) は 羽+1 を入手！
飢餓の魔女(394) は ビーフ を入手！
堂島(1203) は 爪 を入手！
堂島(1203) は ビーフ を入手！

瑠璃子(985) に移動を委ねました。

リュウジン区 C-16（草原）に移動！（体調2⇒1）
リュウジン区 C-17（チェックポイント）に移動！（体調1⇒0）
チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『カミセイ区 S-13：チェックポイント《鰻屋》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 瑠璃子(985) の選択は カミセイ区 S-13：チェックポイント《鰻屋》

MISSION!!
リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》 が発生！
　　 - 飢餓の魔女(394) が経由した リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》
　　 - 瑠璃子(985) が経由した リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》
　　 - レックス(1058) が経由した リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》
　　 - 堂島(1203) が経由した リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》

［870 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［443 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［190 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［380 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［296 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［204 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［143 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［61 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［123 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［108 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［129 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［12 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［37 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面に映るふたりの姿。

　





　





　

　

　

　

　

　





　

　

　

　

　

　





　





　





　





清々しい笑顔を見せるふたり。

　

　

　






　








　

　

　

ふたりの愚痴が延々と続き、チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！