マイト
偽島参加者。元人間。魔術を極めて不老不死に至った悪魔(⇒『十字路の主』)。純粋な魔力の塊のようなもので、人形に魂ごと封じ込めている。現在とある船の艦長代理を務める。
わたし
チャンディーのイバラシティの姿。日月満子-タチモリミツコ-という名で暮らしていた。酷い虐めに耐え兼ね学校からも家からも逃げ出す。
チャンディー
六命裏参加者。クリシュナの妹。とある事情でアンジニティに堕とされた。姉と再会する、そのためにもアフロを助けねばならないらしい……なぜ?
アフロ
前期のイバラシティ参加者。今期は行方不明に陥っていたが……。
Scene 1 魔法使い
むかし、人はみんな魔法が使えたんだ。
ぼくも、魔法使いだった。
ある時を境に、世界から魔法の力が消えていって。
それがとても悲しくて。ぼくは魔法になった。
知らない天井。目覚めてみればソファーに寝ていたようだ。
どういう状況だっけ。二日酔いのような頭を振ると、誰かがいるのに気付いた。
とっさに毛布を胸元に引き寄せる。
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マイト 「安心して。ぼくは魔法使いさ」 |
彼の言葉を信じたわけではないけれど。
眠気に逆らえずに眠りに落ちる。
魔法とは悪魔の法だ。
ぼくは畏れ祀られ十字路に封じられた。
長い眠りに飽きたころ、ある男に名前を呼ばれて――。
ガルフ。
魔法使いの声が聞こえた。ゆめうつつでわたしは話を聞いていた。
魔法使いと、お姉さんと、おじさんが話している。
誰かの名前、知らない人の名前。
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わたし 「……」 |
ソファーに横たえられた体が重くて動けない。
瞼はまた閉じる。
その男は罪人だった。出会った時も、別れた時も。
故郷を守るために、世界に背くと嘯いていた。
その嘘は心地が良かった。
彼は理解されることは少なかったが、悪魔より過激で優しかった。
そして彼は投獄された。ぼくは自由を得た。
自由になったはずなのに寂しいのはなんでだろう。
痺れたような頭で痛みの引かない片頭痛。
部屋の中に蝶が飛んでいる幻覚も見えた気がした。
もうすこしだけ……寝て居よう。
彼女は歌姫だった。
命が燃える音がした。
生きたいと願った。
生きてもらいたいと思った。
――何を犠牲にしても。
こほん。咳をする。
苦しくてテーブルの水を飲んだ。
気付けば真夜中で、静かな部屋……お店のようだった。
ここはどこだろう。
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マイト 「……もう起きたのかい。もう少し寝てなよ。朝は遠いよ」 |
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わたし 「あなたは誰、ですか」 |
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マイト 「マイト・カルフール」 |
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わたし 「わたしに、何か用があるんですか……?」 |
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マイト 「アフロの捕まえ方を思いついてさ。君の力が必要なんだよ"チャンディー"」 |
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わたし 「なにを、いって……るんですか?」 |
わたしの言葉を無視して魔法使いは魔法のような言葉を紡いだ。
日本語じゃない。フランス語みたいな、どこかオリエンタルな感じもする響きの言葉。
わけがわからないまま、彼は言い終えたらしく。にっこりと笑った。
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マイト 「頼んだよ。それじゃ……ごめんね」 |
最後の言葉だけははっきりとわたしに告げられたのだとわかった。
何故だか、とても悲しくて涙がこぼれた。魔法使いは黙って頭を撫でてくれた。
Scene 2 伝言
気が付けばハザマに居た。この感覚はなかなか説明が難しい。
それにしても、なるほど、こういうことか
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チャンディー 「イバラのわたしに伝言か……なんて、旧い言葉」 |
ちょっと、できすぎねと拗ねる。
とはいえ、アフロを捕まえるにはまだ難問だった。
Scene 3 今日のアフロ
アフロは転移して、お湯の中にいた。
何事かと上下の感覚もあやふやなまま、身体に触れる部分に足を突っ張った。
ざばんと湯船からアフロが飛び出る。状況を確認するために周りを見回すと。
裸の女性がたくさんいた。丸みを帯びた女性のシルエットに、アフロが盛り上がる。
女性の悲鳴が上がる。逃げていく女性たち。残されたアフロ。
遠くからサイレンの音。懐かしいポリスの足音。今日も現在地からランナウェイ。
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アフロ 「頻度が高すぎる……何故だ」 |
月光蝶作戦 発動中 開始時間 02020802
ゆり(601) に
50 PS 送付しました。
オバチャン(880) に
50 PS 送付しました。
ウチモ(315) から
腐肉 を受け取りました。
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ウチモ 「発酵、発酵です(鼻を摘みながら渡す)」 |
スズ(485) から
元宝草 を受け取りました。
叶鈴(486) から
元宝草 を受け取りました。
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とうり 「こちらどうぞ!」 |
士円(1230) に
ItemNo.17 頭蓋骨 を送付しました。
防具LV を
5 UP!(LV82⇒
87、-5CP)
ゆり(601) により
ItemNo.28 元宝草 から装飾『
速さの香』を作製してもらいました!
⇒ 速さの香/装飾:強さ242/[効果1]闇纏20 [効果2]- [効果3]-
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ゆり 「ふわっと軽いアロマに仕上がりました。どうぞ!」 |
ソラ(639) の持つ
ItemNo.26 ムスカリ から法衣『
マリンキャップ』を作製しました!
マテバ(541) の持つ
ItemNo.26 すごい石材 から防具『
天然タヌキ毛配合=破邪の革手甲=』を作製しました!
明楽(303) の持つ
ItemNo.21 蒲公英 から法衣『
ワンポイント刺繍のシャツ』を作製しました!
ウチモ(315) により
ItemNo.10 ビーフ から料理『
ビーフストロガノフ』をつくってもらいました!
⇒ ビーフストロガノフ/料理:強さ48/[効果1]活力5 [効果2]体力5 [効果3]防御5
明楽(303) により
ItemNo.19 闇夜の護符 に
ItemNo.3 腐肉 を付加してもらいました!
⇒ 6の面が不自然に重い6面ダイス![ 5 5 1 = 11 ]通常付加
⇒ 闇夜の護符/装飾:強さ184/[効果1]闇纏15 [効果2]耐疫15 [効果3]-
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「ビギナーズラックってないんですね……」 |
オバチャン(880) により
ItemNo.28 速さの香 に
ItemNo.27 元宝草 を付加してもらいました!
⇒ 速さの香/装飾:強さ242/[効果1]闇纏20 [効果2]闇纏20 [効果3]-
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つむじ 「よっ……と。うまく付いてればいいんだけど」 |
音和姉弟(687) とカードを交換しました!
鏡鳴
(ソウルビート)
インクリースアイズ を研究しました!(深度0⇒
1)
インクリースアイズ を研究しました!(深度1⇒
2)
フラッシュ を研究しました!(深度0⇒
1)
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[844 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[412 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[464 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[156 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[340 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
[237 / 500] ―― 《商店街》より安定な戦型
[160 / 500] ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
[97 / 500] ―― 《古寺》戦型不利の緩和
[41 / 500] ―― 《堤防》顕著な変化
[17 / 400] ―― 《駅舎》追尾撃破
ぽつ・・・
ぽつ・・・
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
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白南海 「・・・・・ん?」 |
サァ・・・――
雨が降る。
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白南海 「結構降ってきやがったなぁ。・・・・・って、・・・なんだこいつぁ。」 |
よく見ると雨は赤黒く、やや重い。
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白南海 「・・・ッだあぁ!何だこりゃ!!服が汚れちまうだろうがッ!!」 |
急いで雨宿り先を探す白南海。
しかし服は色付かず、雨は物に当たると同時に赤い煙となり消える。
地面にも雨は溜まらず、赤い薄煙がゆらゆらと舞っている。
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白南海 「・・・・・。・・・・・きもちわるッ」 |
チャットが閉じられる――