［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

「返答はもちろんノー……」
断りを入れた瞬間、
映美莉の上半身が吹き飛ぶ。
問答無用の一撃。
それと同時に残った部分も薄れて消えてゆく。
「返事はノー。
　断ったからには文句はないな。
　邪魔者を消して後はゆっくり探せばいい。
　時間はかかるがそう遠くはいっていないだろう。
　ところで、本当に幻影じゃないんだな？」
警戒をする痩せた男に、
眼鏡の男は眼鏡をくいっと指で位置調整をすると、
「交渉はここからだったんですけどね。
　過ぎたことは良いでしょう。
　不確定要素を排除できたと考えましょう。
　相手が対象の移動先を知っていない可能性も高かったわけですし。
　それで、ええ。
　幻影ではないはずですよ。
　鼓動は聞こえてましたが、
　完全に鼓動が消えました。
　周囲にも音はありませんし……
　間違いなく仕留めたはずです。
　もっともやりすぎではないですか？
　完全に相手を消し飛ばすなんて。
　ほら、跡形も残ってませんよ。」
やれやれという風に眼鏡の男は肩を竦める。
その様子に痩せた男は得意げに頷き、
「そうだろうそうだろう！
　なら間違いなく仕留めてるな。
　――全く、俺一人でなくてよかったよ。
　お前の異能――<音響爆弾>が、
　音で攻撃するだけでなく、
　ソナーの役割を果たす事が出来なかったら、
　捉える事も仕留める事も出来なかったかもしれない。
　しかし、上半身を吹っ飛ばすだけだったのに、
　思ったより威力が強かったようだな。
　まさか跡形もないとはやりすぎてしまったようだ。」
ご機嫌でぺらぺらと喋り始める。
荒事に強い……が、頭はそう回らないのかもしれない。
最も、
周囲に誰もいないのが分かっているからこそ、
口が軽くなっただけかもしれないが。
なぜならば、
自分の近くにそれを知る事が出来る男がいて、
なおかつ、
そいつが周囲に音がないといった以上、
誰かが潜んでいる心配がないのだから。
「全く……口が軽いですよ、
　といっても、ええ。
　誰も聞いている様子がないですし、
　多少は話に付き合いますか。
　どうせ慎めといっても話がしたくてたまらなくて、
　結局話をする事になるでしょうし。
　――運がよかったですね。
　秘密裏にという事で我々しか動かせない、
　もし、我々でダメだったならあきらめるしかない状況で、
　こういう厄介な手合いに出会った場合、
　どちらも対処できない可能性もあったのですが……
　幸いにもどうにかなったというか、
　相手の生死を判別できれば問題ないと分かっていれば、
　容易い部類です。
　最初の遭遇で手を見破れたのは良かったですね。
　分かってさえいれば後は音で位置を捉えるだけ。
　最初から最後まで音が居た場所から聞こえていたのです。
　誘い込まれたというより観念したとみるべきでしょう。
　他の連中がどうなったかは気になりますが、
　まぁ、我々ならなんとかなるでしょう。
　という訳で探しに行きましょうか。」
無駄話はもういいでしょうというかのように踵を返す眼鏡の男。
「へっ、そうだ…………がっ！？」
そんな眼鏡の男の後を痩せた男が追おうとした処で、
ゴキッという鈍い音と共に崩れ落ち、
地面に倒れ伏す痩せた男。
「どうかしま……なっ……！？」
振り向くとそこに見えるのは、
崩れ落ちていく痩せた男の姿。
突然の出来事にあわてて音を眼鏡の男を探るが、
なんの音も聞こえてこない。
痩せた男の鼓動は聞こえたのか、
「まだ生きてはいる……だが、
　一体何が起きたというのか……！
　音はない、姿もない……罠か？
　だが、いったいどんな……！？
　くそ、まさか音すらも擬態できる幻影幻覚だとでも……
　だが、だとすれば一体どれほどの能力なのだ、
　いや、実際にそんな事は可能なのか？」
不可能とはいいきれないだろう。
しかし、現実味があるかといえば難しい……
というよりも信じたくはないだろう。
自分の想像をはるかに超えた相手を想定しているなどと。
否。
あるいはその方がよかったのかもしれない。
その方がまだ勝ち目はあっただろう。
眼鏡の男は大きく素早く息を吸い込み、
声にならない声。
超音波を辺りへ解き放つ。
音による爆撃は、
眼鏡の男の周囲を薙ぎ払うかのような攻撃となる。
自分の周囲の地面すら小さなクレーターになる程の攻撃は、
近づけばそれだけで実体あるものであればやられ、
遠くにいたとしてもその音で多少の打撃を受けて、
その異能の維持に影響を受けていただろう。
だが――
はじけ飛んだところで意味のないものであればどうだろうか。
それは例えば霧。
薄く広がるような霧であれば、
その衝撃で一時は散らされたとしても、
すぐに辺りを覆い尽くすだろう。
「――残念だったな。
　我の能力……異能は幻影や幻覚の類というのは嘘だ。」
そして、
吸血鬼の能力の中には霧になるというものがある。
単純な話。
死ぬ前に自ら霧散し、再生しただけである。
無茶苦茶な能力といえば能力ではあるが、
そういう異能なので仕方ないともいえる。
吸血鬼の異能というものはかくも理不尽ではあるが……
今回の場合、
勝敗を分けたとすれば情報の正確さと、
最初の一撃で仕留められなかった事、だろう。
対策をとり対応されてしまえば、
勝敗の天秤は映美莉に傾くのは自明の理だった。
「……という訳で寝ていろ。」
声が聞こえた次の瞬間、
眼鏡の男の腹部に衝撃が走り、
感じる浮遊感。
そして地面にたたきつけられる衝撃によって、
眼鏡の男の意識は闇の中へと落ちていった。
「やれやれ。」
そして、最後にたっているのは映美莉ただ一人。
その顔は多少疲れが見えるがまだ余裕はありそうだ。
「全くもって厄介な相手だったな。
　後は……まぁ、記憶を消して送還でもすればいいか。
　こういう時鎮圧するタイミングがやはり一番厄介だ。
　今回は上手くいったが……
　うん。
　破砕系の能力者だけなのはよかったな。
　痛くはあるが、消耗は最小限に抑えられた。
　しかし……」
どうしたものか、と映美莉は頭を抱えた。
一番の面倒事は終わった。
後はやる事をやって帰って寝るだけなのだが……
「せっかくの美人の女の子に声をかけるどころか、
　逃がすので精一杯になるとは……
　我としたことが未熟極まりない……
　もったいない……」
やはり逃した魚というものへの執着は捨てきれるものではなく、
がっくりきてしまうのは致し方のない事であった。
肉体的にも精神的にも極度の疲労状態。
となれば無論――
「やる事をやったら家に帰ってしっかり寝よう……
　流石に疲れた。
　……明日は一日休みだな。」
大きく伸びをしてやる事を済ませる。
記憶のねつ造……
とはいっても、
映美莉自身に関する事に関して、
存在しない別人がやっただと認識させるだけだ。
後は勝手にやばいのがいると認識してくれるだろう。
あるいは、改ざんされた事に気づいて、
異能で記憶を戻すかもしれないが……
「ま、その時はその時で対処するか。
　その為の細工もしておかねばな……」
面倒だと呟きながらも作業を終えて帰ろうとしたとき、
映美莉の耳に女の声が届いた。
「……なして……！」
どうやら、一仕事終えても帰らせてはくれないらしい。
大きくため息をつきながら耳を研ぎ澄ませ、
騒ぎの元へと移動すると、
シスター服を着た女性が男どもに囲まれている。
「だからぁ、
　神様の話聞いてやるっていってるだろぉ？
　皆で仲良くベッドの上でなってよぉ」
「嘘はいってねぇ、
　聞く代わりにちょーっと俺たちいい想いさせてくれって事だよ、
　楽しい事でもしないと、
　話なんて聞いてられないからよぉ」
「そうだそうだ。ヒャヒャヒャ！」
どうやら勧誘をしていたところ、
質の悪い男達を捕まえてしまったらしい。
下卑た笑いをしながらシスター服の女性を囲む男達。
人数は５,６人だろうか。
いつもであれば颯爽と助けに入り、
颯爽とナンパする絶好の機会ではあるのだが……
今の映美莉はというと、
実の所結構ギリギリの所であった。
とはいえ、チンピラ程度であれば数ではないし、
何より……
「囲まれてるのが女性というだけで、
　助けない理由がないな。
　……とりあえずサクッと救出して後は流れでだな。」
この機会を逃すなんていうのは、
もとより選択肢にはない。
女性好きのプライド、誇りにかけてもというか、
根本的にそういう人間なのだ。
映美莉は。
とはいえ……そう長話したり、
高説をいうだけの余力はない以上、
どうするかといえば至極シンプルである。
無言で男達に近寄り、
なぎ倒し放り投げ、鎮圧を速やかに開始する。
幸いにも腕に覚えがあるだの、
強い能力、異能をもっているものなどいなかったようで、
あっという間に鎮圧は終わり、
「そんなに女性に相手されたければ、
　そういう店にでもいけ。
　全く、
　女性を囲むならもっと紳士的にするべきだろう。
　ほら、とっとと散った散った。」
さっさとどこかへいけというように冷たい視線を向けると、
男達は這う這うの体で逃げるように去っていく。
根性がないななどと普段は思うのだが、
今はそれがありがたく、ほっと一息つくと。
「た、助けてくださったのですよね？
　ありがとうございます。
　それで、えーっと……貴女は……？」
状況が把握しきれないのか、
少しの困惑をにじませて問いかけるシスター服の女性に対し、
映美莉は……
「通りすがりの吸血鬼さ。
　気にするな。
　失礼。」
適当に答えながらお姫様抱っこをし、
シスター服の女性を抱え上げると、
素早い動きで大通りへと移動する。
「えっ？吸血鬼……？
　あのっ、ちょっと……！」
そんな映美莉の行動にとまどい、
何か言葉にしようとしても、
混乱のせいか上手く言葉にできないシスター服の女性を、
大通りにつくや否や降ろして、
「人の少ない所にはなるべく夜はいかないようにするんだよ、
　それじゃ、気を付けて帰ってね。」
ウィンクをして颯爽と雑踏の中へと姿を消し、
呆然とするシスターを尻目に映美莉は家へと帰った。
本当に取り繕うくらい疲れていたのだ。
雑な対応になってしまったのはしょうがないと思う。
もったいない、本当にもったいなくて悔しい映美莉ではあったが、
過度の肉体、精神の疲労の為、
すぐに眠りに落ち……
この時の出来事を、
すっかり今のいままで忘れていた。
という訳である。
映美莉の行動の何が問題だったのか……
それは無論、
映美莉が自分の口で吸血鬼といったからである。
ほんのわずかなやりとりでもうっかりぼろをだすというか、
相手がシスター服をきているのに迂闊な事をいってしまうのは運命なのだろうか。
そのうっかりのツケを未来に支払う事になるのを、
映美莉は知らず、
安らかな寝息をたてて、
無防備な寝顔をさらすのだった。

特に何もしませんでした。

狒々は大人しくなり、低姿勢で温泉をこちらに勧めてきた。

温泉に入るチャンスを得たようだ。

　

　

　

探索を進めると、聞こえてくる電子音･･･

　

どういうわけか、ゲームセンターが稼働している。

　






チャットが開き、ソージロウが現れる。

チャット越しに周囲を見渡し･････満足げな表情を浮かべる。

　





突然エディアンがチャットに現れた。




ソージロウと同じく、周囲を見渡す。






筐体をじーっと観察する。

　









ゲームの話に夢中になるふたり。

　

　

　

しばらくして、ソージロウが話しかけてくる。




　

･････身体の奥から、少し力が湧き出る感覚。


各CP･FPが2増加した！



　

　

　

すごい石材（400 PS）を購入しました。
お肉（50 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
お魚（50 PS）を購入しました。
良いお野菜（200 PS）を購入しました。

自然LV を 10 DOWN。（LV10⇒0、+10CP、-10FP）
響鳴LV を 10 DOWN。（LV20⇒10、+10CP、-10FP）

百薬LV を 25 UP！（LV0⇒25、-25CP）
付加LV を 5 UP！（LV45⇒50、-5CP）

兎乃(223) の持つ ItemNo.21 お魚 から料理『あんこたっぷりたい焼き』をつくりました！
　⇒ 技巧料理！［ 3 1 5 = 9 ］成功！料理の強さが増加！
ItemNo.18 たけのこ から料理『タケノッコーン』をつくりました！
　⇒ 技巧料理！［ 5 1 6 = 12 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ タケノッコーン／料理：強さ159／［効果1］貫撃10 ［効果2］器用10 ［効果3］深手20


兎乃(223) の持つ ItemNo.28 プリトウェン に ItemNo.1 駄物 を付加しました！

じいや＆ねえさん(814) とカードを交換しました！

ジャスミン茶 （リザレクション）


ブレイクダウン を研究しました！（深度0⇒1）
ブレイクダウン を研究しました！（深度1⇒2）
ブレイクダウン を研究しました！（深度2⇒3）

ヒールポーション を習得！
肉体変調耐性 を習得！
スコーピオン を習得！
トランス を習得！
ファーマシー を習得！
パワフルポーション を習得！
パワーブリンガー を習得！
エネルジコ を習得！
薬師 を習得！
医食同源 を習得！
救済 を習得！
インフェクシャスキュア を習得！
ドラスティックレメディ を習得！
スペシャルポーション を習得！
美酒佳肴 を習得！
コンテイジョン を習得！
グレイブシンプトム を習得！
ポイゾナスブラッド を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

えみりん(1239) は 剛毛 を入手！
えみりん(1239) は 剛毛 を入手！
えみりん(1239) は 毛 を入手！
えみりん(1239) は 毛 を入手！
兎乃(223) は 毛 を入手！
兎乃(223) は 毛 を入手！

兎乃(223) に移動を委ねました。

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 兎乃(223) の選択は カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》

MISSION!!
マガサ区 K-8：チェックポイント《駅舎》 を選択！
　　 - 兎乃(223) の選択は マガサ区 K-8：チェックポイント《駅舎》

［844 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［412 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［464 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［156 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［340 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［237 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［160 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［97 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［41 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［17 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破



　

　

　

　　　ぽつ･･･

　

　

　

　　　　　　　　　ぽつ･･･

　

　

　



　




　

　

　

　　　　　　サァ･･･――

　

　

　

雨が降る。

　

　

　

　

　

　




よく見ると雨は赤黒く、やや重い。

　




急いで雨宿り先を探す白南海。

　

　

しかし服は色付かず、雨は物に当たると同時に赤い煙となり消える。

地面にも雨は溜まらず、赤い薄煙がゆらゆらと舞っている。

　

　




　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！