［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［スキル］OK.　

　先生の大事なお客さんは、定期的にこの家に訪れる。
　その人が来る前日、先生は少しお酒と煙草の量が増えて。
　その人が来ている間、おれは会話が聞こえない場所に居なくちゃだめで。
　その人が帰った後、先生は夕食が終われば部屋に籠って出てこない。
　そして、次の日にはまた変わらない元の生活に戻るのだ。


XIV.

　
　いつもみたいに重たい扉を開けば、いつもはそこに居ない姿があった。
　直後に鳴り響いた一音。
　けれどそれ以上の音は、無い。


　声をかける。先生はそれでようやくおれの存在に気が付いたようでこちらに顔を向けた。
　傍へと近づいていけば、鍵盤に添えられた人差し指が見るからに震えていて。
　それを隠すように先生は手を下ろして、繕うように笑おうとして、すこしだけ失敗する。


　酔っているとき、たまにこういう姿が見えるときはある。
　仮面をうまく被れずに、その後ろが垣間見える瞬間。
　けれど最近は幾らかお酒は控え気味だし、そもそも今日は飲んでもいない。
　先生はおれを見て、視線を落として、鍵盤を見つめた。


　ピアノが弾けないと、先生はいつの日かおれに言った。
　弾かないのではなく、弾けないのだとおれに告げた。
　それが多分文字通りの意味なのだと、先程震えていた指先を思い出せば納得ができる。
　おれと入れ替わるようにピアノから遠ざかった先生は、部屋の壁際まで歩めばそのまま床に腰を下ろした。


　立てた片膝に顎を乗せて、すっかり鑑賞モードに入ってしまっている姿に首を傾げて。
　とりあえずはと椅子に腰掛けてから、何を弾こうか悩みながら適当に鍵盤の上に指を滑らせた。


　いつの間にか彼女が先生の横に座っている。
　どこか浮かない表情を浮かべる先生の頭を撫でている。
　本人はもちろん気づいていないけれど、指を止めてそんな様子を眺めて、何気なく問いかけた。


　思えばちゃんと尋ねたことはない。
　最近は聞けば答えを返してくれることもままあるから、今回もそうかもしれないとほんの少しだけ期待する。
　けれど静寂の間はちょっぴり長く、となればこれはだめだったかなと諦めて鍵盤に向き直った頃。


　たった一言呟いて瞼を落とした先生は、それきりしばらく口を開かなかった。
　だから、先生の先生って、つまり、と。
　おれの胸に湧いた疑問も、言葉にはならなかった。

ENo.147 ヨシノ とのやりとり


ENo.585 繝槭Μ繧｢ とのやりとり

武術LV を 5 UP！（LV15⇒20、-5CP）
防具LV を 5 UP！（LV80⇒85、-5CP）

一海(853) により ItemNo.18 すごい石材 から装飾『クチナシのお守り』を作製してもらいました！
　⇒ クチナシのお守り／装飾：強さ285／［効果1］幸運20 ［効果2］－ ［効果3］－

ヒシュ(1202) により ItemNo.18 クチナシのお守り に ItemNo.9 駄木 を付加してもらいました！
　⇒ クチナシのお守り／装飾：強さ285／［効果1］幸運20 ［効果2］回復10 ［効果3］－

マリン(1187) とカードを交換しました！

特殊燃料火焔瓶 （ヒドラジン）


クライオセラピー を研究しました！（深度0⇒1）
クライオセラピー を研究しました！（深度1⇒2）
クライオセラピー を研究しました！（深度2⇒3）

ハードブレイク を習得！
精神力 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

一海(853) は 霞石 を入手！
斎(1033) は 緑星石 を入手！
万智花(1159) は 霞石 を入手！
ヒシュ(1202) は 方解石 を入手！
一海(853) は 毛 を入手！
一海(853) は 羽 を入手！
万智花(1159) は 爪 を入手！
万智花(1159) は 紅小石 を入手！

万智花(1159) に移動を委ねました。

ウシ区 T-8（山岳）に移動！（体調25⇒24）
ウシ区 T-7（山岳）に移動！（体調24⇒23）
リュウジン区 A-7（山岳）に移動！（体調23⇒22）
リュウジン区 B-7（森林）に移動！（体調22⇒21）
リュウジン区 C-7（森林）に移動！（体調21⇒20）

［844 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［412 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［464 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［156 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［340 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［237 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［160 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［97 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［41 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［17 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破



　

　

　

　　　ぽつ･･･

　

　

　

　　　　　　　　　ぽつ･･･

　

　

　



　




　

　

　

　　　　　　サァ･･･――

　

　

　

雨が降る。

　

　

　

　

　

　




よく見ると雨は赤黒く、やや重い。

　




急いで雨宿り先を探す白南海。

　

　

しかし服は色付かず、雨は物に当たると同時に赤い煙となり消える。

地面にも雨は溜まらず、赤い薄煙がゆらゆらと舞っている。

　

　




　

　

　

チャットが閉じられる――