［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

カウンセラーという仕事は自分にとって天職なのかもしれない、と思った。



昔から人が嫌いだった。
醜い感情を内に隠して、外にはいい顔をする。
そんな大人たちを見て、なんて面倒くさい世界なんだと絶望した。



自分には“それ”が見えてしまうから。



人の感情や気分、内に秘める思い。
そういったものが自分の目には色として映るのだ。
それが自分の異能だった。



人間が嫌い。
なのに仕事として心理カウンセラーを選んだのは最初は好奇心だった。



そういう職を必要とする現場にいるのは、きっと傷ついた人間。
愚かな人間が傷つき苦しむさまを見て笑ってやろうと思ったのだ。



実際、とても愉快だった。
上手く話せない患者に対しても、自分は“見る”ことができるから
相手の気持ちに寄り添う素振りを見せて優しい言葉をかけるだけ。
それだけで面白いくらい簡単に人望が集まった。



自分の名前が名カウンセラーとして広まるのなんて、あっという間だった。



そんな中でひとりの女性と出会って、恋に落ちた。
その女性は、心のまま素直に生きている綺麗な人間だった。
初めて人間のことが好きになれたのだ。
そのまま結婚し、仕事も順調。
自分は所謂“勝ち組”というやつなのだろうと思っていた。



そんなある日、仕事でひとりの少年をカウンセリングした。
１２年もの間、母親に家の中に軟禁されて外の世界を知らずに育ってきたのだという。



１２歳なのに字の読み書きもできない、箸も使えない、一般常識もない。
孵りたての雛鳥のような子供だと思った。



母親からの虐待、目の前で母親が交際相手をベランダから突き落とす様子を見たショック。
そういったものがトラウマとして残るだろうと資料に目を通して最初に思った。



しかし実際に会ってみたら、どうだ。



“無”なのだ。
その少年の心は、恐怖も不安も困惑も──なにもない。



ただ、そこに“在るだけ”。
人形のように、道端に転がる石ころのように。



妻に出会ったとき以来の衝撃だった。
こんな人間もいるのか、とゾクゾクした。



カウンセラーとして、研究者として、知りたいと思った。
この少年が何を考え、どう生きていくのか。
久々に仕事にやりがいを感じた。



「これからたくさん、お話をしよう。
　キミのこと、先生にいっぱい教えてほしいんだ」


「先生が守ってあげるからね。
　キミと先生は、ともだちだ！」


「キミは強い子だ。
　“優しさ”というのは、この世の何よりも強いんだ。
　だから、キミは強い。いろんなものを守ってあげれる力をもってる」



優しい言葉を吐いて、寄り添って。
それだけで純粋な子供はすぐに懐く。



それでも心は無色透明。
何も映さない。
笑顔が増えても、自分より小さな子供に優しくできるようになっても。




もっと、もっとだ。
もっと知りたい。
どうして、何故、もっともっともっと！！



足らないものを必死にかき集めようと、たくさん話をした。
いっしょにいる時間も増やして、友達のように遊んだ。



でもダメだった。



そしてとうとう、自分の分野ではないところにまで手を出した。
少年の『異能』に触れたのだ。
色素の薄い、天使のような見た目の少年のそれは不幸や災いを齎す異能。
分野が違うし、何より不幸に好き好んでなりにいくようなバカではないので避けていたそれ。



───それが、間違いだった。



あの日、いつもより少し早い時間に仕事を切り上げて帰路に就いた。
たまたま靴紐がほどけて結びなおしているときに妻に出会ったのだ。



ホテルの前で、その中から男と出てきた妻と。



目の前が真っ暗になった。
お前も、他の人間と一緒なのかと。








絶望した。すべてに。









誰のせいだ？





















許さない。








全てあいつのせいじゃないか。














　


最後に交わした言葉は、到底カウンセラーの言葉としては相応しくないものだった。




色違いの瞳が驚きで見開かれたのも、そのあとに絶望に染められたのも。
今となってはどうでもよかった。










それからは人間社会と縁を切り、動物しか周りに置かなくなった。
動物はいい。
欲望に素直で、何も嘘をつかない。




動物はいい。
人間よりも優れた能力を持ち、尚且つ進化していっている。





──いろんな動物の優れた部分を寄せ集めたら、人間社会を滅ぼすことができるだろうか。




そんな考えに至るのにそう時間はかからなかった。

ENo.71 りりこ とのやりとり


ENo.153 十九号 とのやりとり


ENo.233 阿闍砂 陽炎 とのやりとり


ENo.383 レオン とのやりとり


ENo.585 繝槭Μ繧｢ とのやりとり


ENo.631 クロウラ とのやりとり


ENo.678 ヤト とのやりとり


ENo.779 ハルトとリリス とのやりとり

繝槭Μ繧｢(585) から 車前草 を手渡しされました。

ItemNo.15 焼肉 を食べました！
　体調が 1 回復！（20⇒21）
　今回の全戦闘において 攻撃14 防御14 増幅14 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

狒々は大人しくなり、低姿勢で温泉をこちらに勧めてきた。

温泉に入るチャンスを得たようだ。

　

　

　

探索を進めると、聞こえてくる電子音･･･

　

どういうわけか、ゲームセンターが稼働している。

　






チャットが開き、ソージロウが現れる。

チャット越しに周囲を見渡し･････満足げな表情を浮かべる。

　





突然エディアンがチャットに現れた。




ソージロウと同じく、周囲を見渡す。






筐体をじーっと観察する。

　









ゲームの話に夢中になるふたり。

　

　

　

しばらくして、ソージロウが話しかけてくる。




　

･････身体の奥から、少し力が湧き出る感覚。


各CP･FPが2増加した！



　

　

　

変化LV を 5 UP！（LV0⇒5、-5CP）
武器LV を 5 UP！（LV75⇒80、-5CP）

クロウラ(631) の持つ ItemNo.16 すごい木材 から射程2の呪器『紫の魔力LV5』を作製しました！

タスク(1648) により ItemNo.21 車前草 から装飾『小型犬用リード』を作製してもらいました！
　⇒ 小型犬用リード／装飾：強さ225／［効果1］治癒20 ［効果2］－ ［効果3］－

都月(397) とカードを交換しました！

十月十日 （ワンオンキル）


ウィザー を研究しました！（深度0⇒1）
ウィザー を研究しました！（深度1⇒2）
レッドショック を研究しました！（深度0⇒1）

フェイタルトラップ を習得！
プロテクション を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

阿闍砂 陽炎(233) は 緑星石 を入手！
雛(490) は 瑪瑙 を入手！
繝槭Μ繧｢(585) は 瑪瑙 を入手！
繝槭Μ繧｢(585) は 爪 を入手！
繝槭Μ繧｢(585) は 毛 を入手！
繝槭Μ繧｢(585) は 毛 を入手！
繝槭Μ繧｢(585) は 毛 を入手！
繝槭Μ繧｢(585) は 毛 を入手！
雛(490) は 毛 を入手！
阿闍砂 陽炎(233) は 毛 を入手！
雛(490) は 毛 を入手！
阿闍砂 陽炎(233) は 毛 を入手！

繝槭Μ繧｢(585) に移動を委ねました。

カミセイ区 D-18（山岳）に移動！（体調21⇒20）
カミセイ区 D-19（山岳）に移動！（体調20⇒19）
カミセイ区 D-20（山岳）に移動！（体調19⇒18）
オオキタ区 D-1（森林）に移動！（体調18⇒17）
オオキタ区 E-1（森林）に移動！（体調17⇒16）

MISSION - 未発生：
　　 - 繝槭Μ繧｢(585) の選択は カミセイ区 B-19：ゆ～ぱらだいす（ベースキャンプ外のため無効）

［845 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［409 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［460 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［150 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［311 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［202 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［149 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［68 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　




　





不機嫌そうな表情。

　











首を傾げる白南海。

　





ポケットから黒いハンカチを取り出す。

それを手で握り、すぐ手を開く。

　

すると、ハンカチが可愛い黒兎の人形に変わっている。

　









眼鏡をクイッと少し押し上げる。






咄嗟に腕を組み、身構える。

　







そう言ってチャットから抜けるエディアン。

　




　

チャットが閉じられる――