［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　私の生家は、貧しい笠屋でした。
　父と母が笠を作り、私が市場で売り歩いていました。
　笠は庶民の必需品でしたが、そう大量に売れるものでもありません。生活は苦しいものでした。
　町の華やかさからは程遠い暮らしでしたが、両親と共に暮らせるのであれば、私はそれで幸せでした。
　ところが、そのささやかな幸せは突然終わりを迎えました。
　生きていくために借金をしていた父の元へ、金貸しの人達が怒鳴り込んできたのです。
　父は必死で頭を下げて、必ず返すからもう少し待ってほしいと頼み込みましたが、彼らはもう待てないの一点張りでした。
　そして、部屋の隅で怯えていた私の腕を掴み、一緒に来るようにと引っ張りました。
　父と母の慟哭を背で聴きながら、私は無理矢理連れ出されてしまいました。


　連れて行かれた先は、大きな建物でした。
　沢山の紅い提灯で照らされたそこは、一度も行った事のない歓楽街にありました。
　〈遊郭〉というのだと、私を連れ去った人が云っていました。私はそこで働いて、お金を稼ぐのだとも。
　建物の中には、煌びやかな格好をした女性が沢山いました。
　私は遊郭の主だという方に、ここでの仕事とはどういったものかを軽く説明されました。
　私の顔には、幼い頃に作った傷があります。それが、この仕事には障害となるだろうと云われました。綺麗な顔と体でないと、お客が付きにくいのだと。
　それでも、私は両親の為に頑張らなければならないのです。私は華やかな女性達に連れられて、体を綺麗に整えられました。
　お風呂で汚れを落とし、着た事のない綺麗な着物を纏い、傷が目立たないようにお化粧した私は、「これなら何とかなるだろう」と評価されました。


　遊郭でのお仕事は、店前の掃き掃除や廊下の拭き掃除から始まりました。
　新入りは皆、朝のうちに掃除をするのが決まりなのだそうです。
　遊女として働く先輩達が寝ている間に、見習いの私達が掃除や炊事を済ませるのです。私は家事が得意でしたので、苦にはなりませんでした。
　与えられた仕事をこなし、遊女の仕事を教えられる中で、初めて歳の近い友ができました。笠屋の生活では、友と呼べる存在を作る時間さえありませんでしたので、私は素直に喜びました。
　先輩の遊女である凪さんと、私と同じ頃に働き出した佳代さんとは、特に仲良くなりました。二人共、私と同じような経緯でここへ来たのだそうです。
　彼女達と一緒に励む三味線や踊りの練習は、厳しいながらも楽しいものでした。


　やがて、私がお客を取る日がやって来ました。
　夜のお仕事の内容は、凪さんや他の先輩達から事細かに教えられてきましたが、不安と緊張で押し潰されそうでした。
　殿方と二人きりで夜を過ごした事など、生まれてから一度も無かったのです。
　私は綺麗に着飾った遊女達に紛れ、お客に選ばれる時を待ちました。
　美しい遊女が一人、また一人と選ばれていく中、もしかしたら私は誰にも選んでもらえないのではと思いました。
　選ばれなければお金を貰えないので困りますが、心の奥では安堵していました。お嫁に行く日まで、褥に仕える事は無いと思っていたからです。
　複雑な気持ちを抱きながら待つ私に、声をかける人が遂に現れました。
　身なりのいい、若い方でした。
　私を見つめて微笑む彼が、どこの誰でどんな人なのか。私はこれっぽっちも知りません。本当に見ず知らずの殿方と一晩過ごすのです。
　お客を連れて部屋に行く間、私はずっとぎこちない顔をしていたと思います。
　きちんと教えられた通りにおもてなしできるか不安だったのと、殿方に体を預ける恐怖とが綯交ぜになっていました。


　その日のおもてなしは、舞を披露することから始まりました。
　先輩の遊女が三味線を弾き、その音に合わせて踊るのです。練習は沢山しましたが、やはり本番は緊張しました。
　お客の殿方は寛容な方だったのでしょうか。初めて遊女の仕事をする私に、優しい言葉をかけてくれました。
　舞が終わり、先輩が退出すると、いよいよ二人きりになりました。
　私はお酌をしながら、彼に合わせてとりとめのない会話を交わしました。
　談笑とお酒で、私の緊張も解けた頃。私達は布団の上で睦み合いました。
　私は器量が良くない分、人一倍丁寧にご奉仕するよう指導されていましたので、ぎこちないながらも何とか彼を満足させるに至りました。
　閨事への恐怖が消えたわけではありません。初めて肌を重ねる人が愛しい人ではなかったことを、嘆かない事もありません。ですが、私はやり遂げなければならないのです。遊女として。
　早朝、目を覚ました殿方をお見送りする頃には、大半の事に諦めがついていました。

ItemNo.18 狭間の刺身盛り を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 活力12 敏捷12 強靭12 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

領域LV を 10 DOWN。（LV25⇒15、+10CP、-10FP）

命術LV を 2 UP！（LV25⇒27、-2CP）
自然LV を 15 UP！（LV0⇒15、-15CP）
武器LV を 5 UP！（LV35⇒40、-5CP）
料理LV を 2 UP！（LV40⇒42、-2CP）

アガスティア(830) の持つ ItemNo.23 お魚 から料理『狭間寿司』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 4 6 2 = 12 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
雄一(427) の持つ ItemNo.17 お魚 から料理『狭間寿司』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 2 4 6 = 12 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
ItemNo.24 お魚 から料理『狭間寿司』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 6 2 4 = 12 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 狭間寿司／料理：強さ52／［効果1］活力14 ［効果2］敏捷14 ［効果3］強靭14


雄一(427) により ItemNo.17 白妙桜の幻想 に ItemNo.15 皮 を付加してもらいました！
　⇒ 白妙桜の幻想／法衣：強さ20／［効果1］風柳10 ［効果2］反護15 ［効果3］幸運6

サクモ(1057) とカードを交換しました！

マグネシウムフラッシュ （アブソーブ）


グリモワール を研究しました！（深度0⇒1）
グリモワール を研究しました！（深度1⇒2）
グリモワール を研究しました！（深度2⇒3）

ストーンブラスト を習得！
リフレッシュ を習得！
ヒールハーブ を習得！
ノーマライズ を習得！
ブルーム を習得！
オートヒール を習得！
レジスト を習得！
ディスターバンス を習得！
地の祝福 を習得！
パワフルヒール を習得！
ハーバルメディスン を習得！
沙羅双樹 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

アガスティア(830) は 翠小石 を入手！
アガスティア(830) は 翠小石 を入手！
文人(346) は たけのこ を入手！
文人(346) は 毛 を入手！
文人(346) は 毛 を入手！
文人(346) は 毛 を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 文人(346) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》

MISSION!!
ヒノデ区 M-2：ヒノデコーポレーション を選択！
　　 - 文人(346) の選択は ヒノデ区 M-2：ヒノデコーポレーション

［845 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［409 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［460 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［150 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［311 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［202 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［149 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［68 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　




　





不機嫌そうな表情。

　











首を傾げる白南海。

　





ポケットから黒いハンカチを取り出す。

それを手で握り、すぐ手を開く。

　

すると、ハンカチが可愛い黒兎の人形に変わっている。

　









眼鏡をクイッと少し押し上げる。






咄嗟に腕を組み、身構える。

　







そう言ってチャットから抜けるエディアン。

　




　

チャットが閉じられる――

数々の巨大施設が立ち並ぶ、ヒノデコーポレーション構内。

その施設のほとんどは朽ち果てているようだ。

　

　　　がさっ･････

　

物陰から、何かが這い出てきた。

　







　

腐敗した者たちが、静かに迫ってくる･･･