［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

三月初旬。
軽やかに階段を下りていく足音。女生徒たちの弾んだ声。グラウンドから聞こえてくる運動部の威勢のいい声。
脇目も振らずまっすぐ家に帰ろうとする者。部活に励む者。教室に残って駄弁る者。バイトに向かう者。
一日の授業の終わりを知らせるチャイムが鳴り響いたあとの校舎には、思い思いに行動を始める学生たちの姿がある。
外の木々は茶色く、芽吹きにはまだ遠い。磨かれたばかりのガラスから差し込む日の光はゆっくりと傾き始めていた。
昼間の自分に負けじと廊下をまばゆい茜色で照らす斜陽に、人影がぽつり落ちる。傍らには誰の姿もなく一人。マイペースにのんびりとした足音を響かせるその影は、やがて本館2階のとある一室へと消えて行く。

「…………、…………」

明かりの点いた部屋から微かに聞こえる話し声――は、内容を聞き取れるほど廊下の外までは届かない。

「……失礼しましたあ」

茜色が、すっかり群青色に変わった頃。がらがらと扉を開けて出てきた少女は足を止めて振り向き、室内に残っている人物へと緩やかに頭を下げた。一言二言言葉を交わし終えると、女子生徒は夜のとばりが降りた外に視線を向ける。







「岬、お前まだ進学するのか就職するのかすら決めていないだろう」

学年末テストで散々な結果を出して呼び出された進路指導室で、せんせーが渋い顔で言った言葉が耳の奥で低く木霊している。
中間テストの成績は悪くなかったけど3年になってからもこのままの成績じゃ進学は難しいぞ、とせんせーは続けた。

イバラシティ 　ソラコー
この街のこの学校の先生は優しいひとが多い。希望するなら助力すると言ってくれる。見捨てないで手を伸ばそうとしてくれる。
その気遣いの理由は、この街に住む子どもたちは異能という力を持つがゆえに一筋縄ではいかない事情を抱えた子どもが多いからなのだろうか。
それともそれは見せかけのただの偽善で、結局は自分の面子を保つためだろうか。

「……せんせー。私の学力でも進学……できますか？」

先生という存在を私は信頼していない。私が今まで出会ってきたせんせーは自分の保身を考えるひとたちばかりだった。
生徒同士でトラブルが起きていようと知らん顔。注意はしても本気じゃない。苦笑いしながら悪戯はやめなさいと窘める程度。面倒ごとには関わらない、と決め込んだスタンスで。
助けを求めても応えてくれることなんて一度もなかった。いつも見て見ぬフリばかり、困ったように笑うだけ。

半分は諦観混じり。残り半分はダメ元でも、とすがるような思いで見上げる。
せんせーは少しだけ眉を上げ下げすると、う～ん、と頬をかきながら唸った。

「進学したいのか？」

「はい……できれば」

「どこに行きたいとか、何をやりたいとかは」

「う～……うーんと」

歯切れの悪い私の回答に、先生は不思議そうな顔をする。

「理由は？　どうして大学に行きたい」

「…………」

「………………それは、」

「もう少しだけ、学生でいたくて」







「わぷ」


　パシャ、と激しい水流が回避が間に合わなかった少女の顔面に直撃する。かなりの水圧に一瞬息が詰まった心地がした。

「うぅぅ～～服が重たい～～」

　ふるふると犬のように顔を振って、涙なのかただの水滴なのかわからない雫を払う。服が重たくて、動きが鈍る。この時ばかりは水着でも良かったかもしれない、と少女は自分の判断を少しばかり悔やんだ。

「……！！」

　そんな少女の視界に、果敢にオクトパスに向かっていく友人の姿が飛び込んで来る。少女は慌てて肌色から視線を逸らすと、自分の視界を覆うように手にしていた傘を広げた。
　何も邪な気持ちなどもっていない。分かっているのに、見慣れない。気恥ずかしくて――直視できない。

「……やっぱり私も水着になるのはムリだったよ。ムリムリのムリだったよ」

　決して筋肉が無いわけでもなく、太っているわけでもないけれど。そう、決して。
　一瞬でも頭を過った後悔をすぐさま撤回して、今は目の前でうねうねと触手を蠢かせる巨大な蛸へと意識を向ける。

悠吏(526) から 触手 を手渡しされました。

晴(428) に ItemNo.2 桜 を送付しました。

百薬LV を 5 UP！（LV15⇒20、-5CP）
料理LV を 5 UP！（LV72⇒77、-5CP）

ItemNo.5 相良伊橋高校の制服 に ItemNo.11 黄色のミモザの陶土ブローチ を合成しようとしましたが、LVが足りないようです。

悠吏(526) により ItemNo.29 触手 から射程1の武器『タルトとケーキの作り方』を作製してもらいました！
　⇒ タルトとケーキの作り方／武器：強さ184／［効果1］器用20 ［効果2］－ ［効果3］－【射程1】

ItemNo.28 禁断じゃない果実 から料理『夏野菜カレー』をつくりました！
　⇒ 夏野菜カレー／料理：強さ43／［効果1］攻撃5 ［効果2］防御5 ［効果3］器用5


泥蘇光悪渡(150) により ItemNo.26 学校指定のベスト に ItemNo.3 駄物 を付加してもらいました！
　⇒ 学校指定のベスト／防具：強さ261／［効果1］防御20 ［効果2］活力10 ［効果3］－

ラス(1320) とカードを交換しました！

転写『ブレイドフォーム』 （ブレイドフォーム）


クリエイト：ラビリンス を研究しました！（深度0⇒1）
ナース を研究しました！（深度0⇒1）
クライオセラピー を研究しました！（深度0⇒1）

インフェクシャスキュア を習得！
ヴェノムスパウト を習得！
百薬之長 を習得！
美酒佳肴 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

泥蘇光悪渡(150) は 霞石 を入手！
ユイノ(388) は 緑星石 を入手！
晴(428) は 瑪瑙 を入手！
悠吏(526) は 緑星石 を入手！
悠吏(526) は 吸い殻 を入手！
泥蘇光悪渡(150) は 燐灰石 を入手！
悠吏(526) は 吸い殻 を入手！
悠吏(526) は 不思議な雫 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
晴(428) のもとに キムナイヌ が軽快なステップで近づいてきます。
晴(428) のもとに 岩巨人 が泣きながら近づいてきます。
晴(428) のもとに リビングミスト がスキップしながら近づいてきます。

ヒノデ区 P-14（森林）に移動！（体調25⇒24）
ヒノデ区 P-15（道路）に移動！（体調24⇒23）
ヒノデ区 P-16（森林）に移動！（体調23⇒22）
ヒノデ区 P-17（森林）に移動！（体調22⇒21）
ヒノデ区 P-18（森林）に移動！（体調21⇒20）

［845 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［409 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［460 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［150 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［311 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［202 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［149 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［68 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　




　





不機嫌そうな表情。

　











首を傾げる白南海。

　





ポケットから黒いハンカチを取り出す。

それを手で握り、すぐ手を開く。

　

すると、ハンカチが可愛い黒兎の人形に変わっている。

　









眼鏡をクイッと少し押し上げる。






咄嗟に腕を組み、身構える。

　







そう言ってチャットから抜けるエディアン。

　




　

チャットが閉じられる――