［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

十二日目

「はー、はー・・・二人ともさ。喧嘩すんならもーちょっとタイミングを考えようぜ」
「あー、うん、悪かった」
「うむうむ。これからは気をつけるんだな」
「あんたもよ！」「あんたもだよ！」

　いつものように、ハトが呑気に鳴いている。肩で息をしている楽タローにたしなめられて、フミも反省したようでけっこうなコトだと思う。オレも寛大な心を発揮して（註．マッケンジーの主観）矛をおさめたが、この世界の奇妙なルールに振り回されているのはお互い様だから、いつまでも小さなコトにこだわっていては大局を見逃してしまうだろう（註．マッケンジーの主観）。

　久しぶりに、ベースキャンプとなる駅前を離れたオレたちは、他の連中からずいぶん遅れながら町の奥へと進んでいた。いつものように、襲いかかってきた炎使いとかいうヤカラは、髪の毛が燃えているどっかのゲームで見たようなヒトっぽい生き物で、これが青い色をしてザラキとか使われたらたまんねーなと思う。

「とにかく先に行くぞ先」
「ん？地図だとすぐそこにチェックポイントがあるんじゃなかったか」

　で、その炎使いとやらをさっくりと蹴散らしたところで、この先どーするかという話になる。チェックポイントというのは、ベースとの行き来ができるタクシー乗り場だと思えばいい。一度使ったポイントなら、またそこまで送ってもらえるというコトだ。

「今回はもーちょっと先まで行ってみようぜ。そーすりゃ、先に行った連中も見えてくるかもしんねー」
「買い物とか大丈夫なの？」

　フミもふつうに会話に加わってくる。こういうきちんと切り替えた態度をとることができるのがオトナというもので（註．マッケンジーの主観）、コイツも少しは成長したのだろう（註．マッケンジーはこんな奴です）。

　でーでーという、間抜けな声が聞こえてくる。オレの目にはピンクと緑に映る、悪趣味なハザマの空を見上げる。探索しながらスキルを上げて、チェックポイントでセーブする。誰かが裏で行っている「運営」の実態はともかく、少なくとも、この世界を用意した連中の思惑の中で動くつもりなら、いっそゲームを攻略するつもりで動いた方がいいようだ。

「ベースキャンプでクエスト受けてた分だけ遅れてるから、もう少し先に行ってもいいだろう。目安は、まあ、他の連中の姿がもう少し見えるくらいだな。いないならいないで、不戦勝のポイントとやらはもらえてるから損はしてねー、と、思う」
「ターン制のゲーム、みたいなもんか」
「いいの？そんなんで」

　先般、端末へのスキル登録を忘れたいたフミだったが、登録してみたら画面上のステータスが上昇して、実際に使える能力も効果が増したらしい。つまり、少なくともこのハザマ世界では、オレたちの異能はある程度「運営」に制御されていて、それは自由に強くしたり弱くしたりできるようだ。

「気分のいい話じゃねーが、オレたちとしも異能を好きに使えるようになるなら、それに越したコトはねーからな」
「まあ、そーよね。でもきっと日常で使えたりはしないんだろーな」

　オレたちは普段の生活をしながら、定期的にこのハザマ世界に呼び出されている。一方にいるときは、一方の記憶があいまいになるのだが、ハザマにいるときは普段の記憶もなんとなく思い出すコトができる。オレがチバ県マッドシティで、しがない探偵事務所を開いているコトを今のオレは知っているが、事務所でヒマそうにしているオレは、ハザマのコトをほとんど覚えていない。

「そしたら楽ちゃんと二人でケンジ事務所に行けるのにねー」
「おいおい、探偵の事務所なんて面白いモンなんもねーぞ。ドラマじゃねーんだからな」
「そーなの？朝はユデタマゴをほおばって」

　どこまで本気で言ってるのか分からんが、ようやくいつものノリが戻ってくる。久しぶりの探索で、ちとおっかなびっくり進んでいるところもあったのだが、ここまでの様子ならなんとかなりそうだ。

「えーとな。いまいるのがココで、端末を見るとオレたちの体力が残り２０で、ひとつ飛ばした先のポイントまでなら保つんじゃねーかと思う」
「なるほど。するってーと、次は森の中で、その次が沼を越える、と」
「えー。アウトドア用のブーツとか買っとくべきだったな」

　フミの言葉に、ああそーいう準備もあったかと思う。話によると、道路や草原を外れると、徘徊しているバケモノ？どもも手ごわい連中が出てくるらしく、オレとしてはそっちの心配ばかりしていたのだ。こーいうとき、視点が違う人間がいるのはありがたい。

「んなモン装飾でもなんでも作ってもらやいーだろ。なんのための技能だ」
「だってケンジも楽ちゃんもセンス悪いんだもん」
「うむ、それは否定しない」

　楽タローが作った「かわのたて」を見て、オレが「かわのドレス」を作っているんだからフミの指摘はもっともだ。オレも楽タローも頭をかきながら、あらぬかたを見渡している。応えてくれるのはハトの声だけだ。

　そういうわけで、予定よりも遠く足を進めてみる。あるいは体力を回復させるための料理を用意できれば、更に先に進むこともできるだろう。そう思ってオレは料理のスキルを登録しておいたのだが、料理なんて赤いきつねと黄色のカレーうどんしか作ったコトがないオレが、こんなスキルを手に入れて何ができるのか、オレ自身ちょっと楽しみではあった（註．マッケンジーの主観）。

制約LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）
防具LV を 5 UP！（LV27⇒32、-5CP）

楽タロー(1285) により ItemNo.20 柊 に ItemNo.22 紅小石 を合成してもらおうとしましたが、LVが足りないようです。

フミ(961) により ItemNo.16 すごい木材 から射程1の武器『フランベルジュ』を作製してもらいました！
　⇒ フランベルジュ／武器：強さ261／［効果1］攻撃20 ［効果2］－ ［効果3］－【射程1】

フミ(961) の持つ ItemNo.25 おさかな から料理『ウツボの姿煮』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 2 1 5 = 8 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
ItemNo.21 たけのこ から料理『アク抜きを忘れたタケノコ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 5 2 3 = 10 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ アク抜きを忘れたタケノコ／料理：強さ110／［効果1］貫撃13 ［効果2］器用13 ［効果3］深手26

楽タロー(1285) の持つ ItemNo.11 美味しい果実 から料理『エンジェルストランペットの実』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 5 3 1 = 9 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！

園華(88) とカードを交換しました！

ワールウィンド （ワールウィンド）


サモン：レッサーデーモン を研究しました！（深度0⇒1）
サモン：レッサーデーモン を研究しました！（深度1⇒2）
サモン：レッサーデーモン を研究しました！（深度2⇒3）

ピットトラップ を習得！
クリエイト：ワイヤートラップ を習得！
ヴィクティム を習得！
ローレジスタンス を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

フミ(961) は 白詰草 を入手！
マッケンジー(1144) は 枝豆 を入手！
楽タロー(1285) は 元宝草 を入手！
フミ(961) は 剛毛 を入手！
マッケンジー(1144) は 腐肉 を入手！
楽タロー(1285) は 蒼小石 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
マッケンジー(1144) のもとに ゴブリン がゆっくりと近づいてきます。
マッケンジー(1144) のもとに ホブゴブリン がゆっくりと近づいてきます。
マッケンジー(1144) のもとに 氷使い が興味津々な様子で近づいてきます。

カミセイ区 J-5（草原）に移動！（体調20⇒19）
カミセイ区 K-5（草原）に移動！（体調19⇒18）
カミセイ区 L-5（森林）に移動！（体調18⇒17）
カミセイ区 M-5（森林）に移動！（体調17⇒16）
カミセイ区 N-5（森林）に移動！（体調16⇒15）

採集はできませんでした。
　　 - マッケンジー(1144) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION!!
カミセイ区 N-6：カミセイ大公園 が発生！
　　 - フミ(961) が経由した カミセイ区 N-6：カミセイ大公園
　　 - マッケンジー(1144) が経由した カミセイ区 N-6：カミセイ大公園
　　 - 楽タロー(1285) が経由した カミセイ区 N-6：カミセイ大公園

［843 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［396 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［440 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［138 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［272 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［125 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［125 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［24 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　






　





　





ロストのふたりがチャットに入り込んできた。

　

　

　





　





　







軽蔑の眼差しを向けるエディアン。

　








ミヨチンを制止する。





　







フレディオの胸倉をつかみ強く睨みつける！

　

　

　




　

　

　　　――ザザッ

　

　

　

　

チャットが閉じられる――

朽ちた公園のような場所。

　

ギィィィ･････

　

遊具が独りでに動き出す･･･