
――ハザマの世界というものは、どうにも趣味が悪い。
特段今まで気にしていたわけではないが、改めて見ればそう思う。
異様な原生生物達は、あれはあれで愛嬌もある者もいるからまだ良い。そも、ああいう手合の幾つかはイバラシティにもいそうなものだ。大なり小なり、肉体に影響の出る異能も世の中にはある――ワタシ/私もその内の一人だ――それに、チカラを持つのは人だけではない。となれば、あとは程度の差だけだ。
問題は、この世界の造形。……というか、イバラシティに似せた構造をしているところ、とでも言おうか。区だのなんだのもそのままで、否が応でも向こうを思い出す。あの街に入れ込んでいる者たちならば、いくらかは影響を受けるだろう。それが、『あの街を守る』か、『あの街を手に入れる』なのかは知らないが。
実際のところ、どういう理由で似せているのだろうか。……あの案内役だかなんだかから、説明があっただろうか?思い出せない。自分の不真面目さに笑ってしまう。いくら諦観の立場とはいえ、もう少し身を入れなければならないだろうか。何しろ、ワタシ/私が応援している者たち、友誼を結んだ者たちも来ているのだ。これでは少々、申し訳が立たない気がしてしまう。
――彼らは。彼女たちは。このハザマを、何を思って歩いているのだろうか。
自然LV を
10 DOWN。(LV20⇒
10、+10CP、-10FP)
防具LV を
10 DOWN。(LV30⇒
20、+10CP、-10FP)
具現LV を
15 UP!(LV5⇒
20、-15CP)
付加LV を
15 UP!(LV15⇒
30、-15CP)
ItemNo.17 不思議な牙 から防具『
獣牙の脚甲』を作製しました!
⇒ 獣牙の脚甲/防具:強さ30/[効果1]活力10 [効果2]- [効果3]-
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ガガミネ 「所謂すね当てデスネ。」 |
透司(304) により
ItemNo.12 ラベンダー から装飾『
ラベンダーの匂い袋』を作製してもらいました!
⇒ ラベンダーの匂い袋/装飾:強さ90/[効果1]魔力15 [効果2]- [効果3]-
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透司 「疲れたときに嗅ぐとリラックスできるらしいぜ!」 |
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透司 「どうやら不思議な力もこもってるっぽいし持ってて損は無いと思う」 |
牡丹(433) により
ItemNo.9 甲殻 から射程3の武器『
ペトラ』を作製してもらいました!
⇒ ペトラ/武器:強さ90/[効果1]地纏10 [効果2]- [効果3]-【射程3】
透司(304) の持つ
ItemNo.12 蔓の巻きついた身代わり人形 に
ItemNo.16 ラベンダー を付加しました!
牡丹(433) の持つ
ItemNo.8 愛用の髪飾り に
ItemNo.11 ラベンダー を付加しました!
エミリア(1054) とカードを交換しました!
収束粒子砲
(レーザービーム)
召喚強化 を習得!
サモン:ウォリアー を習得!
クリエイト:マナクリスタル を習得!
サモン:サーヴァント を習得!
集気 を習得!
リビルド を習得!
クリエイト:ウェポン を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[770 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[336 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[145 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[31 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
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白南海 「うんうん、順調じゃねーっすか。 あとやっぱうるせーのは居ねぇほうが断然いいっすね。」 |
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白南海 「いいから早くこれ終わって若に会いたいっすねぇまったく。 もう世界がどうなろうと一緒に歩んでいきやしょうワカァァ――」 |
カオリ
黒髪のサイドテールに赤い瞳、橙色の着物の少女。
カグハと瓜二つの顔をしている。
カグハ
黒髪のサイドテールに赤い瞳、桃色の着物の少女。
カオリと瓜二つの顔をしている。
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カグハ 「・・・わ、変なひとだ。」 |
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カオリ 「ちぃーっす!!」 |
チャット画面に映し出されるふたり。
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白南海 「――ん、んんッ・・・・・ ・・・なんすか。 お前らは・・・あぁ、梅楽園の団子むすめっこか。」 |
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カオリ 「チャットにいたからお邪魔してみようかなって!ごあいさつ!!」 |
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カグハ 「ちぃーっす。」 |
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白南海 「勝手に人の部屋に入るもんじゃねぇぞ、ガキンチョ。」 |
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カオリ 「勝手って、みんなに発信してるじゃんこのチャット。」 |
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カグハ 「・・・寂しがりや?」 |
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白南海 「・・・そ、操作ミスってたのか。クソ。・・・クソ。」 |
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白南海 「そういや、お前らは・・・・・ロストじゃねぇんよなぁ?」 |
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カグハ 「違うよー。」 |
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カオリ 「私はイバラシティ生まれのイバラシティ育ち!」 |
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白南海 「・・・・・は?なんだこっち側かよ。 だったらアンジニティ側に団子渡すなっての。イバラシティがどうなってもいいのか?」 |
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カオリ 「あ、・・・・・んー、・・・それがそれが。カグハちゃんは、アンジニティ側なの。」 |
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カグハ 「・・・・・」 |
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白南海 「なんだそりゃ。ガキのくせに、破滅願望でもあんのか?」 |
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カグハ 「・・・・・その・・・」 |
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カオリ 「うーあーやめやめ!帰ろうカグハちゃん!!」 |
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カオリ 「とにかく私たちは能力を使ってお団子を作ることにしたの! ロストのことは偶然そうなっただけだしっ!!」 |
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カグハ 「・・・カオリちゃん、やっぱり私――」 |
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カオリ 「そ、それじゃーね!バイビーン!!」 |
チャットから消えるふたり。
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白南海 「・・・・・ま、別にいいんすけどね。事情はそれぞれ、あるわな。」 |
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白南海 「でも何も、あんな子供を巻き込むことぁねぇだろ。なぁ主催者さんよ・・・」 |
チャットが閉じられる――