［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

//side:イバラシティ


クウィリーノがカメリア社内の廊下を歩いていると、女性社員が数人集まって会話しているのを見かけた。
きゃあきゃあと楽しげな話し声の合間に、めいめい手元のスマホを見やっている。
以前話したことのある顔ぶれであるし、とふらふらと近寄って、声を掛けることにした。

「何見てるのー？」
「あ、社長！」
「お疲れ様です」

ぱっと華やいだ声をあげられながら、隠す素振りのない手元に視線を送る。
スマホの画面には、それぞれ動物が写り込んでいた。
察するに、ペット自慢と言うところか。

「飼ってるペット？」
「そうです！　うちは猫で」
「うちは犬です」
「私は亀です。長生きのお爺ちゃんなんですよ」

ほら見てください、と画面を見せられて、それぞれの特別な家族を見る。
ペット単体であったり、家族の腕に抱かれていたり。
複数ペットがいると、一緒に写り込んでいたりもした。

「かわいいねえ」
「でしょう～！」
「さっきからそればっかり！」

社員たちは肘で小突き合いながら、こちらにもちらちらと好意の乗った視線を送る。
愛を惜しげもなく示す姿は、どこか眩い。
同時に内心白けながら、同意を示すように頷いた。
こう言う場合に求められるのは、同調であることがほとんどだ。

「社長は、ペットは飼われていますか？」
「お高い熱帯魚がいそうなイメージがあります！」
「確かに」

きらきらとした好奇心を受けながら、ペットかぁ、と悩む素振りをする。

「残念ながら、飼ってないんだ。忙しくて世話も出来そうにないからね」
「そうなんですか……」
「いつもお忙しそうですもんね」

慮ったような声に、納得を示す表情。
クウィリーノはそれに対して意図的に僅かに眉を下げながら、そうなんだよね、と、さも残念そうに肯定した。
実際、飼ったり世話をしたりする時間は無いだろう。
そしてそんな手間を惜しまない、なんて愛情深い自分は想像もできない。

「見るのは嫌いじゃないから、今度とっておきがあれば見せてね✩」
「勿論です！」
「はい！」

それからいくつか、社内の雑談を交わして、その場を後にした。

社長室までの道中で、ペットと言う言葉からはよほど遠い記憶を掘り起こす。
椿組、だなんて古風過ぎる看板を背負っているのが、クウィリーノを生んだ女の生家だ。
狂った女を育てた、実に『らしい』家で、警備も十全としていた。
その警備の中に含まれていたのが、黒い犬だった。

庭で多頭が放し飼いにされていて、いつだって厳しく、尚且しかつめらしいツンとした顔で庭を闊歩していた。
幼いクウィリーノは撫でることも叶わず、唸られた記憶しか無い。
ついぞ懐かなかった獣は、けれど賢かったのだろう。
あの犬の主人はあの女の父であったし、クウィリーノは家族と言う枠にはいなかった。
犬は序列を重んじる獣であるらしいから、そんな扱いのクウィリーノは随分と下に見られていたに違いない。

（それに、獣は鼻が利くから）

染み付いた血を、嗅ぎ分けていたのかも知れない。
クウィリーノは後になって、そう考えた。
家を出る頃には、特に嫌われていたように思うからだ。
年々染み込んだ血を、気配を、敏い者は嗅ぎつけてしまうに違いない。

（ねこも、そうなのかな）

最近撫でようとチャレンジしている茶トラの猫も、いつだって唸るし噛むし、引っ掻いてくる。
きっと動物全般が、本能のようなもので忌避する何かが、クウィリーノにはあるのだ。
いつか触れないだろうかとは思うのだけれど。
そう考えながら、ふと、柔らかい毛の感触が蘇る。

「……あれは、成功には含まないかな？」

ふ、と笑って、社長室の扉を開けた。
わふっと鳴いた子犬は、確か人間だった筈だから。

雪里(1373) に ItemNo.10 不思議な雫 を手渡ししました。

ItemNo.11 フルーツサラダ を食べました！
　体調が 1 回復！（13⇒14）
　今回の全戦闘において 攻撃10 防御10 強靭15 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

ちわわ と別れました。

土偶 をエイドとして招き入れました！

具現LV を 5 UP！（LV5⇒10、-5CP）
合成LV を 5 UP！（LV40⇒45、-5CP）

チュイ(1519) の持つ ItemNo.11 羽 に ItemNo.8 白石 を合成実験し、何か固い物体 に変化することが判明しました！
ItemNo.3 不思議な装飾 に ItemNo.6 黒手袋 を合成実験し、駄物 に変化することが判明しました！
　⇒ 駄物／素材：強さ10／［武器］攻撃10(LV50)［防具］活力10(LV50)［装飾］体力10(LV50)／特殊アイテム

ItemNo.6 黒手袋 に ItemNo.3 不思議な装飾 を合成実験し、駄物 に変化することが判明しました！
　⇒ 駄物／素材：強さ10／［武器］攻撃10(LV50)［防具］活力10(LV50)［装飾］体力10(LV50)／特殊アイテム


チュイ(1519) により ItemNo.12 不思議な牙 から魔晶『ハーフリムの眼鏡』を作製してもらいました！
　⇒ ハーフリムの眼鏡／魔晶：強さ27／［効果1］体力10 ［効果2］－ ［効果3］充填9

清春(188) とカードを交換しました！

平穏 （ファーマシー）


パワフルヒール を研究しました！（深度0⇒1）
パワフルヒール を研究しました！（深度1⇒2）
パワフルヒール を研究しました！（深度2⇒3）

召喚強化 を習得！
祈誓 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

クゥ(1372) は 雑木 を入手！
雪里(1373) は 石英 を入手！
チュイ(1519) は 石英 を入手！
チュイ(1519) は 花びら を入手！
雪里(1373) は 羽 を入手！
クゥ(1372) は ボロ布 を入手！
雪里(1373) は 皮 を入手！
クゥ(1372) は 皮 を入手！
雪里(1373) は 皮 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
クゥ(1372) のもとに ダンデライオン が微笑を浮かべて近づいてきます。
クゥ(1372) のもとに ジャンボゼミ が恥ずかしそうに近づいてきます。
クゥ(1372) のもとに 歩行軍手 がスキップしながら近づいてきます。

チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - クゥ(1372) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》
　　 - 雪里(1373) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》
　　 - チュイ(1519) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》

MISSION - 未発生：
　　 - クゥ(1372) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（同行者が達成済み）
　　 - 雪里(1373) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（同行者が達成済み）
　　 - チュイ(1519) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（同行者が達成済み）

［707 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［297 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。

　








　





　

ふたりの背後から突然現れる長身。





　




ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。

　





　




ふたりの反応を気にすることなく、




前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。




　

そう言って、さっさと姿を消してしまう。

　

　

　






うーん、と悩むふたり。

　




白南海の姿が消える。

　





チャットが閉じられる――