私は体質的に人一倍疲れやすいらしい。
元々貧血気味なのもあり、立ち眩みや眩暈を起こす事はそう珍しくもないけれど、
これに疲労が合わさると起きているのも辛くて、
酷い時は意識すら飛んでしまいそうでその場で横になってしまいたい位の有様だ。
精密検査も何度か受けたけれど特に大きな病気も見つからず、
『体力をつけてください』等と大変ふんわりしたアドバイスを貰っただけだった。
姉がどこからか見つけてきたサプリメントと、処方された鉄剤を毎日服用して少し症状が軽くなりはするものの、
根本的によくなる気配は無かった。
推しを応援する費用まで姉に融通してもらう訳にもいかなくて、
大学生活の開始と共にかなりハードなスケジュールでバイトを始めた。
初めのうちは良かったものの、無理がたたってきて
じわじわと体に不調が現れてきている事も自分でよく解っていたけれど、
サプリメントを飲みながらだましだまし日々を送っていた。
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そんなある日。
日頃から感じていた酷い不快感がピークに達してバイトを休み、大学からやっとの事で一之瀬家へとたどり着いた。
途中バスなど乗り継いで帰ってきたけれどあまり記憶になく、
門にたどり着いてから玄関までの道のりがあまりにも長く感じられたのだけよく覚えている。
台所で水とサプリメントを飲んで、自室へ戻らずそのまま居間のソファに倒れ込むように眠っていたようで、
優しく呼びかける誰かの声で目が覚めた。
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?? 「……ちゃん?」 |
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モモ 「憂ちゃん?こんな所で寝たら風邪ひくわよ?」 |
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ウレイ 「ぁ……いちのせさん……」 |
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モモ 「大丈夫?顔色が悪いみたいだけど…」 |
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ウレイ 「あ、いえ、ちょっと……疲れが酷くて…」 |
一之瀬さんの手を借りてゆっくりと上体を起こす。
まだ頭がどんよりとして重く世の中がぐるぐると回って、たまらず再びソファへ倒れ込む。
心拍数が上がって耳の奥でどくどくと音が響く。
いつもは数時間じっとしていれば少しはマシになるはずだけれど、今日はそんな気配がなくて。
目を閉じれば今にも意識を手放してしまいそうだ。
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モモ 「…これが例の……クライも……ね……少し待っててね、すぐ戻るわ」 |
一之瀬さんが何か話しかけているけど、耳に膜がはられた様にその声が遠くで響いて何を言っているのかも解らなくて、
頭をそっと撫でてそのまま部屋を出ていく姿を目で追った後、重い瞼を閉じた―――
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モモ 「…ちゃん、憂ちゃん」 |
さっきと同じように遠くから一之瀬さんの優しい声がする。
薄く目を開くと、すぐ傍にいて心配そうに眉を下げて私をじっと見つめていた。
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モモ 「そのままで大丈夫…これでゆっくり…そう…ゆっくり、ね」 |
言われるままに口元に差し出されたストローを口にして、ゆるゆると中身を吸い込む。
ワンテンポ遅れて、口内に液体が満ちる。
喉もカラカラで粘膜に感じる水分がとても心地よかった。
しかしその味はとても衝撃的なもので、舌が全力で甘い、甘すぎると脳に訴えてくる。
一瞬吐き出しそうになるのを堪えて、何とか液体を飲み下した。
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ウレイ 「……一之瀬さん、これ、一体……」 |
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モモ 「…ふふ、すっごく甘かったでしょう?うちの看板商品なの」 |
促されるまま、ストローをもう一度咥え液体を啜る。
まるで水飴かのように絡みつくような甘さのそれを、何度か中断しながら最後まで飲み干す。
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モモ 「特製の栄養ドリンク…みたいなものかしら。…と言っても効果は折り紙付きよ?」 |
そう話しかけながら寝汗を丁寧にタオルで拭ってくれた上、
一緒に用意したのだろう薄手の毛布をふわりとかけてくれる。
身体を壊したと訴えても保険証と診療費を置いておくだけの両親と大違いだ。
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モモ 「…はい、しばらくここで休んでなさいね。ハイネくんに担いでもらってもいいのだけど、 それは恥ずかしいでしょう?」 |
元気づけるための冗談なのかは解らないけど、そう言って小さく笑う。
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モモ 「…それと、言いづらいかもしれないけど体調が悪いときは遠慮しない事。 無理して倒れたりして、もしもの事があったらお姉さんに合わせる顔がないもの。ね?」 |
じっと見つめる一之瀬さんの赤い瞳が、それは決して上辺だけの言葉では無い事を物語っている。
私は頷いてすみませんと謝ったものの、居候先の家主に頼っていいものなのかと少し戸惑っていた。
そんな思考も甘い薬液に溶かされるようにだんだん意識がまどろんでいく。
再び閉じかけた瞼の向こうで一之瀬さんが立ち上がるのが見えて、
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ウレイ 「ありがとう、ございました」 |
そう口にしたところで、眠りの中にすっと落ちていった―――
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モモ 「…はぁ…何をどうしたらこんな状態になるのやら。当面は様子見かしら…ね」 |
ハイネ(416) から
羽 を受け取りました。
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ハイネ 「装備に羽を刺すと性能が上がる。不思議なことだが本当のことだ」 |
ハイネ(416) から
吸い殻 を受け取りました。
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ハイネ 「そしてこんな物を渡すのは気が引けるのだが……どうやら、これも素材として使えるらしい」 |
ハイネ(416) から
ボロ布 を受け取りました。
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ハイネ 「……困ったことに本当だ。この布も全体的にボロボロだが、効果は実証済みだ」 |
ツクモ(106) に
ItemNo.13 毛 を送付しました。
ルーシー(854) に
ItemNo.9 オフショルダーアシメカットソー を送付しました。
解析LV を
15 DOWN。(LV15⇒
0、+15CP、-15FP)
魔術LV を
5 UP!(LV15⇒
20、-5CP)
呪術LV を
15 UP!(LV5⇒
20、-15CP)
料理LV を
5 UP!(LV35⇒
40、-5CP)
クリス(169) により
ItemNo.5 クロスモチーフのピアス に
ItemNo.14 羽 を合成してもらい、
何か固い物体 に変化させました!
⇒ 何か固い物体/素材:強さ15/[武器]攻撃10(LV20)[防具]防御10(LV20)[装飾]共鳴10(LV20)/
特殊アイテム
ツクモ(106) により
ItemNo.7 杉 から射程1の武器『
禍々しいアルミパイプ』を作製してもらいました!
⇒ 禍々しいアルミパイプ/武器:強さ100/[効果1]疫15 [効果2]- [効果3]-【射程1】
レン(270) の持つ
ItemNo.12 ビーフ から料理『
ウェルダンを通り越した肉』をつくりました!
レン(270) により
ItemNo.8 ゴシックチョーカー に
ItemNo.12 ド根性雑草 を付加してもらいました!
⇒ ゴシックチョーカー/装飾:強さ67/[効果1]器用10 [効果2]復活10 [効果3]-
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レン 「病院坂、チョーカーを貸してくれ。ちょっとした加護の呪いを掛けてみる」 |
ハイネ(416) により
ItemNo.7 禍々しいアルミパイプ に
ItemNo.16 ボロ布 を付加してもらいました!
⇒ 禍々しいアルミパイプ/武器:強さ100/[効果1]疫15 [効果2]闇纏10 [効果3]-【射程1】
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ハイネ 「しかし実際のところ、定期的に布が手に入るのはありがたいな。こうして簡単に補強ができるし、不思議な効果まであるときた」 |
ハイネ(416) により
ItemNo.11 呪装式改造ネイルガン に
ItemNo.5 何か固い物体 を付加してもらいました!
⇒ 呪装式改造ネイルガン/武器:強さ67/[効果1]器用10 [効果2]攻撃10 [効果3]-【射程3】
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ハイネ 「このよく分からない物体も、よく働いてくれる。一体何でできているのかもわからないが、使い方は簡単だ」 |
ハイネ(416) により
ItemNo.10 ベルト付きショートパンツ に
ItemNo.15 吸い殻 を付加してもらいました!
⇒ ベルト付きショートパンツ/防具:強さ67/[効果1]活力15 [効果2]火纏10 [効果3]-
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ハイネ 「……あぁ、そうだ。この吸い殻はそれの強化に役立てるとしよう。少し貸してくれ」 |
烏の魔のもの(41) とカードを交換しました!
黄昏の探偵同盟
(プチメテオカード)
ヒートイミッター を研究しました!(深度0⇒
1)
チャクラグラント を研究しました!(深度0⇒
1)
バーニングチューン を研究しました!(深度0⇒
1)
コロウドスパウト を習得!
イグニス を習得!
ダウンフォール を習得!
☆数多の怨 を習得!
☆初習得ボーナス:各FPが2増加した!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!