［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　通信を終えた、結局あの子から返信はなかったけれど、これ以上私に出来る事はない。
　とりあえずハザマに持ち込めた品物を確認しようと、ストレージを点検していく。

　戦闘に役立つものは特になし。
　だが戦闘に影響しない私個人の所持品はいくつか持ち込めているようで、役割に使っていたランタンの他、香と酒類、そしていくつかの毛布が出てきた。
「――――」
　嘲ればいいのか、それとも蔑めばいいのか。
　この場所では役割の果たしようもないから、これらを使う事もない。
　しかし酒を筆頭に量と種類だけはたっぷりあるもので、あるものは仕方なく、気晴らしに猪口一杯分だけを注ぎ、唇を濡らした。

　肉体を巡る酒精に感覚が浮遊する。
　しかし意識を落とすには遥かに力不足で、酒を舐めるのも私にとっては戯れでしかない。
　途中で拾った奇妙な生き物が自分も欲しいとまとわりついてくるのを暫しあしらっていたが、その動きもふとした変化で止まった。

「来客です、暫く離れててください」
　生き物を草むらへ送り出すのと入れ替えに、美しい鬼の女が自分たちの野営地を訪ねてきた。
　森のような色合いの長髪と一対の角、顔に引いた紅が艶やかで、極上かつ蠱惑的な肉体を扇情的に着崩した着物で包んでいる。
「お前が白い鳥の主か」
「――咲星《サキボシ》です」
　この女は……有り体にいえばゆるい協力関係にある一人だ。
　約定を結んだのは違う相手だが、その同行者だから協力関係で間違いない。
　こっちから接触する時は概ね使い魔の鳥を遣わしていたから、使い魔の姿から白い鳥の協力者として認識されているフシがある。

「貴様、人間か？」
「違いますね」
「……どいつもこいつも……。全く、つまらぬ」
　唐突に向けられた女の殺意を一言でかわした。
　……殺意というよりは捕食対象としての値踏みだろうか、それも完全に外れている気配はない。
　擬態が完璧すぎるのが仇になったか、隙でも見せた日には腕でも持っていかれそうな気配すらする。

　――人食い鬼、飢えているのだろうか。

　気を紛らわせるために酒盃に手が伸びそうになったが……来客中だ、流石によろしくない。
　外聞も悪いので片付けるついでに隠そうとすると、後ろから咎める声が上がった。

「おい、何を隠そうとした？」
「――お見苦しいとこを」
　思ってもいない薄っぺらな建前を口にし、酒瓶のラベルを手で覆い隠す。
　大したものではないから見逃して欲しいと示したつもりだったが……どうも通じる相手ではない。
「薄っぺらい言い訳など好まぬ。もう一度問う、何を隠した？」
　苛立ち紛れに再度問いかけられ、観念したように酒を見せた。
「すみません、酒が余ってたので少々酒盛りなどを」
「ほう、酒か」
「……一般の方が飲んでいいものではないので」
　再度瓶を回収しようとすると、女の視線がそれを咎めた。
「一般？儂を何と思うておる。　よい、儂は寛大だ、それをよこせ」
「――潰れますよ」
「ふん、並の人間であれば、の話であろう？」
　並の人間じゃなくても潰れると思います、と言いたかったが、女の視線は鋭く、それ以上の反論を許す気はなさそうだった。
　観念して女の分も酒盃を用意する。

　――種族的には精霊が近いが、この身は模倣でも月の神性持ち。
　私の理性を浮かせられるだけの酒となると相応に珍しく、強さも驚異的なのだが……これはもう、実際に確かめてもらうしかないのだろう。

リミュ(411) に ItemNo.13 牙 を手渡ししました。

魔術LV を 5 UP！（LV0⇒5、-5CP）
付加LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）

リミュ(411) により ItemNo.9 ねばねば に ItemNo.12 剛毛 を合成実験してもらい、黒い塊 に変化することが判明しました！
　⇒ 黒い塊／素材：強さ20／［武器］疫病10(LV20)［防具］耐闇10(LV20)［装飾］放衰10(LV10)

リミュ(411) により ItemNo.10 不思議な石 に ItemNo.12 剛毛 を合成実験してもらい、何か固い物体 に変化することが判明しました！
　⇒ 何か固い物体／素材：強さ15／［武器］攻撃10(LV20)［防具］防御10(LV20)［装飾］共鳴10(LV20)

望夢(238) により ItemNo.11 大軽石 から装飾『調整コード【偏差障壁】』を作製してもらいました！
　⇒ 調整コード【偏差障壁】／装飾：強さ67／［効果1］舞護10 ［効果2］－ ［効果3］－

望夢(238) の持つ ItemNo.12 犬鳴衣 に ItemNo.8 美味しくない草 を付加しました！

迷惑者(981) とカードを交換しました！

ハザマでの姿(異形) （ペナルティ）


ジャックポット を研究しました！（深度0⇒1）
ジャックポット を研究しました！（深度1⇒2）
ジャックポット を研究しました！（深度2⇒3）

ティンダー を習得！
レッドショック を習得！
ダークフレア を習得！
コントラスト を習得！
マジックミサイル を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

咲星(274) は 平石 を入手！
リミュ(411) は 藍鉄鉱 を入手！
咲星(274) は 針 を入手！
リミュ(411) は 牙 を入手！

チナミ区 Q-9（森林）に移動！（体調15⇒14）
チナミ区 R-9（森林）に移動！（体調14⇒13）
チナミ区 R-8（森林）に移動！（体調13⇒12）
チナミ区 R-7（チェックポイント）に移動！（体調12⇒11）
チナミ区 B-4（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

望夢(238) をパーティに勧誘しました！
『チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 望夢(238) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》
　　 - 咲星(274) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》
　　 - リミュ(411) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》

MISSION!!
チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》 が発生！
　　 - 望夢(238) が経由した チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》
　　 - 咲星(274) が経由した チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》
　　 - リミュ(411) が経由した チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》

―― ハザマ時間が紡がれる。

　

　

　





　




チャット画面にふたりの姿が映る。

　







　




チャットに響く声。

　



画面に現れる３人目。

　






　





上目遣いでふたりに迫る。





　








ノイズで一部が聞き取れない。

　









突然現れるドライバーさん。

　









　







　

賑やかな雰囲気のまま、チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！




（初発生のイベント戦：異能FP+5！生産FP+5！）