NOTICE
ENTRY
RULE
RESULT
LOUNGE
CITYMAP
<< 2:00~3:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




 蝉の鳴き声が降り注ぐ、七月の終わり。
 学校はもう夏休みに入っていた。
 沢山の宿題と、進路のことや志望校のこと。それと、家庭のこと、家族のこと。さまざまな感情が綯い混ぜになって言葉にするのが難しい。ざわざわして、耳を塞ぎたくなる時もある。
 
 心に抱え込んだものは色に例えるなら、限りなく黒に近い灰色かもしれない。鉛筆でぐりぐり塗り潰して、真っ黒で見えなくなった落書きのよう。
 塗りつぶす前に、私は何を書いていたのだろう。
 絵だったのか、単なるメモだったのか。何も覚えていない。
 
 ほんの数秒前の出来事も、たまに思い出せなくて苛立ってしまう。これはきっと受験に対してのストレスだ。
 自分は今、神経質になっているんだ。
 些細なことでも苛立って、お腹がムカムカしたり、頭が痛くなったりしてしまう。悲しくなることはなかったけど、たまに自己嫌悪に陥ったりと忙しない。
 
 ああ、いやだなぁ。こんなの。
 
 中学生最後の夏休みは、少しだけ刺がささった痛みを感じながら始まった。

 部活も、最後の大会をあと一週間後に控えている。今日は朝の涼しい時間に集まってのランニングと筋トレと、スタートダッシュの練習、いつもと代わり映えのない練習メニュー。
 二時間くらいはやったのだろうか。
 夏場はどうしても暑くなりがちで、外での運動は体調不良を起こすことも多い。気温が高くなるとそんなに長くやらせてもらえないのが現状だ。

 それでも、朝の少しだけ涼しい空気の中を。目映い青空の下を。
 思いっきり走れるのは、とても気持ち良い。
 走っている時は自由で、自分を縛るものは何もなくて、ただひたすら、前にあるゴールラインを目指せばいい。
 石灰で引かれた白線。青い空。生温い風。グラウンドに木霊する蝉の声。見えるもの、聞こえるものすべてが刹那の幻のよう。
 
 ちくりと感じる刺の痛みも――今だけは、忘れることが出来る。
 
 
 
 走れば、イヤなことから逃げられる。
 
 ぐちゃぐちゃになったわたしの頭の中を、全部真っ白にできる。走れば。ただひたすら走ればよかった。
 
 
 好きとか嫌いとか、そんなものじゃなかった。
 逃げたかった。目の前にあるものすべてから。
 ただ、それだけ。
 
 

 だからね、遠野くん。
 
 
 
 
「……好きとか、そういうものじゃないよ。私にとって走ることは」
 隣を歩く、背丈の高い少年を振り向きもせず。
 
 少女は答えた。
 

「えー。じゃあ、好きじゃなかったら、キライってことですか?」
「嫌いじゃないわよ。嫌いだったらそもそも走ってないし、部活だって入らないし」
「つまり好きってことっすよね!」
 少年は嬉しそうに言うと、眩しいほどの笑顔を向ける。対して少女はうんざりした面持ちだ。
 
「だから、好きじゃないってば。遠野くんさ、世の中には好きと嫌いの二つ以外だってあるでしょ? そういうものなの」
「そうなんですか? オレは好きとキライしかないですけど」
「それは遠野くんがそういう性格だからでしょ。君と一緒にしないで」
 低い声で少年の主張を突っぱねる。明らかに不機嫌だ。少女は大きく溜め息を吐いてから足を止めた。
 
「遠野くんと私は違うの。君の価値観はよくわかったから、それを私に押し付けるのやめて」
「押し付けてないっすよ! だってセンパイが」
「私がなに? 走るのが好きって答えないのがそんなにおかしいの?」
 語気を荒立ててしまう。そんなつもりはなかったのだが、感情を抑えることが出来なかった。
 
 少女は、隣にいる少年を見ようとはしない。視線は真っ直ぐのまま、暗い夜道を睨み付けて。
 遠野が聞きたいのは。聞きたかったのは、自分が陸上を好きだという気持ち。それを確かめたかったのだろう。
 言い返した言葉から、そんな気持ちが透けて見えたかもしれない。
 
 
 少女は唇を噛み締め、俯いた。
 
 
「全力で、走ることを楽しんでる遠野くんには。今の私の気持ちは、絶対にわからないよ」
 息が苦しい。視界が滲んでいく感覚に、心が悲鳴をあげている。
 自分にもわからない。この焦りが何なのか。
 そしてこの少年にも、わかって欲しいとも思わない。そんな都合のいいことを言えるわけがない。
 
 この少年はただ、走ることが大好きなだけ。
 誰よりも速く走りたくて、誰よりも走ることが大好きで、きっと一年後も「陸上が好きだから、オレは続けますよ」と笑ってくれるのだろう。
 
 わかっている。分かりきっていたことだ。
 彼と自分は、まったく違うのだ。
 
 
「ごめん、遠野くん。これじゃあただの八つ当たりだね」
 
 生温い風が頬を撫でて、蜩の声が夕暮れにこだまする。夏なのに心が寒さを感じるのはどうしてだろう。
 少女は頭を振って。
 
 
「本当にごめんなさい。私、今はどうやっても君を傷付けることしか言えない。……前みたいに、君と一緒に笑えない。楽しめない」
 早口にそう言って、大きく嘆息した。
 鞄を持つ手に力が入り、そのまま逃げるように走り去ろうとする。
 視界が滲む。目が熱い。胸が痛い。息が苦しい。
 感情が込み上げて、どうすることも出来ない。
 
 
 
 
 十五の夏。私が夏をもっと嫌いになったこの日。
 生まれて初めて、身近な誰かを『否定』し『拒絶 』した。
 
 
 
--------------------------------------------------------
episode2:夏影
--------------------------------------------------------









ENo.356 眠 とのやりとり


「─────。」

彼女が何と言ったのか、聞き間違えようも無かった
耳は、良いのだ。とても、嫌になるくらいに。
……けれども、彼はしばらく俯いた後に顔を上げて。

「……ああ、俺は守りたいんだ。嫌いなモンばっかだけど、ダメな所ばっかりだけど、俺の好きな奴等くらいは。
だから、お前とは分かり合えそうに……無いな」」

「……なぁ、縹」
「怪我とか、気ィつけてな」

分かりあえなくても、敵対したとしても、道を違えたとしても
自分が一方的にそう思っているだけだとしても、この少女だって、少年からすれば守りたい相手で。

少年は、少しだけ笑った。


ENo.412 スノウストーム とのやりとり

傭兵
「……………………………………………………」

傭兵
「全く……よく喋る女だ」

傭兵
「ここは戦場で、戦場に兵士がいる。それだけのことだ。」

傭兵
「何の理由でこちら側に就くのはお前勝手だが
いずれお前の知り合いや家族、あるいは友人らと
殺し合うかもしれないというのに――」

傭兵
「お前は自分が言っていることの意味を理解してるのか?」


以下の相手に送信しました

ENo.216
ヒビキ
ENo.607
我孫子





ItemNo.1 不思議な武器 を破棄しました。
ItemNo.3 不思議な装飾 を破棄しました。















aura
ENo.139

ENo.412
スノウストーム
ハザマに生きるもの
大黒猫A
大黒猫B
















aura
ENo.139

ENo.412
スノウストーム
一花繚乱
ENo.279
サツキ
ENo.374
キキメ







自然LV5 UP!(LV10⇒15、-5CP)
装飾LV5 UP!(LV10⇒15、-5CP)

ItemNo.8 ネジ から射程4の大砲『韋駄天』を作製しました!
 ⇒ 韋駄天/大砲:強さ45/[効果1]- [効果2]- [効果3]-【射程4】

「縹の計算では、これは強い武器になるはず……です!」


地の祝福 を習得!
沙羅双樹 を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






縹(139)ド根性雑草 を入手!
スノウストーム(412)ド根性雑草 を入手!
スノウストーム(412) を入手!
スノウストーム(412) を入手!






チナミ区 J-6(沼地)に移動!(体調25⇒24
チナミ区 J-7(沼地)に移動!(体調24⇒23
チナミ区 K-7(森林)に移動!(体調23⇒22
チナミ区 K-8(隔壁)には移動できません。
チナミ区 K-8(隔壁)には移動できません。







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 

 

 


エディアン
「・・・・・あら?」

白南海
「おっと、これはこれは。」


 

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。

白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。


チャット画面にふたりの姿が映る。

 


エディアン
「こんにちは白南海さん。元気そうで何より。」

白南海
「そう尖らんでも、嬢さん。折角の美人が台無しだ。」

エディアン
「・・・それもそうですね、私達同士がどうこうできる訳でもないですし。
 それで、これは一体なんなんでしょう?」

白南海
「招待されたとか、さっき出てましたけど。」


 



「そ!お!でぇぇ―――っす☆」


チャットに響く声。

 

ミヨチン
茶色の瞳、桜色のロング巻き髪。
ハイパーサイキックパワーJK。
着崩し制服コーデ。


画面に現れる3人目。

 


白南海
「まぁた、うるせぇのが。・・・ってぇ、こいつァ・・・・・?」

エディアン
「ロストじゃないですか、このこ。」

白南海
「それとその格好・・・やっぱイバラシティの人間じゃ?あんた。」


 


ミヨチン
「ロスト?イバラシティ?何のことっすかぁ??」

ミヨチン
「それよりそれよりぃ!ミヨチンの願いを叶えてくれるって、聞いたんすけどぉー。」


上目遣いでふたりに迫る。


白南海
「なるほど。こんな感じであっちから来るんすかねぇ、ロスト。」

エディアン
「そっすねぇー。意外っすー。」


 


ミヨチン
「聞いてるんすかぁ!?叶えてくれるんっすかぁー!!?」

エディアン
「えぇ叶えます!叶えますともっ!!」

白南海
「無茶なことじゃなけりゃー、ですがね。」

ミヨチン
「やったーっ!!ミヨチンは、団子!団子が食べたいんすよぉ!!
 美味しいやつ!!美味しい団子をたらふく食べたいッ!!」

ミヨチン
「好みを言うなら―― ザザッ・・・ 堂のあんこたっぷりの―― ザザッ・・・ 団子がいいんすよねぇ!
 ガッコー帰りによく友達と食べてたんすよぉ!!」


ノイズで一部が聞き取れない。

 


白南海
「団子だァ・・・??どんな願望かと思えばなんつぅ気の抜けた・・・」

エディアン
「しかしこのハザマでお団子、お団子ですかぁ。」

白南海
「イバラシティの団子屋なら、梅楽園のが絶品なんすけどねぇ。」

エディアン
「あぁ!あそこのお団子はモッチモチで美味しかったです!!
 夢のような日々の中でもあれはまた格別でしたねぇ!!」

ミヨチン
「マジっすか!それ!それ食べれねぇんすかぁー!?」

ドライバーさん
「食べれるぞ。」


突然現れるドライバーさん。

 


白南海
「・・・び、ビビらせねぇでくれませんか?」

ドライバーさん
「ビビったんか、そりゃすまん。」

エディアン
「こんにちはドライバーさん。・・・お団子、食べれるんですか?」

ドライバーさん
「おう。地図見りゃ分かるだろうが、ハザマのモデルはイバラシティだ。
 そんでもって一部の名所は結構再現されてる、ハザマなりに・・・な。試しに見てくるといい。」

エディアン
「ほんとですか!?ハザマも捨てたもんじゃないですねぇ!!」

白南海
「いや、捨てたもんじゃって・・・なぁ・・・・・」


 


ミヨチン
「んじゃんじゃその梅楽園の団子!よろしくお願いしゃーっす!!」

白南海
「あの辺なら誰かしら丁度向かってる頃じゃねぇすかねぇ。」

エディアン
「よろしく頼みますよぉ皆さん!私も後で行きたいなぁーっ!!」

白南海
「・・・何か気が抜ける空気っすねぇ、やっぱ。」


 

賑やかな雰囲気のまま、チャットが閉じられる――












aura
ENo.139

ENo.412
スノウストーム
ハザマに生きるもの
ウルフ
大蛇




411 435


1st



2nd
大蛇


3rd
ウルフ


















aura
ENo.139

ENo.412
スノウストーム
differance
ENo.575
まかちゃん
ENo.616
緑帽子




164 246



2nd










ENo.139
縹【ハナダ】
17歳/163cm
白藍色の髪に真紅の瞳。彼女は自らを縹と名乗る。
カスミ区に住んでいる17歳の女子高生だ。
物怖じしない性格でとにかく明るくて人懐っこい。
好きなものは猫。


黒羽【クロバネ】
15歳の中学三年生。152cmと小柄。
濡羽色の髪に蒼い瞳、濃紺のセーラー服を着ている少女。
夢見がちでロマンチストだが、芯は強い。
ある日を境に逢えなくなってしまった少年と、再び出会えることを夢見ている。


2/20:PL体調不良のため、RPのお返事が今まで以上に遅くなります。もしかしたら暫くお返事出来ないかもしれません。大変申し訳ございません。あったかくなる頃には戻ってこられるように頑張ります。
22 / 30
142 PS
チナミ区
K-7
行動順2【疾駆】AG↑
5500
375







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1ド根性雑草素材15[武器]防狂10(LV20)[防具]反護10(LV25)[装飾]復活10(LV25)
2不思議な防具防具10
3
4風神武器30攻撃10【射程3】
5フローライト装飾20幸運10
6不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
8韋駄天大砲45【射程4】
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
自然15植物/鉱物/地
領域20範囲/法則/結界
武器20武器作製に影響
装飾15装飾作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5050敵:攻撃
ピンポイント5050敵:痛撃
クイック5050敵:3連撃
ブラスト5050敵全:攻撃
ヒール6050味傷:HP増
ドレイン6050敵:攻撃&味傷:HP増
ペネトレイト5050敵貫:痛撃
スイープ5050敵列:攻撃
ストーンブラスト5050敵:地撃&朦朧
リフレクション5050自:反射
ノーマライズ5080味環:HP増+環境変調を守護化
ブルーム50120敵全:地撃&魅了・束縛
ガーディアン6050敵:攻撃+味傷:護衛
ディスターバンス5080味傷:HP増+弱化ターン効果を短縮
ツインブラスト50220敵全:攻撃&麻痺+敵全:攻撃&盲目
インヴァージョン60150敵全:攻撃&祝福を猛毒化

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
猛攻650【戦闘開始時】自:AT・DX増
堅守550【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢650【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
地の祝福550【戦闘開始時】自:自然LVが高いほど地特性・耐性増
沙羅双樹550【戦闘開始時】味全:DF増(2T)+領域値[地]増
大砲作製500【常時】生産行動『装備作製』で武器「大砲」を選択できる。大砲は射程が必ず4になる。
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
過去の呪縛
(ブレイク)
050敵:攻撃
いんふぇくなんとか
(インフェクシャスキュア)
0140味列:HP増
破滅
(ダウンフォール)
0130敵傷:闇撃





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]クリーンヒット[ 3 ]レッドショック



PL / 史郎