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色蝕の塊 「────退いて。」 |

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ミロスラヴァ 「…四葉…先輩……なの…?」 |
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立ち塞がる巨大な土塊。 ──侵略を妨げる者達のほうを向いた。 |
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片方は記憶"イバラシティ"で見たように思う。もう片方は、今の姿ではわからない。 だが。 見知った顔だからといって止まる理由には ならなかった。 |
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「じゃま……する……な…………。」 |

| 緋染の白花 「さて、今度はあなたたち、ですか。 片方は見た顔、もう片方は……こちらからの裏切り者でしょうか? ……まぁ、構いません。容赦はできませんので……」 |
| 緋染の白花 「さぁ、どうぞ抗ってみせてください」 何処かで見た顔の、見覚えのない姿の化け物は冷ややかな笑みを浮かべた |
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土塊に唯一咲く花、のようなものがずるりと動く。 |

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<<さあ、綺麗な土地のため、あなたを穢す悪い者たちを退治しましょう? ……『頑張って』、ね……。>> |
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土塊の頂上に座した女が囁く。 ――その言葉に呼応するように、土塊に活力が漲る――異能の力―― |
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土塊 「……うん。おで、がんば、る……。」 |

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「…………、――…」 「…………やる…………/@@「…………、――…」 「…………やる………………やらせ、ない……」 土塊は傍らの少女と地面をじっと見ている―― |



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ミロスラヴァ 「ん…!」 |

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ミロスラヴァ 「痛い…」 |
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ミロスラヴァ 「Давай!Давай!」 |

| 土塊と黄花のカード発動! |
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「────!!」 声にならぬ叫びと轟々たる響きが辺りを埋め尽くす──! |

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ミロスラヴァ 「痛い…」 |
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≪奪われたぶんは、取り返すほか無いでしょう?≫ 土塊の背後から数本の根が伸びる。 |

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ミロスラヴァ 「来ないで…!」 |

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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |

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ミロスラヴァ 「もう、動かないで…!」 |

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ミロスラヴァ 「Давай!Давай!」 |

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「……、……」 なにもされていない。ならば、土塊は何もしない。 |
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ミロスラヴァ 「…!」 |
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風に流されたかのように その攻撃は大きく逸れていった |
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≪奪われたぶんは、取り返すほか無いでしょう?≫ 土塊の背後から数本の根が伸びる。 |


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ミロスラヴァ 「だめ…!」 |

| 緋染の白花のカード発動! |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |


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ミロスラヴァ 「邪魔…しないで」 |
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≪奪われたぶんは、取り返すほか無いでしょう?≫ 土塊の背後から数本の根が伸びる。 |

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ミロスラヴァ 「すぐに…終わらせるから」 |

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ミロスラヴァ 「少し、静かにしてて…」 |
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ミロスラヴァ 「だめ…!」 |

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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
| 色蝕の塊のカード発動! |
| 土塊と黄花のカード発動! |
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<<ちっ……!>> |
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<<……、>> |
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憤る感情はいっそう土塊を使い物にならなくさせる。 ゆえに、隠し通すように、土塊には優しく語りかける。 |
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<<また次にやり直せばいいのよ。今みたいに、ね。>> |
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土塊 「……うん……」 |


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ミロスラヴァ 「邪魔…しないで」 |
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ミロスラヴァ 「…!」 |

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ミロスラヴァ 「すぐに…終わらせるから」 |

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ミロスラヴァ 「Давай!Давай!」 |

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突如、力を失ったかのように その攻撃は届かなかった |
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ミロスラヴァ 「…!」 |
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ミロスラヴァ 「少し、静かにしてて…」 |
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風に流されたかのように その攻撃は大きく逸れていった |
| 緋染の白花のカード発動! |

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ミロスラヴァ 「邪魔…しないで」 |
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ミロスラヴァ 「少し、静かにしてて…」 |
| 緋染の白花 「さて、此度はこれにて失礼いたします。 またお会いできる日を」 酷薄な笑みを浮かべると急速に朽ち枯れていった |
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0 3 0 3 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 1 0 2 0 0 |
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色蝕の塊 「許してなどとは、言わない。」 |
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ミロスラヴァ 「……どうして」 |
