表向きは小さな料理教室を開いている当たり障りのない人物。
欲張らず手堅く投資するプログラムを組んでFX、デイトレードで日々困らない程度の生活資金と老後の貯蓄を蓄えている。
というのは表の顔で、裏では法的に規制された薬物を取り扱い利益を得ている。
異能は【舵取り(ゴンドリエーレ)】
様々な【流れ】を少しだけ自分好みに傾けられる。
本当に少しだけの為、為替の流れという世界規模のものを傾けることなど無理だし、汁物をかき混ぜなくても淀まない、薬品の攪拌に攪拌棒がいらない程度のもの。
人の心に至っては意志が弱い者、軽薄な者でない限りはほぼほぼ無効化される。
【飽きるほど食べたA定食とB定食、どっちでもいいんだけど今日はどっちにしようか】を好きなほうに選ばせるぐらいはできるらしい。
体調が良ければ5段重ねのトランプタワーを見るだけで倒したりできる。
薬物の取り扱いはこの異能を助ける、というより、心を空虚にするほど薬を盛って追い込み、最後の僅かな瀬戸際を傾けて”躾け”をする為に習得した。
表向き繋がりがないように思えて彼に傾けられた”ペット”が何人も潜んでおり、薬物の運搬等の小間使いに使われている。
※非合法 裏社会限定で既知設定OKです。
薬物売買、武器の密輸、資金洗浄、使い捨てが利く人材の斡旋。非合法ロール請け負います。
自覚はないがほぼほぼ無意味な【舵取り】の異能に対してコンプレックスを持っている。
だからこそ異能という時に己の人生を左右する者に振り回されないように手堅く生きるし裏では逸脱してうまく立ち回る。
異能さえなければ誰よりも人生を楽しんでいる。
そう思いたいことに自覚がない。
尚、異能ではないが身体的な特徴として【嗅覚が異常に発達している】
薬物の取り扱いを知識以上に嗅覚で補い僅かな誤差などを読み取っている。
本当の異能はハザマで開花する。
誰も縋る者がいない社会に適応した大人は手を伸ばすことより簒奪を選ぶ。
その結果、他者へ結びつきようもなかったちっぽけな異能は内側へ【本来の方向へ向かう】
本来の異能は【賛辞なき簒奪者(ドミネイトミートゥ)】
掌中に生まれる黒い渦に生命を、物を、心を、異能さえも、あらゆる”流れ”を引きずり込み取り込む。
どこまでも自分へのみ、一方的な”流れ”を作る。
それが彼の望み、彼の願望、彼の本心。
誰かと繋がることなど、信頼し合うことなど端から求めていなかった。
だが皮肉なことに、ハザマで極限状態を迎えて初めて開花した強力な異能は、
けっしてイバラシティでは、安穏とした社会の中では発現することはない。
☆サブキャラ【謎のバイク】
決まったところに停まっていないサイドカー付きの赤いバイク。
七不思議? 怪異?
持ち主らしきフルフェイスの人物が乗っているのを目撃することが出来るが、噂によればその姿が時折霞んだりぼやけたりすることも?
☆鷹宏
SEGOAMにバイトしながら下宿している少年。
あまり人と関わろうとせず、素行は悪い部類。
常に青い結晶が収められたペンダントを身に着けている。
機械知識に精通し、特に電気系統の技術を若くして身に着けている。
異能は【熱量操作】と【結晶】
周囲の熱を吸収、放出を行うことで熱と冷気を操り、それ等を応用して自ら肉体の活性化、神経系統の鋭敏化を行うことが出来る。
またそれ等の特性を備えた結晶を生成する。