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[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




  

 

 蜃という竜を見た。

 蜃気楼に私は足を踏み入れた。
 果ての楼閣の中は希望や期待にあふれていた。
 痛み苦しみと無縁だった。
 死に瀕していることに思考を向ける必要のない空間だった。
 私にとっては、私が知る限り最も理想的な安楽死だった。

 眠りっぱなしで飲まず食わずでいればいずれ死ぬ。
 友人の助けがなければ、私は死んでいただろう。
 私はあの竜が欲しくなった。




果ての楼閣
蜃という竜が気を吐いて現れた楼閣。
たどり着けないはずの蜃気楼。


 * * *


 Cross+Roseなるものにログインした。
 私に振り当てられた数字は709だった。

 アンジニティで709番と呼ばれる囚人と言葉を交わそうとしたことがある。
 常に機械仕掛けの人形の側で芋虫のようになって寝転がっている狂人だった。

 彼は夜になると「鍵をあけてくれませんか」と話すことがあった。
 それを由来に私は彼を鍵つきと呼び、また、私もある種鍵つきと言えないこともない者だった。

 しかし私が名乗るべき名は鍵つきでも、アンジニティに放逐される以前の世界での名でもなく、『隼田院フリージア』なる名前であろう。

 ハザマには夕焼け空が広がっている。
 恐らく鍵つきはこのゲームに参加することを了承することすら出来ないだろう。
 太陽の出ている間の彼は言葉の通じぬ狂人だったからだ。
 夜だけは幾分落ち着きを取り戻す彼だから、もしもハザマという世界が夜の世界であったなら、私のかわりに709番をやっていたのは彼だったのかもしれない。




かぎつき
機械人形に世話をされる囚人。709番。
アレクトという誰かを今も求めている。



 * * *


 以前、二機の巨大な機械が交戦しているのを見た。
 危険だったため、戦いが終わってから私は近づいた。

 二機のうち片方は『スワンプリンクス』という名の機械であると確認する。
 中には死骸が残っていたため、他の動物や人にとられてしまわぬうち、食べられそうな箇所は食料として確保した。

 他に役立つもの……特に私は通信に関する装置を探そうとしたが、どこの世界のマシンなのやら、何がどういう仕組みなのか把握することさえ出来なかった。
 
 世界間通信。私はそれに焦がれ、探し、どうしても手に入れたかった。

 しかしアンジニティという世において、私は弱く、搾取や攻撃の対象だった。
 私では手の届かないものを機械たちが持っているのではと思ったが、結局は分からず仕舞いのまま、手にいれることは叶わなかった。

 二機の側で滞在しようとしたが、同じような死体あさりがやってきた時、私は無力だ。
 早々に退散させられた。



スワンプリンクス
機械化魔法世界アンテセラの戦闘用リンクス。
パイロットが死ぬまで戦い、壊れた。


 * * *



 エディアンからハザマ世界で説明をうける直前、私の足元には死体が転がっていた。
 ……はずだ。
 エディアンと向き合う間に、死体は消えていた。

 その時は然して、誰だとかは気に留めなかったのだが、イバラシティを知る今はあれが誰か把握できる。
 あれは箕田ウロスだった。

 記憶に関することで脳が混乱した際生み出された幻覚か、はたまた事実あった死体なのかは不明だが。

 Cross+Roseで箕田ウロスがハザマに来ているかどうかを調べたところ、彼の名前は一覧になかった。
 彼の分の席は私が頂いてしまったのかもしれないなと思った。

 その辺りの事情や真実なんてわかりようもないので、ただの私の想像に過ぎないけれどね。




箕田ウロス
旅館ばらの湯の一人息子。
本当は妹なんていない。



 * * *



 ハザマ専用VRチャット『Cross+Rose』とやらがある分、ハザマ空間は私にとって、アンジニティより居心地の面においてマシといえる。

 私は世間的に醜い。
 らしい。

 まあ、価値観は個々でそれぞれあるものだから、私の姿をそれでも(という言葉は余計だと思うのだけど)好きだといってくれる者もいた。好奇に任せて『すき』と声をかけ、自尊心や承認欲求やらを満たす者もいる。

 勿論私を遠ざけたがる者もまた多かった。
 私をアンジニティへ遠ざけた者たちが私を見る目など、未だ忘れ難いものがある。

 そして、私は無力な弱者でもある。
 堂々とした強い怪物ならどんなに生きやすかったろう。
 見目麗しく助けてあげたくなってしまうような容姿だったならどんなに良かったろう。

 ゆえに、私はハザマに来て一番最初にすべきことをCross+Roseで使用するアバター作りと決めた。




 * * *



 私という存在はアンジニティに向いていない。
 血の気の多いタイプではないし、基本的に平和主義者のつもりだ。
 誰かとつるむにも身体能力の低い私は足引っ張りとなってしまう。

 アンジニティという荒地では奪い合いが罷り通る。
 まともな実りはなく、あの世界で豊かに生きることができるのは、奪うことに不安のない強かな者か、或いはたった一人で欲しい分を揃えられるような者か、豊かさと無関係に生きる者あたりかな。

 私にとっては誰かと顔をあわせなくちゃいけない環境というのもよくない。
 私がアンジニティに放逐される前の世界にも、ネット環境くらいあった。
 私は外見のこともあって、一日中部屋の中で電子の海を漂っているようなタイプだった。

 アンジニティでもアンジニティ内で完結する通信に関する装置を持つ者や、または世界間通信を持つ者もいるようだったけれど、少なくとも何日かおきに細々食べるだけでも必死の私には、その環境を獲得することは出来なかった。

 ハザマはその辺りが親切だから、幾らかいいよね。
 空を見上げれば済むなら、誰かに奪われる心配もない。
 醜い顔をお見せしないよう、どこかに引きこもってCross+Roseで話し相手を探すのもまた良かろう。
 イバラシティがダメなら少なくともハザマにくらいは居させてほしいものだ。

 しかして、イバラシティの方は更に良い。

 私はあの外見が欲しい。
 あの外見であることの自由が欲しい。

 一度その自由を味わって、もう一度『世間的にどうやら醜い』なんて窮屈の中へわざわざ戻りたいヤツがいると思うか?



 * * *



 話をシンプルにするとこうだ。
 
 アンジニティは私がネットをつえないからダメ。
 つまりイバラシティを侵略しなくちゃならない。








 不細工な私は、あの姿形が欲しくて仕方がなかった。

















































































ENo.55 ゆい とのやりとり

ゆい
「隼田院センパイ、やほー、ゆいだよー。」

「…ガス缶持ってきてる?
 ぷしゅーってして火ぃつけちゃったら大変だからねー?」

扱いには気を付けてね、ということなのだろうが。
陣営は隠してのメッセージだったが、
自分に向けてほしくはない、という願望も籠っている。


ENo.94 真柄 とのやりとり

真柄
「よう、タピオカ。調子どう?」

真柄
「……などと聞くのもおかしいな。
 お前の調子なぞどうでもええ。どうもあの街のクセが抜けん」

真柄
「先の分からんいくさじゃが、もしお前が斃れたら……
 墓標に刺すのはタピオカ用のストロー以外になんか要るか?」


ENo.423 ラフィ とのやりとり

ラフィ
「やっほー、ホルスタイン。
 ここが『団体戦』の会場なのかな?
 いやー、まさかホントだとはね。ラフィちゃんびっくり!
 ……」

ラフィ
「あ、これホルスタインさんの番号であってます?」


ENo.527 つむぎ とのやりとり

つむぎ
「フリージアちゃん……の連絡先で合ってる?
 このCrossRoseってやついまいちよくわかんなくって。
 ベースキャンプとやらは人が多すぎてぜんっぜん知り合い見つけらんなかったんだよね。 ご無事?
 知らない場所だ、わ~~~!ってひとりで走ってっちゃダメだからね。危ないからね。
 シオン先輩あたりと一緒だといいんだけど……。

 あっ、違う人の連絡先だったらごめんなさい。
 寛大な御心で見逃していただけると幸い!」


ENo.551 勇者 とのやりとり

シュナイダー
「ホルスさんホルスさん!
シュナイダーです!聞こえていますか!?」
[スマホを通して聞こえる、ゴリラの声だ。
 表情を見る事は出来ないが、歪んでいる。
 ――焦燥感から。]
シュナイダー
「何が起きるか分かりません。
安全を第一にしてください。お願いしますよ。」
[知り得ない。
 貴方の真の姿を。
 故に祈る。貴方の無事を。]


ENo.699 御曹院 とのやりとり

御曹院
「ねえ、タピオカ。
 これは最初に言っておきたいんだけれどね。」

御曹院
「向こう…イバラシティの僕と君の感じ。
 正直こっちに戻るとなんとも言えない感じしないかい?
 僕はする。」

わざとらしく気まずそうに、そっと距離を取っている…

御曹院
「見た目とかじゃなくなんか、距離感っていうかさあ…
 いやいいんだけどね?
 何か少しこっ恥ずかしいよ僕は…」


以下の相手に送信しました

ENo.94
真柄
ENo.101
イクコ
ENo.499
ヒバリ
ENo.551
勇者
ENo.699
御曹院





隼田院
「来たね~、ハザマ。こっちは足が悪いんだ、君が自力で距離をとってくれたまえよ。」
隼田院
「やれやれ、箕田ウロスが居るなら風呂に入れて貰わなくては。
 早速クロスローズとやらで……
 ……あれ?居ないじゃないか、箕田ウロス。予定が狂ったぞ。」















やはりハザマか……いつ出発する?
ENo.709
ホルスタ院
ハザマに生きるもの
ナレハテ







駄石(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。

命術LV5 UP!(LV0⇒5、-5CP)
使役LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
領域LV5 UP!(LV0⇒5、-5CP)
装飾LV20 UP!(LV0⇒20、-20CP)

ナックラヴィー(502) により ItemNo.5 不思議な石 から防具『パッと見の雰囲気』を作製してもらいました!
 ⇒ パッと見の雰囲気/防具:強さ30/[効果1]防御10 [効果2]- [効果3]-/特殊アイテム
ナックラヴィ―
「パッと見だの雰囲気だのさっぱりわからんが、まあこんなもんだろ。知らないが」

犬(1232) の持つ ItemNo.5 不思議な石 から装飾『氛気』を作製しました!
御曹院(699) の持つ ItemNo.4 不思議な牙 から装飾『えんむすび』を作製しました!
ItemNo.4 不思議な牙 から装飾『つぶつぶ肌質』を作製しました!
 ⇒ つぶつぶ肌質/装飾:強さ30/[効果1]体力10 [効果2]- [効果3]-/特殊アイテム
隼田院
「温泉入りたい……マジで来てないのか箕田ウロスう~~」


もやもや(1433) とカードを交換しました!

素早く触る (クイック)


ストーンブラスト を研究しました!(深度0⇒1
ストライク を研究しました!(深度0⇒1
ストライク を研究しました!(深度1⇒2

ウォーターフォール を習得!
サステイン を習得!
リフレクション を習得!
ライフリンク を習得!
ヘイルカード を習得!
クレイジーチューン を習得!
魅惑 を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






ホルスタ院(709)不思議な食材 を入手!






次元タクシーに乗り チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》 に転送されました!
ドライバーさん
「はいお疲れさん。サービスの飴ちゃん持ってきな。」


チナミ区 F-5(道路)に移動!(体調30⇒29
チナミ区 G-5(道路)に移動!(体調29⇒28
チナミ区 H-5(山岳)に移動!(体調28⇒27
チナミ区 I-5(山岳)に移動!(体調27⇒26
チナミ区 J-5(道路)に移動!(体調26⇒25

御曹院(699) からパーティに勧誘されました!

採集はできませんでした。
   - 御曹院(699) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)
   - ホルスタ院(709) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 


エディアン
「1時間が経過しましたね。」

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。


チャットで時間が伝えられる。


エディアン
「ナレハテとの戦闘、お疲れ様でした!
 相手を戦闘不能にすればいいようですねぇ。」

エディアン
「さてさて。皆さんにご紹介したい方がいるんです。
 ――はい、こちらです!こちらでーっす!!」


エディアンの前に1台のタクシーが止まり、窓が開く。

ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。初老くらいに見える。



ドライバーさん
「どーも、『次元タクシー』の運転役だ。よろしく。」


帽子を少し頭から離し、ほんのちょっと頭を下げる。


エディアン
「陣営に関わらず連れて行ってくれるようですのでどんどん利用しましょー!!
 ドライバーさんは中立ってことですよね?」

ドライバーさん
「中立っつーかなぁ・・・。俺もタクシーも同じのが沢山"在る"んでな。
 面倒なんで人と思わずハザマの機能の一部とでも思ってくれ。」

ドライバーさん
「ま・・・チェックポイントとかの行き来の際にゃ、へいタクシーの一声を。じゃあな。」


窓が閉められ、タクシーが走り去っていく。


エディアン
「たくさん・・・同じ顔がいっぱいいるんですかねぇ・・・。
 ここはまだ、分からないことだらけです。」

エディアン
「それでは再びの1時間、頑張りましょう!
 新情報を得たらご連絡しますね。ファイトー!!オーッ!!」


エディアンからのチャットが閉じられる――












やはりハザマか……いつ出発する?
ENo.699
御曹院
ENo.709
ホルスタ院
ハザマに生きるもの
道端ガムマン
道端ガムマン




513 246



2nd
道端ガムマン


3rd
道端ガムマン


















やはりハザマか……いつ出発する?
ENo.699
御曹院
ENo.709
ホルスタ院
Black or White?
ENo.593
Hǝɯɐʇᴉʇǝ
ENo.717
Qimranut




463 444











ENo.709
隼田院フリージア
■隼田院フリージア(ほるすたいん ふりーじあ)
 └ 創藍高校1年生 / 女 / 153cm / O型


オオキタ温泉旅館ばらの湯の娘。
父は大旦那、兄(箕田ウロス/温泉番長)は若旦那、母は女将だが、妹である彼女は別にばらの湯で働かない。
夫婦別姓で、隼田院は母方の苗字。

健康的な小麦色の肌、元気いっぱいかつ陽気で人懐っこい性格の持ち主だが、意外と病弱。(PLの多忙期に入院します。)
普段は自宅の温泉の湯治パワーで健康を維持している。


テストプレイの時、番長に妹なんていた?
そう、彼女はあの世界線のイバラシティに存在していない。
これからは本来はいないはずの彼女のことを、最初からそこで生まれ育った人だと認識して貰うことになる。
榊のいたハザマ空間で、箕田ウロスは銃殺されてしまった。
世界線が変わって箕田ウロスはハザマに呼ばれそこねた。
隼田院フリージアは、その空席に座った誰かだ。


■異能『へんしんちゃん』
 年齢や体つきの見せかけを変更できる異能。
 とれる姿は小僧から老婆まで色々。
 フリージアはこの異能を『友だちをたくさん作るための異能』と捉えている。


■Connection

□旅館ばらの湯:オオキタ区の旅館。家。
□御曹院シオン:たびたび入院している御曹院大病院の御曹司。彼のストレスを高めた結果、彼の異能で隼田院が体調をめっちゃ崩していることを誰もしらない…
25 / 30
5 PS
チナミ区
J-5
行動順7【援助】HL↑
4000
300







チキンレース
23





Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4つぶつぶ肌質装飾30体力10
5パッと見の雰囲気防具30防御10
6不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
命術5生命/復元/水
使役10エイド/援護
領域5範囲/法則/結界
装飾20装飾作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
汁漏れ
(ブレイク)
5050敵:攻撃
虫の産卵
(ピンポイント)
5050敵:痛撃
速いタイプの虫
(クイック)
5050敵:3連撃
独特なにおい
(ブラスト)
5050敵全:攻撃
痛いの痛いのとんでいけ
(ヒール)
5050味傷:HP増
刺すタイプの虫
(ドレイン)
5050敵:攻撃&味傷:HP増
長いタイプの虫
(ペネトレイト)
5050敵貫:痛撃
吐く
(スイープ)
5050敵列:攻撃
ウォーターフォール5050敵:水撃
練1サステイン5050敵:攻撃&味傷:守護
練1リフレクション5050自:反射
ライフリンク5050自従傷:HP増+HP譲渡
ヘイルカード50100敵5:粗雑水領撃
クレイジーチューン5050味全:混乱+次与ダメ増

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
猛攻550【戦闘開始時】自:AT・DX増
堅守550【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
魅惑550【戦闘開始時】自:使役LVが高いほど戦闘勝利時に敵をエイドにできる確率増
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
素早く触る
(クイック)
050敵:3連撃





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 2 ]ストライク[ 1 ]ストーンブラスト



PL / しーましましましましましーさまん