海は干上がり。
森は燃え立ち。
岸は侵食され。
しかし、その始まりを知るものはなく。
干ばつは私たちを飢えへ追いやり。
苛烈なる熱は私たちを焦がし。
疫病は私たちを間引き。
そして、私たちは、一人ずつ、消えてゆく。


文明は、己の手で滅びゆく。


骸は融けて落ち。
空気が喉を絞め。
嵐はさらに鋭く。
しかし、その始まりを知るものはなく。
季節の移り変わりが消え逝き。
雨が降り止むことはなく。
空は黒にひっくり返る。
そして、私たちは、一人ずつ、倒れてゆく。


文明は……

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アラーム・シティも。市立ヒガシマル小学校も。ボッツ・リフレも。
オレ達の家も。アズミとアローの家も。
悪ガキたちの家も。マルメガネ塾も。
アズール・ベースも。ダーク・ムーンも。

もう、どこにもない。どこにも、存在しない……

灰が、人々を置き換えた。


"太陽"の光は、もう届かない。
地球は、死んだ。生命は、滅びた。
ほんの一握りだけが、土の底で生き。

ほとんどが、土の上で死んでいた。


そう、それは。――オレが、やったんだ。

オレは太陽になった。

オレは……。


……オレは。

オレは"太陽"であらねばならない。
誤った"太陽"は許されない。


あの時……　そう、誓ったんだ。
だから、オレは誰も傷つけずに……　墜ちることを選んだ。
"世界"が望むままに。"世界"の絞り出した、最後の力で。


そしてオレは、"アンジニティになった"。


自分の中の"正しい自分"に、嘘はつけない。
侵略に加担するのが、本当の"ソーラー"なのか？

そんな訳はない。


❚❚❚❚はオレを信じてくれた。でも、裏切ってしまったんだ。
アイツと一緒にナンバーワンになったことを、今でも覚えている。
オレにはそれが全てだった。

今も、オレの中で、色あせることなく。
思い出は生き続けている。



オレは何時だって、正しいと思うことの為に戦ってきた。
今回も、そうするだけだ。







そして、今度は……
決して、必ず道を間違えない。



……アンジニティの世界に居る間に、
良い出会いも、幾らかあった。僅かに、覚えている。

――アンドロイドの少年。


"お前も否定されたなら、せめて、オレだけは人らしく――"
そう、思ってのことだったんだろう。
実際には、それが死んだことと、それを埋めたことだけを覚えている。


オレには、それらの出会いをすべて焼き払う"覚悟"がある。


全てを奪ってしまったオレは。
もう、二度と。

間違えることはできない。

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結局、ここにも"太陽"はなかった。
ならばオレが太陽となろう。

ソーラー・ラディアンスが太陽となろう……








❚❚❚❚。今度こそ、オレは……

▲	（赤い空に燃える太陽。それがあの調子のいい相良少年であると、僕は理解してしまいました。あなたはハザマの赤い光を照り返して、僕らを暴君のように睥睨していましたから、どのように声を掛けるべきか迷いました） 「ソーラー」 （けれども、僕は最終的にあなたの呼び方を変えないことにしました。僕だって、あなたを曇らせたいわけではないのですから） 「いまはあなたが頼りです。こちらもこちらでどうにかしてみますが、 　何かあれば連携を取ってくれると助かりますが、お任せします」

オキベンジャーズ ENo.472 ソーラー

ハザマに生きるもの ナレハテ

たくさんの声が聞こえてきます！

おしまい野郎oチーム ENo.472 ソーラー ENo.627 クロウ ENo.694 棗 ENo.988 麻生田

ハザマに生きるもの チェリーさん ちわわ ピクシー 歩行石壁

322

544

焼け野の鴉 ENo.203 椿鬼 ENo.750 街喰らい ENo.751 チカギ ENo.936 ハートフル南波

おしまい野郎oチーム ENo.472 ソーラー ENo.627 クロウ ENo.694 棗 ENo.988 麻生田

621

366