NOTICE
ENTRY
RULE
RESULT
LOUNGE
CITYMAP
<< 0:00~0:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




 ――わたしは殺される。
 突き立てられる刃の冷たさと共に淡々とその事実を受け入れたのが、わたしの最後の記憶だった。

 そうなるはずだった。



「だから、どうして今こうなってるか、そんなことは全然わからないの」
 空が赤い。世界を脅かすような、今にも落ちてきてしまいそうな、そうしてわたしたちを押し潰すような、禍々しい赤色をしている。
 すぐにそうなってしまえば、いっそ戸惑うこともなく楽なのかもしれない。
「わたし。殺されたはずなのに、どうしてこんなところにいるの」
「……さて」
 目の前には、男の人が一人。
 不思議な格好をしている、と一目見て思ってから、どうして何が不思議かもわからないことに気付いた。わたしはなにを不思議だと思ったのだろう?
 わかるはずもない。なぜなら、
「お前が何も覚えていない以上、私に何を訊かれても答えられないな」
 わたしはそれ以外、何も覚えていないのだから。

 殺された。
 それだけを覚えている。
 冷たい刃を身体に受け入れる、その感覚だけがわたしの中に残された全てだ。
 それ以外は何もない。何も知らない。

 どうしてわたしがこんなところにいるのかも。
 どうして殺されたのかも。
 どうして塞がることのないお腹の傷が、これ以上血を流さずにただ疼くのかも。

 どうして、わたしの両腕が半ばで断ち切られているのかも。

「あなたは、わたしのことを知らない」
「そうだな」
「わたしの腕をこうしたのも、あなたではない」
「ああ」
「……こうして腕に包帯を巻いたのも?」
 彼は肩を竦めて答えに代えた。
 その背後に広がる世界。荒れ果てている、そう思った。
 けれどわたしはこれしか知らない。荒れ果てていない世界の、かたちを知らない。
 何も覚えてはいない。
「案内人の言葉は聞いたか?」
「案内人」
「それも覚えていないのか」
「何も」
 目の前の人は目を眇めて、きっと面倒だな、と思ったんじゃないだろうか。
 そのままわたしのことを置いていってしまってもいいだろうに。
 指し示された石に腰掛けると、お尻が冷たくて痛かった。
「――この空間のことは、ハザマと呼ぶらしい」

 そうして彼が語り始めた内容は、わたしにはよくわからないものだった。
 イバラシティという異能持つ人々の街。そこに侵略してきた否定の世界アンジニティ。
 ワールドスワップ。アンジニティの人々のイバラシティへの順応。かりそめの姿を得ての生活。
 ――裏側のハザマ空間でのみ行われる、闘争。
「そういった戦争に、お前は参加している」
「……参加したいと思ったから?」
「望んだとは思えんな。私ですら望んで参加したものではない」
「巻き込まれたようなもの?」
 そうなる、と目の前の人は頷いた。
「戦いとなれば私は喜んで挑むが。侵略戦争の勃発は突然だった。侵攻する者たちですら、立場としては巻き込まれた側に近しい」
 そう語る口振りを聞くにどうやら彼はアンジニティの側の人間らしい。
 否定の世界。その住人。
「……あなたのことを訊いても?」
 あからさまに顔を顰められた。
 嫌なら構わないのだと、そう弁明しようとする前にしかし彼は口を開き、

「――ドア・アッシュクロフト」

 耳慣れぬ響きだと身体が悟る。
「戦争屋。傭兵。人殺し。そういう生き方をしていたら否定の世界に迷い込んだ。そこでも人や化物を殺して、気が付いたらこれだ」
 淡々と語る内容が、それなりにとんでもないことだということも、多分わかる。
 だからむしろ気になったのは。
「……わたしのことも殺す?」
「気が向いたら」
 気が向かないらしい。
「うーんと……弱い相手は殺す気がしない、とか、そういう感じ……?」
「まさか。私はギリギリの戦いを楽しむような戦闘気狂いではないよ」
「なら」
「ただの気分屋だ」
 遮るように答えが返される。
 であればわたしは運がいいのだろうか。そう思ってから、運が良ければそもそも殺されていないな、と思った。
 むしろ、それ以前にわたしは既に。
「……わたし、殺されたのに」
「ああ」
「どうして生きているのかな」
「…………」
 目の前の人――ドアは悄然と髪を掻いてから。
「……実は死んでいなかった」
「わたしの勘違い?」
「可能性としては有り得る。或いは蘇ったか。そういう異能でも持っていたか」
「異能を持っていたなら、わたしはイバラシティの人間なのかな」
「私は最初からそう思っている」
「どうして」
「お前の弱さは、アンジニティを生き抜く者とは程遠い」
 なるほど、と思った。
 否定の世界というのはそれなりに過酷に形作られているらしい。否定された者の漂着する世界なだけある。
「……そうだ」
 そうして今更に気付く。

「わたし、戦争なんてできない」

 何も知らない。ドアの言う通り、わたしは弱い。
 どうしてこんなところに導かれてしまったのかすら、分からない。
「……戦う方法なんて、わからないよ」
「イバラシティの人間は、ハザマ空間では異能が強化されるらしい。それで戦うものではないのか」
「そんなこと、言われても」
 その異能のことも忘れてしまって、そもそも何もわからないというのに。
 戸惑うわたしのことを、ドアは見下ろしている。マントの下で組んでいた腕を解くと、腰に手を当ててため息。
「お前に腕が残っていれば、銃の一つや二つを持たせたがな」
 そう。腕すらないのだ。
 転んだときに身体を支える腕すら、わたしには残っていないのに。
「まあ、どうにでもすればいい。戦いが嫌なら隠れて震えていろ」
「…………」
「それでも見つかってしまえば、襲い来る者は、いるだろうが」
 彼がわたしに背を向ける。会話に飽いたのだろうか。或いはわたし自身に。
 ずかずかと進んでいく背中に、遠ざかる姿に、今更に心細さを覚える。
 一人になりたくない、のだろうか。それすら今更なのに。
 わたしは。

 殺されることすら、受け入れたはずだったのに。

 立ち上がって、追いかけようとして、
「――う、っ」
 ずきり、とお腹の傷が痛んだ。
 蹲る。膝をつく。お腹を押さえる掌もない。血も落ちない。
 ただ赤すぎる血に汚れたワンピースが泥に汚れるだけ。

 そうして霞んだ視界に彼の背中を捉えようとして、
 不意に浮き上がった、血と同じ色をしたどろどろの何かがその姿を塞いでしまって。

 それを恐れるより先に、邪魔だと思った。







ENo.421 エインモーネ とのやりとり

ぶんぶんと腕を振り回す歩行クマのぬいぐるみだ。
大人ひとりは入りそうな大きさである。

「ぶん ぶんぶん ぶん」

声か、擬音か、はたまた腕が風を切る音か。
ぶんぶんと腕を振り回しながらCross+Rose上の虚像が近づき、大きさを増す。






少女
「……………。
どこ、行けばいいのかな……」















TeamNo.1001
ENo.1001
少女
ハザマに生きるもの
ナレハテ







駄木(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。

領域LV20 UP!(LV0⇒20、-20CP)
武器LV20 UP!(LV0⇒20、-20CP)

暮泥 唯(261) の持つ ItemNo.4 不思議な牙 から射程3の武器『目潰しシャープペンシル』を作製しました!

リフレクション を習得!
ガーディアン を習得!
ツインブラスト を習得!
インヴァージョン を習得!
大砲作製 を習得!
☆初習得ボーナス:各FPが6増加した!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






少女(1001)不思議な食材 を入手!






次元タクシーに乗り チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》 に転送されました!
ドライバーさん
「ちと雑だったかね。次元酔いは大丈夫か?」


チナミ区 F-5(道路)に移動!(体調30⇒29
チナミ区 G-5(道路)に移動!(体調29⇒28
チナミ区 H-5(山岳)に移動!(体調28⇒27
チナミ区 H-6(隔壁)には移動できません。
チナミ区 H-6(隔壁)には移動できません。

採集はできませんでした。
   - 少女(1001) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 


エディアン
「1時間が経過しましたね。」

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。


チャットで時間が伝えられる。


エディアン
「ナレハテとの戦闘、お疲れ様でした!
 相手を戦闘不能にすればいいようですねぇ。」

エディアン
「さてさて。皆さんにご紹介したい方がいるんです。
 ――はい、こちらです!こちらでーっす!!」


エディアンの前に1台のタクシーが止まり、窓が開く。

ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。初老くらいに見える。



ドライバーさん
「どーも、『次元タクシー』の運転役だ。よろしく。」


帽子を少し頭から離し、ほんのちょっと頭を下げる。


エディアン
「陣営に関わらず連れて行ってくれるようですのでどんどん利用しましょー!!
 ドライバーさんは中立ってことですよね?」

ドライバーさん
「中立っつーかなぁ・・・。俺もタクシーも同じのが沢山"在る"んでな。
 面倒なんで人と思わずハザマの機能の一部とでも思ってくれ。」

ドライバーさん
「ま・・・チェックポイントとかの行き来の際にゃ、へいタクシーの一声を。じゃあな。」


窓が閉められ、タクシーが走り去っていく。


エディアン
「たくさん・・・同じ顔がいっぱいいるんですかねぇ・・・。
 ここはまだ、分からないことだらけです。」

エディアン
「それでは再びの1時間、頑張りましょう!
 新情報を得たらご連絡しますね。ファイトー!!オーッ!!」


エディアンからのチャットが閉じられる――












TeamNo.1001
ENo.1001
少女
ハザマに生きるもの
歩行小石




144 262


1st
歩行小石








ENo.1001
******
倫理観が絶滅している。

その全てはあの街に残された。
愛も慈しみも優しさも温もりも、
全ては掌をすり抜けて零れ落ち、
ハザマの彼女には何一つ届かない。

殺された、という事実だけが、彼女の中には残されている。

誰に? 分からない。
どうして? 知る由もない。

自分が殺された事実だけを確かなものと覚えている。



◆少女
小学生くらいの少女。
半ばで断ち切られた両腕。色の抜けた長い髪。
フリルのついた黒いワンピース。腹部を染める赤すぎる血。
身長130cmほど。

何もかもを、思い出せずに彷徨っている。


◆ドア・アッシュクロフト(アイコン28)
アンジニティの罪人。
傭兵。人殺し。黒い髪に赤みがかったアンバーの瞳。
スカーフェイス。上半身を覆うミリタリーマント。
少女を見守るが庇護はしない。
身長175cm。

◆小出エリカ(アイコン29)
イバラシティの女子高生。
茶色のショートカット。泣き黒子。
身長160cmほど。


*なんかまあ何かしらを載せたりなどする場所
http://santyome.blog135.fc2.com/

*まったり交流歓迎PLです よろしくお願いします
*CHATは基本的に少女の方が対応しますがドアも対応可能です
27 / 30
5 PS
チナミ区
H-5
行動順9【日和】AT・AG・HL↓
4000
300







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4不思議な牙素材10[武器]攻撃10(LV5)[防具]活力10(LV5)[装飾]体力10(LV5)
5不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]防御10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
6不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
領域20範囲/法則/結界
武器20武器作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5050敵:攻撃
ピンポイント5050敵:痛撃
クイック5050敵:3連撃
ブラスト5050敵全:攻撃
ヒール5050味傷:HP増
ドレイン5050敵:攻撃&味傷:HP増
ペネトレイト5050敵貫:痛撃
スイープ5050敵列:攻撃
リフレクション5050自:反射
ガーディアン5050敵:攻撃+味傷:護衛
ツインブラスト50220敵全:攻撃&麻痺+敵全:攻撃&盲目
インヴァージョン50150敵全:攻撃&祝福を猛毒化

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
猛攻550【戦闘開始時】自:AT・DX増
堅守550【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
大砲作製500【常時】生産行動『装備作製』で武器「大砲」を選択できる。大砲は射程が必ず4になる。
最大EP[20]




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名



PL / さかな