［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

此処で、古河優と言う人物の半生について綴るとしよう。



彼の根っこは、基本的に臆病で自虐的だ。

過去より自らの名前でからかわれ、苛められた過去にその土壌があるのだろう。

故に、なるたけ人当たり良く勤め、自らしゃしゃり出るような真似は滅多にしなかった。



では何故、狂気を以って敵を抹殺しよう等と思うのか。

答えは簡単、自分自身の弱さを認めたくないからだ。

自らが弱さを見せ、それを認めてしまったと言う事、

それは彼自身を、自ら否定してしまった事と同義になる。

その時彼はその対象に憎悪を向け、牙を剥き、そして自らの弱さを糊塗せんと暴れるのだ。

持ち得る限りの力を振るい、力こそ正義、暴力こそが我が力、とでも言わんばかりに。



要を言えば、それは要求が通らず泣いて暴れる子供に過ぎないのだ。

否、泣いて暴れる子供なら力がない分、大人が諌められるだけまだマシと言えるものなのかも知れない。

その子供が下手に強い力を行使すればどうなるか。

答えは明白。対象だけでなく周囲も巻き込んで破壊を撒き散らす破目になる。

言うまでもなく大人だろうと、そんな手を焼く子供の相手は勘弁願いたいはずだ。

子供の欲求は純粋な分衝動も強い。

そこに力が加わるのだから、尚の事質が悪い。

そんな子供に理性を与えていくのは、他ならぬ大人だ。

反面教師を含め、この役割はあまり変わる事はない。

であるならば、古河優と言う大人は子供のまま育ったと言って良いのだろうか。



彼の両親の仲は、あまり良いと言うべきものではなかった。

特に母親は、自らの判断を善しとし、他の意見は聞こうとしない質だった。
　すぐる
『直流』と言う名を付けたのも、母親の独善だ。

その他にも、自分自身の善を教え込み……もとい押し付け、自らが異と思う事は善しとしなかったのだ。

最悪、力による抑え込みが待っている。

父親は徹底した事勿れ主義で、嵐が過ぎ去るのを待つことが日常茶飯事だった。

それが崩れたのは、スグルが１０歳の時。

母親の専制政治に遂に堪忍袋の緒が切れたのだろうか、父親が離婚を切り出したのだ。

紆余曲折あって、スグルは父親方に引き取られる事になった。

裁判所も人格適正と言う面で、母親の側に引き取らせるのを善しとしなかったのだろう。

母親はその日、大立ち回りを演じたそうだが。



その後は、彼自身も安泰の生活を送れるかと思えば、そうではなかった。

名前と言う呪いは、離婚をした後でも尚付いて回るのだった。
　　　　　　　　　　　　　　　 じーちゃん
１２歳の時に大好きだった祖父の臨終の床に会う。

自らを愛し、慈しんでくれた相手が一人、この世を去ってしまった。

それだけでも、スグルにとってはショックな出来事だっただろう。

以降、ずっと塞ぎ込みがちの生活を過ごしていた。



転機が訪れたのは、１８歳の時。

高校を卒業すると同時に、改名を決意したのだ。

父親は驚いた顔をしたが、多くは言わなかった。

ただ「自分の思うようにやれば良い」と。

だが、母親は違った。

何度かの面会で、その話を聞き大いに憤慨した。

「アタシの付けた名前を捨てる気か、この親不孝者」と。

スグルは静かにこう返し、二度と顔を合わさなかった。

「オイラの人生を食い物にする親なんざ親じゃねぇ」と。

母親はひとしきり金切り声を上げて暴れ回り、そして警察の厄介になった。

その後、尚も暴れるも突如泡を吹いて倒れ、そのまま帰らぬ人となったらしい。

無論、身元引受は拒否した。
　　　　　　　　ﾌｼﾞｼﾛｽｸﾞﾙ　　　ﾄﾘﾃﾞｽｸﾞﾙ
自分は最早藤代直流や取手直流などではない。
こがすぐる
古河優だ、と。



後は、仕事を求めこのイバラシティに来るまでは周知の通りだ。

このイバラシティに来て、期せずして閉じ込められ、既に２年近く経っている。

そんな彼に更なる転機が訪れたのは、今から半年近く前。

アンジニティによる侵略戦争の開始合図がなされた時期だ。

そこから、様々な人々との交流が始まっている。

それまでは、冷ややかな目で見る依頼人の顔を伺いつつ日銭を稼いで行くだけだった。

古河優と言う人間を変えたのは、この半年間が一番大きいのかも知れない。

そして、彼を狂化と言う戦闘手段に駆り出したのもこの時期だ。

良くも悪くも、古河優と言う人間が一番変わったと言って良いのかも知れない。



侵略戦争は続く事だろう。

否、もしかしたら一からやり直しになるかも知れない。

結果は、蓋を開けてみなければ判らない。

その時、彼は……『古河優』と言う人間はどう言う変化を及ぼしている事だろうか。










あるいは、憎悪に歪んだ殺意の獣と成り果てるか。

それはまだ、この男自身にもわからない。

ENo.136 詩穂乃 とのやりとり


ENo.569 不幸喰らい とのやりとり

ItemNo.7 彩りフルーツサンド を美味しくいただきました！
　体調が 1 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 治癒10 活力10 鎮痛10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

のの(225) は 花びら を入手！
マコ(1697) は ボロ布 を入手！
スグル(640) は ボロ布 を入手！
のの(225) は 剛毛 を入手！
マコ(1697) は 花びら を入手！

焼きそばパン（50 PS）を購入しました。
駄木（50 PS）を購入しました。
駄石（50 PS）を購入しました。
駄石（50 PS）を購入しました。

武術LV を 3 UP！（LV17⇒20、-3CP）
武器LV を 3 UP！（LV32⇒35、-3CP）

ItemNo.13 雑木 から射程1の武器『大型パイプレンチ』を作製しました！
　⇒ 大型パイプレンチ／武器：強さ67／［効果1］攻撃10 ［効果2］－ ［効果3］－【射程1】


ヤツメ(659) とカードを交換しました！

奈仁樫中の噂 （クリエイト：ファントム）

次元タクシーに乗り『チナミ区 H-15：釣り堀』に転送されました！

のの(225) に移動を委ねました。

チナミ区 H-16（森林）に移動！（体調30⇒29）
チナミ区 H-17（森林）に移動！（体調29⇒28）
チナミ区 H-18（森林）に移動！（体調28⇒27）
チナミ区 H-19（森林）に移動！（体調27⇒26）
チナミ区 H-20（沼地）に移動！（体調26⇒25）

採集はできませんでした。
　　 - スグル(640) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - マコ(1697) の選択は チナミ区 E-5：出発地（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - スグル(640) の選択は ヒノデ区 D-9：落書き広場（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - マコ(1697) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀（ベースキャンプ外のため無効）

―― ハザマ時間が紡がれる。









ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。






針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――









声は淡々と、話を続ける。






























声はそこで終わる。



















榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。