［基本］OK.　［戦闘］OK.　［スキル］OK.　

「何が厄災に立ち向かった勇気ある英雄だ！！ 私は！彼奴に！！負けたのだぞ！！」
「だから君があそこで足留めしてなければ、もっと被害は大きかったってことでしょ。それで偶々でも生きて帰ってこれたんだから、慰めでもすごいね～って言いたいだけなんだって」

　見舞いの部下が去った後、私は病室の固い枕に頭から落ちるようにして寝転ぶと、胸を蠢く重い気を吐き出すように叫んだ。隣のベッドから紫の人型と点滴であろう背の高い棒のシルエットが、薄いカーテン越しに透けて見える。

「それではダメだ……徹底して奴を追い詰めなければ、シェンナの状況は変わりはしない。奴は色変術が弱点なのだよな？ ならばやはり色変術の技術向上に力を……」
「いや、色変術は“嫌がってる”だけで弱点じゃないよ、多分。あの周囲にあった黒地の変色も目的にしてみたけど、結果は体内の色変わりすぎてこのザマだし」
「黒地から出てきた奴では会心の一撃にならないと言いたいのか？」
「そう……だから色変術は牽制くらいにしかならない。もっと別の……うん、“無限光”が人為的に出せるようになる、とか」
「天の自然現象を操るとはまた幻想的な」
「馬鹿言え。色変術だって元々は自然現象だぞ」

　そこでスギライトは息を飲むようにすると少し呼吸が荒くなる。喋りすぎた、と看護師を呼ぶ準備をしたところでスギライトの声がした。

「だから………俺に協力してくれ………！ 色変術者も増えるし、その研究分野、に、力添え出来るような……人材だって………！」

　その協力によって引き起こされる悲劇はすぐさま想像出来た。侵略される青の国、それによって散る色の数々。
　以前の私なら、首を横に振っただろう。今もすぐ縦には振れない。

「支援や助力は、汚点となりかねないその計画では難しい。だが……何も言うまい。否定せず、貴様の復讐をただ傍観するだけしか出来ん」

　私はそう言うと、スギライトは乾いた笑ったをして「それでいいよ」とだけ語った。

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　何処からかミュージックが聞こえる。

　　ビルの狭間にあるような何でもない6畳のアパートの部屋の、若者独特の勢いある曲調だ。
　　世界の一部を切り取る四角い箱。そこに写し出される、遠く向こうのビルに刺さる“虚しさ”。

　そう、此処が四角い箱で写し出されていた場所だ。侵略と防衛が続く、平穏な日常から見たらビルに刺さった飛行機のような“虚しさ”でしかない。

　だが、“虚しさ”自身も、その平穏を求めてこの戦地に居るのだ。
　平和を求めて戦う―― 矛盾だ。チグハグな事実だ。戦った者に平穏は訪れない。

　厄災を滅するため私が“黒の騎士”になってしまったように、そしてこんな悲劇が起こらないよう自ら元の世界から落とされたように。

　だが、その先に生きるものに平和が訪れるならば。
　私が護り、戦った甲斐があるというものだ。

ENo.52 死せる魔術師 とのやりとり


ENo.1017 藻噛 とのやりとり

特に何もしませんでした。

チェックポイントから天に向け、赤色の光柱が立つ。

次元タクシーで行けるようになったようだ。

フレイル(112) は 石英 を入手！
シャルル(246) は 石英 を入手！
ヘマタイト(512) は 石英 を入手！
花折美織(1089) は ド根性雑草 を入手！
花折美織(1089) は ボロ布 を入手！
シャルル(246) は 花びら を入手！
シャルル(246) は ボロ布 を入手！
花折美織(1089) は ボロ布 を入手！
花折美織(1089) は 何か柔らかい物体 を入手！
ヘマタイト(512) は 何か柔らかい物体 を入手！
ヘマタイト(512) は 何か柔らかい物体 を入手！

制約LV を 2 DOWN。（LV7⇒5、+2CP、-2FP）
付加LV を 2 DOWN。（LV3⇒1、+2CP、-2FP）

百薬LV を 5 UP！（LV5⇒10、-5CP）
装飾LV を 5 UP！（LV29⇒34、-5CP）

コロージョン を習得！
ブラッドシェド を習得！

特に移動せずその場に留まることにしました。

採集はできませんでした。
　　 - ヘマタイト(512) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - ヘマタイト(512) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀（ベースキャンプ外のため無効）

―― ハザマ時間が紡がれる。









ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。






針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――









声は淡々と、話を続ける。






























声はそこで終わる。



















榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。