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[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. 




 まるで夢のようなイバラシティの記憶。
 好きな格好をして、好きな人の部屋で、何でもない話をして、美味しいお菓子を食べて
 そして、自分が彼を好きだなぁ、と感じるのと同じくらいに
 彼からも、きっと、好きと信じていいような言葉を貰って。

 胸の内が花で埋もれるほどにいっぱいになった。
 だのに、咳き込んでも咳き込んでも花を吐かなくて。

鶺鴒
「けほっ……けほけほっ」

 倒れ込んだ先には彼の体があって、
 申し訳ない気持ちでいっぱいになっても良さそうな物なのに、
 そこで『わたし』を受け止めてくれたのがしあわせで……

 そう、しあわせになったから。

 視界の端に白い花が見えた。
 花吐き病。想いが通じ合ったときに、いつもと違う色の花を吐いて死ぬ。

 ……秋人くんの声が遠くなる。

 『わたし』の記憶はそこで途切れていた。



 ハザマの赤い空の下。
 自分の体を見下ろす。
 ある日気まぐれに、越馬との同じ学校の帰り道を夢想して袖を通した
 (そして 30分くらいして脱いだ)絲車高校の黒い学ランだ。

 男子として扱われるのも、そう振る舞うのもなんだか窮屈な自分にとって、
 ここしばらくのハザマでの生活は少し息苦しい物だった。

 格好も、言動も、服装に引っ張られるように『男子』で、
 何より、越馬の前で『滝』は男子でしかなかった。

 なんだかイバラシティで女子っぽい格好をしている鶺鴒が
 しあわせになればなるほど、不安になって
 彼に相談に行くたび、まるで夢の中にいるようだった。
 もちろん、ハザマが現実に見えるんだ。

 ベースキャンプにに帰ってきて一息ついていた同じ絲車高校の学ランを着た越馬の前に立つ。
 怪訝な顔をされるまで言いよどんだ。絞り出したのは、いつもの低い声だ。

「今まで、黙っててごめん」

「何だよ、藪から棒に」

「……ええと……初めまして
 僕、で、私……が、滝 鶺鴒、です」

 越馬がいくらか驚いた顔で顔を見るから、制帽をぐっとあげた。
 できるだけけんのない顔立ちに、と考えればひどく不安そうな表情になってしまう。

「信じてくれる?」

 不安そうに鶺鴒はいった。
 越馬は複雑な顔をしつつも頷く。

「俺、やちまたさまに『鶺鴒さんのいる世界を返せ』って願ったんだ。……たぶん、叶ったんだな。鶺鴒さんと、また逢えたから」

 ああ、よかった。
 しあわせで泣きそうだった。
 制帽を脱ぐ。髪を結っていたのをはずす。
 ハザマの生ぬるい風に白い髪が揺れた。

滝 鶺鴒
「……」


 ずっと窮屈だったんだ。「秋人くん」のまえでこうしていたのは。

 越馬がぽりぽりと顎をかいた。

「正しくお願いしたら、やちまたさまは、願いをかなえてくれるって……
 鶺鴒さんを返して貰って、それから病気を治してもらおうって思ったんだけど、
 最初の願いで失敗したみたいだ。」

「ううん」

 かぶりを振る。
 胸の内がしあわせでいっぱいになっても、もうそれが花にはならない。
 だってもう、死んでしまったのだから。

「治ったよ。死んだら、花を吐かなくなったの。
 秋人くん殺してくれて、ありがとう。
 あのね、今なら言える。わたし、秋人くんのこと好き。
 あなたとなら生きていきたいと思ったくらい
 あなたになら殺して欲しいと思ったくらい
 だいすき」

「……俺、本当は、鶺鴒さんと一緒に生きて行きたかった。
 だけど、ここで鶺鴒さんに逢えて、ほっとしたっつーか……
 ……これで良かった、って思ったのも事実なんだ。
 今の俺たちが死んでるのか、生きてるのかはわからないけど、でも、この気持ちは変わらない。
 俺も、鶺鴒さんのことが、好きだった。ずっとずっと、好きだったんだ」

そっと歩み寄る。どちらともなく手を握った。
手を握ったら、さすがに性別がばれてしまう気がして怖かったから、セキレイのときには我慢していたのだ。

滝 鶺鴒
「越馬くんと一緒にいられるなら
 生きてても死んでても一緒だよ
 一緒にいよう。
 イバラシティが勝っても、アンジニティが勝っても」

 生きていくというには、もう私たちは死んでいた。
 イバラシティとアンジニティのワールドスワップのさなか、
 きっとこの戦いの決着がつくまで。
 生と死のハザマでわたしたちは存在している。









「……白水ビルのみんなにはごめんなさい。死んでも、イバラシティをアンジニティから守るのには、変わりないから。」

秋人
「悪い、イバラシティではもう逢えなくなっちまう。
 ……だけど、なんつーか……侵略戦争、負けねえように、応援はしてるからな!」

うつみん
「――それじゃあ、またいつか。どこかでね。また、記憶は消えてしまうかもしれないけれど」

コウ(187)ItemNo.3 改造済の制服 を手渡ししました。

ItemNo.6 ハラペーニョ入りホットドッグ を美味しくいただきました!
 体調が 1 回復!(15⇒16
 今回の全戦闘において 治癒10 活力10 鎮痛10 が発揮されます。
 今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった!















TeamNo.187
ENo.187
コウ
ENo.223
タキ
ENo.285
秋人
ENo.1058
うつみん
ハザマに生きるもの
ジャンボゼミ
歩行軍手
ダンデライオンA
ダンデライオンB
















TeamNo.187
ENo.187
コウ
ENo.223
タキ
ENo.285
秋人
ENo.1058
うつみん
行き当たりばったり4人組
ENo.741
ハティ
ENo.764
れーこ
ENo.936
ソラ
ENo.939









コウ(187)ド根性雑草 を入手!
タキ(223)ド根性雑草 を入手!
秋人(285)雑木 を入手!
うつみん(1058)雑木 を入手!
タキ(223)ボロ布 を入手!
タキ(223)花びら を入手!
コウ(187)花びら を入手!
コウ(187) を入手!

▼エイド化候補基本行動にてエイド化可能)
うつみん(1058) のもとに 歩行軍手 がスキップしながら近づいてきます。






歩行石壁 と別れました。

コウ(187) により ItemNo.9 ボロ布 から防具『それは死人合わせのワンピース』を作製してもらいました!
 ⇒ それは死人合わせのワンピース/防具:強さ42/[効果1]体力10 [効果2]- [効果3]-





チナミ区 D-2(ベースキャンプ)に戻りました!
体調が全回復しました!

チナミ区 H-15:釣り堀』へ採集に向かうことにしました!
   - タキ(223) の選択は チナミ区 H-15:釣り堀
   - うつみん(1058) の選択は チナミ区 H-15:釣り堀

MISSION!!
チナミ区 P-3:瓦礫の山 を選択!
   - タキ(223) の選択は チナミ区 P-3:瓦礫の山













―― ハザマ時間が紡がれる。




「……時計台に呼ばれてしまいましたが、はてさて。」
エディアン
「なーんか、嫌な予感がします。」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。



ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。



エディアン
「ほら……ほらぁ……。」

「どういうことでしょうねぇ。」



針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――




「――お疲れ様です御二方。役目を担ってくれて、感謝してます。」



エディアン
「……ワールドスワップの能力者さんですよね。
 機会を与えてくれて、感謝していますよ?」

「お姿は拝めないんですかねぇ。私は興味津々桃色片想いなのですが。」



声は淡々と、話を続ける。




「どうやらこのワールドスワップ、時計の進みが狂っているようです。
 特殊な因子を含めてしまった為と能力が訴えます。その因子が――」

「――榊さん、貴方のようですね。何か、心当たりは?」




「大いにございます!特殊な世界の住人ゆえ、私は今や特異な存在なのでしょう。
 妻に『貴方は変人』とよく言われていましたが、そういうことでしたか!納得ですッ」

「では、役目を果たすのは難しいということでよろしいですか?」




「……………………」




「……? ……どうしました?」




「……仕切り直し、世界線を変更する、と能力が言ってきます。
 貴方が案内役にならない世界線。イバラシティも、アンジニティも、新たなものになる……と。」



エディアン
「……そ、そんなことまでできてしまう能力?
 ワールドスワップという名の範疇を超えてません?」

「世界線を別のものと交換する……と考えるなら、ギリギリ……ですかね。
 というか、スワップから外れた現象は既に起こっていますが。」




「これは能力ではなく、……呪い。呪いという言葉が合う。
 今まで勝手に発動した数度、自分への利はない。制御下にない、把握できない、呪い。」

「……………………」

「ハザマへの次の転送時間に、ハザマに転送される代わりに、世界線が変更される。
 そして、案内役も、転送対象も、変わる。」

「変わるものは、多いだろう。しかし変わらぬものも、あるだろう。」



エディアン
「別の世界線、ですものね。
 ……どうせなら私がアンジニティにいない世界線がいいんですけど。」

「……なるほど、奇妙な枝の正体は世界線操作者でしたかッ!
 少なくとも私が案内役となれない世界線になるのですね、残念です。」




「……………………」

「連絡は終わり。さようなら。」



声はそこで終わる。








「さて…… とても短い間ではありましたが、
 エディアンさん、皆様、お付き合いありがとうございました!」
エディアン
「お別れですか。悪人顔っぽくて敵視しやすい相手だったんですけどねー。」

「こんな素敵な笑顔を悪人顔呼ばわりとは、失礼な娘さんです。
 なるほどアンジニティにいらっしゃるわけですねぇ。」
エディアン
「……うるっさいですね。事情は人それぞれあるんですよ、色々!」









「……それでは、」
エディアン
「……それでは、」




榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。








「お疲れ様でした。」
エディアン
「お疲れ様でしたー!」








テストプレイはこれにて終了となります。



ご協力ありがとうございました!



本プレイについては Notice を御覧ください。







ENo.223
滝 鶺鴒
ぱっと見て少女に見える17歳の少年。
高校入学直前に「花吐き病」(通称である)を患い、一年休学している。そういうわけでとある男子校の一年生に籍を置いている。なお、結局高校には一度も登校していない。幽霊高校生。
性格は人当たり良くおとなしいが、内に自壊願望を持つ。


異能【燃える館の紅化粧≪メイファイアレディ≫】
「自分を燃やす」力。
髪の毛や爪、体液といったものは元より、自分の体であれば皮膚や内臓を燃やすことが出来る。
      「自分は、可燃性のいきものだ。」
花吐き病を煩ったことにより、この「花」も燃やせるものとしてカウントされている。


  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


→イバラ →セキレイ →とり@wagtail
→住所:チナミ区J9/1F喫茶店でお手伝いしています。
柔らかく笑う少女に見える。時々花を吐いて、日々元気じゃない。体調のいい日はカフェで給仕の手伝いをしている。住み込みバイトというか、めんどくさい病気なので実家から放り出されてヨアヒムに面倒を見て貰っている。有料で。
真ん中が私服。メイド服みたいなのは大正ロマン風カフェ「ミルクホール」の給仕服。

吐いた花を使ってハーバリウムを作っている。きちんとしたシリコンオイルで作っているので、危険な物ではない。

実家は色々な事業を行っているらしい。
そのうちの一つが滝不動産であり、イバラシティ内でその名前を見ることもあるだろう。
チナミ区J9に位置する白水ビルも滝不動産管理の建物である。

※「ぱっと見少女に見える」は皆様の協力で成り立つ設定です。積極的な性別の誤認をお願いします。
※洞察力に優れる人はさっさと見抜いてください。特に特殊な技能は必要ありません。が、流布するのはご遠慮いただければと思います。
   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇

←ハザマ ←タキ
無口な学生服の少年。よくゴホゴホいっている。
どこからともなく赤い花の入ったハーバリウムを取り出し、燃える館の紅化粧≪メイファイアレディ≫で着火し、投擲する。
ハザマにいる間、異能の強化としてハーバリウム取り出し能力と、ハーバリウム内の液体を引火性の強いオイルに置換出来るようになっている。というわけで、火炎瓶を投擲する。

   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇

【花吐き病について(病気について既知可能情報)】
心因性、不治の病。
咳き込むと口から物理的に花が出てくる。
恋心に反応し、それが成就すると死んでしまう。
感染る病気ではないが、人を殺すつもりがない他人を殺人者にする危険性があるため「他人を殺人犯にする」病気。

   ◇◆◇   サブキャラ   ◇◆◇
小酉分 有神(ことりわけ ゆがみ)
高知県民。17歳の少年。
高知県民なので異能はない。
殺人鬼。血の気配がする。

ねこ
のらねこ。
写真をセキレイのとがったーアイコンにされた。

雑なモブを生やして、ロールを円滑に進めることがあります。
30 / 30
338 PS
チナミ区
D-2
行動順3【強襲】AT↑
4900
360







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2絲車高校の制服防具42治癒10
3ド根性雑草素材15[武器]火纏10(LV25)[防具]鎮痛10(LV15)[装飾]復活10(LV15)
4紅いハーバリウム武器30攻撃10【射程3】
5一年生の徽章装飾30幸運10
6ボロ布素材10[武器]衰弱10(LV20)[防具]体力10(LV5)[装飾]防御10(LV15)
7ハーバリウム『恋は燃える』武器63攻撃15炎上10【射程2】
8花びら素材10[武器]地纏10(LV25)[防具]回復10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
9それは死人合わせのワンピース防具42体力10
10ド根性雑草素材15[武器]火纏10(LV25)[防具]鎮痛10(LV15)[装飾]復活10(LV15)
11ネジ素材15[武器]混乱10(LV25)[防具]追撃10(LV25)[装飾]貫通10(LV25)
12ハーバリウム『芥も残さず』武器63器用10【射程3】
13花びら素材10[武器]地纏10(LV25)[防具]回復10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
14素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
15何か柔らかい物体素材10[武器]祝福10(LV20)[防具]鎮痛10(LV20)[装飾]防御10(LV20)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
魔術15破壊/詠唱/火
使役9エイド/援護
解析5精確/対策/装置
合成15合成に影響
料理17料理に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
空の瓶が飛んでいく
(ブレイク)
6020敵:攻撃
ピンポイント5020敵:痛撃
瓶で二回殴った
(クイック)
5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
火炎瓶が飛んでいく
(ティンダー)
6040敵:火撃&炎上
ラッシュ5060味全:連続増
プリディクション5060味列:AG増(3T)
赤い花が服の中へ
(レッドゾーン)
5080敵:火撃&火耐性減
フレイムブラスター50100自:連続減+敵列:火撃&炎上
ドローバック5080敵:痛撃&麻痺
火の手が上がる
(ファイアボール)
60180敵全:火撃

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
持つ、瓶の中身が置換される
(攻撃)
650【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力550【戦闘開始時】自:MHP増
体力650【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増
魅惑550【常時】異能『使役』のLVに応じて、戦闘勝利時に敵をエイドにできる確率が上昇
隠者530【戦闘開始時】自:HATE減+AG増(3T)





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]エキサイト[ 3 ]アクアヒール[ 1 ]ストレングス
[ 3 ]プロテクション[ 3 ]フレイムブラスター[ 1 ]エアスラスト
[ 3 ]イバラ



PL / コギト