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[基本]OK. [戦闘]OK. [スキル]OK. 




 5月17日。
 わたし、御厨なずなの日記は、ここで本当は終わるはずだった。
 
 
 あの日、あの夜。
 カスミ湖が見渡せる桟橋を、最後の舞台に選んだわたしは、死ぬ覚悟であの場所に立っていた。
 ――持てるすべての力を使って。カスミ湖の水を、すべて凍らせるつもりで。
 枢木さんには冗談で言った言葉だったけど、実は本気だった。……なんて、今だから笑って言える。
 彼がこれを聞いたらまた呆れ顔をするか、流石に怒りそうだし、怒るだけじゃ済まされないだろう。だから、このことはずっと黙っているつもり。
 
 
 大切な友達をもう、心配させるようなことはしたくない。そう思えるようになったのも、あの夜の出来事があったから。
 
 とっくに諦めていたわたしの凍った心を、それでも枢木さんは諦めず、溶かそうとしてくれた。
 本当に頑固で、融通が利かない人。とてつもなく分からず屋。わたしも相当な頑固者だけど、枢木さんはそれ以上だった。あんなに頭が固いひと、きっと枢木さん以外にいない。
 
 いいえ、ちがいますね。
 きっと彼は、枢木さんは……ただひたすら、わたしに対して真摯であり続けていたのでしょう。
 優しさではない、自分は甘くもないと否定した枢木さんは、それでも。それでも、わたしを必死に止めようとしてくれた。
 
 もし、あの人があの舞台に一緒に立ってくれなかったら。
 もし、枢木さんが「分かったよ。君の好きにするといい」と、その手を差し伸べず、背を向けて退場してしまったら。
 
 
 きっとわたしは、簡単に命を投げ捨てていたと思う。決められた運命なんて変えられない。夢を見たって叶うことはない。 
 わたしの生きる世界に、幸せの赤いルビーの靴は存在しない。靴を三回鳴らしても、願いは叶わない。
 だから諦めて、わたしはあの空の向こう側――虹の彼方に、ひとり旅立とうとしていた。
 
 
 結局旅立ったのは、わたしではなく、《黒羽》と名付けた異能だけ。わたしの病の根元だけを刈り取って、わたしの命を残して。
 ……わたしを、絶対に死なせない。生きて、未来を見させる。寄生した人間を殺す異能が、殺さずに生かすことを選択するなんてあり得ないこと。

 でも、そのあり得ないことが、彼女の本当の願いだった。


『私ね、空が好きなの。だから、あの空へ行きたい』
 いつだったか、彼女は病室からの窓を見てそんなことを言っていた。
 レースのカーテンがふわり、揺れて。
 彼女の艶やかな黒髪も、風に遊ばれていた。


 人間ではない異能の彼女は、絵本や物語が大好きだった。わたしが病室でひとりでいると、勝手に本を読み始めたり、ラジオをつけては不思議そうに『何でこれは音や声が聞こえるのかしら』と首を傾げていた。
 まるで妹のような姉のような……不思議な存在だった彼女に、わたしはいつしか当たり前のように話し掛けていた。


「あなたのこと、何て呼べばいいですか?」
「名前なんていらないわよ。ねぇそれよりこの新しい本、私が先に読んでもいい?」
「じゃあ、黒羽って呼びます」
「やめてよ。もっと可愛い名前にして。ネリネとかシオンとか、アネモネとか」
「いいじゃないですか、黒羽。松尾芭蕉が訪れた由緒ある場所ですよ」
「誰よそのマツオ……何とかって。そんなおじさん知らないからやめてくれる?」
 わたしと同じ蒼い目で、わたしをじろりと睨み付けて、ベッドの端に座る。

 裸足の足をぷらぷらと動かしながら、黒羽は楽しそうに絵本を読んでいた。


「何で黒羽は、お花の名前がいいんですか?」
 その横顔を眺めて聞いてみる。彼女が先ほど、例に挙げた名前がすべて花の名前だったからだ。


「黒羽って勝手に呼ばないで。別に。なずなだって花の名前でしょ。それを真似ただけ」
「わたしは別に、自分でつけた名前じゃないですし」
「私の黒羽って名前も、今あなたが勝手につけたじゃない」
 視線は相変わらず本に向けたまま、しかしどんどん言い返してくる。


 人間ではない。
 心も感情も宿りはしない。自分は寄生するしか取り柄のない、ただの『異能』だと言いながらも、彼女の対応や態度は――明らかに、人間のものだった。


 変な異能だな、とは思ったが口には出さない。
 黙っていたが、黒羽はすぐに察することが出来るらしく。ちらりと視線だけ、わたしに向けて。


「今、私のこと変な異能って思ったでしょ」
「そうですね、思いました。変な子だなって」
「そういうフリをしているだけ。人間の真似事は大して楽しくはないけど、興味はあるのよ。こんな作り話でも、楽しんだり悲しんだり出来るんでしょう」
 そう言って、黒羽は読んでいた本をわたしに見せる。
 ……本のタイトルは『オズの魔法使い』。最後はヒロインであるドロシーも、かかしも、ブリキも、ライオンも、みんながそれぞれに思い描いた、それぞれの幸せを手に入れる――幸せな物語。
 
 
「ねぇ、なずな」
 ぼふん、と音を立てて黒羽はベッドに寝転がる。
 ちょうど私の上に乗る形にはなるが、彼女には重さがないので気にはならない。
 
 
「……何ですか?」
「なずなは、しあわせになりたくないの?」
「幸せですよ、今でも。十分」
「……嘘つくのが本当に下手よね、なずなは」
 横向きになって、彼女は蒼い瞳をわたしへ向けた。
 寝転んだまま、心の内を探るような視線。……わたしが苦手とする、彼女の仕草のひとつだ。
 
 
「清春の前ではあんな風に泣いてたくせに」
「もっと一緒にいたいって、あれだけ言ってたくせに」
「結局なずなは、嘘をつくことだけ上手くなって、本当のことが何も言えなくなってるだけじゃない」
 
 
 黒羽の言葉は真実で、わたしは何も言い返せなかった。
 黙ったまま、少女を見つめて「そうですね」としか言えず。結局そのまま、何も言えなかった。答えられなかった。
 
 
*
 
 
 四月も終わりに近付き、ハナミズキが満開になる頃。
 黒羽はわたしにこう言った。
 
 
「……ねぇ、なずな。お願いがあるの」
 新しい本が読みたいのかなと思い、重い目蓋を持ち上げて、窓際にいるであろう彼女にゆっくりと視線を向けた。
 
 
「私にも、夢が出来たみたい。ねぇ、なずな。あなたも一緒に手伝ってくれる?」
 ……雨の音が聞こえる。春の雨は冷たい。
 ハナミズキが散ってしまうかも、そんなことを頭の片隅で思いながら。
 
 わたしは返事の代わりに、ゆっくりと瞬きを繰り返した。医者は夏までと言っていたけど、どうやら予想よりもわたしの終わりは早くなったのだろう。
 
 
 だから彼女は願ったのだ。
 わたしとの約束を果たすために。
 
 
「……はい、もちろんです」
 わたしの声は掠れてしまい、黒羽に聞こえたか分からない。でも、彼女は笑顔で応えてくれた。
 その笑顔で、この声が届いたことを理解したわたしも、口の端を上げて微笑む。
 
 
 
「ありがとう、なずな。……最高の舞台にしましょうね」 
 
 
 

 
『Epilogue:虹の彼方に』 





 
 
 あの後、桟橋にひとり残ったわたしは一時間くらいカスミ湖を眺めていた。居なくなった異能《黒羽》との思い出を振り返って、一人でずっと……泣いていた。
 
 こんな泣き顔は誰にも見られたくなくて、枢木さんには「大丈夫です」と伝えて、先に帰って貰った。
 ……誰かがそばにいたら、わたしはずっと泣くのを堪えて、もしくはその人を困らせるくらいわんわん泣いていたと思う。
 
 目は真っ赤に腫れていたと思うし、きっと、身体中の水分が涙になったんじゃないかって思うくらい泣いてしまって。
 カスミ湖を立ち去る時は足元がふらついて、湖に落ちそうになったけど、どうにかカスミ駅まで戻ることができた。
 
 こんな顔、誰にも見られたくない。
 どうにか涙は止まったけど、泣いた後の顔はすぐ分かってしまうから……そんなことを思いながら、コンコースを歩いて行く。
 
 
 カスミ駅は終点でもあり、始発でもある場所。
 ……この駅で出会った青年と、まるで旅の終わりであり、始まりでもある、そんな話をしたことを思い出しながら、歩いてきた道を振り返る。
 
 
 此処からではもう、カスミ湖は見えない。
 昼間なら明るいから見えるけど、夜はもう真っ暗で何も見えやしない。
 
 
 それでも、あの場所に。
 ……まだ、黒羽がいるような気がして。
 

 ふらりと足が向いたのは、いつもの駅ピアノ。
 誰でも弾けるそれは、わたしも立ち寄った時にはいつもいつも弾いていた。
 最後に弾いた曲は、ライムライトだった。
 
 黒羽と一緒に、舞台を降りるつもりで。
 ……ひとりの演者として、舞台から退場する。
 だから、ライトライトを最後の曲として選んだ。
 
 
 椅子に座って、ピアノのカバーを開ける。
 最後の舞台。月明かりのライムライトはあったけど、音楽はなかった。
 ……それでは、黒羽が淋しいだろう。
 
 わたしは、鍵盤の上に手を置いた。
 人のいないカスミ駅。いつもの風景だ。
 しかし、そのいつもの風景が、自分には今、この瞬間から変わっていくのだ。
 

 奏でる曲は、もう決めていた。
 黒羽が大好きだった、オズの魔法使い。その映画でドロシーが歌う《Somewhere over the rainbow》、虹の彼方に。
 
 
 冷たい海の底ではない、空の向こう側へ。
 七色のきらきらした虹の架け橋を渡っていく。
 
 
 これは叶わない夢の物語。奇跡という言葉を否定し続けた少女の、終わりのお話。
 しかし今は、これからは。
 
 
 胸に抱いた夢を、願いを、叶えるために。
 自分の足で歩み出す物語が、始まろうとしている。
 
 
 此処は終わりと始まりが交錯する場所。
 ……だからまた、此処から始めていこう。

 
 観客のいない静かなコンコース。
 ピアノの音色だけが静かに響き渡った。わたしが、黒羽にできる最後の贈り物。
 
 最初で最後の、彼女のためだけに贈る曲。
 
 
*
 
 
 5月30日。
 あれからもう、二週間が経とうとしていた。
 
 真夏日のような暑さが続いて、30度を下回れば涼しいと感じるくらいになってきた頃。
 一人で歩くのにも慣れてきて、学校は少しずつだが様子を見ながら通えるようになってきた。
 
 
 学校からの帰り道。
 何となく遠回りをしてしまったのは、彼に会うためだった。
 ……何を持っていくかはまだ決めていないけど、またマカロンにしようか。なんて。
 
 執事喫茶『ジャーダン・デ・ラ・ダム』へ向かう、石畳の道を歩きながら、清春さんの顔を思い浮かべる。
 
 
 枯れ木だった街路樹はいつの間にか新緑を蓄え、木の葉を揺らしていた。
 心地良い初夏の風が、木々を揺らして、青々とした木葉が日陰をつくる。


 季節は巡る。
 梅雨が終われば、大好きな夏がやってくる。


 今よりももっと青い、あおぞら。
 立ち込める入道雲は真っ白で、わたあめみたい。
 蝉の鳴き声、木々のざわめき。
 どこかの家の窓に掛かった、風鈴の音。
 冷たい麦茶に入った氷がカラン、と音を立てて沈んでいく。
 夏の景色はどれも大好きで、わたしのお気に入り。


 あの景色を、大切なひとと一緒に見に行こう。
 思い描いた夢を、叶えるために。







ENo.333 まい子 とのやりとり

そうか……無事なら、よかった……

オレも大丈夫だ。

この通信も、これが最後みてーだな。

生き延びろよ、クロ。

……いつかまた、どこかで会おうぜ!


ENo.420 清春 とのやりとり

清春
「……向こうでのことで、やっとわかった。
君がそんなことをいった理由。
黒羽さん…いや、なずな、向こうで誓ったことをこっちでも言うよ。
僕は、君のことを信じてる。君の未来をあきらめない、絶対に!

二人で、夏を過ごすんだ、だから、必ずそっちに行くから、少し待っていくれ…どうか、無事で……!」


ENo.761 被虐のケモノ とのやりとり

ふ、と息を吐く気配。

『あなたは大丈夫』

投げかけられた言葉を脳裏で反芻すること、僅か。

××××
「  こころ
元より心臓なんてないのだから、挫けるものもないのかもしれないね」

言葉とは裏腹に、その声はやわらかな雰囲気を伴って響く。
顔を上げた男は口角を歪ませ、表情を笑みへと塗り替える。

――何処からか、美しきピアノの音色が微かに届いた気がした。

××××
「では、僕も願うとしようか。クロバネ。
君の道行きが、辿り着く結末が、どうか穏やかなものでありますように」

               もの
空の胸腔に、それでも残っている灯は、きっと。
失くすことの、できないものだ。


ENo.1171 クロウラ とのやりとり

時刻は6時近く。

端末が騒がしく鳴り響く。

「やぁ!こんにちはっす!えっと?黒羽っすか、俺と似た名前なんすね~ふんふん……。今からちょっとした贈り物するっすよ」

端末から淡い紫の光が浮かんだかと思うとそれはやがて小さな欠片になった。
黒水晶だ。

「夜空みたいっすよね?お守りって思ってもらっていいっす」

もちろん受け取らなくてもいいだろう。

「俺の弟に一曲弾いてくれてありがとうっす。それだけを伝えたかったんすよ。また、いつか、どこかで!」


以下の相手に送信しました

ENo.107
マスクドアメリカ
ENo.377
最後の一
ENo.839
鏡宮 千鶴





黒羽
「これで本当に最後の戦いになりますね。では、敵の五感を奪うくらい本気で行きましょうか」

牡丹
「みんなお疲れ!またここで戦うことになるのかな……?」















このメンバー、最高だったぜ!
ENo.107
マスクドアメリカ
ENo.184
黒羽
ENo.1181
マゾメガネ
ENo.1200
牡丹
ハザマに生きるもの
長い犬
チンピラ
土偶
オオヤマアラシ
















sowa... sowa...
ENo.88
らうらさん
ENo.287
テュルム
ENo.888
飼い鳥
ENo.895
ファルドール
このメンバー、最高だったぜ!
ENo.107
マスクドアメリカ
ENo.184
黒羽
ENo.1181
マゾメガネ
ENo.1200
牡丹








マスクドアメリカ(107)孔雀石 を入手!
黒羽(184)孔雀石 を入手!
マゾメガネ(1181)平石 を入手!
牡丹(1200)孔雀石 を入手!






武術LV2 DOWN。(LV2⇒0、+2CP、-2FP)

百薬LV5 UP!(LV5⇒10、-5CP)
防具LV3 UP!(LV2⇒5、-3CP)

グランドキリン(897) とカードを交換しました!

頭突 (イレイザー)


イバラ を研究しました!(深度0⇒1
イバラ を研究しました!(深度1⇒2
イバラ を研究しました!(深度2⇒3

コロージョン を習得!
オイルファイア を習得!
リトルリヴァイブ を習得!





マスクドアメリカ(107) に移動を委ねました。

チナミ区 P-20(山岳)に移動!(体調8⇒7
カミセイ区 P-1(山岳)に移動!(体調7⇒6
カミセイ区 P-2(山岳)に移動!(体調6⇒5
カミセイ区 Q-2(チェックポイント)に移動!(体調5⇒4

採集はできませんでした。
   - マスクドアメリカ(107) の選択は チナミ区 E-5:出発地(ベースキャンプ外のため無効)
   - 牡丹(1200) の選択は チナミ区 E-5:出発地(ベースキャンプ外のため無効)

MISSION!!
カミセイ区 Q-2:通行止め が発生!
   - マスクドアメリカ(107) が経由した カミセイ区 Q-2:通行止め
   - 黒羽(184) が経由した カミセイ区 Q-2:通行止め
   - マゾメガネ(1181) が経由した カミセイ区 Q-2:通行止め
   - 牡丹(1200) が経由した カミセイ区 Q-2:通行止め













―― ハザマ時間が紡がれる。




「……時計台に呼ばれてしまいましたが、はてさて。」
エディアン
「なーんか、嫌な予感がします。」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。



ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。



エディアン
「ほら……ほらぁ……。」

「どういうことでしょうねぇ。」



針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――




「――お疲れ様です御二方。役目を担ってくれて、感謝してます。」



エディアン
「……ワールドスワップの能力者さんですよね。
 機会を与えてくれて、感謝していますよ?」

「お姿は拝めないんですかねぇ。私は興味津々桃色片想いなのですが。」



声は淡々と、話を続ける。




「どうやらこのワールドスワップ、時計の進みが狂っているようです。
 特殊な因子を含めてしまった為と能力が訴えます。その因子が――」

「――榊さん、貴方のようですね。何か、心当たりは?」




「大いにございます!特殊な世界の住人ゆえ、私は今や特異な存在なのでしょう。
 妻に『貴方は変人』とよく言われていましたが、そういうことでしたか!納得ですッ」

「では、役目を果たすのは難しいということでよろしいですか?」




「……………………」




「……? ……どうしました?」




「……仕切り直し、世界線を変更する、と能力が言ってきます。
 貴方が案内役にならない世界線。イバラシティも、アンジニティも、新たなものになる……と。」



エディアン
「……そ、そんなことまでできてしまう能力?
 ワールドスワップという名の範疇を超えてません?」

「世界線を別のものと交換する……と考えるなら、ギリギリ……ですかね。
 というか、スワップから外れた現象は既に起こっていますが。」




「これは能力ではなく、……呪い。呪いという言葉が合う。
 今まで勝手に発動した数度、自分への利はない。制御下にない、把握できない、呪い。」

「……………………」

「ハザマへの次の転送時間に、ハザマに転送される代わりに、世界線が変更される。
 そして、案内役も、転送対象も、変わる。」

「変わるものは、多いだろう。しかし変わらぬものも、あるだろう。」



エディアン
「別の世界線、ですものね。
 ……どうせなら私がアンジニティにいない世界線がいいんですけど。」

「……なるほど、奇妙な枝の正体は世界線操作者でしたかッ!
 少なくとも私が案内役となれない世界線になるのですね、残念です。」




「……………………」

「連絡は終わり。さようなら。」



声はそこで終わる。








「さて…… とても短い間ではありましたが、
 エディアンさん、皆様、お付き合いありがとうございました!」
エディアン
「お別れですか。悪人顔っぽくて敵視しやすい相手だったんですけどねー。」

「こんな素敵な笑顔を悪人顔呼ばわりとは、失礼な娘さんです。
 なるほどアンジニティにいらっしゃるわけですねぇ。」
エディアン
「……うるっさいですね。事情は人それぞれあるんですよ、色々!」









「……それでは、」
エディアン
「……それでは、」




榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。








「お疲れ様でした。」
エディアン
「お疲れ様でしたー!」








テストプレイはこれにて終了となります。



ご協力ありがとうございました!



本プレイについては Notice を御覧ください。







ENo.184
黒羽
◆黒羽◆【クロバネ】/◆御厨なずな◆【ミクリヤナズナ】
15歳/154cmくらい


黒羽と名付けられた異能と、その異能と共に生きた少女の舞台。
これにて、閉幕です。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - -
5/30:テストプレイお疲れ様でした。
イバラ本番は、現段階での参加は未定です。
仮に参加できた場合、今回の「黒羽」では参加しませんので、黒羽との関係や一連のやり取りはリセットして頂いて構いません。

一緒に物語を作って下さった皆様、黒羽とお話してくださった皆様、楽しい思い出をありがとうございました。


また、いつかどこかで。


2019年5月30日 黒羽PL
4 / 30
306 PS
カミセイ区
Q-2
行動順6【堅固】DF・HL↑
5500
375







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1木瓜素材15[武器]器用10(LV10)[防具]攻撃10(LV10)[装飾]攻撃10(LV10)
2不思議な防具防具10
3不思議な牙素材10[武器]攻撃10(LV5)[防具]防御10(LV5)[装飾]器用10(LV5)
4不思議な牙素材10[武器]攻撃10(LV5)[防具]防御10(LV5)[装飾]器用10(LV5)
5氷雨武器39回復10【射程3】
6ド根性雑草素材15[武器]火纏10(LV25)[防具]鎮痛10(LV15)[装飾]復活10(LV15)
7孔雀石素材20[武器]猛毒10(LV15)[防具]反毒10(LV15)[装飾]耐災10(LV15)
8素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
9大軽石素材15[武器]器用10(LV10)[防具]活力10(LV10)[装飾]敏捷10(LV10)
10ねばねば素材10[武器]攻撃10(LV10)[防具]敏捷10(LV10)[装飾]束縛10(LV25)
11フローライト装飾45反護10
12花びら素材10[武器]地纏10(LV25)[防具]回復10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
13素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
魔術10破壊/詠唱/火
命術10生命/復元/水
百薬10化学/病毒/医術
解析5精確/対策/装置
防具5防具作製に影響
合成30合成に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
細雪
(ブレイク)
6020敵:攻撃
涙雨
(ピンポイント)
6020敵:痛撃
時雨
(クイック)
5020敵2:攻撃
氷雨
(ブラスト)
5020敵全:攻撃
玲瓏
(ヒール)
6020味傷:HP増
真朱
(ティンダー)
5040敵:火撃&炎上
澪の糸
(アクアヒール)
7040味傷:HP増+炎上・麻痺防御
蝉時雨
(ヒールポーション)
6060味傷:HP増
種火
(プリディクション)
5060味列:AG増(3T)
海神
(ボロウライフ)
6060敵:攻撃&味傷:HP増
アムリタ
(マジックポーション)
5060自:祝福
焔のうた
(フレイムブラスター)
50100自:連続減+敵列:火撃&炎上
慈雨
(ヒーリングスキル)
6050自:HL増
雪うさぎ
(ノーマライズ)
50100味肉精:HP増+肉体・精神変調減
水芭蕉
(キュアディジーズ)
5070味肉2:HP増&肉体変調減
曼珠沙華
(ファイアボール)
60180敵全:火撃
コロージョン5070敵貫:腐食
海鳴り
(シーアーチン)
70130敵列:水痛撃
オイルファイア50100敵:攻撃&炎上状態なら火撃(対象の領域値[火]が高いほど威力増))
リトルリヴァイブ50140味傷:復活LV増

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
黄昏
(攻撃)
550【戦闘開始時】自:AT増
夕闇
(防御)
550【戦闘開始時】自:DF増
星月夜
(器用)
550【戦闘開始時】自:DX増
三日月
(敏捷)
550【戦闘開始時】自:AG増
十六夜
(回復)
650【戦闘開始時】自:HL増
朧月夜
(活力)
650【戦闘開始時】自:MHP増
空色
(体力)
650【戦闘開始時】自:MSP増
藍色
(治癒)
550【自分行動前】自:HP増
茜色
(鎮痛)
550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運の女神
(幸運)
550【戦闘開始時】自:LK増
睡蓮
(水特性回復)
620【戦闘開始時】自:水属性スキルのHP増効果に水特性が影響





被研究カード名/スキルEPSP説明
一閃
(ピンポイント)
020敵:痛撃
Card:blessing
(プロビデンス)
0120味全:祝福
美味しくて癒やされる素敵な紅茶
(アクアヒール)
040味傷:HP増+炎上・麻痺防御
誰かへの本命チョコ
(ヒール)
020味傷:HP増
嫉妬と羨望の人形・寄生花の異形
(ペネトレイト)
0100敵貫:攻撃
頭突
(イレイザー)
0150敵傷:攻撃




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]ティンダー[ 1 ]アクアヒール[ 3 ]クリエイト:ウェポン
[ 1 ]フリーズ[ 3 ]ヒールハーブ[ 3 ]シーアーチン
[ 3 ]イバラ[ 3 ]ヒールミスト



PL / 史郎