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[基本]OK. [戦闘]OK. 




 鏑木ヤエは、寝こけている渡辺慧の上に馬乗りになって。
ぐるぐるの紫色の瞳で見下ろして、満足しきったと思えば、耳元に顔を寄せてから小さくぽつりと呟く。

「ねえ、ケイ。ヤエと一緒に、デートする気はないですか」

 渡辺慧は、その衝撃に目を覚ますと同時に苦しげな呻き声だけを開け瞼をこじ開ける。
邪魔という思考をその表情に浮かべながら、口は開かれた。

「……、まず君には、この状況の説明責任があると思うけど?」

「逃げられると困るので、こうしました」

 淡々とそれだけ告げて、ヤエは何も問題なんてありませんよ、
という顔をしながら上を退く気もみせない。全く同じ。
いつもとそっくりそのまま同じ顔をして、またいつもと変わらない声音で告げる。

「アンジニティのことがわからないなら、
 アンジニティの人に手解きしてもらえばいいかと思ったんですよ」

 言っても無駄か、そもそもこの状況がすでに脅迫じみている等という事はきっと、
言うだけ茶番染みる等と感じたかはともかく、疲れた様にため息を零し、
相手を面倒事のように半目で眺めていた。

「……重い」

 その言葉だけを安直に零し、ひとえに言葉を流すかのように吟味する。
咀嚼する。かみ砕き、流し込もうかとした時、その文言は些かかみ砕きには重すぎた。

「あのなぁ……幾ら俺でも、そんな“意味がなさそう”な事を理由には出来ないよ。
 ……面倒だし。だって、戦争だぜ」

「レディに重いっていうのは、どうかと思いますよ」

 とはいえ、やはり彼も身体を起こさないのであれば、ちょこんと彼の上に座ったままに。
モコモコのミルクティ色の髪をわずかに揺らしながら、
まっすぐに、獲物を見定める猫のようにじっとりとした視線を向ける。

「意味があればいんですか?」

「少なくとも、今動けないぐらいには重い」

 それとも動かないのかは、彼にしか口に出来ない部分ではある。逃げるつもりは、そもそもない。

「“大事”な事だろ。イバラか、アンジか。俺はイバラシティの住人だ。
 だからイバラシティ側にいる。その程度の意味合いが所属を決めてるんだから、意味は……必要だろ」

 それは態とらしいほど、本質から上滑りしている文言だ。
大事な事といいながら、その程度の意味合いしかなく、意味があればいいという旨の質問にも実質、
応えていないような物だった。答えられないのだから当然。
そうなってみなければわからないし、自分の所属すら、彼は、
その程度の意味しかもてていないのだから。

「じゃあ、もし『ケイがイバラシティの住人だった』という認識が嘘だった場合、ケイはどうします?
 ……もし、ケイが実のところはアンジニティの人間だったのに、
 何らかの事象で「そう思わされているだけ」だったら?」

 「所謂世界五分前仮説」ですよ、と、女は笑った。
無論、彼の上をどくことはない。そして、持ち出した話題だって正直な話、「ズル」であるに違いない。
 世界が五分前にそっくりそのままの形で、すべての非実在の過去を住民が「覚えていた」状態で
突然出現した、という仮説に論理的不可能性はまったくない。
異なる時間に生じた出来事間には、いかなる論理的必然的な結びつきもない。
それゆえ、いま起こりつつあることや未来に起こるであろうことが、
世界は五分前に始まったという仮説を反駁することはまったくできない。もし、『そう』だったとしたら。
こんなもの、渡辺慧という個人にとってはきっと、何も意味のない懐疑だ。
それでも、鏑木ヤエという個人には意味がある。

「……本当に信用できる相手、自分だけじゃあねかったですか?」

「何が言いたいんだよ」

 眉を顰める程、その言い分は不可解だ。
悪魔の証明なんて、一番バカげている事位分かっているくせに。

「信用できる相手なんて、何処にもいないよ」

 自分すら。それは疑うという訳ではない。ただ、信じるという動作を行えない。
つまりそれは、そんな仮説を信じる事すらないという事だ。
疑心を生むほどのものではないという事だ。その懐疑に、意味はない。



(ENo.323 渡辺慧の日記に続く)
(http://lisge.com/ib/k/now/r323.html)






特に何もしませんでした。















DV研究会
ENo.142
ヤエ
ENo.323
ケイ
ENo.711
マジメ
ENo.1323
狂崎さん
ハザマに生きるもの
ぞう
疾走雑草A
疾走雑草B
ウルフ
















創峰大選抜・突貫野郎G(enius)チーム
ENo.116
ケムルス
ENo.121
ミチ
ENo.902
シュエン
ENo.913
マリナ
DV研究会
ENo.142
ヤエ
ENo.323
ケイ
ENo.711
マジメ
ENo.1323
狂崎さん








ヤエ(142) を入手!
ケイ(323) を入手!
マジメ(711) を入手!
狂崎さん(1323) を入手!






ヒールポーション を研究しました!(深度2⇒3
ヒールポーション を研究しましたが既に最大深度でした。
ヒールポーション を研究しましたが既に最大深度でした。





特に移動せずその場に留まることにしました。

採集はできませんでした。
   - ヤエ(142) の選択は チナミ区 E-5:出発地(ベースキャンプ外のため無効)
   - ケイ(323) の選択は チナミ区 E-5:出発地(ベースキャンプ外のため無効)













―― ハザマ時間が紡がれる。




「……時計台に呼ばれてしまいましたが、はてさて。」
エディアン
「なーんか、嫌な予感がします。」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。



ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。



エディアン
「ほら……ほらぁ……。」

「どういうことでしょうねぇ。」



針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――




「――お疲れ様です御二方。役目を担ってくれて、感謝してます。」



エディアン
「……ワールドスワップの能力者さんですよね。
 機会を与えてくれて、感謝していますよ?」

「お姿は拝めないんですかねぇ。私は興味津々桃色片想いなのですが。」



声は淡々と、話を続ける。




「どうやらこのワールドスワップ、時計の進みが狂っているようです。
 特殊な因子を含めてしまった為と能力が訴えます。その因子が――」

「――榊さん、貴方のようですね。何か、心当たりは?」




「大いにございます!特殊な世界の住人ゆえ、私は今や特異な存在なのでしょう。
 妻に『貴方は変人』とよく言われていましたが、そういうことでしたか!納得ですッ」

「では、役目を果たすのは難しいということでよろしいですか?」




「……………………」




「……? ……どうしました?」




「……仕切り直し、世界線を変更する、と能力が言ってきます。
 貴方が案内役にならない世界線。イバラシティも、アンジニティも、新たなものになる……と。」



エディアン
「……そ、そんなことまでできてしまう能力?
 ワールドスワップという名の範疇を超えてません?」

「世界線を別のものと交換する……と考えるなら、ギリギリ……ですかね。
 というか、スワップから外れた現象は既に起こっていますが。」




「これは能力ではなく、……呪い。呪いという言葉が合う。
 今まで勝手に発動した数度、自分への利はない。制御下にない、把握できない、呪い。」

「……………………」

「ハザマへの次の転送時間に、ハザマに転送される代わりに、世界線が変更される。
 そして、案内役も、転送対象も、変わる。」

「変わるものは、多いだろう。しかし変わらぬものも、あるだろう。」



エディアン
「別の世界線、ですものね。
 ……どうせなら私がアンジニティにいない世界線がいいんですけど。」

「……なるほど、奇妙な枝の正体は世界線操作者でしたかッ!
 少なくとも私が案内役となれない世界線になるのですね、残念です。」




「……………………」

「連絡は終わり。さようなら。」



声はそこで終わる。








「さて…… とても短い間ではありましたが、
 エディアンさん、皆様、お付き合いありがとうございました!」
エディアン
「お別れですか。悪人顔っぽくて敵視しやすい相手だったんですけどねー。」

「こんな素敵な笑顔を悪人顔呼ばわりとは、失礼な娘さんです。
 なるほどアンジニティにいらっしゃるわけですねぇ。」
エディアン
「……うるっさいですね。事情は人それぞれあるんですよ、色々!」









「……それでは、」
エディアン
「……それでは、」




榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。








「お疲れ様でした。」
エディアン
「お疲れ様でしたー!」








テストプレイはこれにて終了となります。



ご協力ありがとうございました!



本プレイについては Notice を御覧ください。







ENo.142
鏑木ヤエ
152cm。年齢不詳。ナース服を纏った女。
ナースなのか聞くと別にそういうわけではないと言う。
ホルモン焼きが好物。
ありとあらゆるところに出現する。だいたい徒歩。
非常勤講師を務めるヨキ教諭のことを「ダーリン」と呼ぶ。
だが別に恋人とかではないらしい。なにもかもがゆるい。

異能《堕落論》
自分の中のバイアスや偏見をすべて無視できる異能。
常時発動型。圧倒的客観視のけもの。

+ ロールプレイについて +
鏑木ヤエというキャラクタには確定ロールなど
気にせずどうぞ。日常動作程度のものでしたら推奨です。
既知ロールも問題ございませんので、どうぞご遠慮なく。
何をしていてもおかしくないキャラなのでお好みでどうぞ!
適当に合わせますので適当によろしくおねがいします。

即レスできるかは時と場合によるので、気ままにお願いします。

アイコン30番はパトロンのおじさんです。

+ スポットなど +
時計塔(ご利用ありがとうございます)の地下100階
http://lisge.com/ib/talk.php?p=2176
自宅
http://lisge.com/ib/talk.php?s=183
D研
http://lisge.com/ib/talk.php?p=1800
壁(アメリカ)
http://lisge.com/ib/talk.php?p=2174
16 / 30
132 PS
チナミ区
S-6
行動順7【援助】HL↑
4900
345







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4光るプリキュアパジャマ防具33防御10
5クレジットカード武器30回復10混乱10【射程3】
6白樺素材15[武器]活力10(LV10)[防具]活力15(LV20)[装飾]活力10(LV10)
7ちくわぶ料理36治癒10活力10鎮痛10
8不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
9駄木素材10[武器]体力10(LV20)[防具]防御10(LV20)[装飾]攻撃10(LV20)
10不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
11黄鉄鉱素材15[武器]防御10(LV10)[防具]器用10(LV10)[装飾]敏捷10(LV10)
12素材20[武器]疫15(LV30)[防具]舞痺10(LV20)[装飾]加速10(LV10)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
制約10拘束/罠/リスク
具現9創造/召喚
百薬10化学/病毒/医術
付加29装備品への素材の付加に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5020敵:攻撃
ピンポイント5020敵:痛撃
クイック5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
リストリクト5060敵:DX・AG減(2T)
クリエイト:タライ5040敵:攻撃&朦朧・混乱
ヒールポーション6060味傷:HP増
クリエイト:チェーン5060敵3:攻撃&束縛+自:AG減(1T)
パラライズ5060敵:麻痺
クリエイト:シリンジ5060敵:痛撃&自:HP増
キャプチャー6070自:束縛LV増
コロージョン6070敵貫:腐食

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃550【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復650【戦闘開始時】自:HL増
活力650【戦闘開始時】自:MHP増
体力550【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛650【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増
自己犠牲630【戦闘開始時】自:HL増+DF減





被研究カード名/スキルEPSP説明
雷帝杵
(ブラスト)
020敵全:攻撃
【使解】よく分からない何か
(ドローバック)
080敵:痛撃&麻痺
風刃のカード
(エアスラスト)
060敵:4連風撃




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 2 ]リストリクト[ 3 ]ヒールポーション[ 2 ]キャプチャー



PL / 山田