青春ヒーローは人間に戻り隊
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通り雨
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ユウ 「生きる為に戦わないといけないなら、俺は逃げないっ!」 |
ディー 「やあやあはじめまして侵略者の諸君。 今度の相手もなかなかいい面構えじゃないか……嬉しいね。歓迎するよ。 俺はね。正直、そんな必死こいて世界を守ろうってタチじゃあないんだ。 ただ、そう……見たいのさ。お前たちの輝きが。 さあ、はじめよう。お前らの敵はここにいる。 俺達よりも強く輝いてみせろ!」 |
ミーシャ 「さーて、いっちょう行くにょろ~ん。」 |
遠目には、そこに人が立っているように見えただろう。 |
しかし人影の頭部、目があるはずのそこは切れ目が入ったように割れている。 割れ目に収まっているのは大きなレンズ。周囲を監視するためのものだ。 黒い街は形を得て、収まっている内のほんの一端を現す。 |
その街は生きている。その街は街ではない。そこにあるのはーー遺棄された兵器だ。 |
レッド 「俺たちは正当な扱いを要求しているだけだ!お前らになんの正義があってそれを挫く!」 |
清 「あなた達はわたしの敵。 加減はしないよ」 |
あなたがそれなりにTVや映画を、或いは子供服のカタログ等に目を通していれば、どこかで見た事のある少年の姿がそこにある |
それじゃ、よろしくお願いしますね? |
少年はそれらのメディアで目にする時と何ら変わらぬ表情で微笑んだ |
ユウ 「集中するんだ、ミーシャ先生に教わった事を思い出すんだ!」 |
ユウ 「呼吸を整えろ、リズムとイメージだ、体の中から力を絞り出す。細胞の一つ一つが沸き立つようにっ」 |
ひらひらと思い思いに舞っていた蝶たちが少年の肩で羽根を休めている |
ミーシャ 「攻撃するにょろん。」 |
ミーシャ 「やっぱ、体力勝負やんねぇ。」 |
ミーシャ 「サクサクっと当てるっさ。」 |
清 「かく聞こしめしては、罪と言ふ罪は在らじと、 科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く……」 |
清 「――罪はここに在り。 わたしは罪人。 否定され、吹き祓われ、放逐されたまつろわぬ民」 |
深谷 「……ああ、わりぃな。長々と…… つまんなかったろ?今からちょっとは、マシな事してやっからよ」 |
深谷 「何を言ったって、やることは変わんねぇ。 いつだってそうさ。いつだって、な」 |
レッド 「足を開いて斜め下~!いちにっ!さんしっ!」 |
ユウ 「体が熱い……まただ、傷口が勝手に塞がっていく」 |
ユウ 「こいつでどうだ!」 |
ディー 「さぁ、始めるぞ!」 |
周囲の看板が、自動販売機が、電柱が一斉に倒れ込む。 |
ミーシャ 「私の回避は、イバラいち~。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
ミーシャ 「げげっ、なんでっさ~。」 |
生命のたどる運命の否定。 |
薙ぎ払う爪。 |
ミーシャ 「私の回避は、イバラいち~。」 |
清 「深谷、手を抜いていないでしょうね!?」 |
レッド 「足を戻して両足跳びっ!いちにっさんしっ!」 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
心臓がドクンと脈打つ。 体の中から何かが這い出てくるような、そんな感覚。 得体の知れない何かが叫んでいる。力が欲しいならもっと血を寄越せ、と。 |
ユウ 「いいさ、くれてやるよ。持ってけ!」 |
ディー 「ハハハハハ!足が止まってるぞ、どうした!」 |
周囲の看板が、自動販売機が、電柱が一斉に倒れ込む。 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
あらゆる滅びの否定。 |
薙ぎ払う爪。 |
レッド 「足を開いて斜め下~!いちにっ!さんしっ!」 |
ユウ 「体が熱い……まただ、傷口が勝手に塞がっていく」 |
ユウ 「そこっ!」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
ユウ 「やるな、次は当てるっ!」 |
ディー 「そら、動け動け!」 |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
周囲の看板が、自動販売機が、電柱が一斉に倒れ込む。 |
黒い街の路地に隠れる。 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
生命のたどる運命の否定。 |
薙ぎ払う爪。 |
レッド 「深く息を吸って~吐いて~、すぅ~~~~はぁ~~~~」 |
ユウ 「それでも、俺は、前に進むのを辞めない!」 |
ユウ 「そこだっ!」 |
無数の式神が、術者を覆い隠す。 |
ユウ 「やるな、次は当てるっ!」 |
ディー 「走れ!走れ!」 |
周囲の看板が、自動販売機が、電柱が一斉に倒れ込む。 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
生命のたどる運命の否定。 |
清 「……踏ん張りどころだよ。わたしたちは、まだ負けてない」 |
深谷 「へいへい、もうちょっと踏ん張りますよ」 |
レッド 「足を戻して両足跳びっ!いちにっさんしっ!」 |
ユウ 「くそっ、傷口が塞がってく……俺は、まだ人間でいたいんだけどな……」 |
ユウ 「どうして向かってくるんだよっ!向かってこなければっ!」 |
路面を白い線が走る。何本も、何本も、何本も、何本も、 |
理解できるのは後のことになるだろう。それは全て導火線だった。 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
天命に逆らい、滅びに逆らい、 異形の傷が塞がっていく。 |
目を閉じる。上を向く。 響くのは、理に逆らう願いの歌。 |
桃の実も、千引の岩も、櫛の歯も 背く願いの障にならねば |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
ユウ 「くらえっ」 |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
ミーシャ 「ふむ、なかなかいいにょろ。その調子っさ」 |
ユウ 「ありがとうございます!」 |
モコ 「少しズレちゃいましたね」 |
放送 「お帰りはお止め下さい」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
生命のたどる運命の否定。 |
清 「わたしを阻むものはなにもない。 なにものも、わたしの足を止められやしない……」 |
レッド 「さて……準備運動は終わりだ!悪は全て俺の手で挫く!」 |
レッド 「さぁ……かかってこい!」 |
説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
ユウ 「いいさ、使いこなしてやるよ、このくそったれの身体を!」 |
ユウ 「まだまだぁ」 |
放送 「お帰りはお止め下さい」 |
ミーシャ 「踏み込みが甘いにょろ、もっと良く相手を見るっさ」 |
ユウ 「はいっ」 |
ユウ 「いいさ、使いこなしてやるよ、このくそったれの身体を!」 |
ユウ 「そこだっ!」 |
黒い街の路地に隠れる。 |
ユウ 「当たらないっ!?」 |
清 「これなるは、志を同じくするアンジニティの力の欠片。 さあ、わたしに力を貸して」 |
深谷のカード発動! |
街の動きが遅くなる。代わりに建物の一つが、高く持ち上がりーー |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
ミーシャ 「げげっ、なんでっさ~。」 |
あらゆる滅びの否定。 |
清 「わたしを阻むものはなにもない。 なにものも、わたしの足を止められやしない……」 |
ユウ 「それでも、俺は、前に進むのを辞めない!」 |
ユウ 「そこっ!」 |
黒い街の路地に隠れる。 |
ユウ 「やるな、次は当てるっ!」 |
少年は半歩退いた |
モコ 「今のは惜しかったですね」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
ユウ 「俺は、負けない!」 |
モコ 「少しズレちゃいましたね」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「さあ、くらうっさ。」 |
天命に逆らい、滅びに逆らい、 異形の傷が塞がっていく。 |
薙ぎ払う爪。 |
レッド 「言っておくが俺はそう甘くはない。邪魔をするやつを全員消し飛ばしてでも、俺は!救いあげてみせると決めたっ!」 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
ユウ 「まだまだぁ」 |
カン、カン、カン、カン…… |
踏切の音が鳴っている。音と共に、砕けた建物の一部が降り注ぐ。 |
ミーシャ 「凍ってしまえっさ。」 |
ミーシャのカード発動! |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
ユウのカード発動! |
放送 「お帰りはお止め下さい」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「ミーシャ・ヒールっ。今、治すっさ。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
紙が焼けるような音とともに、異形の傷が塞がっていく。 |
薙ぎ払う爪。 |
清 「深谷、手を抜いていないでしょうね!?」 |
紙が焼けるような音とともに、異形の傷が塞がっていく。 |
清 「……踏ん張りどころだよ。わたしたちは、まだ負けてない」 |
深谷 「へいへい、もうちょっと踏ん張りますよ」 |
説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
ユウ 「いいさ、使いこなしてやるよ、このくそったれの身体を!」 |
ユウ 「行くぞ!」 |
レッド 「ふう、ちょっと休憩するか。その辺で拾った水でも飲んで……んぐ、こ、これは……体が……熱い!」 |
レッドのカード発動! |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
踏切の音が鳴り始めたあと、建物の上から…… |
ディー 「どこを狙っている?お前の敵はここだぞ?」 |
ユウ 「痛みはあるっ!だけど怪我は怖くない!」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「さあ、くらうっさ。」 |
放送 「お帰りはお止め下さい」 |
ミーシャ 「げげっ、なんでっさ~。」 |
あらゆる滅びの否定。 |
薙ぎ払う爪。 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
出血個所から溢れる血が黒く変色していく。 突如、爆発するように増殖した黒い血は、まるで意思でもあるかのように腕に絡み付き、やがて半身を覆った。 黒い血は硬質な鱗となり、鎧となり、禍々しく鈍い光を放っていた。 |
ユウ 「変……身ッ!」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「吹けよ祝福の風、ミーシャ・ヒールポーション。」 |
天命に逆らい、滅びに逆らい、 異形の傷が塞がっていく。 |
薙ぎ払う爪。 |
ユウ 「え、うそっ!ちょっと待って!」 |
ディー 「どうした?まだやれるだろう?」 |
ミーシャ 「あちゃー、ちょっち苦しくなってきたにょろ。」 |
レッド 「クソッ、ちょろちょろしやがって!喰らいやがれッ!」 |
ユウ 「ハァ……ハァ……体は元気なのに、クラクラする……絶対これヤバいやつだよ、ちくしょぅ」 |
ユウ 「行くぞ!」 |
踏切の音が鳴り始めたあと、建物の上から…… |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「吹けよ祝福の風、ミーシャ・ヒールポーション。」 |
ミーシャ 「ちょっち一休み。」 |
紙が焼けるような音とともに、異形の傷が塞がっていく。 |
清 「……踏ん張りどころだよ。わたしたちは、まだ負けてない」 |
説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
レッド 「甘い、お前らの動きはすでにわかっている!」 |
レッド 「そう、このメニュー表に全部書いてあるからな!」 |
レッドのカード発動! |
ユウ 「いいさ、使いこなしてやるよ、このくそったれの身体を!」 |
ユウ 「くらえっ」 |
黒い街の路地に隠れる。 |
ミーシャ 「踏み込みが甘いにょろ、もっと良く相手を見るっさ」 |
ユウ 「はいっ」 |
ディー 「まだ終わるには早いだろう?」 |
ミーシャ 「ここで一服。」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「さあ、くらうっさ。」 |
生命のたどる運命の否定。 |
薙ぎ払う爪。 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
ユウ 「先生の教えを思い出せ、集団戦は一相手の数を効率的に減らすことを意識せよ!」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
ミーシャ 「脇が甘い!もっとコンパクトに無駄な動きを省かないとダメっさ」 |
ユウ 「はいっ」 |
ユウのカード発動! |
ディーのカード発動! |
路上に浮き出た『止まれ』の白線の上を、有刺鉄線が走る。 |
街喰らいのカード発動! |
モコのカード発動! |
ディーのカード発動! |
「卒業おめでとう」 |
りあなのカード発動! |
トモエ 「邪魔をするなら容赦はしない。私が皆を救うんだ。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「ミーシャ・ヒールっ。今、治すっさ。」 |
ユウ 「ありがとう!」 |
ミーシャ 「クリっとクリティカル。」 |
ミーシャのカード発動! |
あらゆる滅びの否定。 |
薙ぎ払う爪。 |
ユウ 「ここだっ」 |
清 「深谷、遊んでいないで真面目にやって!」 |
深谷のカード発動! |
神楽 「このわたしがおまえらを全員血祭りにしてやるよーーー!!!」 |
ユウ 「先生の教えを思い出せ。踏み込まれた分下がれば、当たらない」 |
清 「深谷、手を抜いていないでしょうね!?」 |
ディー 「どこを狙っている?お前の敵はここだぞ?」 |
清 「深谷、手を抜いていないでしょうね!?」 |
ミーシャ 「私の回避は、イバラいち~。」 |
清 「深谷、遊んでいないで真面目にやって!」 |
ユウ 「ここだっ」 |
ユウ 「それでも、俺は、前に進むのを辞めない!」 |
ユウ 「あたれぇっ!」 |
無数の式神が、術者を覆い隠す。 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「ミーシャ・ヒールっ。今、治すっさ。」 |
ミーシャ 「ちょっち一休み。」 |
紙が焼けるような音とともに、異形の傷が塞がっていく。 |
薙ぎ払う爪。 |
ユウ 「治るのはいいが……慣れないな」 |
説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
ユウ 「治るのはいいが……慣れないな」 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
ユウ 「どうして向かってくるんだよっ!向かってこなければっ!」 |
看板が挟み込むように動いた。 |
ミーシャ 「私の回避は、イバラいち~。」 |
ミーシャ 「ここで一服。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
紙が焼けるような音とともに、異形の傷が塞がっていく。 |
薙ぎ払う爪。 |
生命のたどる運命の否定。 |
薙ぎ払う爪。 |
説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
ユウ 「痛みはあるっ!だけど怪我は怖くない!」 |
ミーシャ 「私の回避は、イバラいち~。」 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
ユウ 「行くぞ!」 |
黒い塀の後ろに回る。 |
ユウ 「当たらない、だけどっ」 |
踏切の音が鳴り始めたあと、建物の上から…… |
ディー 「どこを狙っている?お前の敵はここだぞ?」 |
看板が挟み込むように動いた。 |
ミーシャ 「私の回避は、イバラいち~。」 |
モコ 「少しズレちゃいましたね」 |
ディー 「おっと、すまん。興が乗りすぎたようだ。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「さあ、くらうっさ。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「喰らえ、ミーシャ・インシジョン~。」 |
紙が焼けるような音とともに、異形の傷が塞がっていく。 |
薙ぎ払う爪。 |
ミーシャ 「私の回避は、イバラいち~。」 |
ユウ 「くそっ、傷口が塞がってく……俺は、まだ人間でいたいんだけどな……」 |
ユウ 「ぶっとべ」 |
ユウ 「悪く思わないでくれよっ」 |
看板が挟み込むように動いた。 |
ユウ 「ありがとう!」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「キタキターっ、行くぜクライマックスぅー。」 |
生命のたどる運命の否定。 |
薙ぎ払う爪。 |
深谷 「妖に力を借りるたぁ気が進まねェが、ま、これも天命ってヤツだ」 |
深谷 「さあ、使わせてもらうぜ、ヒヨコちゃんよぉ!」 |
深谷のカード発動! |
ヤト 「――イイ夢、…見せてやんよ♡」 |
彼女が膝をつくと同時、式神がただの紙へと戻る。 |
モコ 「先にお休みですか?」 |
ユウ 「それでも、俺は、前に進むのを辞めない!」 |
ユウ 「まだまだぁ」 |
ディー 「こいつは、どうかな!」 |
カン、カン、カン、カン…… |
踏切の音が鳴っている。音と共に、砕けた建物の一部が降り注ぐ。 |
ユウ 「みてろっ、倍返しだ!」 |
ユウ 「ありがとう!」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「さあ、くらうっさ。」 |
ユウ 「それでも、俺は、前に進むのを辞めない!」 |
ユウ 「そこだっ!」 |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
ミーシャ 「踏み込みが甘いにょろ、もっと良く相手を見るっさ」 |
ユウ 「はいっ」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
ミーシャ 「ここで一服。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「吹けよ祝福の風、ミーシャ・ヒールポーション。」 |
ユウ 「ありがとう!」 |
レッド 「くっ、すまん離脱する!後は頼んだぞ!」 |
レッドのカード発動! |
ユウ 「ハァ……ハァ……体は元気なのに、クラクラする……絶対これヤバいやつだよ、ちくしょぅ」 |
ユウ 「先生の教えを思いだせ、次の攻撃に継がるように、相手の動きを制御せよ!」 |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
看板が挟み込むように動いた。 |
ミーシャ 「ここで一服。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「ミーシャ・ヒールっ。今、治すっさ。」 |
ユウ 「ありがとう!」 |
ユウ 「みてろっ、倍返しだ!」 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
ユウ 「行くぞ!」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
ミーシャ 「ここで一服。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「ミーシャ・クイックっ。」 |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
ミーシャ 「げげっ、なんでっさ~。」 |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
ミーシャ 「げげっ、なんでっさ~。」 |
ユウ 「いいさ、使いこなしてやるよ、このくそったれの身体を!」 |
ユウ 「先生の教えを思い出せ、相手の動きを見逃さず、隙あらば打つべし!」 |
ユウ 「ハァ……ハァ……体は元気なのに、クラクラする……絶対これヤバいやつだよ、ちくしょぅ」 |
ユウ 「まだまだぁ」 |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
ユウ 「避けられたっ!?」 |
ディー 「避けてみるか?堪えてみせるか!? どっちでもいい、やってみろ!」 |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
看板が挟み込むように動いた。 |
ディー 「おっと、すまん。興が乗りすぎたようだ。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「滅んでしまえ、ミーシャ・ブレイク。」 |
ミーシャ 「まー、こんなもんっさ。」 |
街喰らいのカード発動! |
ユウ 「それでも、俺は、前に進むのを辞めない!」 |
ユウ 「先生の教えを思い出せ、無駄なく、動きに溜を作らない。即座に打つべし!」 |
ユウ 「悪く思わないでくれよっ」 |
ディー 「おいおい、ちょっと早いんじゃないのか?」 |
看板が挟み込むように動いた。 |
ミーシャ 「ここで一服。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「ミーシャ・ヒールっ。今、治すっさ。」 |
ミーシャ 「ちょっち一休み。」 |
モコ 「先にお休みですか?」 |
ユウ 「それでも、俺は、前に進むのを辞めない!」 |
ユウ 「燃えろっ」 |
放送 「お帰りはお止め下さい」 |
ユウ 「避けられたっ!?」 |
看板が挟み込むように動いた。 |
ユウ 「俺は、負けない!」 |
看板が挟み込むように動いた。 |
ディー 「おっと、すまん。興が乗りすぎたようだ。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「さあ、くらうっさ。」 |
放送 「お帰りはお止め下さい」 |
ミーシャ 「げげっ、なんでっさ~。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「ミーシャ・ヒールっ。今、治すっさ。」 |
ミーシャ 「ちょっち一休み。」 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
ユウ 「あたれぇっ!」 |
モコのカード発動! |
ホムラ 「燃えろ燃えろォ!!」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
ディー 「おっと、すまん。興が乗りすぎたようだ。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「吹けよ祝福の風、ミーシャ・ヒールポーション。」 |
ディー 「おっと、すまん。興が乗りすぎたようだ。」 |
ユウ 「いいさ、使いこなしてやるよ、このくそったれの身体を!」 |
ユウ 「くらえっ」 |
ユウ 「悪く思わないでくれよっ」 |
ディー 「おいおい、ちょっと早いんじゃないのか?」 |
ディーのカード発動! |
少年は半歩退いた |
モコ 「今のは惜しかったですね」 |
ディー 「ははは、そうだ!次も躱せよ!」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
街喰らいのカード発動! |
ミーシャ 「ここで一服。」 |
りあなのカード発動! |
トモエ 「邪魔をするなら容赦はしない。私が皆を救うんだ。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「ミーシャ・ヒールっ。今、治すっさ。」 |
ユウ 「ありがとう!」 |
ミーシャ 「クリっとクリティカル。」 |
ミーシャのカード発動! |
たくさんの視線が、囲むように敵をとらえている。 |
しかし中心に立っていたそれはゆっくりと後退し、自らが連れている街の中へと消える。 それを追うことを阻むように、建物や道が作り変わり…… |
やがて全ての視線が消えた。 |
モコ 「先にお休みですか?」 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
ユウ 「あたれぇっ!」 |
ユウのカード発動! |
モコのカード発動! |
少年は半歩退いた |
モコ 「今のは惜しかったですね」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「ミーシャ・ヒールっ。今、治すっさ。」 |
ユウ 「ありがとう!」 |
ユウ 「脈打つ……これが、俺の体なのか。寒気がするぜ」 |
ユウ 「先生の教えを思い出せ、相手の動きを見逃さず、隙あらば打つべし!」 |
モコ 「わ、びっくり」 |
ミーシャ 「踏み込みが甘いにょろ、もっと良く相手を見るっさ」 |
ユウ 「はいっ」 |
モコ 「命まではとりませんので、そこで寝ててくださいね? 」 |
ミーシャ 「ここで一服。」 |
ミーシャ 「自分の傷は自分で・・・」 |
ミーシャ 「さあ、くらうっさ。」 |
ミーシャ 「ザックリザクザクぶっ刺すにょろん。」 |
ミーシャのカード発動! |
ミーシャ 「まー、こんなもんっさ。」 |
モコのカード発動! |
マナ 「*炎で作られた杭が相手の領域を埋め尽そうとする」 |
モコ 「せんりゃくてきてったいなのです」 |
ミーシャ 「申し訳ない、お先に離脱っさ~。」 |
ユウ 「え、うそっ!ちょっと待って!」 |
ディー 「どうした?まだやれるだろう?」 |
6 0 0 0 0 0 |
4 0 1 0 0 0 |
9 0 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
1 0 0 9 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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ユウ 「どうしてこんなことになってるんだよ。」 |
ディー 「こんなところか。まぁ、砂袋よりは大分マシな訓練相手だったな?」 |