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<< 3:00>> 5:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




[SIDE:H]

もしかしたら、タクシーを降りた先で家族に会えるかもしれない──
が、そんな少女の願いが叶う事は無かった。

タクシーの降車地点に集う人々の中に、家族はおろか知った顔ひとつ見つける事は出来ない。
恐らく自分と同じ様に集まって来たのであろう人々は、それぞれが様々な表情を浮かべながら留まり、またはどこかへ向かい歩きだして行く。
自分も少し、探す場所を変えてみよう…そう思い、少しばかり歩を進めた時だった。

(……あ…)

人波の中、不意に少女の顔が強張る。
顔だけではなかった。
体が、足が、まるで根を張ってしまったかのように竦んで動けない。
鼓動だけがいやに大きく響き、額にじわりと冷たい汗が滲む。

(…だ、だめ…動いて。皆を、探さなくちゃ…!)

こんな風になるのは、熾庭の家に来て間も無い頃以来だった。
確かに今でも人の多い場所は苦手である。
しかしそれでも、こんな風に体が竦んで動けなくなるといった事には、もうならなくなっていた──筈だった。

(……何で、今…そんな場合じゃないのに…)

己の不甲斐なさに、僅かに動く口で唇を噛む。
この状況が、自分の心に思っている以上の負荷を掛けている事に、少女自身は気付いていない。
募る焦りと不安が、じわじわと更に少女を搦め取っていく。

(どうして…どうしよう。どうしよう… ………誰か、──)


「サツキちゃん!」


「────!」

人波のざわめき、耳障りな鼓動の合間を縫ってそれは、その声は、何よりもはっきりと耳に届いた。
この赤い世界で、自分と、現実とが繋がる初めてのもの…

「あっ…」

まるで縛めを解かれたかのように顔を上げるのと同時、するりと声が出た。
先程まで動かなかった足も、踏み出そうとする意思そのままに前へ出る。

「ミランさん…?ですよね?──ミランさん…っ!」

不安な顔を隠す余裕すらないまま、自分の名を呼んだ男の元へ駆け寄る。
僅かに見開かれた水色の目、金色の髪、大柄な体躯。
そのどれもが、今の少女には例えようもない安心感を与えて寄越した。

「……あっ。…はい、あの、どこも怪我は…大丈夫です…!」

(…大丈夫、大丈夫だ。私はまだ、大丈夫だから…)

こちらを気遣う言葉に頷きながら、胸の内でもそう唱える。
小さい頃から、幾度となく繰り返されてきた言葉。
崩れそうになった自分を支える為の、それは少女の"おまじない"だった。

「店ちょ…ミランさんも、無事でよかった…。──会えて、よかったです…」

そうだ。自分の事ばかり考えてちゃいけない。
状況は、ミランとて自分と同じなのだ。なのに、こちらの心配ばかりさせる訳にはいかない…
不安も、思わぬ安堵から泣き出しそうになった気持ちも。
その全てを飲み込み、こうして少女はどうにかまた自分を立て直したのであった。



…そして。
大きな男のその足元に、もうひとつの現実世界との繋がり──
白と黒の小さな姿に少女が気付くのは、このほんの少し後の事。







ENo.1474 ミラン とのやりとり

眉を曇らせる少女の言葉に頷いて。

「どういう仕組みでそうなってるのかは分からないけど、とりあえず“ここ”でのルールはそういうことらしいな…イバラシティでの捜査に進展がないはずだぜ…覚えていられないんじゃどうしようもない。何か…情報を持ち帰る方法があればいいんだけどな…」

言っても栓のないことだが…と息を吐き、気持ちを切り替える。

「とりあえず動ける、怪我もない。ならまずは重畳ってやつだ」

そう言って、にかりと笑って見せる。
不安は伝染し、重なって厚みを増すものだ。
増して年長者である自分が不安がっていたのでは、少女が安心することなどできないだろう。
だから笑って、無事でよかったと震える声で告げた少女に頷いた。

「おう、お蔭さんでな。
俺もサツキちゃんが無事でいてくれてよかったよ。
知り合いが一緒にいるってのは心強いもんだ」

この異常な状況で、少しでも少女の不安が和らげばいい…
そう願いながら、“いつも通り”を心掛けた声と笑顔を少女に向けた。






ミラン
「さて、今日は山越えだな…二人とも、足元には気を付けて」

サツキ
「ヒノデ区に行けば…もしかしたら、誰かと会えるかもしれませんよね…!」

ぺんぎん
「………」
 地面に吸い殻が落ちているのを見つけ、嘴の先端で玩び始めた。つんつん。















店主とJKと館長
ENo.1474
ミラン
ENo.1475
サツキ
ENo.1655
ぺんぎん
ハザマに生きるもの
歩行石壁
大黒猫A
大黒猫B
















イバラギオン
ENo.37
ことりん
ENo.57
ミキ
ENo.1152
さやか
店主とJKと館長
ENo.1474
ミラン
ENo.1475
サツキ
ENo.1655
ぺんぎん








ミラン(1474)吸い殻 を入手!
サツキ(1475)吸い殻 を入手!
ぺんぎん(1655)ネジ を入手!
ミラン(1474) を入手!
サツキ(1475)不思議な石 を入手!
ミラン(1474) を入手!

▼エイド化候補基本行動にてエイド化可能)
ミラン(1474) のもとに 大黒猫 が空を見上げなから近づいてきます。
ミラン(1474) のもとに 歩行石壁 が空を見上げなから近づいてきます。






武術LV2 UP!(LV10⇒12、-2CP)
使役LV1 UP!(LV5⇒6、-1CP)
武器LV3 UP!(LV26⇒29、-3CP)

ぺんぎん(1655) の持つ ItemNo.8 吸い殻 から射程2の武器『フレアーフリンジド』を作製しました!





チナミ区 M-6(山岳)に移動!(体調21⇒20
チナミ区 N-6(山岳)に移動!(体調20⇒19
チナミ区 O-6(山岳)に移動!(体調19⇒18
チナミ区 P-6(道路)に移動!(体調18⇒17
チナミ区 Q-6(道路)に移動!(体調17⇒16













―― ハザマ時間が紡がれる。




「・・・・・?」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。



時計台の正面に立ち、怪訝な顔をしている。




「・・・この世界でオカシイも何も無いと言えば、無いのですが。
 どうしましょうかねぇ。・・・どうしましょうねぇ。」



一定のリズムで指を鳴らし、口笛を吹く――














店主とJKと館長
ENo.1474
ミラン
ENo.1475
サツキ
ENo.1655
ぺんぎん
ハザマに生きるもの
ダンデライオン
歩行小岩
ジャンボゼミ




442 222



2nd
ダンデライオン


3rd
ジャンボゼミ



5th
歩行小岩


















燐火とヤバい仲魔たち
ENo.691
リンカ
ENo.717
フー
ENo.747
ディラン
店主とJKと館長
ENo.1474
ミラン
ENo.1475
サツキ
ENo.1655
ぺんぎん




514 626













ENo.1475
熾庭 颯木
熾庭 颯木(おきば さつき)
163㎝/17歳

ヒノデ区にある『祝都(のると)高等学校』に通う2年生。
自宅は同じヒノデ区に居を構える『熾庭剣術道場』。
熾庭家の養子であり、実の両親とは物心つく前に死別。身元などの詳細は不明。
父に至っては、イバラシティ以外(異国)の出身、という事位しか分かっていない。
12歳までを別の区の養護施設で過ごすが、ある事件をきっかけに熾庭家に引き取られた。

夕焼けの様な赤毛と目の色を持つ。
染めた訳でもカラコンでもなく生来のものだが、些か目立つそれは、本人にとっていくつか抱えるコンプレックスのひとつとなっている。
顔半分は常に長い前髪で覆われ、極力人前で晒そうとはしない。鼻の上には、淡いそばかすが散る。

物静かで、人の多い場所や目立つ様な行為を好まない。
自己主張が苦手で、人と打ち解けるのに時間が掛かる。スキンシップ等も苦手である。
が、以前世話になった警察関係者が、今回の"榊という人物による謎のアナウンス騒動"に頭を悩ませていると聞き、微力でも自分に何か出来る事は無いだろうか…と思うに至る。

その一環として、ミラン(Eno.1474)のラーメン店でアルバイトをする事に。

******

【異能】
『風犬』
風を操る。空中で自身に制動を掛ける等、短時間・微弱ながら重力にも干渉出来るらしい。
能力を発現させる際、一瞬山犬の様な幻影が現れるのがその名の由来。
その事と何か関係があるのか、イヌ科の動物と相性が良い。自身も犬好きで、犬と戯れてる時は年相応の顔を覗かせる事も。

******

【家族】
熾庭 左近次(おきば さこんじ)
32歳。サツキの養父で、『熾庭剣術道場』の道場主。
自身の修める『熾庭古流剣術』とは別に、普段は一般的な剣道を教え生業にしている。
警察からは指南役として呼ばれる事もあり、それが縁で懇意になった刑事からサツキの養子縁組を持ちかけられた。

熾庭 七織(おきば ななおり)
28歳。左近次の妻で、和柄モチーフを得意とするデザイナー。

熾庭 弧鉄(おきば こてつ)
5歳。サツキが引き取られた年に生まれた、左近次と七織の実子。
(`・v・´)<サツキねーは!しょーらいおれの!およめさんになんの!(フンス)

じいちゃん
64歳。七織の父で、『丹青』という雅号を持つ日本画家。無口で日本酒好き。
16 / 30
142 PS
チナミ区
Q-6
行動順2【疾駆】AG↑
4900
345







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4不思議な牙素材10[武器]攻撃10(LV5)[防具]防御10(LV5)[装飾]器用10(LV5)
5不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
6不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
7ネジ素材15[武器]混乱10(LV25)[防具]追撃10(LV25)[装飾]貫通10(LV25)
8美味しくない草素材10[武器]麻痺10(LV30)[防具]風纏10(LV30)[装飾]闇纏10(LV30)
9古びた木刀武器36攻撃10【射程2】
10素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
11吸い殻素材10[武器]炎上10(LV25)[防具]道連10(LV20)[装飾]火纏10(LV25)
12不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
武術12身体/武器/物理
時空10空間/時間/風
使役6エイド/援護
変化1強化/弱化/変身
武器29武器作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5020敵:攻撃
ピンポイント5020敵:痛撃
クイック5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
練3エキサイト5040敵:攻撃+自:AT増(1T)
ヘイスト5040自:AG増
ラッシュ5060味全:連続増
エアシュート5080敵:風撃&連続減
リフレックス5080味:AT・DX増(4T)
ウィンドリング5080味全:AG増(2T)
練3イレイザー50150敵傷:攻撃
エアスラスト5060敵:4連風撃
スカイディバイド50200敵貫:風撃&風耐性減

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃650【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力650【戦闘開始時】自:MHP増
体力650【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名



PL / つくも