名前:百鬼 秀真(なきり ほつま)
アヌビス・アシュト・メルクリウス
種族:『珠』の鬼族
身長:四尺六寸八分
年齢:20代前半(人間換算)
異世界からの来訪者。
元々はイバラシティの人間でも、アンジニティに住まう咎人でもない。故にアンジニティを装い、その力を模倣してイバラシティに降り立った。
その理由は迷える人、或いは魂を救うため。
現在はマシカ区の外れに建てた神社で宮司を務めている。
父親は御祖神社の初代宮司。母親は異世界の鬼であるとのこと。
「金剛天籠」
秀真が戦闘時に使う、青白く輝く錫杖。
杖本体と六つの遊環は、それぞれが星の内海から産まれ落ちた霊獣の力を宿している。
杖に宿る霊獣の名は天狼。
遊環に宿る霊獣はそれぞれ色白・角杭・燗瓶・後星・金脇・銀脇という。
「七星氷輪釧」
霊庭の西門を守る最高位の神獣たる五神が一、西方白虎神の力を宿した宝具。古代の腕輪である釧の形をしており、白金色の本体に黄金色の七つ星が散りばめられている。
見た目や能力はその時の担い手によって変わる。
今回の能力は担い手の力を封じ、喰らい続けること。
また、戦闘などの際に少しずつ力を開放できるよう、白虎七宿になぞらえた七段階の封印が施されているが、秀真は六段階目までしか解除できない。
これは後述の体の事情と、最後の封印を解く条件がわからないことが原因である。
秀真の体は、自身では制御できない程の凄まじい霊力によって歩く爆弾と化しており、そのままでは外を出歩くどころか満足に生きることすらもままならなかった。そのため、白虎の宝具は担い手の力を封印するという能力を得ることになった。
今の秀真にとって、この宝具を外すことは死を意味している。
「異能」
ない。強いて言えば彼自身、ひいては鬼族そのものが異能の塊である。人類から恐れられてきた存在というのは、得てしてそういうものなのかもしれない。
「『珠』の鬼族」
異世界「霊庭」に住まう鬼族の中で、龍の血を引いていると言われている一族。
現存する家は奴奈川、綿津見、香嶋の三家。
秀真の生家である奴奈川家は古の昔より、帝に捧げる祭具や装飾品を作り続けている。
一族の特徴である角には霊力が宿っており、これを折って道具作りに利用することもある。
また、大切な人と縁を結んだ時は角を折ってその人に捧げる風習がある。
「鬼としての立ち位置」
鬼族の生きる糧は自らの存在が人々の心や記憶に刻まれることであり、そのために恐怖や流血などを以て自らの証を残さんとする鬼が多い中で、秀真はそういったやり方を好まない、いわゆる穏健派に属する。
彼の場合は、義を為すことによって人々の記憶に残ることを好んでいるようだ。
「異世渡り」
鬼族は己の証を残すため、様々な世界へと転生する。
これを異世渡りと呼ぶ。秀真は明治時代末期の日本に人間として転生したことがあり、陸軍士官学校を経て陸軍憲兵学校を卒業したらしい。その後の経歴は、今後また語られるかもしれない。
全身絵
http://tyaunen.moo.jp/txiloda/picture.php?user=doradora.dragon&file=tiroa-gensun.png
サブキャラ1:姫川 正十郎
マシカ区の高校からの転入生。クラスは1年2組。
品行方正で真面目だが、世間知らずな一面がある。
「怪力乱神」
正十郎の異能。相手の「まさかこんなことはやってこないだろう」と思っていることを実行する能力。無意識下で考えていること、常識と思っていることにも対応する。
応用範囲が広い反面、不安定で相手の思考や無意識に依存するという欠点がある。ただし、この能力を封じるには潜在意識すらも完全にコントロールする必要がある。また、一度発現した能力は正十郎が再現でき得る可能性が少しでもあれば、ずっと使えるようになる。
イラスト・アイコンは縞様より頂きました。
鬼族・霊庭関連の設定は黒花様よりお借りしました。
ありがとうございます!