正運極心
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梟の住処
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アケビ 「な、なんなのこいつら……!?」 |
イクコ 「異能攻撃……!?」 |
安里杏莉 「み、みんな、……気をつけ、…ようね」 |
ミカゼ 「正義の魔法少女、蜘蛛糸のミカゼ推参ですっ!」 |
有一 「心の殻を…」 |
有一 「打ち破れ!!!」 |
アリヒト 「《プールサイドヒーロー》アリヒトっ!! 俺が、イバラシティを守ってみせる!!!」 |
懐から黄金のカードと1枚の書物を出す。 指の間に挟んでいる黄金のカードは、 左手のなかですぐさま粉々になった |
アズライト 「ひとりの兵卒が私を灼熱の鉄板に落とし 見た者は証を立てるだろう。 これは『その魂はくだかれないであろう』という 予言が成就するためである。 聖者による福音書 19章36節 」 |
右手の書物がそのまま燃え上がり、 全身に火の粉を纏う。 左手で粉々になったカードを胸にあてる。 黒い煙が巻き上がった刹那、 その煙が新しい形に再形成されていく―― |
ルゥ 「皆、怪我しないに越したことはないから、気をつけて……」 |
アイリッド 「ここが目標の空間か……」 |
ふわり、蝶が舞う。 鈴の音が、ちりちりと響き渡る。 |
雅 「おっ、これはバトルの気配ですね? お兄さんの頑張るお時間ですね?」 |
呑気にそう言う青年の背後に、かつ、と人の気配がひとつ。 背後に立つ男は青い短剣を手に、溶けるようにして影へと消えた。 |
雅 「まあまあ気張らず。物事は始まったばっか、まだ序盤も序盤なわけで、」 |
『だからこれは小手調べだよ、凡人』 青年の瞳が虹色に煌く。 姿を変えることもなく、何も『変わる』こともなく。 万を司る万華鏡を瞳に宿し、その存在は“異物”となった。 |
アルカナを分解し胸部へ持っていく。 自分を覆うアルケウスとの合成により 黒い瘴気を纏う、漆黒の胴鎧が形成された。 |
アルカナを分解し肩口へ持っていく。 自分を覆うアルケウスとの合成により 黒い瘴気を纏う、群青のサーコートが形成された。 |
アルカナを分解し武具をなぞる。 自分を覆うアルケウスとの合成により 黒い瘴気を纏う、まっすぐな刀身の片手剣が形成された。 |
アルカナを分解し両手に当てる。 自分を覆うアルケウスとの合成により 黒い瘴気を纏う、硬質なガントレットが形成された。 |
ちり、と鈴の音 |
鱗粉のように、霧が広がる |
肩に留まる蒼銀蝶 |
地に広がる紋様が鈍い光を帯びる |
ルゥ 「……」 |
アズライト 「『ニグレド』と『アルベド』、これを融合して『グラウ』 」 |
灰色のエネルギー体に火の粉が集まる。 エネルギー体から生み出された矢じりを ワイヤーを介して敵へ放っていく。 |
アケビ 「《レット・ミー・ヒア》!」 |
L.M.H 「Check it, Check it Out!!」 |
鎧を纏っているわりには、 すばやい動きで攻撃を回避する。 戦闘に慣れている動きだ。 |
雅 「つかまえたー」 |
ルゥ 「大丈夫、この薬は自然由来のものしか使ってないよ」 |
ミカゼ 「くっ、ちょこまかと……」 |
ミカゼ 「くっ、ちょこまかと……」 |
アズライト 「『ニグレド』と『アルベド』、これを融合して『グラウ』 」 |
灰色のエネルギー体に火の粉が集まる。 エネルギー体から生み出された矢じりを ワイヤーを介して敵へ放っていく。 |
イクコ 「シーカー!」 |
G.S 「Gotcha!!」 |
雅 「よっと!」 |
ルゥ 「これはどれくらい効く?」 |
ミカゼ 「くっ、ちょこまかと……」 |
鎧を纏っているわりには、 すばやい動きで攻撃を回避する。 戦闘に慣れている動きだ。 |
アリヒト 「なんだぁ?お前もなかなかやるな!スゴイぜ!」 |
アリヒト 「とか言ってる場合じゃねー!」 |
アリヒト 「なんだぁ?お前もなかなかやるな!スゴイぜ!」 |
アリヒト 「とか言ってる場合じゃねー!」 |
アリヒト 「なんだぁ?お前もなかなかやるな!スゴイぜ!」 |
アリヒト 「とか言ってる場合じゃねー!」 |
アリヒト 「なんだぁ?お前もなかなかやるな!スゴイぜ!」 |
アリヒト 「とか言ってる場合じゃねー!」 |
有一のカード発動! |
間合いをつめ大きく一閃する。 |
イクコ 「シーカー!」 |
G.S 「Gotcha!!」 |
雅 「よっと!」 |
ルゥ 「腐食…患部はどうなっているんだろう…?」 |
アリヒト 「あ、ありがとな…えへへ。負けられねえもんな!」 |
アズライト 「トルペード、敵の全てを焼き尽くせ! 」 |
ミルハの剣から生み出された鷹は、 炎を纏いながら敵陣へ突進し、炎を振り撒いて行く――! |
シーカー 「Gotcha!!」 |
アイリッド 「目標撃破!」 |
雅 「ハルブ、」 |
ハルブ 「承知だ、相棒」 |
男の呟きと共に、一面に光が奔る |
「俺が、ヒーローが、負けちゃ……ダメ、だろ…」 |
イクコ 「無理しないでください!あとはぼく達が……!」 |
ミカゼ 「よくもやってくれましたね……」 |
間合いをつめ大きく一閃する。 |
イクコ 「シーカー!」 |
G.S 「Gotcha!!」 |
雅 「よっと!」 |
シーカー 「……」 |
ルゥ 「腐食…患部はどうなっているんだろう…?」 |
ミカゼ 「くっ、ちょこまかと……」 |
間合いをつめ大きく一閃する。 |
イクコ 「ぼくだって!」 |
アイリッド 「……」 |
雅 「つかまえたー」 |
ルゥ 「回復しないなら、これくらいしか仕事ないしね」 |
アズライト 「『ニグレド』と『アルベド』、これを融合して『グラウ』 」 |
灰色のエネルギー体に火の粉が集まる。 エネルギー体から生み出された矢じりを ワイヤーを介して敵へ放っていく。 |
イクコ 「シーカー!」 |
G.S 「Gotcha!!」 |
アケビ 「ぬるい」 |
ルゥ 「うーん……」 |
ミカゼ 「当たりませんよ!」 |
ミカゼ 「くっ、ちょこまかと……」 |
間合いをつめ大きく一閃する。 |
アケビ 「レッミヒー!」 |
L.M.H 「Check it out!!」 |
アケビ 「そこっ!」 |
ぱ、と蝶が舞う |
アズライト 「『ニグレド』と『アルベド』、これを融合して『グラウ』 」 |
灰色のエネルギー体に火の粉が集まる。 エネルギー体から生み出された矢じりを ワイヤーを介して敵へ放っていく。 |
アケビ 「そこっ!」 |
アイリッド 「……」 |
鎧を纏っているわりには、 すばやい動きで攻撃を回避する。 戦闘に慣れている動きだ。 |
ルゥ 「腐食…患部はどうなっているんだろう…?」 |
アケビ 「ありがとう、助かるよ……」 |
間合いをつめ大きく一閃する。 |
アズライト 「『ニグレド』と『アルベド』、これを融合して『グラウ』 」 |
灰色のエネルギー体に火の粉が集まる。 エネルギー体から生み出された矢じりを ワイヤーを介して敵へ放っていく。 |
イクコ 「あたるかな……?」 |
アケビ 「ぬるい」 |
ぱ、と蝶が舞う |
ぱ、と蝶が舞う |
ルゥ 「これくらい弱ってたら、僕でもなんとかなるのか」 |
アケビとイクコのカード発動! |
アケビ 「ご、ぷ──」 |
イクコ 「お、おねえちゃん……?やだよ、おねえちゃん!!」 |
ミカゼ 「よくもやってくれましたね……」 |
ミカゼ 「そーれっと」 |
間合いをつめ大きく一閃する。 |
アイリッド 「目標撃破!」 |
ぱ、と蝶が舞う |
ミカゼ 「当たりませんよ!」 |
ミカゼ 「ごめんなさい、もう限界……一度離脱します!」 |
自らの剣に炎を纏わせ、敵陣へ斬りかかる。 剣舞にも通じる動きで二の太刀を入れ、 炎の誘爆を誘う。 |
アイリッド 「……」 |
ぱ、と蝶が舞う |
自らの剣に炎を纏わせ、敵陣へ斬りかかる。 紅くも黒くもある炎は傷から炎を噴き出す |
アズライト 「……早いっ……!」 |
ルゥ 「腐食…患部はどうなっているんだろう…?」 |
間合いをつめ大きく一閃する。 |
アズライトのカード発動! |
わるつ 「おどりましょう」 |
アズライト 「……早いっ……!」 |
戦う仲間。傷ついていく、その姿を、その背中を、見て。 安里杏莉は、考える。 一転、二転と思考が巡る。 その最後。確かに、浮かんだのは。 自分は自分に出来ることを。 そう願う、原点。 |
『■■■■』と。 『■■』に──── |
拳を作る。異能は発動している。 理由なんて今はいい。真っ直ぐに目の前を見すえて。 安里杏莉は、その拳を、眼前の『敵』へ、 力いっぱい、振り抜いた! |
ルゥ 「まだ応急処置くらいしか出来ないけど…」 |
ヒカルのカード発動! |
自らの剣に炎を纏わせ、敵陣へ斬りかかる。 紅くも黒くもある炎は傷から炎を噴き出す |
アズライト 「動かない対象に興味はない、 そのまま寝ているといいよ」 |
ルゥ 「まだ応急処置くらいしか出来ないけど…」 |
安里杏莉のカード発動! |
安里杏莉 「………ごめんね、みんな。………ごめん」 |
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6 0 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
9 0 0 0 0 0 |
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左手を胸にあてると、 すぐさま武装した鎧が砕け散ってゆく。 鎧の粉は黒い煙になりながら、 まわりの空気に溶けていった。 |
アズライト 「みんな無事かい? 怪我した人は先生に見てもらってね」 |
ルゥ 「さて、備品の整頓しなくちゃ」 |
アイリッド 「思ったよりは手間取ったな。」 |
雅 「うん、勝った勝った。まあいい感じだな」 |