生存 96 日目 天候:晴れ
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【食料消費】 料理判定に失敗… 食料661 を消費しました。
【食料消費】 PetNo.1 リーヴィシェーラ
【食料消費】 PetNo.2 シャドウディジーズ
スティード(255) からメッセージ
ゆぅは。(629) からメッセージ
あじゅ(789) からメッセージ
あじゅ(789) からメッセージ
セイハ(1307) からメッセージ
セイハ「紗坏さんは相方さんといっしょになるって決まったのかな…?これからもどうか、幸せに…」
器用 を 23 上昇させました。(CP- 35 ) |
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創られた幻の島が、強い光を放ちつつ少しずつ消えていきます。 唯一残るのは島の本当の姿、小さな、ひとつの島。 そして貴方は想います、これからの自分の居場所・・・ みことちゃんとうさうさとおなじとこ。 暇。暇。暇。 現在は存在すら殆ど知られていないから、此処に来る人なんて殆ど居ないし。 襲いに来る動物も使いやすい弓を手に入れてからあっさり仕留められる様になったし。 三年、の任期は話に聞いて想像していた以上に長く感じた。 それ以外はふらふら異世界を冒険者登録して冒険してても文句は言われないし。 ゲートキーパーはあたしに向いているのかもしれない。 昔のことを思い返してみるのは、いつも暇すぎるときだ。 あたしが此処に来てから、正規の仕事をしたのが2回。 女の子にしかみえない男の子と女の子で、後から来た女の子に聞いた所によると双子だそうだ。 相変わらず年齢を言うと驚かれる。 そんなに若く見えるのかなぁ、、一桁ってありえない。 暇だから、昔の日記っぽく何か書いてみようかな、と 記憶を探りながら現在書いている話の続きを書こう。 かしゃん、と機械を立ち上げる。 ぴぴ、といつもの機械音。 前、何処まで書いたっけ? *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 何処からか、声が聞こえる。 日が沈み、だんだん辺りが暗くなって来て。 いつものようにてんとぉ、、火の宝玉にテントを出してもらい。 ごはぁん、、と今までに取っておいた食物の中から適当にりーしぇとしゃどうと夜の御飯を食べ。 あときょうのうちにやっておかなきゃなことはなかったかにゃ、 あ、やくひんちょぉごぉ、きょぉのうちにやっとこぉかにゃ、、でもぉ、、 と考えているときだった。 ”災いは消滅しました・・・・・本当にありがとうございます。しかしもう余力も僅かです、私の創りだした島は徐々に崩壊してゆくでしょう・・・。エージェント達も元は私の一部・・・、既に私の元に還りました。” ”おぉっと、ちょっと待ってください。私は還ってはいませんよ?お忘れですかぁ?” ”・・・榊さん。そうでしたね、貴方は還るはずがありませんね。御協力、感謝しています。” ”そうですともッ!この島の危機を初めて知ったのも、宝玉の噂を世に広めまわったのも、温泉を掘り当てたのもッ!!全て私なんですからッ!!エージェントとしてもなかなかの名演技でしたでしょうッ!?” ”えぇ・・・。何から何まで、本当に感謝しています。” ”礼なんてっ。ただ私が古代遺跡を己の命より大切にする素晴らしい探検家だっただけですよ。・・・まぁ、見返りはキッチリ戴いていくつもりですがねッ!” ”・・・知っているのですね、私もその存在は知っています。できるならそれを御礼として用意したかったのですが・・・残念ながらそれは人工物、島のものではありませんので制御できないのです。” ”いいのですよ。私は探検家なのですからッ!!” ”・・・皆さんに謝罪致します。彼に広めさせた噂、宝玉の伝説は・・・・・・全て偽りです。手にある宝玉も存在した遺跡も、私が創り出したものです。全ては先にあるこの島への災いを消してもらうために私が用意したものです。皆さんを利用してこのようなこと・・・、申し訳ありません。―――ただ・・・” ”・・・この島にはそれらの宝玉伝説に近いものが存在する、というわけですよ。まぁ、私の目的の半分がそれだったりしますがねっ!災いも消えた今、またゆっくりと探索を再開できるというもの・・・・・・―――おっと、貴方達がライバルということになりますかなっ?ゆっくりはしていられませんなッ!!” ”探索をする方は良いですが・・・・・・、探索を望まない方もいらっしゃるでしょう・・・。私では宝玉の伝説の一部のような『願いを叶える』といったことはできませんが、皆さんを島の外へと運ぶことなら、できます。―――――想い描いてください、貴方の帰る先を。この島の探索を続けるのならこの島を、そうでないのなら貴方の望む場所を。” ”私はもちろん、留まらせていただきますよ。ここからが本業ですからね。” ”皆さん本当に・・・ありがとうございました―――――” よく判らなかったが、何処かで誰かが話しているらしい。 此れが本当なら、この島には宝玉の伝説があって、でもそれは嘘で、でも近い噂はある、ということ。 ほぉぎょくのでんせつってなんだろぉ、、? と火、水、風、土の宝玉を見ながらさつきが考えているなんて、誰も想像しないに違いない。 さつきは、単に何かの悪戯か間違いで迷い込んできた多分永遠に帰る場所を求めて彷徨うその途中に連れてこられただけなのだ、と思う。 此処に来てから、楽しいこともあったけど、いつもきっと、心の何処かで逃げ出したいと思っていた。 動く御飯や、怖い人が襲ってくる閉鎖空間。 此処はあたしの居場所じゃない。 何処か別の所へ行かなければ。 でも、何処へ、、? 今のさつきには此処に来てからのことが全てで。 それ以前、何処にいたのか、何をしていたのか、そういうことが全く残っていない。 ただ、やらなければならないから、行く所がないから、何処か場所を求めて彷徨っていただけだ。 この島は厳しい。 そして、崩壊するかもしれない。 探索なんてしたくない。興味も無い。 だから、何処かへ送って行ってくれる、というその言葉に乗るしかないのだが。 手がかりとなるものは全く無かった。 思いつかない、とか、おもいだせない、とかならまだ希望が持てるかもしれない。 だけど。 現在一緒にいるりーしぇも、しゃどうも、火の宝玉も、みんなこの島のものだ。 この島で生まれて、この島しか知らない。 悩んでいるさつきをみて、りーしぇは何かを言いかけて、止めた。 「、、なににゃ、、?」 「ほら、戦闘の時に一緒にいる人、ウサギ連れた。その人に何とかしてもらうことは出来ないのかしら?」 「、、みことちゃんかにゃ、、?いま、どこにいりゅかわかんないのですにゃ、、」 基本的に時間を合わせての戦闘以外は別行動をしていた為、現在地などは判らない。 でも、このまま何もしないでいるよりは良いかもしれない。 「みつかるかわかんないけどぉ、、さがしにいってみるのですにゃ、、」 きょろきょろ、と辺りを見回す。何処か、高い所。 森の中へいる場合にはわからないけれど、それ以外の場所にいるなら、高い所から見たら見つかるかもしれない。 後どれくらい時間が残っているのかは判らないが、何もしないでずっと座っているより、遥かにましなことは確かだ。 とりあえず、一番近い山を目指す。 思ったよりも早く着く事ができた。 終焉が迫っている所為で気が急いて疲れを感じないのか、この島の生活で多少は体力が付いたのか。 りーしぇとしゃどうも着いてきている。 「ぁ、、」 山の頂上近くまで来た所で、宝玉が熱を持ち始めた。 何かに反応しているらしい。 「、、なににゃ、、?」 簡単に作った袋の中に入れていた宝玉を全部取り出す。 普段は冷たい宝玉が、熱を帯びてかすかに光っていた。 それが自分に何かを教えてくれているような気がして、辺りを見回す。 、、、、、、、、、、 居た。 いざ、となると矢張り出て行くのは躊躇われて。 思わず岩陰に隠れてしまった。 「、、、、此処まで何しに来たのよ、、?」 「、、みゅ、、」 島が大変なときに彼女たちは自分の事を覚えてくれているのだろうか。 「もぅ、、」 ふふん、と何かを企んだ様な笑みを浮かべ、りーしぇは足元の小石を蹴った。 、、ころころころころ、、 転がる小石。 「、、、、、、、」 「、、、、、、、」 「、、、、、、、」 さつきとりーしぇとしゃどうの間に沈黙が広がる。 当然、相手も此方に気づいた。 何か、話しかけて来る。 りーしぇがさつきの背中をえいっ!と押した。 探していた目的を簡単に話す。 さつきの簡単に話す、という言葉で、相手に上手く通じたかどうかは判らなかったが、頷いてくれたようだった。 そこから先は、よく判らない。 タイムリミットが来たのか、行き先が決まったことで発動したのか。 意識は、あった。でも。 そのときに何か出来る筈だったのに、何も出来なかった。 それは、今だから言えることなのかもしれないけれど。 この世界は、あたしは此処までしか知らない。 頑張って取った4つの宝玉は、いつの間にか消えていたし。 名前を付けて連れていた動物のりーしぇとしゃどうもきっとあの世界とともに崩壊したのだろう、と思う。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* この話は此れでおしまい。 この後行った所の話は、、また、何処かで。
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