生存 96 日目 天候:晴れ
|
|
【食料消費】 料理判定に失敗… 食料344 を消費しました。
【食料消費】 PetNo.1 十兵衛
【食料消費】 PetNo.2 ちくわぶ
【食料消費】 PetNo.3 蓮華
【食料消費】 PetNo.4 ドナルド
みいしゃ(950) からメッセージ
てぃ(992) からメッセージ
|
叫び声が聞こえる キミコ(811) のシャウト! キミコ「みんな、またねぇ〜〜!」
てぃ(992) のシャウト!
ジェス(1029) のシャウト!
キリリ(1445) のシャウト!
|
|
創られた幻の島が、強い光を放ちつつ少しずつ消えていきます。 唯一残るのは島の本当の姿、小さな、ひとつの島。 そして貴方は想います、これからの自分の居場所・・・ 父とのいる 森の中を、少女が歩いていました。 自分がどこから来たのかもわからず、 自分がどこへ行こうとしているのかもわからず、 ただ、道なき道を歩いていました。 少女は人間でしたが、 蛇のようなしっぽが生えていました。 少女は人間でしたが、 虎のような手をしていました。 少女は人間でしたが、 猿のような顔をしていました。 少女は人間でしたが、 狸のような身体つきをしていました。 人々は、少女のことを“鵺”と呼びました。 少女も自分のことを“鵺”と言いました。 少女は“鵺”が好きでした。 “鵺”である自分が大好きでした。 しかし、“鵺”は人々にとって化け物でした。 行く先々で人々に嫌われてしまいました。 住む家は焼かれ、 着る服は剥がされ、 人の集まる場所からはことごとく追い出されてしまいました。 人間は、あまり好きではありませんでした。 あるとき、鵺の少女は一つの島に辿り付きました。 島には、不思議な動物がたくさんいました。 火を噴く犬。 空を飛ぶ猫。 いろんな動物が存在していました。 その島では、鵺の少女は忌み嫌われる存在ではありませんでした。 そこで、人間の少女と出会いました。 挨拶をしました。 「こんにちは。」 やがて、鵺の少女と人間の少女は仲良くなりました。 「一緒に行こうね!」 鵺の少女は、人間と話すようになりました。 自分も人間であることを知りました。 その手は、人間のものでした。 その顔は、人間のものでした。 その体は、人間のものでした。 虎の手の形をした棒に、猿を描かれた面。 少女は鵺たりえたのは、辛うじて蛇のしっぽだけでした。 島は少女を受け入れてくれました。 人間は少女を受け入れてくれました。 少女は、少しずつ、人間も好きになりました。 自分は果たして鵺の子か、人間の子か。 もしくは鵺の子であり、人間の子でもあるのか。 鵺を愛する人間と、人間を愛する鵺。 父や母は全く覚えていないけれど、 会いたいと思いました。 しばらく後、少女の心の中に突然異変が起こりました。 鵺…。 鵺……? 鵺って何だろう…? 少女の中で、鵺の意識が薄れていました。 自分も鵺であるはずなのに、いつしか鵺の感覚を忘れてしまいました。 蛇の尾も、無くなっていました。 鵺とは何だったのか。 鵺は本当にいたのか。 人間となった少女は、自分の生い立ちを求めて旅をしました。 やがて聞いた話。 あるところに新婚の夫婦が居ました。 男と女は深く愛し合っていました。 女の腹には小さな命も宿っていました。 幸せの夫婦でした。 しかし、 不幸にも女は病で倒れてしまいました。 腹の赤子も危険な状態に陥りました。 男は祈りました。 どうか妻とわが子を助けて下さいと。 すると、男は不思議な生き物を目撃しました。 猿の顔、虎の手、蛇の尾…… まるで見たことのない、化け物でした。 化け物は、この世のものとは思えない鳴き声でうなりました。 まるで何かを訴えているように。 「どうしたのか?」 男は恐れもせず、化け物に歩み寄ろうとした瞬間、 化け物はその場を飛び去ってしまいました。 ある日、遂に女は息を引き取りました。 男は深く絶望しました。 妻も、そして生まれてくる赤ん坊も救うことができませんでした。 そう思われたその時… 産声が聞こえました。 女の死骸から、いつの間にか赤子が産み落とされていました。 男は涙を流して感激しました。 もう絶対、この赤子を守ってみせると思いました。 しかし、赤ん坊に異変が生じました。 尻には蛇の尾のようなものが生え、腕が虎のように毛深くなってきました。 村人は気味悪がり、赤ん坊を殺せと命じましたが、 男はそれを頑なに拒み、赤ん坊を抱いて逃れました。 しかし奇妙な赤ん坊が奇妙なので、 行く先々でも疎まれて追い出され、 ついに男は力尽きて倒れてしまいました。 その時赤ん坊は、いずこかへ消えてしまったということです。 蛇の尾、虎の手を持っていた赤ん坊、 それは間違いなく自分のことだろうと、 鵺であった少女、キミコは思いました。 キミコは今、父のところにいました。 ついに辿り着いたところ、父は病で床に伏せていました。 病の父は、キミコの姿に感激しました。 「愛した妻にそっくり…いや、うり二つだ。妻の魂が宿っているに違いない。」 「つまり、願いは全て叶えられていたということか…。」 そして、父は満足そうに息を引き取りました。 改めて、キミコも大きく頷きました。 鵺とは何であったのか、 その答えが近くにあるような気がしたのです。 (本当の鵺ってどういうものなのか知りませんけど、想像を膨らませてみました。)
|
最後に、島内トーナメントおよびキャラクターランキングを実施します。 それらの詳細は 島内トーナメントは こちら キャラクターランキングは こちら を参照してください。
キャラクターランキングの方では感想も同時に募集しています。 |