生存 39 日目 天候:晴れ
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羽根 を捨てました。 針 を捨てました。 調合失敗物 を捨てました。 【食料消費】 料理判定に失敗… 食料170 を消費しました。
レミリア(2088) からメッセージ
レミリア「かくれていた動物さんたちも、すこしずつ出てきてくれるのかなあ。
レミリア「でも、ヴィルくんは、生まれたところへ、
レミリア「そうそう、ヴィルくんと、やってみたかったことがあるの。
レミリア「あんまりじょうずじゃ、ないけれど、とっておける、ごはんなの。
レミリア「それじゃあ、ヴィルくんも、げんきでね。
封弓 を訓練しました。(CP- 3 )
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叫び声が聞こえる ヴィル(742) のシャウト! ヴィル「一度もペット捕まえれなかった・・・」
リーザ(936) のシャウト!
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創られた幻の島が、強い光を放ちつつ少しずつ消えていきます。 唯一残るのは島の本当の姿、小さな、ひとつの島。 そして貴方は想います、これからの自分の居場所・・・ 元々いた世界 そこは植物など一つも無い無機質な国。 ・・・植物が無いと云うのは間違っているかもしれない・・・。 植物は存在する。 動物も・・・。 だがどれも管理され、植物は伸びる枝の長さも枯れる落ち葉の数も全て決められた数値に従っている。 作られた四季により花を咲かせ、緑を増やす。人の手により決められた美しさで花を咲かせ、邪魔にならない丁度良いバランスで葉を広げて・・・。秋の落ち葉さえ舞う軌道さえ数値にされる。 動物は決められた数だけが管理施設で保管されている。 存在する全ての動物の数はそれぞれ100と決められており、死んだ数だけ人工的に増やす。これにより絶滅する事はない。遺伝子は操作され病気で死ぬことはない。ただ、死までの年月を決められている生命が生きているというのならばの話だが。管理施設に行けば星に存在する全ての動物が目の前で見れ、触る事も出来る。どれも人に友好的で牙を向ける事はない。そうプログラムされている。 愛玩動物達は人と生活する上で必要な事をインプットされ、人に危害を加える事はない。人の好みに合わせ、命令を無視する事もする。好きな好みもあり、嫌いな事だってある。それが動物達の性格。 人の手により作られた、それが自然。 全てがデーターで決まっている、それこそが自然・・・。 ヴィルは目の前を飛んだ虫を捕まえた。 手のひらに止まったそれはとても小さく、ヴィルが初めて見る物だった。 自分の家族がいる世界には存在しない物。 虫は古い本やデーターの中にしか居ない存在だ。 人に害を及ぼすもの、嫌われる存在だった為に全て処理された。綺麗な喋々も古い絵本の中で子供達が楽しそうに遊んでいたカブトムシも・・・。 それが当たり前だった。 居なくて当たり前だった。 一度だって疑った事もない。 その世界以外知らなかったから・・・。 ・・・最初見たときは絶対に触りたくないと思った。 だけど、今は居る事があたり前で、小さな羽で飛ぶ姿が可愛いとさえ思う。 草木が揺れる音が、風の音が、ヴィルを心地よくさせる。 あんなに帰りたいと思った世界が、今はとても魅力をなくし、ヴィルの心から遠ざかっていた。 ・・・帰りたい。 それだけを思っていたのに・・・。 少し崩れてしまったこの星でも元居た世界より何倍も輝いて見える。まだまだやりたい事だって見たい場所だってある・・・。 心が揺らぐ、思い出すのは元居た世界の親や友人、でもそれと同時に浮ぶ誰の手も触れていない広大な自然。木や草が自分の意志で生まれ育っているこの星の美しさ・・・。 どちらもヴィルの心の中では比べることの出来ない大切なもの。 帰らなければいけない。 分っている。 だけど・・・、とても寂しくて迷ってしまう。 この星はとても温かかったから・・・。 とても厳しかったから・・・。 一つの生物としての自分を思い出させてくれたから・・・。 ありがとう。 ヴィルは背を預けていたとても大きな木の幹にキスをしてそう独り語ちた。こんな巨木元の世界には存在しなかった。見上げればどこまでも高く枝が生い茂っている。日の光が葉の隙間から差し柔らかに揺れているようにも見える。 この景色がいつか自分の世界でも見れる時が来るだろうか・・・。 そんな事をふと考え、ヴィルは頭を振った。 見られる時をただ待つだけではいけない。自分から動かなければ。 その為には帰らなければいけない。 元の世界に・・・。 死んだ星を自らの手で生き返らせる為に・・・。 さようなら、僕のもう一つの故郷。 僕は産まれた世界できっと一生この星の美しさを思い出すだろう・・・。
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