精神と物質の二元論で世界を捉える試みについて、先史文明プラエクサがかなり本腰を入れて取り組んでいたということを、モークはよく知っている。 彼らは科学技術を発展させていく過程で、意識に関する難問にぶち当たったのだ―――今の自分たちがそうであるように。神経系が物質の組み合わせでしかないのなら、主観はどこからやってくるのか? その答えを、彼らはどうにかして得たらしいことが今ではわかっている。そればかりか、その遥か先にまで突き進んでいってしまったらしいことも。おかげで彼らの遺物は、現代の文明ではおよそ理解しがたいものとなってしまっていた。 例えば、プラエクサに関する調査の初期に発見されたある偶像は紆余曲折を経てエオデムの名門アカデミーのものとなり、担当者は正式な置き場所が決まるまでの間、不透明なケースの中で保管しておくことにした。ところがその後、彼は警備員からこの偶像がキャンパスの高い窓辺に放置されていたとの報告を受けた。次いで現れた老教官は、大講堂の教壇の下にこいつがあり、危うく蹴飛ばすところだったと語った。またある者は食堂に設置された巨大モニターの上に偶像の姿を見たし、トイレの蓋をあけたらこいつが中から顔を出しており一旦閉めてもう一度開くと消えていた、などと話す輩もいた。不思議な報せがくる度に担当者はケースを開けてみたし、後に内部に小型カメラも取りつけたのだが、いつでも偶像はきちんとケースの中にあった。結局この偶像は史料館に居場所を用意してもらうまでの間多くの学生と教員たちの視界を渡り歩き、人々はそこに何の法則も見いだせなかったのだった。 こういったものをいくつも触ってきたモークは、自然科学とオカルトの板挟みに苦しめられた。それは両方の信奉者が味方になり、敵にもなるということだけではない―――モークは、学会に出す論文を書いているうちに幾度となく疑心にかられた。プラエクサの正体を追う内、少しずつモノの見方が変わってきてしまっている自分に気づきもした。 自分はいずれ、もはやまともな世界に戻ってくることはできなくなってしまうのではないか。いやいやまともかどうかというのは思考停止に過ぎない、プラエクサの遺した物は間違いなく現実に存在していて、ということは世界の理の中にあるはずだ。でも、それでも…… 葛藤しつつも、モークは冒険家をやめることはできなかった。不思議なものを見つける楽しみを手放すわけにはいかない。それが世の中にいかなる影響をもたらそうとも。そう思うくらいには、若かりし日の彼は利己的だったのだ。 ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ 惑星パルゴの台地に、簡素な宇宙港が造られていた。そこに、青い鳥のような姿の船が降りていく―――モークのブルー・バード号であった。 周りには輸送船もいくつか停泊しており、作業員たちが忙しく動き回っていた。中にはパワード・スーツを着込み、大型スタンガンで武装した者もいる。好戦的な生物がいるのかもしれない―――それが、意思疎通がまったく期待できないような相手かどうかはまだわからないが。モークもボディーガードをつけるよう勧められたが、断った。荒事ができないわけではないし、未知の世界へと踏み込むに際して余計な気を使うのも好きではなかった。 崖の上から、下界を見下ろす。どこまでも広がる森と、それをいくらかに区分けする川。モークは翼を広げ、宙に滑り出した。 数日に渡る密林の旅の末、果たしてモークはワスデイから聞かされた六本柱の遺跡を見つけた。柱の表面はつるつるとした淡い緑色で、何も描かれていない。 ドローンが見つけた開口部の位置については、既に教わっている。柱の上の方に、人が一人潜り込めるくらいの穴があるのだ。しかし登っていこうにも手がかりがない。どこか高台でもあればそこから飛んでいくこともできたろうが、周りの木はいずれも柱よりかは低い。だがともかく、頑丈な枝の上にモークは登った。 柱の開口部を目がけ、不導体で覆ったかぎ縄を放り投げる。ぐるぐると回して勢いをつけ……ヒュッ! 飛翔したかぎは、きれいに開口部の中へと飛び込む。ワスデイのドローンが原因不明の抵抗にあった穴へ。彼が早計だったかそうでないか、すぐわかる―――果たしてかぎは、グッと穴の内側に少しだけ踏み込んでから、跳ね返された。ロープにかかった力は、モークの手を通じて拒絶の意志を伝えた。ロープそれ自体が示すのに比べ、明らかに饒舌に。電磁力がもたらすものでない斥力で、それは排除されたのだ。 モークは次に、ワスデイの所で見た映像で、木の生え具合が異なる部分がいくらかあったことに着目した。その一つに向かうと、木々に混じって何かの土台をへし折ったような跡が見られた。他にもそんなものがあったので、順々に地図に記録していく。最後に元々あった柱のマークと合わせて線を結んでいくと、ある図形が現れた。 モークにとって、親しみのある形だった。 「ふぅむ。プラエクサの文字ですよ……やはり、これは……」 モークがつぶやいたその時、柱の開口部の中から赤い光が覗いた。 横並びに、ふたつ。 |
Gone Past 「ほー、やっぱり鳥が多いんだなァ……翼竜!? 」 Gone Past 「そいつは確かに凄い、翼竜が居るって星はなかなか聞かねェ。見てるだけで飽きないって評価もわかる」 Gone Past 「そうか……この星の店舗、妙に偏ってるからなァ……まあわざわざここに来て開拓しようっていう奴らが建ててるんだから、さもありなんってワケだけどさ」 Gone Past 「いや、わざわざそこまでしなくても……喫茶店なら長話にも向いてるって思っただけでさ、ナポリタン屋でも」 【肩をすくめる】 Gone Past 「宇宙海賊と……!? 意外と武闘派だったんだな……それはそれで過去の話を聞いて見たいところだなァ」 |
あなたは指定の場所へとたどり着いた。美食愛好会の張り紙、あるいはニュース、もしくは噂話か、あるいは本人から聞いたかもしれない。そこに、このミッションの発注者である一人の男が現れる。 そして瞬間的な幻覚に気づく、かもしれない。星と格子のような模様。異形の者共の百鬼夜行—— Gone Past 「やあ、あんたらがミッション受給者かい。」 その男は、頭部がカメラの形をしていた。いや、まさにカメラそのものだった。レンズが動く。 幻覚。その妖怪どものパレードに、まさに目の前の男も入っているのだ。 Gone Past 「ま、俺のは『ミッション』なんて大層な代物じゃねェけどな。簡単な話だ。人探しってあるだろ? 多分他の発注者のミッションにも、そういうのあるんじゃねえかな——」 Gone Past 「俺のは、その逆をして欲しい。つまり、極力そいつを見つけないで欲しい。」 Gone Past 「……な、簡単な話だろ? 多分三つくらい先で待ってるからさ、そこでまた俺に会ったとき報酬を払うよ」 Gone Pastはおどけるような仕草で、言った。 そしてこのお祭り騒ぎ、あなたと同じように遠くで眺め、そしてあまつさえ嘲り笑っている者がいた。写真と同じような笑みを——写真? Gone Past 「ただ——そうだな。もし会っちまったら、俺に言ってくれ。そして、忘れてくれ。俺のことも。ああ、会っちまっても報酬はちゃんと払うよ」 そういうと、Gone Pastは一枚の写真を取り出した。そこに写っていたのは、どこかの施設、重役そうな部屋の中心で佇む一人の男性。その男は白髪混じりで頬に皺があり、歳を感じさせる一方、鷹のような目つきは老いとは無縁そうだ。微笑んでいるが、影がある。痩せているが、写真からでも分かるほどに姿勢に歪みが無い Gone Past 「……あ、もしかしてアンタは俺からこいつを探す依頼を受けたりしたか? その時は、そうだな……まあ見つけても、見つけなくても報酬を払うさ」 Gone Past 「なんでこんな面倒なことしてるかって? 本当は、誰も巻き込みたくねえんだ……だが、俺には手段を選ぶほど時間が残されていねぇ……」 一つ、忠告しよう。過去を追い求めてはならない。時間を遡っても、良いことなど無いのだ |
開始時 | vol.5~ |
発注地 | Lv6 |
目的地 | Lv9 |
Action | 移動 |
TimeLimit | 無 |
報酬 | Tip |
ミッション種別:移動、報酬:Tip、発注Lv6、目的地Lv9 あなたは同じ開拓者であり、外見が変わっている男、Gone Pastからある”変わった”依頼を受けた |
開始時 | vol.5~ |
発注地 | Lv6 |
目的地 | Lv9 |
Action | 移動 |
TimeLimit | 無 |
報酬 | 謎物/耐性 散っていった毛根たちの怨念 |
ふさふさになれなかったものたちのあえぎが聴こえる |
開始時 | vol.5~ |
発注地 | Lv7 |
目的地 | Lv10 |
Action | 移動 |
TimeLimit | 無 |
報酬 | 鉱物/回復 虹色の石 |
「誰の強化なんだかまったくわからないけど、強化されるらしい」 |
美食愛好会 会長
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交流歓迎 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地球から遠く離れた「プラゾア太陽系」に存在する、惑星「オーゲル」出身の宇宙探検家。 温厚で落ち着いた性格の持ち主だが、時には感情を強く出すこともある。趣味は風景の写真集を読むこと。 応急処置や料理、サバイバル技術、さらには写真撮影といった、探検家に必要なスキルをもれなく身につけている。老齢に近づいた身でありながら身体能力も高い。「ブルーバード号」という宇宙船を個人所有しており、これで宇宙を旅している。 幼いころから宇宙を旅することを夢見ており、カレッジ(大学)を卒業した後に本格的に探検家活動を始めた。数年後、先史文明に関する重大な発見をしたモークは一躍時の人となり、その後も多くの実績をあげていった。そんなある日、彼は宇宙海賊に襲われていたオーゲル星人の女性を救い、そのまま交際を始めて結婚に至った。程なくして息子ムートを授かったこともあり、モークはここで探検家を一旦引退した。 だが幸せな時間は長くは続かず、ある事故によって妻に先立たれてしまう。モークは遺されたムートを育て上げることに全力を注いだが、やがて彼も大人になり独り立ちをした。一人になったモークはもう一度昔のような生き方をしてみたいと思うようになり、探検家業への復帰を決意したのだった。現在は「白鈴公司(はくりんこうし)」という企業のバックアップのもとで活動を続けている。 ある日、新たな冒険に向けブルーバード号で宇宙を旅していたところ、原因不明の空間異常に巻き込まれてしまい、この物語の舞台となる惑星の近海にワープ。その際ブルーバード号は故障してしまい、修理の為に金を稼がなくてはならなくなった。 (Twitter: @BehindForestBoy) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 |
Ino | 所持Max15 / 所持数7 | 種類 | 効果 | 効力 | 精度 |
1 | 【主力】オーゲルの皮鎧 | 固有殴打武器 | - | 8 | 8 |
惑星オーゲルで作られた獣の皮の鎧 | |||||
2 | 宇宙の駅のカード | 特有設置 | 産業施設Lv7 | 7 | 5 |
星々の為の地域振興施設(区分:産業) | |||||
3 | プチファッションコロニーのカード | 特有設置 | 衣服屋Lv10 | 10 | 5 |
宇宙のファッションをあなたにお届け(区分:衣服) | |||||
4 | 6歩カード | 移動 | 確歩Lv6 | - | - |
ダイス1回目の出目を強制的に6に変更する | |||||
7 | 2歩カード | 移動 | 確歩Lv2 | - | - |
ダイス1回目の出目を強制的に2に変更する | |||||
10 | 2歩カード | 固有移動 | 確歩Lv2 | - | - |
ダイス1回目の出目を強制的に2に変更する | |||||
12 | 【防具】オーゲルの下半身鎧 | 防具 | 武具Lv1 | 15 | 11 |
下半身を守る鎧だ |
Sno | 所持Max43 / 特有Max4 / 設定Max5 / 所持数19 | 所有 | 種類 | 効果 | LP | FP |
1 | 無名のカード | 固有 | 解離 | 傷殴打Lv1 | 0 | 12 |
2 | 無名のカード | 固有 | 解離 | 傷疾風Lv1 | 0 | 12 |
3 | 無名のカード | 固有 | 解離 | 治癒Lv1 | 0 | 14 |
4 | モークの縄 | 特有 | 罠 | 罠列傷身突刺Lv1 | 0 | 24 |
5 | 無名のカード | 固有 | 先発 | 個別御替Lv1 | 0 | 2 |
6 | モークの靴 | 特有 | 解離 | 列傷殴打猛毒Lv1 | 0 | 30 |
7 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 活気Lv1 | 14 | 0 |
8 | モークの羽根 | 特有 | 解離 | 列応傷投射Lv1 | 0 | 24 |
9 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 全活気Lv1 | 42 | 0 |
10 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 治癒活気Lv1 | 14 | 14 |
11 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 列治癒活気Lv1 | 28 | 28 |
12 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 全治癒活気Lv1 | 42 | 42 |
13 | 無名のカード | 専有 | 先発 | 確変Lv1 | 0 | 6 |
14 | 無名のカード | 専有 | 先発 | 列確変Lv1 | 0 | 12 |
15 | モークの指さばき | 特有 | 解離 | 散刳傷火炎Lv1 | 0 | 32 |
16 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 治癒Lv1 | 0 | 14 |
17 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 全治癒Lv1 | 0 | 42 |
18 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 列活気Lv1 | 28 | 0 |
19 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 列治癒Lv1 | 0 | 28 |
Marking Chara List |
[Command] Eno23:トビー |
[Command] Eno74:絆の姫君と力の皇息 |
[Command] Eno42:まりあ |
[Command] Eno14:闇 |
[Command] Eno320:シンセミア |
[Command] Eno31:デカパイ少佐 |
[Command] Eno59:トロィスィ |
[Command] Eno85:宵 |
[Command] Eno90:アルテナ |
[Command] Eno97:NASと宇宙探索ロボ達 |
[Command] Eno100:クラヴィス・クレイドル |
[Command] Eno103:ながれぼしのミリウ |
[Command] Eno142:Gone Past |
Ano | 名称 | 休日 | 区分 | 詳細区分 | 価値 | 期限 |
K-2 | 祭器屋のカード | 安息 | 祭器 | 祭器屋Lv5 | 54 | 4 |
C-3 | 癒しの川のカード | 星期 | 回復 | 回復施設Lv6 | 30 | 1 |
きれいな川と小さな小屋だ | ||||||
D-4 | 魔器屋 | 激火 | 魔器 | 魔器屋Lv8 | 40 | 3 |
不気味だが、だからこそ見つかるものもある | ||||||
I-6 | 防具屋 | 流水 | 防具 | 防具屋Lv8 | 40 | 4 |
時代錯誤なつくりだが、恣意的なものだとか |
区分 | 設立数 | 運営日数 | 利用計 | 本日の収入計 | 区分 | 設立数 | 運営日数 | 利用計 | 本日の収入計 |
魔器 | 1 | 2 | 0 | 0 | 防具 | 1 | 1 | 0 | 0 |
衣服 | 1 | 6 | 0 | 0 | 祭器 | 1 | 5 | 0 | 0 |
回復 | 1 | 4 | 0 | 0 | 産業 | 1 | 1 | 1 | 12 |
Mission List |
#追加注文基礎講座受講 ☆ Clear ☆ |
#遥かなる地へ かつての開拓よりも、さらなる先を見てみないか? 目的地:?-Lv30 |
Mission#A List |
AdditionalOrder List |
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | ||
9 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 9 |
8 | × | 8 | |||||||||||||||||||||
7 | ★ | 7 | |||||||||||||||||||||
6 | ☆ | 6 | |||||||||||||||||||||
5 | 5 | ||||||||||||||||||||||
4 | ☆ | 4 | |||||||||||||||||||||
3 | ☆ | 3 | |||||||||||||||||||||
2 | ☆ | 2 | |||||||||||||||||||||
1 | 1 | ||||||||||||||||||||||
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V |