「………」 |
誰にも知覚されない死角── もしかすると、彼女が『いるかもしれない』場所に、 幻術士は、音もなく現れていた。 ■■■■ 「こんにちは、こんばんは。 始めまして、お久しぶり。 教えてくれるかい、わたしの名前を」 |
――二機の投影装置が、 「『BUG』と推測」「同意」 鏡合わせのように同時に、 「開拓戦を開始。当機の戦闘記録の客観的取得を要請」「要請を承認。当機の『BUG』の戦闘記録は重要と判断」 居並ぶ相手へ振り返る。 「同席者の心理保護のため、疑似人格の起動を開始」「当機の役割上、疑似人格は不要。スリープを継続」 そうして歩み出た片方の上に灯る、少年の姿。 ロディ 「皆さま、参りましょう。ぼくも可能な限りの助力をいたします」 |
チーロ 「お手柔らかに頼むよ、本当に」 |
「………」 |
シセラ 「光をお届けですっ!」 |
エアリス
「実験データを取ろうか。これも、開拓のためさ」 |
ラー 「さて、肩慣らしといこうか」 |
ケス 「さて、腕試しといこうか」 |
やどりぎひめ 「始めるとするかの」 |
アマリア 「よろしくおねがいします!」 |
ロディ 「練度向上のためお時間をいただくことへ、ぼくは最大限の感謝を捧げます」 |
System 「外部記録装置からの補助プログラム読み込みを開始……」 |
チーロ 「無遠慮に踏み入らないでくれ」 |
シセラ 「アララ…。」 |
System 「補助用外部ファイルの読み込みに成功。 カード登録データへのアクセス準備を開始します」 |
System 「衝撃分散化フィールドの構築を継続中。 まもなくプロセスを終了します」 |
System 「カード登録データ改竄プロセスを完全終了。 点衝撃に対する分散化フィールドの展開を開始します」 |
System 「敵対者のカードプログラムへの接触に成功。 カード登録データの改竄を開始します」 |
ロディ 「やはり、ぼくよりもあなたさまの方が上手なのですね」 |
ロディ 「あなたさまはとても身軽なのですね。驚いてしまいました 」 |
シセラ 「ワワワッ!?」 |
エアリス 「清濁飲み込んで世界はなお綺麗だ」 |
エアリス 「見えるかい聞こえるかい感じるかい人々の息遣いを」 |
エアリス 「予想外のハプニングが、君たちを待ち受けているよ」 |
エアリス 「慎重であるに越したことはないさ」 |
エアリス 「どうして、今それを行う必要があるだろう?」 |
耐性の形成を確認。 モノアミンオキシダーゼの阻害にまで至らないように注意しつつ、投与量増加。 覚醒作用ほか、口渇、神経過敏を感覚。 |
エアリス 「多少は消費を軽減してくれるはずだよ」 |
ラー 「『其の叡智は数多を拓く』」 |
ラー 「『踊れ神煌、我が同胞を心躍らせるべく――』」 |
ラー 「廻れ神煌、我が具現よ。天に座す光忌の力、思い知れ――――」 |
ラー 「『照らせ星光、闇夜進みし旅人の道標と成れ』」 |
ラー 「『照らせ星光、闇夜進みし我の道標と成れ』」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
チーロPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ケスPT Chain |
ふと、姿が掻き消えては 別の場所に現れている。 |
エアリス 「かつてより成長したって本当に言えるのかい?」 |
「穿て」 |
エアリス 「あの時を境に時間は止まってしまったんだ」 |
「貫け」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
チーロPT Chain 散活気Lv2(1) 散殺傷天光Lv3(2) 惨自傷冥闇Lv3(3) 遠殺傷火炎Lv4(4) 列命傷冥闇Lv6(5) 全活気Lv2(6) 列殺傷天光Lv3(7) 貫侵食冥闇Lv4(8) 遠自傷火炎Lv4(9) 列傷冥闇Lv6(10) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ケスPT Chain 刈感傷投射Lv5(1) 刈命傷突刺Lv4(2) 連治癒活気Lv3(3) 愚者Lv3(4) 全殺付猛毒Lv3(5) 連感傷投射Lv5(6) 刈自傷突刺Lv4(7) |
アマリア 「敵さんすっごくつよいみたい……!」 |
やどりぎひめ 「ほれほれ!受けてみせい!」 |
「避けてくれるなよ?」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
くるくると回る黒い幻影のカードが、無数のピクセルへ崩れ。 粒が凝り固まって形作るのは白いカード。絵のないそれに柄が現れ、無銘のそれに名が書かれ、 ――それは1枚の完全なカードとなる。 |
シセラ 「ワワワッ!?」 |
やどりぎひめ 「いたた、やめんか!」 |
やどりぎひめ 「くるしゅうないぞ」 |
アマリア 「ありがとう! とっても元気になった!」 |
エアリス 「あてずっぽうよりはマシだね?」 |
やどりぎひめ 「くるしゅうないぞ」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
やどりぎひめ 「くるしゅうないぞ」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
「………」 |
エアリス
「んー、目が覚めてきたよ」 |
やどりぎひめ 「ここからが本番じゃ」 |
「………」 |
シセラ 「名探偵の心得です!」 |
エアリス
「……ほんとは私にそこまでする必要なんて、ないのさ」 |
ラー 「助かったよ」 |
ラー 「『光陰は追う、天の果ても地の果ても』」 |
『貫く感触』が伝播する。 |
エアリス
「にゃあ”あ”あ”あ”!!!痛いって!」 |
エアリス
「あたた、予想外の方向から来たね」 |
ラー 「退き時か…仕方ない」 |
「………」 |
シセラ 「ゴメンナサイ!」 |
エアリス
「わたしを置いていかないでよ~」 |
エアリス 「世界はゆっくりと停滞していく。破滅は近いよ」 |
このカットインはいもさん(Eno.106はぴこさんPL)から頂きました ありがとうございます!
It`s show time! |
3'rd chain!! |
エアリス 「喰らい尽くされないように、気を付けてね。 私もそこまでは望んじゃあいないけど、 なかなか制御が難しくってさ」 |
きみの血は、何色なのだろうね。 |
アマリア 「こ、このくらいじゃ泣かないんだから……!」 |
やどりぎひめ 「いたた、やめんか!」 |
『貫く感触』が伝播する。 |
「………」 |
エアリス
「ごめんね、痛いかな。すぐに終わるからね」 |
_人人人人人人_ > 大当たり <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
アマリア 「こ、このくらいじゃ泣かないんだから……!」 |
8'th chain!! |
エアリス 「何かを禁じる掟は幾千幾万とあるけれども、 何かを推奨する掟はずっと少ないんだね」 |
『貫く感触』が伝播する。 |
「………」 |
「………」 |
やどりぎひめ 「いたた、やめんか!」 |
Over drive!! |
『かなしいことが ありました』 『だれも おおくは かたりません』 『ただ』 『それをみたひとびとは くちをそろえていうのです』 『魔女をころせ 魔女をころせ 魔女をころせ』 |
エアリス
「おっと!いい感じに使えそうなトラウマじゃん、お代はこの一撃で!」 |
やどりぎひめ 「へぶっ!」 |
『貫く感触』が伝播する。 |