彼らを残して、開拓者の気配はどんどんと離れていく。 もはや、BUGの気配すらもまばらになっていく。彼らの声だけがする。 先行く開拓者は皆、自分なりの『後始末』を終え、何らかの結論を見出し、 自分たちの『あるべき場所』へと戻るのであろう。 ――彼らと違って。 ヴィヴィ「せんせい、どうですか? 『薬草茶』はお口に合いますか? 美味しい、って。言ってもらえると思いますか?」 Mr.アピスティア「うーん……あんまり人に飲ませるものではないと思う、ぞ。 俺は嫌いじゃないけどな。うまいものを知ってるやつには好かれんだろう」 ヴィヴィ「ええーー。じゃあ、こっちはどうですか? 詰める瓶は、まだ用意してないですが」 Mr.アピスティア「見てくれだけなら悪く……ヴィヴィ。再現性は最悪だ。 思い出せ、あの『瓶詰めのお菓子』はもっと甘くて、サクサクで――……」 彼らは、ひとつ決断をした。 それはちっぽけで、勇気なんてなんにもない、悪く言ってしまえば甘えのような決断を。 彼らをつくった魔女の甘ったるさが移ってしまったように、随分と甘党な決断。 彼らが彼らである、という証明は、未だ出来ていない。 だが、もしもの約束。一緒に紅茶を飲みましょう。一緒にお茶会をしましょう。 そんな約束に、彼らはすべてを任せることにした。 自分で自分を知ることはできない。自分を観測する他者があってこその証明だ、と。 彼らは、ただただ待つことにした。それがいつになったって構わない。 その約束が――叶わなかったとしても――また新たな約束を見つけ出すまで。 時間はいくらでもある。あとはまかせろ。ぼくらは、待つことだけなら得意なんだ、と。 Mr.アピスティア「ヴィヴィ、鍵はどうしたんだ? あの鍵、作るの難しそうだっただろ」 ヴィヴィ「――これだけ残ってはいます。 これだけあれば再現は可能でしょうが、ぼくらはそういう役割ではないでしょう。」 Mr.アピスティア「まあ、助っ人だなんてカードの大半捨てちまったヴィヴィには出来ないだろうしなあ」 ヴィヴィ「せんせいだって、止めなかったはずですよ。 『それはそれでロックだな!』って、ちっとも止めなかったじゃないですか」 Mr.アピスティア「…………そんなこと言ったか?」 ヴィヴィ「言いました」 彼らは、幾つもの問答を繰り返した。 「もし、その約束を『彼ら』が忘れていたとしたら?」 『そのときは、ただ待ちましょう。期限は言っていないのだから、反故になることはありません』 「もし、『彼ら』が、紅茶とクッキーが嫌いだったら?」 『なんのために薬草に、水にと探しているんですか。せんせい。 薬草茶は健康にいいそうですよ。いいお水で淹れればきっとお茶会にはぴったりです。 ああ、そうですね――割烹着のひとに、お煎餅の作り方を習ってもいい』 彼らは、描き出されたすべての『可能性』を、受け入れる決断をした。 そもそも、約束の割に時間も場所も決まっていない。 彼らは、ひとではない。 人の姿を模した、自律思考をする『なにか』。それがなにかはわからない。 それを自我と呼んでいいのか、意思と呼んでいいのかもわからない。 味覚だって、『もし』あの開拓者であれば。 それは例えば、貴族然とした少年の考える「美味しいもの」かもしれない。 それは例えば、物語から飛び出たような人魚の彼が考えるものかもしれない。 それは例えば、仕事に尽力する神の御使いが感じる「美味しさ」かもしれない。 それは例えば、じゃが芋が大好きな自分より幼い少女の「好み」かもしれない。 彼らは、ありとあらゆる『例えば』を再現するもの。 一定の評価基準を持たず、書き込まれた記録を読み込み、再生するもの。 彼らは、ありとあらゆる『可能性』を信じるもの。 不可能という言葉は文字通り存在せず、ひたすらに再現を努力するもの。 もはや、彼らにとって証明などあってないようなものなのかもしれない。 この、いつ叶うかもわからないひとつの約束が、無限に拡散していく。 蝶がどこかで羽ばたけば、どこかで嵐になるかもしれない。 そんな可能性を手繰り、あるかもしれない未来を夢想するもの。 『つくられたもの』は、『例えば』の夢をみる。 それが再現できることであれ、できないことであれ。 ありとあらゆる選択肢を愛し、ほんの少しだけ誰かの背中を押すもの。 彼らは、待ち続ける。 『例えば』、次なる開拓者が訪れる未来を。 『例えば』、また見知った開拓者と会話ができる未来を。 『例えば』、――先ゆく彼らが、気の迷いでお茶会にやってくることを。 もしも、誰かが彼らの待つ場所にやってきたとしたら。 |

「あとはまかせろ。」 |
約束が果たされないことを、帽子は機械の少年に告げただろうか。 ある日突然、姿を消したその開拓者が、あなたたちに会いに来ることはない。 お茶会の約束も、“美味しいもの”も、箱の中の猫のように未決定のままだ。 |
あなたがこの地に留まるなら、いつか、一羽のカラスが手紙を運んでくるだろう。 この辺境の惑星に負けないぐらいの、大した名もない辺境の小国から、はるばると。 |
――――それは、お茶会の案内だった。 『図書塔』と呼ばれる場所への道筋を記した地図と、 そこまでの馬車代として、見慣れない小切手が封入されている。 |
しかし、なぜか、差出人の名はどこにも書かれていなかった。 |
霞馮と露馮「そっか、ちゃんと おわらせる!」「おわりは おわりだけど」「きっと、あたらしいことも はじまるんだね!」「さみしいけど、きっとまた」「わくわくすることが あるよ!」 |
霞馮「えへへ、ビックリしちゃった?だまして ごめんね! うん、バグが あんなふうに きえるなんて!」 |
露馮「えへへ、ビックリしちゃった?ウソついて ごめんね! うん、バグはぼろぼろ きえちゃった。どこに いったのかな?」 |
霞馮と露馮「また、どこかで!」「あえると いいね!」「「ばいばい!!」」」 |
ヴィヴィ「例えば、もう誰もぼくらのそばに訪れなかったとしても」 |
Mr.アピスティア「二人なら、幾らだって暇は潰せるさ」 |
ヴィヴィ「せんせい、せんせい。どこで休憩しますか? ぼく、海のそばがいいなあ。たどり着けますかね。」 |
と
になった。
| × | Pno46 while(-1){ |
VS | Pno54 とーかとおにごっこ! |
○ |
| × | Pno46 while(-1){ |
VS | Pno64 ベオークPT |
○ |
| ○ | Pno46 while(-1){ |
VS | Pno118 ローレンスPT |
× |

ヒト疑き ヴィヴィ&Mr.アピスティア(Pn46) ヴィヴィ「探しているんです。探し物の在り処を。 あなたは、ぼくらの道標には、なってくれませんか。」 |
(Pn46)ヴィヴィ「お話はなくたって構いません。こうするのが、『ここ』のルールなんでしょう?」 |
| while(-1){ Chain | |||||||||||
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| ||||||||||
| BUG Chain | |||||||||||
(Pn46)ヴィヴィ「笑ってください、あなたも。ぼくも、あなたに笑いかけますから。」 |
(Pn46)ヴィヴィ「そうでなくっちゃ、ぼくらの前に立つ意味はない」 |
| while(-1){ Chain | |||||||||||
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| ||||||||||
| BUG Chain | |||||||||||
「いや、冷凍にしたら保存きくかなと思って。」 |
| while(-1){ Chain | |||||||||||
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| ||||||||||
| BUG Chain | |||||||||||
| while(-1){ Chain | |||||||||||
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| ||||||||||
| BUG Chain | |||||||||||
| while(-1){ Chain | |||||||||||
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| ||||||||||
| BUG Chain | |||||||||||
| while(-1){ Chain | |||||||||||
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| ||||||||||
| BUG Chain | |||||||||||
| while(-1){ Chain | |||||||||||
|
| ||||||||||
| BUG Chain | |||||||||||
(Pn46)ヴィヴィ「痛たた、乱暴はよしてください」 |
(Pn46)ヴィヴィ「語り継ぐ言葉などない。ぼくは、あなたがたを記録します」 |
Mr.アピスティア「海のそばではないみたいだが――ま、悪くはないだろ」 |
ヴィヴィ「それじゃあせんせい。お茶会にしましょう。 きっと”彼ら”がまた来るのなら、用意をしなくちゃいけません。 だって、『約束』しましたからね。ぼくらは!」 |

猫耳の少女「…にゃー。困ったにゃ。
猫耳の少女「そこのヒトー?…ヒトじゃない?BUGだとか??
猫耳の少女「お水の配達を頼まれないかにゃ?
猫耳の少女「もしお水を確保出来たら、じいちゃんも呼んで一緒に美味しいお茶でも飲もうにゃ?
壺を抱えた魔術師
壺を抱えた魔術師
壺を抱えた魔術師
壺を抱えた魔術師
壺を抱えた魔術師美食愛好会 会長

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00 01 02 03 04 05 06 07 08 0920 21 22 23 24 25 26 27 28通常 優勢 劣勢 異常 瀕死![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Ino | 所持Max12 / 所有数5 | 種類 | 効果 | 効力 | 精度 |
| 1 | 3歩カード | 移動 | 確歩Lv3 | - | - |
| ダイス1回目の出目を強制的に3に変更する | |||||
| 2 | 【装飾】書籍正誤表 | 護符 | - | 10 | 10 |
| 魔女の手によって書かれた書物は、何が正しく何が間違いなのかわからない。 | |||||
| 7 | 【補助】□□□□ | 楽器 | - | 27 | 34 |
| 伝播するフォークロア。怪物の足音は、いつだってすぐそこに。 | |||||
| 8 | 【主力】□□□□ | 疾風魔器 | 全感傷疾風Lv2 | 25 | 38 |
| 幸福には、決まった分量のレシピなどないのだろう。 | |||||
| 12 | 【防具】□□□□ | 衣服 | - | 19 | 30 |
| 例え話をするならば、きっとそれに違いは一つとしてないのだろう。 | |||||
| Sno | 所持Max99 / 特有Max4 / 設定Max27 / 所有数15 | 種類 | 効果 | LP | FP |
| 1 | 笑えよわが仔羊、と魔女は言った | 特有/解離 | 連傷身疾風Lv2 | 0 | 72 |
| 2 | 『しあわせのレシピ』 | 特有/先発 | 吸氷水Lv5 | 0 | 60 |
| 3 | 地図にない町 | 特有/解離 | 列白紙Lv4 | 0 | 120 |
| 4 | 無名のカード | 共有/解離 | 列傷火炎Lv3 | 0 | 72 |
| 5 | 無名のカード | 共有/解離 | 列傷氷水Lv3 | 0 | 72 |
| 6 | 無名のカード | 共有/解離 | 列傷疾風Lv3 | 0 | 72 |
| 7 | 無名のカード | 固有/* * * | 吊者Lv4 | 0 | 100 |
| 8 | 無名のカード | 固有/* * * | 愚者Lv4 | 0 | 100 |
| 18 | 『隠し味はメイプル』 | 共有/解離 | 味付Lv1 | 0 | 12 |
| 33 | 『意味のない言葉』 | 共有/自動 | 狂詩Lv1 | 0 | 36 |
| 34 | 『見せかけの言葉』 | 共有/自動 | 狂詩Lv2 | 0 | 72 |
| 55 | 『言葉遊び』 | 共有/自動 | 狂詩Lv3 | 0 | 108 |
| 56 | ICQ; | 特有/先発 | 隠密Lv5 | 0 | 50 |
| 57 | 『おまけのシュガーポット』 | 共有/解離 | 列味付Lv1 | 0 | 24 |
| 58 | 『とっておきはフィナンシェ』 | 共有/解離 | 全味付Lv1 | 0 | 36 |
| Marking Chara List |
『また』。 |
| Ano | 名称 | 価値 | 詳細区分 | 休日 | 期限 |
| D-22 | 付与工房 | 182 | 付与工房Lv21 | 星期 | 1 |
| B-16 | 薬屋 | 120 | 薬屋Lv17 | 豊穣 | 5 |
| L-17 | 空の植木鉢 | 198 | 植物園Lv18 | 豊穣 | 1 |
| そこになにが植えられているのかなんて、いまはだれにもわからない。 | |||||
| Mission List |
| #開拓基礎講座受講 ☆ Clear ☆ |
| #貴方を添えて ☆ Clear ☆ |
| #御茶会に美味しい水を 御茶会用の水を譲渡する。休息施設に立ち寄れば、水を供給できるらしい。 ※ミッションを受給した地点"以外"の、該当する施設に立ち寄った場合に有効。(受給地点:A-Lv13) 目的地:?-Lv18 |
| #辺境の惑星の後始末 ”貴方”を見かけたという噂。 目的地:C-Lv24 |
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | ||
| 32 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 32 |
| 31 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 31 | |
| 30 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 30 | ||||
| 29 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 29 | |||||||
| 28 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 28 | ||||||||||
| 27 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 27 | ||||||||||||
| 26 | × | × | × | × | × | 26 | |||||||||||||||||
| 25 | × | × | × | 25 | |||||||||||||||||||
| 24 | 24 | ||||||||||||||||||||||
| 23 | 23 | ||||||||||||||||||||||
| 22 | ☆ | 22 | |||||||||||||||||||||
| 21 | 21 | ||||||||||||||||||||||
| 20 | 20 | ||||||||||||||||||||||
| 19 | 19 | ||||||||||||||||||||||
| 18 | 18 | ||||||||||||||||||||||
| 17 | ☆ | 17 | |||||||||||||||||||||
| 16 | ☆ | 16 | |||||||||||||||||||||
| 15 | 15 | ||||||||||||||||||||||
| 14 | 14 | ||||||||||||||||||||||
| 13 | ★ | 13 | |||||||||||||||||||||
| 12 | 12 | ||||||||||||||||||||||
| 11 | 11 | ||||||||||||||||||||||
| 10 | 10 | ||||||||||||||||||||||
| 9 | 9 | ||||||||||||||||||||||
| 8 | 8 | ||||||||||||||||||||||
| 7 | 7 | ||||||||||||||||||||||
| 6 | 6 | ||||||||||||||||||||||
| 5 | 5 | ||||||||||||||||||||||
| 4 | 4 | ||||||||||||||||||||||
| 3 | 3 | ||||||||||||||||||||||
| 2 | 2 | ||||||||||||||||||||||
| 1 | 1 | ||||||||||||||||||||||
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V |