辺境の惑星の開拓。 それがこの地に訪れたものに与えられる役目だった。 望んでその場に趣いたもの、たまたまその場に流れ着いたもの。どちらかといえばこの魔術師は後者にあたる。 「……」 「お茶が、入りま、シタ」 辺境の惑星と言われてはいるが、多くの開拓者の手によってその一部はすでに開拓を終え、寝食を満足に行える建物が散見される程である。そんな宿の一室に座る魔術師の目の前に、共に過ごすことになった不死者――ゾンビの従者がティーカップを置いた。 黄金色の液体がなみなみと注がれ、そこから濃い花の香りが漂ってくる。 「ジャスミンか」 「はイ」 尋ねると従者は素直に頷いた。この従者、本来であればちゃんと別に主がいる筈なのだが何の因果かこの魔術師と行動を共にする事となった。少しはそれを嘆いてもいいのでは、と魔術師も思うのだが従者はどうやら生前からそういった性格であるらしくあまり深く気にしている様子はない。 それはある意味、主が自分を裏切る事は無いという絶対の信頼もあるのだろうか。 「……ふむ、いい味だ」 「ありがト、うございまス」 「正直、君の主の事を見直さねばならないようだな」 口の中にひろがる香りを味わいながら魔術師は呟く。少なくともあの小さな双子は、茶の良さを知っているということだ。 ◆ 「おじさん」「おじさん」 その出会いは本当に唐突だった。辺境の惑星に来て間もない魔術師の前に二人の少年が現れたのだ。 少年は魔術師を見るやいなや、後ろに控えていた従者をすっと前に押し出してきた。 「りんりん!」「ぼくたちのじゅーしゃ!」 「「あずかってください!!」」 ぺこり、と頭を下げる双子に魔術師は片眉をあげて見下ろした。当の従者本人は表情こそ殆ど変わらないが驚いた様子で魔術師と双子を何度も見ている。事情が飲み込めていないというのは、何も言われずとも理解できる。 「……君達は、見ず知らずの人間にこの従者を預けるというのかね?」 「うん」「そうだよ」 「……」 疑う事を知らないのか、それとも何も考えていないのか。魔術師は値踏みするように双子を見る。色違いの瞳の視線を、四つの瞳が真っ直ぐに見返してきた。 「だっておじさん」「しりょーじゅつ、つかえるよね?」 「……ほう?」 「ぼくたちもつかえるよ!」「だから、わかる!」 無邪気に微笑む双子の術師。とりあえずは無能ではなさそうだという事を理解すれば視線の色が値踏みから興味へと変わっていく。死霊術を扱う双子が連れている屍人の従者となれば、勿論その術を施したのもこの双子という事になるだろう。 命令を聞くだけではなく自我を持った屍人を用意するというのは技術や知識は当然の事、そこに加えて才能というものが必要となってくる。 この小さな術者達はまだまだ伸び代を残した状態でこれほどの力を持っているという事だ。 「……いいだろう。お前達の従者、与ろう」 「いいの!」「やった!」 「「ありがとうおじさん!」」 深々と頭を下げる少年達を一瞥してから魔術師の興味は屍人の従者へと向く。 つきはぎだらけの身体は、それが人のものかどうか、といった雰囲気をもった箇所も散見される。かなり、何度も手をかけられているのは間違いないだろう。修繕を兼ねているのか、それとも別の意味合いがあるのか……双子の様子を見る限り、単なる修繕を施しただけ、とは言い難い。 「……これから、よろしく頼むよ」 「はイ……」 こちらもこちらで深く頭を下げた。 双子達はその様子を見上げながらもどこか寂しげに眉根を下げる。 「りんりんー」「りんー」 「……ご無理は、なサら、ぬよう……」 「うん!」「りんも、きをつけてね!」 頷く双子の頭を屍人が優しく撫でている。ただの主従、というよりはどこか家族か兄弟か、そういった類の様子に見て取れた。が、その点についてはとくに魔術師の興味を惹くものではない。彼らがどのような関わりか、などどうでもいいのだ。 「……まあ、暇つぶしが増えたな」 別れを惜しむ主従を見ながら魔術師は小さく笑みを浮かべた。 ◆ ジャスミンティーを飲み終えて、魔術師は立ち上がる。 この世界にいるあのBUGという存在も興味がある。開拓者の似姿を取るその特性は大いに利用価値があるともいえよう。そうでなくても、この世界に集まってきたもの達から得られるものもあるだろう。 異世界へと踏み出す事は想定外ではあったが、思っていた以上に自らが過ごしていた世界が狭かった事を知らされる。 しかし、それ以上に外の世界の広さは魔術師の欲求を満たすのだ。自らが井の中の蛙であった事を恥じるくらいならばもっともっと、多くの知識を、知恵を、術を。 「さあ、今日も行くとしようか」 楽しい時間のはじまりだ。 |
ダルトン 「……思うように動けないのは、仕方ないとは言えあまり好ましくないな」 |
アライバル 「これはこれは――」 |
アライバル 「この星には色んな奴が集まっていると思っていたが、あんたはどうやら極めつけだな」 |
アライバル 「ズバリ――あんた、魔術師だろう?……それも、まっとうなタイプじゃあない」 |
アライバル 「難癖つけようってわけじゃない。俺は“アライバル”。私立探偵(プライベート・アイ)だ」 |
アライバル 「探偵って言っても、パイプをくゆらせ椅子に座って推理をするタイプじゃないぜ。もっともあんたが魔術師だと思ったのは、そういう類の推理を働かせたんだけれど……俺は、足を使って人に聞くのが性に合っていてね」 |
アライバル 「この星にいる以上、バックグラウンドがどうあれ、俺とあんたは同じ開拓者で、地位はイーヴンなわけだ」 |
アライバル 「俺のカンによると、あんたはどうも腕が立つ。今のうちに仲良くなっておこうと思ったのさ」 |
アライバル 「で――俺は名乗った。あんたはどうする?」 |
アライバル 「返事を、聞かせてもらいたいな」 |
カズサ 「やあ、どうも。強いんですね、助かりました。」 |
カズサ 「私はカズサ、この世界とは違うところでは喫茶店を営んでいましてね、あなたは珈琲などお飲みになられますか?」 |
カズサ 「また縁があったら力を借りたいものです。」 |
橋口いすか 「[見た感じ、明らかにサイズの合ってないだぶだぶの服装をしている少女が話しかけてきた]……なぁ、すまんが……その……ええと、何だ。[どう切り出したものかと頭を掻いていたが、やがて声を改めて]……俺はいすか。橋口いすかというんだ。そこの御仁、今いる場所について何か知っている事があるなら教えて頂けるだろうか?」 |
アトラ 「……(じぃーっと、あなたの瞳を見ていると思しき少女が一人)」 |
アトラ 「……目……本、物……?」 |
アトラ 「…………(じいっと、物陰からあなたの顔を覗き込んでると思しき褐色肌の少女がいる。隠れているようでバレバレである)」 |
アトラ 「……目、きれい……ます……(前髪を長く垂らした少女は、それだけ言うと照れたように物陰に隠れた)」 |
アトラ 「…………(じいっと、物陰からあなたの顔を覗き込んでると思しき褐色肌の少女がいる。隠れているようでバレバレである)」 |
アトラ 「……目、きれい……ます……(前髪を長く垂らした少女は、それだけ言うと照れたように物陰に隠れた)」 |
アトラ 「…………(木々の合間から、あなたの方をじっと見ていると思しき少女がいる) ……目、綺麗……(呟くと、あなたに気づかれたかもしれないと思い木陰に隠れてしまった)」 |
ダルトン 「(手元の魔術書をめくっている)」 |
ダルトン 「使えるものはつかうとしよう」 |
ダルトン(62) 「私の邪魔をするというのかね」 |
シャタル(133) 「奪うというのも、悪くはありません。」 |
オリザ(442) 「ここも退屈はしなさそうだ。」 |
(454)[相手を敵と見れば、ぎらりと眼を光らせる] |
イラーリオ(354) 「敵戦力を鑑みるに、MBTの介入が必要だと判断します!」 |
魔術師ぶらり旅 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ダルトン(Pn62) 「(無言で片手を掲げると黒い刃が敵へ向かって放たれる)」 |
イラーリオ(354) 「フォーメーションで攻めこむッ!」 |
イラーリオ(354) 「続けて仕掛けるっ!」 |
イラーリオ(Lv2) 「下がれよっ!」 |
イラーリオ(Lv2) 「そこの奴!」 |
魔術師ぶらり旅 Chain 傷疾風Lv1(1) 傷火炎Lv1(2) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ダルトン(62) 「その動きは読めていた」 |
イラーリオ(354) 「この感じ、プレッシャー!?」 |
ダルトン(Pn62) 「……邪魔だ」 |
ダルトン(Pn62) 「……(傷口に影が広がっていく)」 |
魔術師ぶらり旅 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ダルトン(62) 「そよ風か何かかな」 |
ダルトン(62) 「その動きは読めていた」 |
オリザ(442) 「続くよ。」 |
イラーリオ(354) 「友軍の支援に感謝します!」 |
魔術師ぶらり旅 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
オリザ(442) 「やるじゃないか。」 |
ダルトン(62) 「そよ風か何かかな」 |
オリザ(442) 「やるじゃないか。」 |
ダルトン(62) 「そよ風か何かかな」 |
ダルトン(62) 「その動きは読めていた」 |
魔術師ぶらり旅 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ダルトン(62) 「……じっとしていたまえ。苦しい時間が伸びるだけだ」 |
オリザ(442) 「前に出るのはおよしよ。」 |
イラーリオ(354) 「やったなっ!!」 |
ダルトン(62) 「この程度は終わらん」 |
オリザ(442) 「前に出るのはおよしよ。」 |
イラーリオ(354) 「やったなっ!!」 |
イラーリオ(354) 「殺気が出過ぎだ!」 |
魔術師ぶらり旅 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ダルトン(62) 「この程度は終わらん」 |
オリザ(442) 「前に出るのはおよしよ。」 |
イラーリオ(354) 「やったなっ!!」 |
イラーリオ(354) 「無茶をさせすぎたか!」 |
オリザ(442) 「前に出るのはおよしよ。」 |
オリザ(442) 「やるじゃないか。」 |
オリザ(442) 「やるじゃないか。」 |
魔術師ぶらり旅 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ダルトン(62) 「他愛もない」 |
シャタル(133) 「おやまぁ。」 |
オリザ(442) 「ちょいと後ろで一服しとくよ。」 |
イラーリオ(354) 「この抵抗の激しさ、予想以上に……!」 |
ダルトン 「……」 |
ダルトン 「ふむ」 |
ダルトン 「……」 |
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00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 通常優勢劣勢異常瀕死 |
Ino | 所持Max10 | 種類 | 効果 | 効力 | 精度 |
1 | 【主力】古ぼけた魔道書 | 冥闇魔器 | - | 5 | 5 |
2 | 【防具】ごく普通のマント | 防具 | - | 4 | 4 |
3 | 【装飾】簡素なリボン | 装飾 | - | 4 | 4 |
4 | 2歩カード | 移動 | 確歩Lv2 | - | - |
5 | 転送装置のカード | 設置 | 転送装置Lv1 | 3 | 10 |
現在地マスに転送装置を設置する | |||||
6 | ビスケット | 食物 | 自己治癒Lv1 | 10 | 8 |
7 | 1歩カード | 移動 | 確歩Lv1 | - | - |
ダイス目関係無しに、使用直後の移動歩数を1に変更する | |||||
8 | 農園のカード | 設置 | 農園Lv3 | 7 | 5 |
現在地マスに農園を設置する | |||||
9 | 瓶詰のお菓子 | 食物 | 自己治癒活気Lv2 | 20 | 5 |
色とりどりなお菓子が詰まった瓶 |
Sno | 所持Max22/設定Max7 | 種類 | 効果 | LP | FP |
1 | 黒い刃 | 固有/解離 | 傷冥闇Lv1 | 0 | 10 |
2 | 闇の炎 | 固有/解離 | 傷火炎Lv1 | 0 | 10 |
3 | まとわりつく影 | 固有/解離 | 治癒Lv1 | 0 | 12 |
4 | 混沌の一手 | 特有/先発 | 全無天光Lv1 | 0 | 30 |
5 | 無名のカード | 共有/瀕死 | 治癒補境Lv1 | 0 | 6 |
Ano | 名称 | 価値 | 効果 | 休日 | 期限 |
Mission List |
#開拓基礎講座受講 指定の場所へ行き、開拓講座を受講する。 目的地:R-Lv6 |
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | ||
4 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 4 |
3 | 3 | ||||||||||||||||||||||
2 | 2 | ||||||||||||||||||||||
1 | 1 | ||||||||||||||||||||||
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V |