
| いつもは彼女、姉さんにくっついていた僕だったけどそのときは父さんと2人きりでいた。 父は強かった。僕や姉さん、母さんよりも、そして誰よりも強く思えた。 それは肉体的だけではなく、技術的にも、精神的にもそうだと思えた。 父は世界について多くのことを知っているようだった。 そのためか話す内容はときどき難しく、僕はよく姉がわかりやすく 噛み砕いてくれた解説に耳を傾けていた。 生来子供の相手をするのは不得手としていたのかもしれない。 母さんと辺境の惑星で出会うまでは独りで生きていたらしく、 強さも技術もそのときに得たものだと言っていた。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/561890161437d5adc4b5655d803da9ff/tumblr_pdrkwvGW1i1xe0b4mo3_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「ねえ。パパは泣きたくなるときってあるの?」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 一度このように聞いてみたことがある。 父は曖昧に笑って『あるよ』と答えた。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/15e82da2f6e9ce87abba403b953c4eda/tumblr_pdrkwvGW1i1xe0b4mo4_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「じゃあ、泣いたことあるの?」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 父は僕を抱き上げた。姉さんとは違って大きくて固くてがっしりとした体つきだった。 僕は柔らかい姉さんのほうが安心できたけど、父に抱き上げられるときも安心できた。 母さんは……わからない。母は僕に触れられなかったから。 父はまた曖昧に笑って『あるよ』と答えた。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/b8cbebb0505553973124595257374bcf/tumblr_pdrkwvGW1i1xe0b4mo1_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「でも、ぼくはパパが泣いたところを見たことがないよ」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 父は『そうだね』と答えた。『見せたことがないからね』 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/15e82da2f6e9ce87abba403b953c4eda/tumblr_pdrkwvGW1i1xe0b4mo4_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「どうしたらパパみたいに泣かないようになれるの?」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 父は唸った。返答に迷っているようだった。 いつもどんな質問にもすらすら答えてくれた父がこのように困っているのは珍しいことだった。 その顔を眺めながら、僕は父が答えてくれるのを辛抱強く待っていた。 緋色の髪は燃えるように真っ赤で風を受けてさらさらと流れていた。 伏せられた睫毛を見て長いなと思った。 目の下に隈があった。僕も同じように隈がある。 瞼の奥には僕と同じ翠色の瞳があり、それは穏やかさというものを湛えている。 母はいつもこの瞳を『知恵を運ぶ風のよう』だと表現していた。 確かにそうだった。父は姉と僕が辺境の惑星でも強く生きていけるようにと多くのことを教えてくれた。 戦闘や罠術、狩りや野営のこと。そのころの僕には難しいことだらけですぐ泣いていたけれど、 姉さんはそれらを食べるみたいに何でも吸収していった。 元々知的好奇心が強いほうなのだと思う。彼女はよく父に付いて狩りやフィールドワークをしていた。 でも、きっと、それよりも彼女を衝き動かしていたのは責任感のほうだったのだと思う。 『だって、私はお姉ちゃんなんだから』それを口癖のように彼女は言っていた。 そうなのだと自分に言い聞かせるように。<BR clear=”all”><BR clear=”all”><IMG src=”../../result/img/no_icon.jpg” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 『そうだな』<BR clear=”all”><BR clear=”all”>父はようやく重い口を開いた。 姉さんと同じ鋭い犬歯をちらりと覗かせる。 それは父を恐ろしい存在のように見せることもあったし、 また悪戯っぽい印象を与えることもあった。<BR clear=”all”><BR clear=”all”><IMG src=”../../result/img/no_icon.jpg” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 『強がることかな』<BR clear=”all”><BR clear=”all”>父は僕に向かって微笑んだ。余裕のある笑みだった。 その返答は意外だった。父は強いと思っていたから。 だから強がりなんてする必要がないとずっと思っていた。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/fa1e3cfe6998e83d2947b5fd1245f56d/tumblr_pf7fyfvuI11xe0b4mo1_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「……」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 僕は目を伏せ、黙った。 次の言葉を待っても父がこれ以上話すことはなかった。 父にとっては珍しく、本当に珍しくこれ以上言葉で説明できないことだったのだろう。 だからこそ当時の僕でも理解できた。 そして、何よりも難しいことのように思えた。<BR clear=”all”><BR clear=”all”><IMG src=”../../result/img/no_icon.jpg” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 『ケートゥ』<BR clear=”all”><BR clear=”all”>呼ばれ、僕は顔を上げる。 父はまっすぐ僕を見つめていた。本当に伝えたいことがあるとき、父はいつもこうしていた。<BR clear=”all”><BR clear=”all”><IMG src=”../../result/img/no_icon.jpg” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 『彼の地に行ったらケートゥがラーフを守るんだよ。 きっと大変だから、必ず支えてやるんだ。いいか』<BR clear=”all”><BR clear=”all”> その声音はいやに静かで、泣き言も首を横に振ることを許さないものだった。 いつも父はそうやって無理難題を言ってきた。 少しだけ。ほんの少しだけだけど。 その頃の僕は父が苦手だった。 * * * 強がりなんてできるわけがなかった。 襲い掛かる影──名はBUGという──からなんとか逃げ切った僕は安堵と同時に恐怖で満たされた。 胸も、頭も、目も、まるで沸騰したかのように熱くなり、情けなく泣いて姉の名前を呼びながら歩く。 姉を呼びながらさ迷えばまたBUGに襲われるなんて考えはまったくなかった。 ただただ怖くて姉を求めた。 まるで迷子だった。実際、迷子だったと思う。 迷子とここにいる開拓者との違いはわからなかったが、とにかく迷子だった。 視界は涙でふやけてあまり見えず、ただ勘で彼女が良そうな方向を目指して闇雲に歩いていた。 何度拭ってもぽろぽろと零れ落ちる。手袋がびしゃびしゃに濡れて張り付いて気持ち悪かった。 拭いきれず落ちた雫はのびやかに地面に生えていた草にあたって跳ねる。 雨の日によく見る光景だ。葉っぱに当たって散り散りになる雫をよく眺めていたこともあった。 なんとなく好きだったのだ。 喧噪をかき消す雨の音も、雨で草が匂い立つのも、雫が跳ねて花が烟って見えることも。 雨の日、姉さんは退屈そうにしていたけれど、僕は好きだった。 でも、これは雨じゃなかった。僕の涙だった。 恵みの雨と僕の涙にはあまりにも決定的すぎる違いがある。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/8e941169566b245af8f8a6fe9251391f/tumblr_pdrkylhBjb1xe0b4mo7_r2_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「……っ!」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> その一部始終を見てしまい、さらに涙が出てきてしまう。 涙が当たった草は瑞々しい緑色から黄色へ、そして茶色から黒くなって枯れてしまった。 もう二度と緑に戻れない枯れた草が横たわる。 生きていたそれは瞬く間に死んでしまった。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/36a264220b48e807c7fe9bcec8eb8e1a/tumblr_pdrkylhBjb1xe0b4mo3_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「……っ、ひぐ、……えぐっ……」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 止めたくても嗚咽は止まらない。 誰か止めてほしいと願った。それをいつもするのは姉と父だった。 今その2人はここにいない。 僕は所謂、普通というものではなかった。 母親譲りのうさぎの耳と尻尾を持ち、父親譲りの顔つきや瞳の色を持っていた。 だから僕は父と母の息子なのだと思う。 実際に母の胎内で育ち、そこから産まれたのだからそうに違いない。 そして姉は父と同じような体質を持ち、母親譲りの顔つきだった。 月の光を思わせる白い髪と炎のように煌々と燃える紅の瞳を持っている。 彼女は間違いなく父と母の娘だ。出産に立ち会っていなくてもそうだと言える。 当時、僕が両親の実子かどうかを懐疑的に見ているには理由があった。 父は緋色の髪、母は白い髪に対して僕の髪は黒色をしていたから。 この体質は世界を蝕む穢れと呼ばれるものを制御する父ともあらゆる傷を癒せる母とも、 そして姉とも異なっていたから。 脈々と流れるこの血から始まる僕の身体には、あらゆる生命を死に至らしめる猛毒が流れていた。 『黒兎』これが僕に与えられた種の名前だった。 どれほど歩いたかもう覚えていなかった。 じりじりと照らす太陽は着実に僕の体力を奪っていった。 汗に塗れた服は張り付いていて気持ち悪く、 引っ張って服と肌の間に風を入れるようにしていっても服はすぐ肌に張り付いてしまった。 泣きながら歩いていた僕はいつもより数倍早く疲れてしまってもう動けなくなっていた。 適当な木陰を探してそこで膝を抱えて蹲る。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/74762910c9ce2a1ac6ecb02d66e03936/tumblr_pdrkz49PwR1xe0b4mo2_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「……おね、……ちゃん……」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 蚊の鳴くような声で姉を呼ぶ。 持ってきたうさぎのリュックサックから水筒を取り出してからからになっていた喉を潤した。 幾分か疲労は消えたかのように思ったが、それでももう立ち上がる気力はなかった。 次にお腹が空いた僕は持たされたお弁当を広げる。 中身はハムとたまごのサンドイッチやレタスのサンドイッチ、たんぽぽのサンドイッチもあった。 大好物のたんぽぽのサンドイッチを手に取り、食べる。 これをつくったのは母だ。優しい味がして、また涙が出そうになった。 でも、大好きなたんぽぽを食べてもいつもより楽しくなかった。 ひとりぼっちはとても寂しくて、 このときになって初めて僕は今まで一人で食事をしたことがないことに気づいた。 『ご飯は必ず家族一緒に』これは母の方針だった。 母は病弱だったけど、余程体調が悪いとき以外は必ず食卓にいた。 父も姉も、ご飯どきには努めて家にいるようにしていた。 狩りで2人がいないときは母が、父がいないときは母と姉が、 両親がいないときは必ず姉が側にいてくれていた。 なのに、今は誰もいない。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/7473407153d38be0d06fe189a10034e0/tumblr_pdrkxfSHu51xe0b4mo1_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「……ママ、パパ……おねえちゃん……」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> もそもそとサンドイッチを食べる。 それでも体というものは正直で、お腹にご飯がたまると幾分か気が晴れてきた。 ふと、ある考えに思い至り、黒いうさぎのリュックサックを開ける。 そして美食愛好会から支給されたメモ用紙、家から持ってきた色鉛筆と下敷きも並べた。 黒の色鉛筆を一本握り、その尖った芯以外を指で隠して景色の向こうを見る。 青い空の下には切り立った崖、その岩肌が見える。 傾いて久しい太陽がそれを照らして光り、また岩は影をつくり複雑な色を示す。 それは荒々しくも雄大な景色だった。恐ろしく感じると同時に強く心を打たれる思いだった。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/5f50428b004df32003536cb65b89f03c/tumblr_pdrky52zCQ1xe0b4mo4_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「わあ……」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 自然と熱のこもった吐息が漏れた。鉛筆を掲げていた手を既に降りていた。 しばらくそれを眺めていたいという思いを振り切って、僕はまた鉛筆を掲げる。 それの意味を理解していなかったけれど、絵を描くときは皆そうすると聞いた僕は ただその真似をしていた。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/0f7bcb2342759557319407a90cd0dc35/tumblr_pdrkz49PwR1xe0b4mo6_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「むー」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 精神を統一し、頭にイメージを浮かべる。 白い髪。ポニーテール。緑のリボン。 赤い瞳。八重歯。赤いうさ耳フード。 姉の姿を強く思い描き、僕はメモに色鉛筆を走らせる。 一本一本、ゆっくりと丁寧に。 これが何なのか他の人にわかってもらえるように。 いつものように好きな絵を描くことが目的ではない。 誰かにわかってもらうことが一番大切だった。だから真剣に、正確に描こうと思った。 肌色を塗り、それから赤い目と服を塗る。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/0dd0a9bc0f76505a3062a2db2ca8fb7b/tumblr_pdrkwvGW1i1xe0b4mo6_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「できたぁ!」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 紙を掲げて太陽の光に透かす。 僕は満足感に浸りながら自分で書いた文字を読んだ。 『おねえちゃんをさがしています』 描いたのは姉の似顔絵。記憶の中の姉は強くて凛々しくてふかふかだった。 それをとにかく──後で気づいたことだけどそれは出品用の掲示板だった── ポエムが書かれた張り紙などがたくさんある壁に貼り付けておいた。  <BR clear=”all”><BR clear=”all”>彼女が気づいてくれますようにと一生懸命祈って、僕はそこを後にした。その頃には既に陽は傾いていて、空はもう紫色と群青色に染まっていた。 父に教えてもらった野営の準備をする暇もなく、夜を迎えてしまった。 月明かりが辺りを照らすとはいえ暗い。僕は姉が灯す火を恋しがった。 彼女は火と仲良しで、何もないところから火を灯すことができる。 臆病な僕は火は嫌っていた。それは大切なものを焼き払える力があったから。 でも彼女はマッチで灯す程度の火しか出せなくて、僕はそれを好ましく思っていた。 それだけで十分に辺りを照らせて、暖かかったから。 しかしないものをねだっても仕方がない。 ねだりたくて仕方がなかったが、昼間どれほど姉を呼んでも来てくれなかったことを 思い出して僕は陰鬱な気分になった。 早々に毛布に包まって寝てしまおうと、僕はむくむくと膨れ上がる寂しさと恐怖から 逃げるように目を瞑る。 このときばかりは疲労は僕の味方をした。 怖い夢を見ることなく、泥のように眠りにつくことができた。 * * * 翌朝、朝日の眩しさに瞼がノックされるような気分で起こされた。 瞼が重い。きっと泣きすぎて腫れていたかと思う。 微睡みの中で僕は気楽な妄想をしている。 ここは家の中で、このまま微睡んでいたら姉が起こしにきてくれる。 目をこすりながら居間に行けば母の作ったご飯が並んでいて、父がおはようと朝の挨拶をする。 母がにこにこしている。『今日はケイトの好きなたんぽぽのサラダよ』 僕はそれだけで心が弾んで気持ちが晴れやかになる。 一日の始まりにこんなにいいことが起きたんだ。だからきっと今日はいい一日になる。 羽のように軽くなった心地のまま家族一緒に席に着いた。 そこで朝露に濡れてしっとりとしている空気で肺を満たした。 身を起こす。何度目をこすっても写るのは昨日休憩所として探した木陰だった。 辺りを見回しても、耳をそばだてても、小鳥のさえずる声が聞こえるばかりだった。 誰もいなかった。 もしかしたら姉が僕を探し出してくれて、その冷たい手のひらで頬を包んで、 笑いかけてくれることを期待したけれどそれが儚いものであったこと思い知る。 鼻をすする。また泣きたくなったけど、なんとか堪えることができた。 ご飯を食べてしっかり寝たからか気分は昨日よりも落ち着いていた。 相変わらず太陽はじりじりと僕の体力を奪ったけれど、がんばって休まずに姉を探した。 辺りを見回す。ここは飛竜の谷と呼ばれるところだった。 谷の両壁は切り立った崖であり、そこは暗くて見えない。 時折吹く突風は凄まじい音で、それは飛竜の咆哮を思わせた。 最初は本当に飛竜が来たのかと思って隠れたけれど、 それが風の悪戯だと気づくのに時間はかからなかった。 仕掛けがわかっても、やっぱり怖いものは怖かったので僕は慎重に歩を進める。 耳はいつだって色んな音を拾うようにした。特に姉の声は逃すまいと。 そうしてあることに気づいた。この世界は妙に生き物が少ない。 いないこともなかったが、開拓されてない地にしては生き物の音は少なかった。 歩きながら理由を考えてみる。決して住みにくい土地ではなかったのにどうしてだろう。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/15e82da2f6e9ce87abba403b953c4eda/tumblr_pdrkwvGW1i1xe0b4mo4_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「……ご飯がすくない?」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 首を捻る。ここには美食の地だと聞いていたのにそれは変だと思った。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/7473407153d38be0d06fe189a10034e0/tumblr_pdrkxfSHu51xe0b4mo1_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「こわいのがいるから?」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 思い出しかけてぶるぶると頭を振る。僕は努めてこの前襲ってきたBUGを思い出さないようにした。 嫌な考えを振り払うように僕の足は早まった。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/3f1082f009bb6e1b5692c677f2817288/tumblr_pdrky52zCQ1xe0b4mo1_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「……?」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> ふと、予感がした。これを虫の知らせと呼ぶのならそうだと思う。 姉らしき声は聞こえない。視界に姉の影が写ったわけでもない。 でも僕は突然進路を変えて進んでいった。 このとき、僕はさわやかな風が吹き抜けるように軽い心持ちでいた。 不安とか恐怖といった重たい感情を全て脱ぎ捨てていたように思う。 生き物は直感や本能というものに従うとき、こんなにも体が軽くなるんだと思った。 僕を導く何かを信じて歩いていく。それは僕にとって怖いものでもなんでもなく、 それこそ直感で信じられるものなのだと思った。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/3909c4a384da6c1be4d025a3e98694b8/tumblr_pdrky52zCQ1xe0b4mo5_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「……!? おねえちゃん!」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 歩いた先にいたのは地に伏した姉の姿だった。 歩き通しで疲れていたけれど、僕は驚いて必死に駆け寄った。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/2afa2f0e41d2773faad430bf32dae1b4/tumblr_pdrkylhBjb1xe0b4mo6_r2_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「おねえちゃん、ぼくだよ。ケイトだよ。おねえちゃん。おきて、おねえちゃん」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> 姉の体を揺さぶっても反応はない。怪我をしたのかと体を見てみたのだけれど何もない。 それでも彼女は目を閉じてぐったりとしていた。 姉は時々こういうことがあった。 姉は種族的に寝なくても食べなくても生きていけるはずなのだけれど、 こうして泥みたいに眠ることがあった。 そうなったらどれだけ呼びかけても目を覚ますことはない。 僕は彼女が目を覚ますのを辛抱強く待たなければならなかった。 抱き起こして木陰に連れて行きたかったけれど僕の力では引きずることしかできなかったから、 両手で毛布をめいっぱい広げて影をつくってあげた。 時々疲れて休んだけど、それでも一生懸命腕を広げて影をつくってあげた。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/561890161437d5adc4b5655d803da9ff/tumblr_pdrkwvGW1i1xe0b4mo3_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「……はやく目をさましてね。ぼくまってるからね」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> たぶん、いや、きっと、ずっと僕を探してて疲れてしまったんだと思う。 だから今度は僕ががんばる番だった。 がんばって守るんだって、ずっと毛布を広げて太陽から姉を守っていた。 * * * どれほど時が経ったかもうわからなかった。 視界は油の膜が薄く張られてしまったように白くぼけていた。 もう意識はぼんやりとしてしまっていたけれど、毛布を広げることだけは意地だけでしていた。 こんこんと眠る姉を時々呼びかけていたけれど、今はもうそれをする元気もなくて、 ただおぼろげに横たわる姉を眺めていた。 いや、実際に視界に入っていなかったかもしれない。 彼女が起き上がり僕を抱きしめて名前を呼ぶまで、僕は何が起こったかわからなかったのだから。 肌で、耳で、そして目で見て遅れて気づく。 <BR clear=”all”><IMG src=”https://78.media.tumblr.com/74762910c9ce2a1ac6ecb02d66e03936/tumblr_pdrkz49PwR1xe0b4mo2_75sq.png” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 「おね、おねえちゃん……おねえちゃん……!」<BR clear=”all”><BR clear=”all”> ようやく、ようやく、また会うことができた。 もう二度と会えないかもしれないって何度も思った。 この世で二つとない血を分けた姉。 ずっと一緒だった姉。別れることなんて考えられなかった。 その肌は冷たくて心地よくて。 これまで我慢出来ていた涙がまたぽろぽろ零れ落ちてきた。 『ああ、どうしよう。だめ。泣いては駄目なのに。 傷つけたくないんだ。姉をあの草のようにしてはいけないんだ』 でも、駄目だった。どうしても駄目だった。 父と姉のようにどうすれば強くなれるんだろうとずっと思っていた。 僕は2人の泣き顔を見たことがなかった。 何度も言われた父の言葉を思い出す。<BR clear=”all”><BR clear=”all”><IMG src=”../../result/img/no_icon.jpg” height=”60” width=”60” align=”left” border=”0”> 『泣くな。男の子だろう』<BR clear=”all”><BR clear=”all”> <──ケートゥ著 回顧録『LastOrder#A』 第2章> <BR clear=”all”>  | 
 ケートゥ(ぽえむって何だろう……?)  | 
「ケイト、怖かったよね。ごめんね……ごめんね……。」  | 
 夜桜「む……ほほう… 」 腕組みし考え事をしていた彼女はふと聞こえた声に意識を向ける じっと目の前にいる少年をみつつ狐耳と尻尾をピクピクと動かしている  夜桜「うむ…そうじゃな紛れもなく我のじゃな。 じゃがまあ…貴様が拾ったものじゃ適当に火にでも焼べて良いぞ 」 どこか楽しそうな感じの表情で少年にそう言い切った  | 
 傘男「やあ、こんにちは。 ケートゥ君、って君のことかな? 」 (貴方の前に立つと、身長を合わせるように屈みこんだ)  傘男「僕は、傘男、って呼ばれてる者だ。 君が張ったメモを見たよ。お姉さんとはぐれちゃったのかい? 開拓の片手間にはなるけれど、僕も探しておこうと思うよ 」  傘男「ただ、僕はお姉さんを知らないからこのメモじゃ分からないことがあってね… 」  傘男「とりあえず、お姉さんの名前を教えてもらっていいかな?」  | 
 ケートゥ「ぼくだってがんばるもん!」  | 
ケートゥ ケートゥ「なにができるかなぁ?」  | 
 ケートゥ「なにができるかなぁ?」  | 
 ケートゥ「……?[きょろきょろしている]」  | 
 ケートゥ「……。」  | 
 ケートゥ「……?[きょろきょろしている]」  | 
 [きゅ~] | 
 ケートゥ「ころころ~」  | 
 と 
 になった。「お手伝いします!」  | 
 メイナード「任せたまえ!」  | 
 ジョーカー「呼ばれて飛び出て ってね まかして! 魔弾の雨ってのを見せてあげる」  | 


禍つ血脈 ケートゥ(Pn36)
 メイナード(Pn36)
撃ち貫く弾丸の ジョーカー(Pn36)
 夜桜(Pn36)
 なかゆぴ(Lv2)
 ひとさしゆぴ(Lv2)
末っ子 こゆぴ(Lv2) メイナード「む。戦闘か。いいだろう、かかってきたまえ!」  | 
 ジョーカー「さて・・ひとつやりますか」  | 
 ケートゥ
(ひっ……!)  | 
「ここは通してもらうよ!」  | 
 メイナード「それでは始めようか!」  | 
 ジョーカー「戦闘か・・さて、やるわよ みんな!」  | 

 夜桜「ほれほれ我の代わりに戦うのじゃ」  | 
 なかゆぴ「あなた方に今日を生きる資格はありません」  | 

「おかあさん、がんばるよー👍」  | 

「ふぁわー」  | 

 ひとさしゆぴ「ふーん、バグなら刺していいんだね?」  | 

 こゆぴ「ふえ゛ぇぇ~!こわ゛いよ、むり!こゆに前はむり゛ぃ!!」  | 

 ジョーカー「とっておきのコレを使わせてもらうわね ダメにしちゃうのはもったいないもの」  | 
 メイナード「備えあれば患いなしだ!」  | 
 ジョーカー「あっちゃぁ・・妨害されちゃったかしら」  | 
  【彼女の生命力があふれ出す】ジョーカー 「持久力には自信があってね さぁ始めましょう?」  | 
 ケートゥ「同じになーれっ」  | 
「これに耐えられるかな?」  | 
「……なるほど。こう使ったらいいんだね」  | 
 メイナード「もう一つ行こうか!」  | 
 なかゆぴ「奥義・指想転生……」  | 
| ケートゥPT Chain  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
        
  | 
        
  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| BUG Chain  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 ケートゥ「あ、あれ!?」  | 
 ひとさしゆぴ「なに、なんで!?」  | 
「むぅ~」  | 
 ジョーカー「わたしにすら当てられないなんてね 出直しなさい」  | 
「ふぁ」  | 
| ケートゥPT Chain 傷突刺Lv1(1) 傷疾風Lv1(2) 治癒Lv1(3) 傷天光Lv1(4) 傷火炎Lv1(5) 傷斬払Lv1(6) 傷冥闇Lv1(7) 傷火炎Lv1(8) 傷天光Lv1(9) 傷氷水Lv1(10)  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
        
  | 
        
  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| BUG Chain ?(1) ?(2) ?(3) ?(4) ?(5) ?(6) ?(7)  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 メイナード「むぅ…!」  | 
 ジョーカー「く・・ぁっ・・いい当たりじゃない やるわね」  | 
 ケートゥ「ふれっふれっ」  | 
「この調子でいけば大丈夫かな」  | 
 ジョーカー「よし、温まってきたわ ほら、かかってきなさいな」  | 
 なかゆぴ「死の……先を征く者たちよ」  | 

「おかあさん、つかれてきた」  | 
「よーん」  | 
 こゆぴ「ふぇ…まだかかるの?」  | 
 ジョーカー「あら?ここが弱いの? それじゃ追加で持っていきなさい!」  | 
 メイナード「よし!いくぞ!」  | 
 ジョーカー「先陣は私が切らせてもらうわよ!」  | 
  【ライフルの銃身を相手に突きたてようと突撃するポニテ】ジョーカー 「遠距離型だと油断してんじゃないわよ! ハァァァァアア!!」  | 
 ケートゥ「えいっ」  | 
 ケートゥ「こ、こないでっ」  | 
「Deux!」  | 
「この程度の怪我なら……!」  | 
 ケートゥ「ぽかぽか~」  | 
 メイナード「どんどんいくぞ!」  | 
 メイナード「ハハハ!派手にいこうか!」  | 
 ジョーカー「猛撃のシックスブリット!」  | 
  【魔力を凝縮した弾丸を装填し、銃口を相手に向ける】ジョーカー 「これはとっておき・・あなたを葬る魔弾よ!」  | 
 ケートゥ「えいやっ」  | 
 ケートゥ「ていっ![あめ玉ひとつぶん投げた]」  | 
「Sept!」  | 
「ほらほら、熱くて危ないからあっちへお行き!」  | 
 メイナード「いこうか」  | 
 メイナード「ハハハ!派手にいこうか!」  | 
「これでもまだ耐えられる?」  | 
「外さない!」  | 
「これでどうだ!」  | 
「外さない!」  | 
「そこ!」  | 
 メイナード「いこうか」  | 
 メイナード「風を操るのは得意な方だ!」  | 
 メイナード「こんなものだな!」  | 
 なかゆぴ「ひとつ」  | 
 こゆぴ「こゆ いっちばん!」  | 

 なかゆぴ「ふたつ」  | 

 なかゆぴ「あなたに生きる資格は無い」  | 
 ひとさしゆぴ「やー!」  | 

 なかゆぴ「私の剛指、いつまで受けきれますか!」  | 
 なかゆぴ「あなた方の血は何色でしょう?」  | 
「見切った」  | 
「ふぇ」  | 
 なかゆぴ「今日より明日でしょう」  | 
 なかゆぴ「んん?間違えて……ないです」  | 
 ひとさしゆぴ「さーっすが!ありがとね!」  | 
 なかゆぴ「一歩でも動いたら、ボン!です」  | 
 ジョーカー「く・・ぁっ・・いい当たりじゃない やるわね」  | 
「あとでいいこいいこしてあげるね」  | 
| ケートゥPT Chain  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
        
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| BUG Chain  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 なかゆぴ「天地を砕く剛指も、この一本の中指を砕く事は出来ません!」  | 
 メイナード「私はやる時はやる男だ!」  | 
 なかゆぴ「ひとつ」  | 
 こゆぴ「こゆ いっちばん!」  | 

「あとでいいこいいこしてあげるね」  | 
 なかゆぴ「ふたつ」  | 

 なかゆぴ「んん?間違えて……ないです」  | 
 なかゆぴ「間違ってません」  | 
 なかゆぴ「一歩でも動いたら、ボン!です」  | 
「おやゆぴぱーんち」  | 
 メイナード「良いところをついてくるな!」  | 
 ひとさしゆぴ「ちょっと、いいかげんにしてくれる?」  | 
 メイナード「私はやる時はやる男だ!」  | 
 くすりゆぴ「ふぇ」  | 
 メイナード「おっと危ない!」  | 
 メイナード「やられっぱなしではな!」  | 
| ケートゥPT Chain  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
        
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| BUG Chain  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「あ、だめそー」  | 
 くすりゆぴ「ふぁわわ」  | 
 ジョーカー「わたしにすら当てられないなんてね 出直しなさい」  | 
 なかゆぴ「死に場所を選ばせてあげましょう」  | 
「そこ!」  | 
 ひとさしゆぴ「やめてよ、つきゆぴしちゃうでしょ!?」  | 
 くすりゆぴ「ふぇあ」  | 
 ひとさしゆぴ「ううっ、いたいじゃないの」  | 
「おかあさんのじゃくてん」  | 
「うぐ……っ!」  | 
 ひとさしゆぴ「避けないでよね!」  | 
  【攻撃を避けた彼女の顔にウニが飛来するッ!】
ジョーカー 「わたしにすら当てられないなんてね 出直し・・ふがっ!?」  | 
 ジョーカー「・・・よっぽど死にたいようね? 覚えてろなんて言わないわ ここで消し飛びなさい!」  | 
 ひとさしゆぴ「・・・ごめっ、おねえちゃ・・・」  | 
 なかゆぴ「安心して眠って。悪の炎は私が消す!」  | 
「メッ、だよ」  | 
 くすりゆぴ「ふぇええ」  | 
 こゆぴ「やだぁ!おいてかないで~~~」  | 
| ケートゥPT Chain  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
        
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| BUG Chain  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 ケートゥ「ふれーっ、ふれーっ」  | 
「こっちが有利な状況でも油断しないようにしないと」  | 
 メイナード「いいな!この調子でいこう!」  | 
 ジョーカー「いいペースね この調子で行くわよ! みんな」  | 
 こゆぴ「ふえぇ……」  | 
 ケートゥ「や、やめてよぅ」  | 
 くすりゆぴ「ばいばい……ごめんね……ごめんね……」  | 
 なかゆぴ「安心して眠って。悪の炎は私が消す!」  | 
「メッ、だよ」  | 
 こゆぴ「やだぁ!おいてかないで~~~」  | 
 ケートゥ
(たいへんそう……?)  | 
「……まだ、大丈夫だよね?」  | 
 ジョーカー「粘るじゃない・・でもそろそろ決着をつけさせてもらうわ」  | 
 なかゆぴ「問うならば、応えましょう。このなかゆぴが」  | 
「三 👍」  | 
 こゆぴ「ふえぇ……ながいよぉぉ」  | 
「そこ!」  | 
「おかあさんをいたわって」  | 
 なかゆぴ「私の墓標に…名前はいらない……」  | 
「メッ、だよ」  | 
 こゆぴ「やだぁ!おいてかないで~~~」  | 
| ケートゥPT Chain  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
        
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| BUG Chain  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「おかあさん、もうだめかも」  | 
 ジョーカー「いい当たり・・私の魔弾からは逃げられないのよ?」  | 
   | 
 こゆぴ「むり…こゆもうむり。がんばれない。うえぇぇん。」  | 
「👍(すこやかに倒れる)」  | 
 こゆぴ「やだぁ!おいてかないで~~~」  | 
 こゆぴ「もぉ゛無理ぃぃ」  | 
 ケートゥ「か、勝てたの……?」  | 
「さぁ、ここは私たちが開拓させてもらうよ」  | 
 メイナード「よし!問題ないな!」  | 
 ジョーカー「なんだか撃ち足りないわ もっと出てこないかしら」  | 
 夜桜「我がいたのじゃから当然じゃな」  | 
 なかゆぴ「この痛みは一瞬…」  | 
「👍」  | 
 くすりゆぴ「ふぁえ」  | 
 ひとさしゆぴ「ううっ・・・」  | 
 こゆぴ「いたい゛よぉ~~!!」  | 
 ケートゥ「が、がんばるっ」  | 

 ケートゥ「えへへ……」  | 
 ケートゥ「たんぽぽあるかなぁ?」  | 
 ケートゥ「なんにもない~?」  | 

グレースーツの壮年紳士
グレースーツの壮年紳士
グレースーツの壮年紳士
グレースーツの壮年紳士
グレースーツの壮年紳士
グレースーツの壮年紳士
 Eno36 ケートゥ
                
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| ヒーラー 少年 うさぎ 黒兎 泣き虫 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| *同じ辺境の惑星内に血を分けた姉がいます。 *お手紙いつでも大歓迎ゆえにお手紙テロします。ゆるゆる楽しく遊びたい気持ち。 ──膝を擦りむいて涙を流したとき、 少年は自身の身に宿る特性を知った ──草は枯れ、虫は死に、 初めて自身が母親に触れられない意味を悟った 黒くて小さなうさぎの耳を持つ少年。 元世界では人里離れた小さな小屋で家族と一緒に暮らしていた。 弱虫泣き虫意気地なし。臆病で怖がりで優しいおねえちゃんっこ。 ママのパンとパパのシチュー、それからたんぽぽが好き。 でも何よりおねえちゃんが一番好き! 家族との約束を果たすためにこの地へと降り立つ。 それと同時に彼自身も変わりたいと願っていた。この地で。旅を経て。 白兎と呼ばれる希少種がいた その肉はとろけるように甘く その血はあらゆるワインを凌ぐ極上の味 血肉を喰らえば老いた体はみるみるうちに若さを取り戻す それはいかなる怪我も万病も癒やす霊薬であり、 望めば万物がひれ伏す力すら手に入れられるだろう それを求めて何度も戦が起こされた 求められた白兎の多くは若くして命を落としていった 創傷を癒し、飢餓を満たし、夢叶える霊薬は いつしか災禍を呼ぶ「禍つ血脈」と呼ばれるようになった 少年はその血を継いでこの世に生まれ落ちた 継ぐ、はずだった 父に似た翠の瞳 母に似たうさぎの耳 しかし彼の髪はどちらにも似なかった その体質も、また  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
  00  01  02  03  04  05  06  08  09![]() 10   11  12  13  14  15  1620   21  22  23  24  2530   31  32  33  34  35  36  37  38![]() 40   41  42  43  44  45  46  47  48  49![]() 通常  優勢 劣勢 異常 瀕死![]()  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Ino | 所持Max12 / 所持数12 | 種類 | 効果 | 効力 | 精度 | 
| 1 | 【装飾】金環蝕のお守り | 固有護符 | - | 8 | 8 | 
| その名を冠する父が拵えた護符。純白に這い寄る穢れを退ける術式が施されている。 | |||||
| 2 | 6歩カード | 固有移動 | 確歩Lv6 | - | - | 
| ダイス1回目の出目を強制的に6に変更する | |||||
| 3 | 4歩カード | 移動 | 確歩Lv4 | - | - | 
| ダイス1回目の出目を強制的に4に変更する | |||||
| 4 | ケートゥのメモ | 確認 | - | - | - | 
| 落書きなどができる。出品、送品、廃棄などの挙動確認にどうぞ。 | |||||
| 5 | メイナードのメモ | 確認 | - | - | - | 
| 落書きなどができる。出品、送品、廃棄などの挙動確認にどうぞ。 | |||||
| 6 | うさうさパラダイスのカード | 特有設置 | 回復施設Lv5 | 5 | 5 | 
| うさぎがたくさん。おやつは要持参。(区分:回復) | |||||
| 7 | 夜桜のメモ | 確認 | - | - | - | 
| 落書きなどができる。出品、送品、廃棄などの挙動確認にどうぞ。 | |||||
| 8 | 5歩カード | 固有移動 | 確歩Lv5 | - | - | 
| ダイス1回目の出目を強制的に5に変更する | |||||
| 9 | ローズマリー | 固有植物 | 蘇生Lv1 | - | - | 
| 10 | ビスケット | 固有食物 | 体調回復Lv1 | - | 8 | 
| 11 | 魔器屋のカード | 設置 | 魔器屋Lv5 | 8 | 6 | 
| 現在地マスに魔器屋を設置する(区分:魔器) | |||||
| 12 | 救急箱 | 固有薬物 | 体調回復Lv1 | - | - | 
| 施設:医務室より支給 | |||||
| Sno | 所持Max23 / 特有Max3 / 設定Max7 / 所持数7 | 所有 | 種類 | 効果 | LP | FP | 
| 1 | サルミアッキ | 固有 | 解離 | 傷冥闇Lv1 | 0 | 12 | 
| 2 | ピアッシング | 固有 | 解離 | 傷疾風Lv1 | 0 | 12 | 
| 3 | プレイア | 固有 | 解離 | 治癒Lv1 | 0 | 14 | 
| 4 | たんぽぽ | 特有 | 罠 | 罠列応傷殴打Lv1 | 0 | 24 | 
| 5 | エピゴーネン | 固有 | 先発 | 個別御替Lv1 | 0 | 2 | 
| 6 | こまつな | 特有 | 解離 | 惨感傷投射Lv1 | 0 | 24 | 
| 7 | 無名のカード | 共有 | 先発 | 吸冥闇Lv1 | 0 | 10 | 
| Marking Chara List | 
おねえちゃん!  | 
          
| Ano | 名称 | 休日 | 区分 | 詳細区分 | 価値 | 期限 | 
| M-1 | うさぎのしっぽ | 農耕 | 護符 | 護符屋Lv3 | 20 | 8 | 
| うさぎさんがお出迎え。あなたにぴったりのお守りをつくるよ | ||||||
| 区分 | 設立数 | 運営日数 | 利用計 | 本日の収入計 | |||||
| 護符 | 1 | 2 | 0 | 0 | |||||
| Mission List | 
| #追加注文基礎講座受講 指定の場所へ行き、講座を受講する。 目的地:R-Lv4  | 
          
| Mission#A List | 
| AdditionalOrder List | 
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | ||
| 4 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 4 | 
| 3 | 3 | ||||||||||||||||||||||
| 2 | ★ | 2 | |||||||||||||||||||||
| 1 | ☆ | 1 | |||||||||||||||||||||
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V |