奈美の一週間

「今回の攻略拠点は「血塗れ闘技場-威恋の広場」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「……4件のメールが届いております」

「あ、ごめん。　肝心なことをいい忘れたわ。
この愛称は・・・こうなっているの。
（そういうと紙を用意して自分の名前のスペルを書き、それぞれの最初の2文字にマルをつけた）」

「それぞれマルをつけた2文字、LOとSAをくっつけて・・・Losa（ロザ）となるわけなの。
ラヴでも良いんだけど・・・、ちょいと昔のことを思い出して気合が鈍っちゃいそうだから・・・。」

「どんなときも気を許したり、油断をしない・・・か。（放置された手を見て納得したようだ）
確かに・・・、傭兵は生きるか死ぬかの世界で生きているのだから、その通りよね。」

「あたしが貴女みたいな心構えを持った傭兵になるの・・・いつになるだろうなぁ。
案外、ここで揉まれれば結構早い段階でなれたりして・・・ね。（冗談を交えつつ、さっき教えられたことを記憶に刻む）」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」