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Diary | ||
【5日め】 ・・・おかしい。 コンファインっつーのは、依代を変えること。 そうあの白髪の女も言っていたし、例の少女も同意していた。 なのに。 どうして。 今までと同じ姿が、鏡に映っているのだろう。 コンファインは、確かに成功したはず。 魔石だって、沢山ふんだくられたし、なんとなく前よりも色々な感覚が違う気がする。 が。 ピンク色のくるくるした髪も、灰青の瞳も。 着ている黒ずくめの服さえ、一切以前と変わっていない。 「・・・こりゃあ、どういう詐欺なんだ」 思わずつふやくと、頭の隅でかすかに笑い声がする。 (コンファインしたのが、召喚の御座だったから。 ここはまだ、召喚士のちからが強いの。まだ、彼女のちからで、依代の制御が出来るから) 訳が分からない。 取りあえず分かることは、頭の中に響く声が、いつもの彼女のものだというだけだ。 「んじゃ、この先からはそうじゃないっつーこと?」 (そう。この先で依代を変えれば、私から離れることになるよ) 「そっか。なら早いとこコンファインしねーとな」 (・・・うん。そうだね) その声が伝えた陰りと躊躇いが、何を意味するのか。 考えずに、乱暴に腰を下ろして、けたたましい呼び声を待った。 |
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今回の滞在 | ||||||
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