マーシャルさんの一週間

「今回の攻略拠点は「常闇の祭祀殿-懺悔者の道」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「メッセージは届いておりません」

「さぁ、検索を始めよう。キーワードは『剣士ルヴィーダ』」

「そろそろ結果が出たようであると様子を見に来たが……ふむ、調べ疲れて寝てしまったようであるな」

「いいだろう。聞いているかどうか知らんが、情報をまとめてやろうではないか」

「剣士ルヴィーダとは！」

「分類はNPCであるな」

「炎のような赤い髪を持つ少女である。華やかなドレスと可愛らしいリボンが特徴的であるな。剣技だけではなく、魔法や──など、さまざまな技を持つ強力な魔法戦士である。──の──であることから、召喚士や取引メイに強い縁がある。とある事情により表立って同行することはできないが、影ながら助けをすることに決めたようだな。」

「問題は彼女の名前だ。ルヴィーダというのは、彼女の本当の名前ではない。これは召喚士に味方する者たちの多くに共通する事項であるが、この名前はカレイディアにおいて、非常に問題になっている。なぜならルヴィーダというのは、七つ存在する──の──、『──』の定義名であり、それに封じられた──の名だからである。」

「また彼女の父親は、『血塗れ闘技場』の──としてよく知られていた。どうやら──が起った際に──に──した──の一人ようだが。どうやら彼女もまた──と遭遇したようだが……」

「……ということだ。これからもしっかり励めよ」

「……どうやら相当に気に入られてしまったようですわ。もう、わたくしが何しても無駄でしょう」

「マセキマセキ！」

「ねえアナタ、魔石がいっぱい食べたい？」

「たべたいむー！」

「それじゃあ、この人を幸せにして差し上げなさい。そうすれば、もっとたくさん魔石をもらえますわ」

「ほんと!?　がんばるむー！」

「……ということです。健闘をお祈りいたしますわ」

「私の方も、折を見て研究を続けさせていただきます。本格化するまでに間に合えばいいのですが……」

「マセキマセキ！」

「わーい」

「ウマーウマー」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」

「アナタは確か、私の護衛に志願してくれているようね」

「今回は必要ないわ。次の機会に頼むわね」

「やる気は十分のようね。頑張りなさい」