グレイの一週間

「神通力を通して獣が語りかけてきました

うむ、お前は普段どおりに話せば良い。この力を使うのは我が喋れぬからであるからな。
しかし、まぁ。昨日はもてなしが凄かったな、あのスイーツはお前が作ったのか？」

「次のアルカナは"戦車"か。この力は、いざという時お前を護ってくれるだろう。
・・・そんな事が無いのが理想だがな。

まぁ、それなりに良いのが付いてよかった、何回も足を運ばせるのは忍びないからな。

・・・？あぁ、あの紙の事か。
悪いが、我はあの紙の内容は見ていないのだよ。我はただ紙きれに星の巡り通りに念を送ったまで。
その念を解析すれば我にもその内容が分かるのであろうが、人の運気の巡りが分かっても、我に何の得も無いからな。

まぁ、占いと言うのは当たるも八卦、当たらぬも八卦だ。
目安程度に考えれば良いと思うぞ。」

「ほれ、持って行け。恐らく星の巡りは変わっているだろうからな。
我の力が必要ならまた工房を訪ねると良い。大抵居るだろうからな。


渡された紙を見ると、以下の事が書かれていました

愛運・・・☆☆☆
良くも悪くも平凡に過ごせそう。刺激が欲しいなら自分から動くと良いかも。

仕事運・・・☆☆☆☆
時には人の意見を取り入れて。柔軟に動ける姿勢が評価されそう。

金運・・・☆☆☆
細々とした出費が重なりそう、しっかりと管理する事で運気がアップ。

ラッキーアイテム：金箔入りの食べ物」

「どうも、お久しぶり。
……悪かったわ、いきなり連絡を絶ってしまって、しばらく宙を浮くような状態でね。
気づけば、同じ時期にスタートしたというのに結構な差がついてしまったわね。そのあたりはあまり気にしていないのだけれど。

」

「癒す方向へと向いたようね。
戦場における治療は重要よね、あたしの経験としては前線の維持には必須という感じ。
ただ、他人の治療に没頭して自分をおろそかにしてしまうこともあるようよ、そういうのには気をつけてね。

こっちは攻撃にだけ集中してみるつもり。ひたすら鋭く、とんがった威力をね。
まぁ防御がおろそかになるでしょうけど、誰かに助けてもらうこともできればいいわねぇ」