ホームリザルトキャラクター結果 > 匠を志すものの一週間

匠を志すものの一週間

Infomation
  • 残り削除カウントは8回です。
Diary
【ガルフの日記 続3週目 -first work】

かつん、かつん。槌撃つ響き。
真っ赤に熱せられる鉄、ごうごうと燃やされる火。
この音と熱の混沌が鍛冶の風景である。
しかし、初めて見る者には驚きの連続のようであり。

「うわー、すごい!これが鍛冶工房なんだ!」
「……これ、もうちっと静かにせんかの」

金属臭い鍛冶工房に似合わぬ高い声。
ライトなブレザーに蒼いソックス、いわゆる制服姿の女性が目を輝かせていた。
今流行の女子高生というやつだろうか。ぴょこん、とネコの耳っぽい装飾がゆれる。
魔法の学院攻略にあたり、潜入のために衣装を変えた面々も多かったようであるが…
女子高生にしては少々顔つきや肌が大人の色気を出している気もするが見なかったことにするのが吉である。
この美女といえなくもない青髪の剣士、名をルーネと言う。

「だって、こんなの滅多に見れないよ?」

美しい長い蒼い髪が特徴の女子高生(?)はとかく好奇心が強いようであった。
整った顔に輝く瞳は男を虜にするに十分たるが、自称ドワーフのガルフは一切興味がない。
今最大の問題はこの客が一切静かにするつもりのないことである。

発端はテンコ主任であった。
諸々の不手際で遅れたアクセサリー工房の初仕事。
「ネコミミ、だそうじゃ」
この一言で依頼をもってきた。
実にシンプルである。

「まさか、取り外しの効かない本物の耳なんてのぅ」
「今度無理矢理外そうとしたら斬るからね」

当初、外れるものと思い頭をひきよせて懸命に引っ張ったのだ。
「ほんっっと痛かったんだから!まだヒリヒリするよぅ…」
ぷくっと頬を膨らませる。そのことをまだ根にもっているようだ。
その後どう鍛えるか悩むガルフを横目に、見学していくと言って今に至る。

「とにかく、静かにしてくれんかの。先に他の仕事済ませるんじゃからの」
「ふぁーい」

そう言いながらアクセサリーの原型をがちゃがちゃ触る。
どうもネコミミと一緒に猫の好奇心が生えてきたんじゃないかと思ったが口には出せない。
ガルフは諦めて集中に務めることにした。初仕事の準備が山ほどあるのだ。
息を整えると、途中だった合金鋳造のテストに取り掛かった。

「あつーい」
「…………」
「あついよ、ここ!」
「…………」
「工房って結構暇なんだね」
「……………入り口付近で風にあたるとよいぞい」

「暇だよ」
「…………」
「ひーまー」
「…………」
「私にも何かやらせて!」
「……肌が焼けるぞい」
「……それは、ちょっと無理かな」

全く、作業がはかどらない事この上ない。
何かあるたびに話しかけられては当然である。
ようやく静かになったが、時は既に夕刻を過ぎていた。

「………さて、ようやく終わったぞい。問題はその耳じゃがの」

振り向くと蒼髪の女剣士は入り口付近の椅子に腰掛けて寝ていた。
すぴー、すぴーと規則正しい寝息が聞こえる。
最初の興奮が醒めたところに暇が重なったようである。
こうして黙っていれば可愛いのであるが。

「まあ、人間のおなごじゃ耐えられんじゃろうの」

やはりドワーフの女がいい、と1人うなずくガルフであった。
もっとも同職のブラックスミスには人間の女性が結構な数を占めるのも事実であるが。

「ふむ……とりあえず耳を調べてみるぞい」

今日最大の仕事が残っている。とにかく見ないことには判らないので、ここがチャンスとばかりルーネに近づく。
元がドワーフ故に気配を殺しているつもりで全く忍んでないが、よほど熟睡しているのか蒼い髪は全く動かない。
こっそり、というかがっちり、耳をつかむ。ぴくりと反応するも、やはり起きる気配はない。
細工を見るような目でミミの構造をじっくり眺める。
普通の猫と大差はなさそうであるが、そこまで猫の耳を凝視したこともなく。

「さっぱり判らんぞい……困ったのぅ」

顔を近づけてまじまじと見る。外見細身の女であるガルフがルーネの耳を覗いているのは多分に官能的であるが、残念なことに見学者はいない。
そのうち、ふっと息がかかる。耳がぴくり、と揺れた。
むしろ微かな刺激の方が危険のようである。息をかけないよう、相変わらず無骨な手で耳の付け根を探る。

「う……ん」

女剣士が身じろぎをした。が、ガルフは躊躇することなく耳を探る。集中しはじめたようだ。
どうも耳の付け根付近が固く、ここに何かをすれば補強は可能かもしれない。
ハンマーで叩くか何かガードするものを装着するか、何かを埋め込むか。
いずれにせよルーネが悲鳴をあげるのは間違いない。
身近に大きな危険が迫っているのも知らず、女剣士は時折気持ちよさげに喘ぎ声を洩らす。
無論、性的な快感ではなくマッサージ的な心地よさである。えろすは程々に。
しばらく手で耳を撫でたり押したりするも、何らヒントが見えてこない。
ガルフが諦めて手を離した、その時。

ぴょこん。耳が大きく揺れた。
「………ん?」

気のせいか、耳の毛並みがよくなったようである。
少し毛が艶っぽくなり、しなやかさを備えたというか、その。

「何か変化したかの」

試しに耳の裏を触ってみる。先程より手触りがいい。
感触のよさに思わず何度も耳を撫でてしまう。

「うん………」
色っぽい声が漏れる。男が聞けばさぞかし本能を刺激されるだろう。
やはり興味のかけらもないガルフは手先に神経を集中させる。
この時だけは、無骨な手先がまるで魔法のように器用になるのだ。
これがドワーフの名工たる所以である。

ぴょこん。

また大きく揺れた。何かが変わったのだろうか。
今度は毛並みではないようである。手を離し、注意深く耳を観察するが変わったことはない。

「ふむ…何かがおきたようじゃがの」
そう独り呟くと、反応がかえってきた。

「うーん……なぁに、大きな声出して……」
蒼い髪が大きく広がる。ルーネが頭をあげ、大きく伸びをしたのだ。
その拳が危うくガルフの鼻先をヒットするところであった。

「ほい、いきなり動いたら危ないぞい!」
非難の声をあげるとまたもルーネが顔をしかめる。
「だから、そんな大声出さないでよ!全く、頭痛いなぁ…」
「別段大声じゃないがの」
ぼそっと呟いたガルフの声。しかし、ルーネにはよく聞こえたようだ。
「だーかーら!せっかくいい気持ちだったんだから、もっと寝かせてくれても…」
恨みがましい声は中断された。
周りをきょろきょろと見渡す。蒼い髪がふわり、と広がり爽やかな香りが広がる。
「……あれ?なんだか明るくなった?」
「んー、そんなことはないぞい。ランプは付けたが昼よりは暗いはずじゃの」
「おっかしいなぁ、いつもより明るく見えるんだけれど。…それに、臭いし」
「作業が進まんかったから、薬品類を使う作業はしとらんぞい」
「そうなの?うーん、なんだか不思議。まるで感覚が鋭くなったみた……まさか」
ハッとした顔でルーネは立ち上がる。
何かを確かめるように己の手足を動かすと、すらりと剣を抜いた。
そのまま気合を軽くこめて横へ薙ぐ。
慌てたガルフが後ろへひっくり返り、さまざまなものが墜落した。
「いきなり剣を抜かれると困るがの!」
少々怒りをこめた声。しかしルーネは呆然と自分の剣を見ているだけである。

「………軽い。軽いよ、軽い!」
「何がじゃの」
「剣が、だよ。いつもよりはっきり軽い!それに、遠くまで見えるようになってる!」
「………気のせい、じゃないかの」
「違うよっ。なんだかよく判らないけれど、身体の調子がよくなったみたい!」
そう言うと飛んだり跳ねたり、まさにはしゃいでいる。
何かがよくなったようだ。これも先ほどの耳マッサージ効果、だろうか。
「耳もよくなっているみたい。ひょっとしておねーさんが寝ている間に?」
そう問う瞳はきらきらと輝いている。無礼な物言いであるが、根は純粋なよい娘のようだ。
こんな眼差しで見られると、性別種族を問わず返事がし辛いのも無理はなく。
「んー、んーと、そうじゃの、少しは触ったんじゃが…」
「やっぱり!ありがとう!こんな変化があるなんて思ってなかった!」
興奮気味にまくしたてる様子は可愛らしい。
ガルフは圧倒され、細かい説明する機会を失ってしまった。
本音のところは日が沈んだ今、早く酒が飲みたかったということかもしれないが。

結局、興奮が醒めるまで話を聞く羽目になる。
ようやく独りになり工房の鍵を閉めた頃には夜の帳がいよいよ厚くなっていた。

「全くうるさい依頼人じゃて。まあ………たまにはいいかの」

最近お気に入りの酒を盃に満たしながら、目を細める。
依頼人が喜んでくれれば、細かいことは忘れられる。
それはこの仕事の醍醐味の1つであった。
静けさを取り戻した工房は、やがて眠りにつき。
また新たな依頼を待つ――――

(Eno 289 ルーネさんをお借りしました。ご依頼ありがとうございました!)
今回の滞在
戦場アナ
「今回の攻略拠点は「常闇の祭祀殿-交信の門」ですね」
召喚士
「時間になったら集まるのよ」
  • 自制なき学院-英知の在処に滞在します。
Message(Personal)
取引メイ
「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」
取引メイ
「メッセージは届いておりません」
Message(Linkage)
召喚士におねがい
新たな力を得るため。召喚士のところに赴きました。
召喚士
「エクステンションが希望なのね?」
召喚士
「儀式の実行には魔石が必要よ。魔石の準備は出来ているかしら?」
  • の魔石を450個預けました。
  • の魔石を450個預けました。
  • の魔石を356個預けました。
  • の魔石を400個預けました。
  • の魔石を450個預けました。
  • の魔石を500個預けました。
  • の魔石を394個預けました。
召喚士
「併せて3000ね。充分よ」
召喚士
「……」
召喚士
「…」
召喚士
「こんな所かしら」
エクステンションにより、アビリティスロットが拡張されました。
  • の魔石が450個無くなりました。(910460)
  • の魔石が450個無くなりました。(968518)
  • の魔石が356個無くなりました。(3560)
  • の魔石が400個無くなりました。(689289)
  • の魔石が450個無くなりました。(924474)
  • の魔石が500個無くなりました。(1000500)
  • の魔石が394個無くなりました。(983589)
  • Ability Setting
    • 依代のアビリティ「テンコ主任のお墨付き」を装備しました。
    • No1のアビリティ「ドワーフの魂」を装備しました。
    • No2のアビリティ「ATKゲイン」を装備しました。
    • No3のアビリティ「防具活用修練」を装備しました。
    • No4のアビリティ「武器活用修練」を装備しました。
    Item Setting
    • 主力装備は「水打ちの槌」です。
    • 補助装備は「バトルシールド」です。
    • 身体装備は「剣闘士の鎧」です。
    • 装飾装備は「紫色の指輪」です。
    Skill Setting
    • 牽制のスキルが未設定です!
    • 本命スキル「大回転ハンマー」を準備しました。
    • 必殺スキル「ぶちかまし」を準備しました。
    アイテム工房
    テンコ主任がやってきました。
    テンコ主任
    「工房を借りたいようじゃな」
    テンコ主任
    「さて、今週の仕事じゃ」
    テンコ主任
    「……ふむ、アクセサリ工房を使いたいと申しておったな」
    テンコ主任
    「よかろう、大事に使うのじゃぞ」
    テンコ主任
    「今回はこんな感じの設定で受注するぞ」
    • 工房としてアクセサリ工房を使用します。
    • 工房スロット1を受注解放します。
    • 工房スロット2を受注解放します。
    • 工房スロット3は受注解放しません。
    • 受け付ける魔石の色はとします。
    • 工房スロット1……紫色の指輪は設置できません(種類)。
    • 工房スロット2……剣闘士の鎧を設置しました。
    • 工房スロット3……アイテムを設置しません。
    テンコ主任
    「ふむ。工房の準備が整ったようじゃな」
    テンコ主任
    「さて……オヌシの手数料じゃが。今回は魔石290ということで募っておこう」
    テンコ主任
    「依頼があれば回してやろう。精進しつつ待っておれ」
    ………
    ……
    テンコ主任が戻ってきました。
    テンコ主任
    「調子はどうじゃ。今週の発注を伝えに来てやったぞ」
    テンコ主任
    「発注は4件じゃった。ほほう、枠を超える依頼が殺到したようじゃのう。喜んでよいぞ」
    Schedule
    • 大けがをしています。自動的に二日間の休憩が選択されます。
    • 疲労しています。自動的に休憩が選択されます。
    • 1日目は休憩です。
      • HPが回復しました。(01869)
      • EXPが変化しました。(183188)
    • 2日目は休憩です。
      • HPが回復しました。(18692670)
      • EXPが変化しました。(188193)
    • 3日目はアイテム工房です。
      • HPを消費しました。(26702403)
      • EXPが変化しました。(193223)
    • 4日目はアイテム工房です。
      • HPを消費しました。(24032136)
      • EXPが変化しました。(223253)
    • 5日目はアビリティ研究です。
      • HPを消費しました。(21362002)
      • EXPが変化しました。(253263)
    • 6日目はアビリティ研究です。
      • HPを消費しました。(20021868)
      • EXPが変化しました。(263273)
    • アイテム工房『山の民の装飾工房』での活動結果
      • 鋼鉄の肉体を強化……
        • 性能が03になりました。(過剰強化度078.4%)
      • DG細胞を強化……
        • 性能が03になりました。(過剰強化度078.4%)
    • アビリティ熟練度変化……
      • テンコ主任のお墨付きが熟練されました。(20.4%23.2%)
      • ドワーフの魂が熟練されました。(79.2%80.8%)
    • スキル熟練度変化……
      • スキルの熟練はありません。
    Lvup

    レベルアップしました(EXP-260)

    • 「紫色の指輪」の効果でATKの変化率が高まっています。

    能力値成長前成長後変化値成長限界
    LV002900300010036
    HP133513650301565
    DEF029903050060390
    HIT028902950060390
    INT001000100000020
    RES004200460040250
    ATK041104210100490
    SPD018501890040280
    LUK027902850060390
    アイテム工房(支払&次回の予定)
    テンコ主任がやってきました。
    テンコ主任
    「調子はどうじゃ。今週の報酬を授けに来てやったぞ。受け取った魔石のうち、50%がオヌシの取り分じゃ」
    • めい(E-No.447)からの報酬を受け取りました。
      • の魔石を100個獲得しました。(500600)
      • の魔石を150個獲得しました。(589739)
    • アルフェ(E-No.186)からの報酬を受け取りました。
      • の魔石を25個獲得しました。(025)
      • の魔石を150個獲得しました。(600750)
      • の魔石を26個獲得しました。(739765)
    テンコ主任
    「さて……次回のオヌシの手数料じゃが」
    テンコ主任
    「腕を上げたようじゃのう。今の腕前であれば、手数料は魔石300といった所になるな。腕は安売りできないのじゃ」
    テンコ主任
    「次回はこんな感じの設定で受注するぞ」
    • 工房としてアクセサリ工房を希望します。
    • 工房スロット1を受注解放します。
    • 工房スロット2を受注解放します。
    • 工房スロット3は受注解放しません。
    • 工房スロット4は受注解放しません。
    • 工房スロット5は受注解放しません。
    • 受け付ける魔石の色はとします。
    攻略の時間になりました!!
    召喚士
    「そろそろ時間よ。集まりなさい」
    戦場アナ
    「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ!!」
    召喚士
    「……落ち着きなさい」
    ホームリザルトキャラクター結果 > 匠を志すものの一週間