Infomation | ||
|
||
Diary | ||
乾いた発砲音も、薬莢が跳ねる音も怒号に掻き消された。 普段は閑静であろう書架は、今はまさに戦場の体を成している。 押し寄せる人並み、それを止める人垣。 その様は何かに似ているな、とクロウ=アルマロスは思った。 冊子を踏み荒らし、人が押し寄せる。 あらん限りの声で何かを繰り返し叫び、人波を止めようとする。 突貫する者、体を張って止めるもの。 怒号の嵐、入り乱れる異国の装束と喧騒。 「あぁ、そうか」 これはまるで、真夏に聖地で行われるやり取りとまるで同じじゃないか。 「だ、が。ここにはルールもマナーも不要だな――押し通るっ!」 手に持つDSのBボタンを長押し。アクセル全開で倒れた書棚を駆け上り、跳躍! 刹那の浮遊感と着地の振動。軋むサスペンションに無理を言わせて急旋回する。 視界に捕らえる、空飛ぶ本。すかさすYボタンを連打! カートの機銃が連動して射撃し、魔道書の表紙に穴を穿つ。 続け様に白刃が、銃撃が、魔術が殺到。魔本を紙屑に変えた。 「ロボはまだ、立っているのか?」 カートを走らせ、それらしき影を探す。 が、視界に入るのは別の敵影。舌打ちを噛み殺してカートを滑り込ませる。 「何をしているのですか、まだお仕事は終わっていませんよ。 さっさと終わらせて、手伝ってください」 「いや待て、ここでそれは困る」 通信装置に向かって怒鳴るが、答えは聞いてない、とばかりに 今日何度か見てきた光を放つカート。 敵が次々とその光に呑まれ、消えてゆく。 多分、自分もそうなるだろう。短いかものはしの足で逃げるのは無理がある。 覚悟は一瞬。 「〜♪」 青い光の中に射す人影。 気が付けば、カートから投げ出されていた。 「……誰かは知らないが、感謝する」 戦闘が終わりを告げたのは、その数分後の事だった。 灰髪の主の部隊は無事敵戦力を撃破したらしい。 その痕跡たる、足元に転がるロボの残骸を蹴り上げた。 「間に合わなかったか。まぁしょうがない。 どれ、暇だから物好きの様子でも見に行ってみるか」 騒々しい音を立てて崩れ落ちるガラクタの山。 それに背を向け、拠点の医療テントへとカートを向けた。 |
||
今回の滞在 | ||||||
|
||||||
Message(Personal) | ||||||||
|
||||||||
Message(Linkage) | ||
|
||
不要アイテム引き取り | ||||||||
|
||||||||
Market | ||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
Ability Setting | ||
|
||
Item Setting | ||||||||||||
|
||||||||||||
Skill Setting | ||
|
||
Schedule | ||
|
||
Event | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
攻略の時間になりました!! | ||||||||||||
|
||||||||||||