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| 通り名 | 正義の味方 | 称号 | 防衛神<16位> | 依代のクラス | バーサーカー | 依代の種族 | カレイディアン |
なんにちかがすぎました おんなはなんども きかいのまえにあらわれて いつもためいきついてさっていきます
「ばかなこね」
いつもかなしそうにそういうのです
きかいはすこしずつ からだがうごかなくなっていきました
はじめはさぎょうようのちいさなうで つぎはうしろをみれるべんりなめ きょうはみぎあしのしゃりんふたつ
きかいはこまりました しゃりんがうまくまわらないと うごくのがとてもたいへんだから
それでもきかいははたらきつづけました あなをほり じゃまなすなをうごくみぎうででどけ うごかないあしをひきずってすすみ またあなをほる いつものばいのじかんがかかります きかいはとてもこまりました
「ときがせまっているのよ あなたのいのちがおわるときが」
きがつけばいつものおんながいます おんなのかおはいつもとちがって しずかなむひょうじょうでした おんなはいいます
「これがさいごのちゃんす わたしのまほうなら あなたののぞみをひとつだけ なんでもかなえてあげられる だからのぞみなさい あなたのねがうことを あなたがいまこまっていることを」
おんなはそこまでいって いつものかおでうつむいてしまいました
「ただし」
けれどつぎにきかいにむけたかおは やっぱりむひょうじょうでした
「まほうにはだいしょうがひつようよ それはきっとあなたのだいじなものを うばってしまうわ たとえそれがすりきれていろあせた とおいむかしのおもいでだろうと」
(見覚えのある番組だ。) (またチャンネルを間違えたらしい) |
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