ルージュの一週間

「今回の攻略拠点は「自制なき学院-気鋭の門」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「メッセージは届いておりません」

「……悪いわね。今週はアシスタントの指導に忙しいからコンファインできないわ」

「ちゃんと稽古はしておるかのー？」

「ま、拳で語って貰おうか。構えるのじゃ」

「ほほう……どうやら格闘修練を極めたようじゃな」

「いいじゃろう。以後、七法天拳の門弟と認めてやるのじゃ。この拳は証として『七法・天檄剛掌』を名乗ることを許してやろう」

「その拳はまだまだ磨き上げることが出来る。今後も稽古に励むのじゃぞ」

「……どうやら相当に気に入られてしまったようですわ。もう、わたくしが何しても無駄でしょう」

「マセキマセキ！」

「ねえアナタ、魔石がいっぱい食べたい？」

「たべたいむー！」

「それじゃあ、この人を幸せにして差し上げなさい。そうすれば、もっとたくさん魔石をもらえますわ」

「ほんと!?　がんばるむー！」

「……ということです。健闘をお祈りいたしますわ」

「私の方も、折を見て研究を続けさせていただきます。本格化するまでに間に合えばいいのですが……」

「マセキマセキ！」

「わーい」

「ウマーウマー」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」