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Diary | ||
【3日め】 目が覚めるのが怖くないんだから、きっと死ぬのも怖くないんだろう。 そんなことをぼんやりと思いながら、俺は大きく息を吐いた。 (・・・あまり動かない方がいいよ。かなり壊れちゃったから) 壊れたのは依代の・・・つまり彼女の自身の体だろうに。 他人事のように淡々と、少女はちいさく言う。 (避けるの下手だね。あんなに素直にダメージ受ける人も珍しいって、召喚士が言ってた) 「じゃあアレ、夢じゃなかったのか」 全く。 もうちょっと役に立つと思っていたんだけど、見込み違いだったかしら。 まぁせいぜい働くことね。 諦めて投げ出したって、私の知ったことじゃないけれど。 そう言いながら、倒れた俺の掌に魔石を握らせて。 煙のように消え去った、白い髪の少女の幻影。 夢にしろ現実にしろ、寝覚めが悪いことこの上ない。 「召喚士っつーより、女王様のが似合うんじゃねーの。 ったく、なんであんな女を守って戦わなきゃならねーんだ。理不尽だ」 頭の中で、困ったような声が響く。 (・・・そんなことないよ。あの人は守るに値するひとだもの) 「そうか? 勝手に俺を呼び出して、勝手に条件付けて、勝手に生死の狭間に蹴り込んで。 俺に選択の余地全く無いんだから、理不尽以外のなんだっつーんだ」 (理由は・・・あるよ。あなたにも、みんなにも。 誰でも良かった訳じゃない・・・あなたや、彼らじゃなくちゃならない訳があるの) 「その訳ってのは何なんだ?」 (・・・) 少女は黙り込む。 いつもこうだ。 意味ありげなことは言うくせに、肝心なところは絶対に言わない。 黙り込んだまま、困ったような哀しげな少女の波動が頭の中に広がって、俺はその湿っぽさにうんざりして、先を聞く気が失せてしまう。 いつもこうだ。 この依代と話し込むと、いつもこんな風に終わる。 俺はこの少女の、そういうところが大嫌いだった。 |
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